80's CM




 乾燥した連休明け、ようやく雨ですね.
 ボクの県内ニュースでも、山火事などのニュースがたくさん・・・・空気乾燥しているので、すぐに燃え広がってしまいますよね.
 まぁ、恵みの雨といったところでしょうか.


 最近は全くと言っていいほどテレビ見ないのですが、たまに見ても面白そうな番組がないですねー.
 それに、なにかいい CM も流れていないようですし・・・・



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 すごいなー、この CM !!
 1989 年の CM のようです・・・なんとなくですが、記憶に残っています.
 80 年代を締めくくるにふさわしい CM ですね.
 でも Miles がまだ喋っている間に、ナレーション入れちゃってもよかったんでしょうか・・・??

 ということで、今夜は '80 年代の懐かしい CM を少しばかり.

 やっぱりこの時代は、サントリーでしょう.
 群を抜いてカッコイイと思います・・・・というか、こういう場所 (You Tube など) に残っている玉数が圧倒的に多いんですよね.




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 まずは Suntory White Whisky から、Herbie Hancock です.
 サントリーには、こういったカッコイイ CM や、グッとくるような CM がたくさんありますよね.
 もう一本、White !!




 これもいいのです、同じシリーズで他にもあります.
 実はこの曲捜しています!!
 この曲は CM 用のオリジナルなのか、アルバムに入っているのかもわかりません.
 どなたか教えてください・・・・・・お礼は「ありがとう」としか言えませんが.
 似たような CM で、キリンラガービールの CM があります・・・こちらは、いかりや長介氏がベースを弾いていました.

 サントリーといえばやっぱり、Old Whisky ですね.
 あの、「夜がくる」のメロディです・・・・・・





 この曲は、長塚京三シリーズ、田中裕子シリーズ、最近の國村準シリーズなど、たくさんいい CM があるのですが、あえて LEE VAN CLEEF です.
 こういう CM 見て郷愁を感じてしまう年代になってしまいました.
 この CM が流れていた頃は、今の歳になるなんてこと考えてもいなかったなー.

 最後は、おなじみの JR 東海です!!



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 もうなんも言うことないくらい、有名な CM ですね.

 この当時は、記憶に残る CM がたくさんありました.
 感動しちゃうようなものまでありましたよね.
 こんな映像ばかりを、最近は集めています.
 次から次へと、「あっ、こんなのもあったよねー」という感じで、懐かしさいっぱいです.

 大事なのでもう一度言っておきますが、Ron Carter の曲知っている方おいででしたら、ぜひ教えてくださいね.
 この CM 流れている頃は、ちょうどジャズから離れている頃でしたので・・・・言い訳しておきます.


 追記 ******
 曲名を教えていただきました.
 "The Man With The Bass / Ron Carter" というアルバムの、"Double Bass" という曲のようです.
 現在廃盤になっているようで、中古品しか探すことができませんでしたが、一応購入予定です.
 ただ、このジャケットは・・・・まったく記憶にありませんでした.


The Spoiler + CD派

 今日も暑いですね・・・・夏のような挨拶になってしまいました.
 突然ですが・・・ボクは元来、出不精です.
 だから、初めての場所などは・・・・苦手です.
 ただ、講習会などは初めての場所でも全然平気で、仕切ってしまいますが.


 一応ジャズを中心に聴いていますが、ほとんど(すべてと言ってもいいくらい) CD ばかりです.
 ライブは・・・・・・・


 ・・・・今はいいですかね.


 まず住んでいる場所の問題があります.
 新幹線で 1 時間ちょっとで東京に行けるのですが、ライブだけのために行こうというような気力も正直ありません.
 ましてや初めてのライブハウスやコンサートホールなんて・・・・・結構ストレスを感じちゃいます.
 初めての ONGAKU ゼミナール のように、会場のドアを開けるまでに、ドキドキしてしまいます.
 だから、ボクのジャズは CD で十分満足なのであります.
 「ジャズはやっぱり生に限るよねー」とか言う声が聞こえてきそうですが、それはそれ.
 もちろん生で聴く良さは、過去にも嫌というほど聴いていますので、ライブについては完全に肯定しちゃいますが、今のボクにとっては CD だけで十分です.
 "いつもの小川さん" のブログにはたくさんのコンサート・レビューが書かれていますが、CD に収められている思い出という名の過去の恋人を、このまま追い続けていくのもいいと思っています・・・・開き直りじゃないですよ.


 最近はそんな恋人たちの中に、BLUE NOTE や Miles Davis のアルバム、さらには今まで頑なに拒んで聞かなかったようなアルバムまでが、どんどん仲間入りしています.
 思い出と言っても、古いものばかりでなく新しい思い出もあるので、それはそれでいいことでしょうか.





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  " The Spoiler / Stanley Turrentine "




  1. The Magilla
  2. When The Sun Comes Out
  3. La Fiesta
  4. Sunny
  5. Theme From "The Oscar" (Maybe September)
  6. You're Gonna Hear From Me




  Blue Mitchell (tp), Julian Priester (tb),
  James Spaulding (as. fl), Stanley Turrentine (ts),
  Pepper Adams (bars), McCoy Tyner (p),
  Bob Cranshaw (b.el-b), Mickey Roker (ds),
  Joseph Rivera (shaker.tamb), Duke Pearson (arr)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, September 22, 1966.





 このアルバムもボクにとっての新しい思い出の一枚.
 でもジャズ初心者のみんなは、このあたりのアルバム(BLP 4200 番台)ではなく、もう少し前のアルバム辺りがいいんじゃないでしょうか.
 これはモダン・ジャズらしさを求めるならという意味です.
 Turrentine らしさは、4200 番台のアルバムを聴いても十分に堪能できるはずです.
 いつになっても Turrentine は Turrentine なのであります.
 ただ、このあたりになってくると 16 ビートや 8 ビートを使った曲も多くなるので、俗に言うところの "シリアスなジャズ・ファン" からは煙たがれてしまうかもしれません.
 ボクも過去には Turrentine というだけで聴きませんでしたから(笑)




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 このアルバムと、"Rough 'N Tumble" は兄弟のようなものです.
 2 枚ともほとんどメンバーも一緒で、アレンジも一緒です.
ビッグ・バンドとはいかないものの、大人数の編成でアンサンブルを奏でていますが、先日書いた Miles Davis の Gil Evans のアレンジとは感じが全く異なります.
 ストリング・アンサンブル的な響きではなく、ホーン・アンサンブルそのものです.
 アレンジしたのは Duke Pearson なのですが、この人は、ボクにとって多くのほとんど聴いたことないアーティストの一人なのです.
 なぜか、今まで聴いたことがありません・・・・・ちょっと違いました、記憶にないが正解です、少なくても "Hush" は幾度と聞いたことがあるはずです.


 このアルバム "La Fiesta" がいいです.
 こういった小難しくないジャズも最近は許容しまくりです.
 次の "Sunny" のアレンジは、ボク的にはあまり好きとはいえません.
 このアルバムは、アルバムとしてはいろいろな感じの曲がてんこ盛り状態という感じでしょうか.
 決定的名盤とは言い難いのですが、悪くもないですね.
 ただ Turrentine はこれより前か、これよりずっと後の CTI 辺りのほうがボクは好きです.
 どうもこの 2 枚のアルバム辺りは・・・・・悪くはないけれど、という感じですかね.
 ところで、このアルバム・タイトルの意味って何なんでしょう・・・・よくわかりません.




 Duke Pearson の "Profile" 、 "Tender Feelin's" 、 "Wahoo" と、ジャケットが結構気になってはいるのですがどうしてもクリックできません.
 1,100 円で出ていることですし、思い切ってクリックしようかな ・・・・・・



 今日は超ハードな一日で、肉体的にクタクタです.
 なので、早めに休もうと思います ・・・・・・ おやすみなさい.

On Time, Black Sunday !

 今日も夏のようなお天気でした.
 ウォーキングも半袖ポロで十分.
 紫外線浴び浴びなのですが、そんなこと気にしません.
 これからどんな梅雨や夏になるのかまったく予測不能ですね.





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   "On Time / Grand Funk Railroad"




  1. Are You Ready
  2. Anybody's Answer
  3. Time Machine   
  4. High On A Horse
  5. T.N.U.C.      
  6. Into The Sun
  7. Heartbreaker
  8. Call Yourself A Man
  9. Can't Be Too Long
  10. Up's And Downs




  Mark Farner (g,vo), Mel Schacher (b), Don Brewer (ds)
  (1969年発売のデビュー・アルバム)





 最近ジャズの話題 (特に Miles Davis) が続いたので、ちょっと違う話題などを.
 暑い夏には、こういったサウンドが結構様になったりします.
 Ford Mustang GT390 が当時のアメリカン・マッスル・カーだとしたら、このグループこそアメリカン・マッスル・ロック・グループでしょうね・・・・・あっ、あくまでボク的にですので.
 久しぶりに棚から出してみました・・・・・


 まずこのグループのアルバム・ジャケットがいいです.
 一番好きなのはずっと前にも書いた、"Live Album" ですが、"Closer To Home"、"Survival"、そしてこのアルバムなど、結構イケてる (・・・死語??) と思います.
 この 3 人、ビジュアル的にかなり違うのですが、なぜか 3 人一緒になると決まってしまいます.


 音楽は、難しいこと考えないでとにかく聴くだけ、という感じのストレートなロックです.
 圧倒的なパワーと、派手なパフォーマンス、そして絶叫ですか・・・・・難しいことなんかなんにもありません、このあたりがアメリカン・マッスルの真髄でしょうね.
 でもちょっと聴いてみると、Blues, R&B, Country っぽいフレーズが至る所に散りばめられています.



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 一曲目の "Are You Ready" を聴いただけで、このグループがある程度分かってしまいます・・・・それほど、このデビュー・アルバムの一曲目は強烈なストレートです.
 そして "Heartbreaker" でしょうね・・・ Zeppelin に対抗したわけではないでしょうが.
 これは名曲ですね・・・・・うん!
 ボクには、"Free Bird / Lynyrd Skynyrd" に匹敵するくらいの名曲の一つですね・・・・・あっ、あくまでボク的にですので.
 どうも最近のロックって、技術的に難しいことをやったりしているんだけれど、単純にストレートなもののほうがいいですね.
 基本的に音楽の難しい部分をボクは理解できないので、単純明快に軽快なものが似合っています.
 そういえば、彼らの 5 枚目のアルバム "Survival" には、 The Rolling Stones の "Gimme Shelter" が入っています.
 この曲がいいんだなー!!
 原曲をほとんど崩してはいないんだけれど、GFR らしさがでていて、大好きです.


 タイムズ・スクエアで爆発物を仕掛けた車が見つかった事件・・・・なにか人間って同じことばかり繰り返していますね.
 いまだに爆弾テロ・・・・・ここから何が生まれるんでしょうか?
 ボクは平和な、ぬるま湯のような "日本" という国にいるからわからないだけでしょうか・・・・.





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 この事件を聞いて、ふと "Black Sunday" という映画を思い出してしまいました.
 この映画って、たしか日本で公開されるときになっていろいろな問題から、上映中止になったんですよね.
 今では DVD にもなっています.
 映画自体は、アクション映画としては結構できがいいと思います・・・特に Robert Shaw がいいんですね.
 原作は Thomas Harris の同名小説で、これがまたおもしろかった・・・・彼はハンニバル・シリーズでブレイクしましたよね.
 これもすべて読んでしまいました・・・・
 実は、先月銀座の le sept へ行った時に流れていた映画 "ふるえて眠れ" に、若き日の Bruce Dern が出ていたんですが、どの映画に出ていたか思い出せなくて、家の DVD でようやく思い出した次第です.


 ロックから、シリアスな話題、そして最後は映画の話でした.
 明日は "子供の日" ですが、ちょっとお仕事です.
 明日も暑くなりそうですね・・・・


 "Only In America / Brooks & Dunn" が似合いそうな日になりそうです.

Miles Ahead + G.W.

 今日は暑いという言葉がぴったりの休日でした.
 雲ひとつない青空、ちょっと焼けつくような日差しが・・・・小さい子供がいる家庭は大変ですよね.
 混んでいるのを承知で、どこかに遊びに連れて行ってやらなくちゃいけない.


 ボクの場合は遠い過去になりましたが.





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  "Miles Ahead / Miles Davis"




  1. Springsville  
  2. The Maids of Cadiz
  3. The Duke  
  4. My Ship
  5. Miles Ahead 
  6. Blues for Pablo
  7. New Rhumba   
  8. The Meaning of the Blues 
  9. Lament
  10. I Don't Wanna Be Kissed
  11. *Springsville (alt-tk)  
  12. *Blues for Pablo (alt-tk)
  13. *Medley:
     The Meaning of the Blues / Lament (alt-tk)
  14. *I Don't Wanna Be Kissed (alt-tk)

   (* Not on original LP)




  Miles Davis (flh), Ernie Royal (tp), Bernie Glow (tp),
  Louis Mucci (tp), Taft Jordan (tp), Johnny Carisi (tp),
  Frank Rehak (tb), Jimmy Cleveland (tb), Joe Bennett (tb),
  Tom Mitchell (tb), Tony Miranda (frh), Willie Ruff (frh),
  Bill Barber (tuba), Romeo Penque (fl,cl,bcl,oboe),
  Sid Cooper (fl,cl), Lee Konitz (as), Danny Bank (bcl),
  Paul Chambers (b), Arthur Taylor (ds), Gil Evans (arr,cond)





 録音年月日と詳細なメンバーについては、いろいろな本を参考にしてください.
 ちょっとメンバーが変わっていたり、録音も数日に渡っていますし、さらにはオーヴァーダビングまでしているようですので、ここではそこまで書きません.
 初心者としては、そこまで突っ込んで知る必要もないでしょう・・・・かなり、言い訳じみています.


 このアルバムの想い出は・・・・・・・・ジャケットですね.
 ボクの知っているジャケットはこれじゃなかったもの.




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 これです!

 アルバムの演奏は全くと言っていいほど記憶にないのですが、ジャケットは鮮明に憶えています.
 だって、俗に言う "ジャズっぽくない" じゃありませんか.
 昔最初に見たとき 「なにっ、これ?」 です.

 で、"Complete Columbia Album Collection" 購入で久しぶりのご対面.
 なんでジャケット違うのよ、っていう感じです.
 今になると、あのジャケットのほうがよかったなー・・・・・かなり勝手です.
 このジャケットのことは "Complete Columbia Album Collection" 付属のブックにちょっとした解説が書かれていました.
 最初のジャケットは Miles が映っているものでしたが、リリース直後 Miles の意向でヨットのジャケットに変更になったようです.




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 さてさて、このアルバム・・・・・・どうしてどうして、いいです.
 いつもの Miles よりも音色が甘いんです、これはフリューゲルホーンで吹いているからですよね.
 そして、このビッグ・バンドから流れ出る音が物凄く繊細で美しいんです.
 "いつもの小川さん" の著書 "マイルス・デイヴィスの真実" の p.180 にしっかり書いてあります.

 そうです・・・・・普通のビッグ・バンドとの大きな違いがこのストリングスを思わせるようなサウンドでしょう.
 この p.180 は、ボクの感性とぴったり一致していて・・・・・初心者のボクでも思わず 「うんうん、そうそう・・・・そのとおり」 なんて思ってしまいます.
 1 曲目の "Springsville" や、 8 曲目の "The Meaning of the Blues" のような、いかにもビッグバンドといったようなホーンアンサンブルがところどころにされていますが、淡々と吹く Miles との絶妙のバランスがいいんです.
 かと思うと、2 曲目の "The Maids of Cadiz" なんかは、"Sketches Of Spain" を彷彿させるような感じですし・・・・.
 この絶妙のバランスが、一般的なジャズ・ビッグバンドのサウンドとは全く別のものを作り出しているような気がします.  
 先日少し書いた Lalo Schifrin のサウンドとはまったく違います.


 最近、こと Miles に関しては、きちんと年代を追いながら、"マイルス・デイヴィスの真実" を参考にしながら聴いていますが、改めて "Complete Columbia Album Collection" の偉大さを感じています.
 これって、ものすごく音楽的な変貌がよくわかります.
 このボックスは、ボクを含めたジャズ初心者にも自信を持ってお勧めします、ついでに "マイルス・デイヴィスの真実" を買って、この本に合わせながら聴いていけば完璧でしょう(笑).
 さらにはブログかなんかに思ったことを書いてみれば、気分は一人前のジャズ・ジャーナリストですね・・・・・(笑)

 ただ、そういった目的みたいのを持っていると、何度も同じアルバム聴いたりするので、見えなかったものも、だんだんぼんやり見えてくるようにも思います・・・・・あくまで、推測ですが.
 せっかく買ったアルバム、やっぱり聴かないとねー・・・・・・ちなみに、"Miles Ahead" は今日だけでも 10 回くらいリピート再生されています.





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 世間はゴールデン・ウィークですね.
 いつものウォーキング・コースも、ふだんより人影が多めです.
 天気もいいので、家族連れが芝生で昼食なんかとっていました.
 写真はコースわきの林ですが、普段人影などまったくないのに、今日は木陰でキャンプをしている家族が結構多いですね.
 ここには BBQ できる場所もありますし、歩いて2・3分のところには温泉施設もあります.
 ボクはいつも歩いている場所なので、それほど新鮮さはありませんが、都会から家族で来たりすると、かなりいい場所に思えるかもしれません・・・・池もあるし、温泉もあるし、BBQ も、芝生の上でキャンプもできますしね.


 相変わらず、ノルディック・ウォーキングしているのはボク一人・・・・.
 いまだにちょっとばかり変わった (?) 目で見られるような気がします(笑).
 いつも最初の 2 周くらいがきついのですが、その後は結構歩けます・・・・特に今日のような青空が広がっている日は.

桃屋 + Bullitt + Mustang GT390

 今日もいいお天気でした、きっと行楽地は人・人・人・・・でしょうね.
 お天気がいいので、やりかけの雑用を外で片付けて、その後は 2 週間後の講習会の資料作り.
 午前中結構お仕事が捗ったので、午後はまったり状態.
 5 月になったので、ブログのマイナー・チェンジもしたりして・・・・




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 突然ですが、ラー油です!
 桃屋の "辛そうで辛くない少し辛いラー油" です.
 これって、もう、かなり有名ですよね.
 とても店頭では買えそうも有りません.
 ヱスビー食品からも似たようなものが出ていますが、同じくほとんど購入できない状態です.
 少し前に、職場の後輩からエスビー食品のものを少しいただいて、食してみましたので、次は桃屋・・・・ということで、ネット・オークションで定価よりちょっと高めのものを購入しました.



 味は・・・・・・・ほとんど同じですね.
 テレビなどでは 「ご飯にそのままかけても超ウマイ」 というようなことがずいぶん言われていますが、ボクはそんなに大騒ぎするほどのものではないような気がしました.
 かなりラー油が後をひきます.
 きっと一年もすれば店頭で買えそうですね.
 まぁ、軽くブームに乗ってみました(笑).




 先日銀座の le sept で話題になった・・・・というか、ボクが無理やり勧めたんですが・・・・






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   "Bullitt"





  監督 : ピーター・イェーツ
  脚本 : アラン・R・トラストマン 、 ハリー・クライナー
  製作 : フィリップ・ダントーニ
  製作総指揮 : 
       ロバート・E・レリア
  出演 : スティーブ・マックイーン (ブリット)
       ロバート・ヴォーン (チャルマース上院議員)
       ジャクリーン・ビセット (キャシー)
       ドン・ゴードン (デルゲッティ部長刑事)
       ロバート・デュヴァル (ワイズバーグ)
       サイモン・オークランド (サム・ベネット警部)
       ノーマン・フェル (ベイカー警部)
       ジョーグ・スタンフォード・ブラウン (医師ウィラード)
       ジャスティン・タール (エディ)
  音楽 : ラロ・シフリン
  撮影 : ウィリアム・A・フレイカー
  編集 : フランク・P・ケラー (アカデミー賞 編集賞)
  配給 : WB7
  日本公開 : 1968 年 12 月 28 日
  上映時間 : 113 分





 銀座で話題になったことと、ちょうど "いつもの小川さん" がサンフランシスコに行っており、その写真が映画の世界まんまだったので、久しぶりにゆっくり観てみました.
 この映画のことって、前にも書いたような・・・・・・まぁ、いいっか.




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 この映画はやっぱり音楽でしょう.
 ラロ・シフリン の音楽がいいんですよね.
 ラロ・シフリン のアレンジって、本当にこう言ったハードボイルドな映画にビシッと決まるんだよね.
 そして、肝心な部分では音楽が全く流れないのもいいんです、例えばカーチェイスの部分.
 殺人者の車のアクセルが全開になった瞬間から、約 7 分間のカーチェイスの間全く音楽とセリフがなく、タイヤのきしむ音とエンジンの爆音だけ.
 このカーチェイスは、もうあまりにも有名ですね.




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 劇中に登場するマスタング GT390 は、325hp を発揮するハイパフォーマンスモデルで、グレードに記された 390 とは排気量 390 cu.in(キュービックインチ)を表しているそうです・・・・ネット情報です.
 ちなみにカーチェイスの相手は 68 年型ダッジ・チャレンジャーです.
 ダッジ・チャレンジャーは、この数年後 "バニシング・ポイント" で見事スクリーンに復活して大暴れします.
 さらにこの 2 台は、タランティーノの "デス・プルーフ" でも年式こそ違うものの登場します.
 要は 2 台ともにアメリカを代表するマッスル・カーということですね.
 ちなみにボクは、アメリカン・マッスルよりもホンダの軽量・高回転を支持します.


 話が車にいってしまいましたので、スティーブ・マックイーンのことでも.




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 やっぱり、なんといっても、マックイーンです.
 男が見ても、カッコイイと思ってしまいます.
 写真のような、そんなに高くない服を着ていても、サマになってしまいます.
 彼女が、ポルシェを転がすジャクリーン・ビセットでも、ついつい納得してしまいます.
 余計なこと喋らないところがいいです・・・・ボクはいつも余計なこと喋って失敗してます・・・・どうみても接点なさそうな職業なのですが、ここは目をつむりましょう.
 隣のロバート・ボーン・・・・ナポレオン・ソロですね.
 ナポレオン・ソロもよかったけれど、この人はこういった一癖ある役のほうが似合うような気がします.
 この映画でも、いい "憎たらしさ" 出しています.




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 この映画はジャズ初心者にも絶対お勧め!!
 映画全体に、ジャズらしさが溢れてます・・・・なんのこっちゃ.



 ただ今、ボクの PC 画面では、Stevie Nicks が "Rhiannon" で絶唱してます・・・・・やっぱり彼女は妖精です.
 今夜はゆっくり・・・・・・・・・読書でもしようかな.

Milestones + 二胡 + おまけ

 連休はできるだけお仕事 ・・・・
 どうせどこかに行く予定もありませんし、テレビで映る道路渋滞や空港の混雑を見ると、仕事でもしていたほうがずっといいですね.
 そしてみんなが働いている時にお休み貰うことにしましょう.


 4 月は講習が 2 つ、 5 月も講習が 2 つ.
 本当はボクの関わっているコースは 3 つあるのですがさすがに本業との都合で厳しいですね.
 5 月に参加する 2 つのコースともに、マネージメントしているのもボクなので (最近はほとんどマネージメントが主体で、コースで教えるのはわずかになってしまいました) 正直 2 つのコースのマネージメントは大変です.
 受講生数に合わせインスト確保して、それぞれの担当を作って各インストとの連絡など.
 その間に、リアルタイムで受講生のキャンセルがあったり、インストが仕事の都合でこれなくなったり (医師がほとんどなのでこういったキャンセルも結構あります) .

 いつもの小児救急のコースでしたらもう勝手知ったる感じですが、違うコースなんかはかなり大変です
 5 月末のコースは、年に 1 回くらいしか行わないインストラクター養成コースなので指導ポイントや各マテリアルなどの確認をしたりしながら思い出している状態です(汗)
 まぁある意味でリフレッシュを兼ねて行っているようなものですので文句は言えません.
 コース前の今が、一番バタバタして大変な時期です.





 そんな状態で、ゆっくり本を読んでいる暇が見つからないので "マイルス・デイヴィスの真実" は少しお休み.
 最初の来日公演も終わり Sam Rivers のこともちょっとわかったところ、そして黄金のクインテット誕生辺りで小休止です.




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    "Milestones / Miles Davis"





  1. Dr. Jackle -(b)    
  2. Sid's Ahead -(b)
  3. Two Bass Hit -(a) 
  4. Milestones -(a)
  5. Billy Boy -(a)  
  6. Straight, No Chaser -(a)
  7. Two Bass Hit (alt-tk) -(a)
  8. Milestones (alt-tk) -(a)
  9. Straight, No Chaser (alt-tk) -(a)




  Miles Davis (tp), Cannonball Adderley (as),
  John Coltrane (ts), Red Garland (p), Paul Chambers (b),
  Philly Joe Jones (ds)
   (a) Recorded on February 4, 1958.
   (b) Recorded on March 4, 1958.






 スモール・グループによる、モード・イデオリズムが開花したアルバム・・・・・らしいです(笑).
 確かにタイトル曲や "Sid's Ahead" なんかはものすごくいいのであります.
 この二曲については、"いつもの小川さん" も本の中で重要視しておりドンピシャ!
 なんとなく同じでよかったのであります、妙に嬉しかったりして.





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 このアルバムも、以前はタイトル曲の入った B 面中心に聴いていたので "Sid's Ahead" はあまり印象になかったのですが、CD で最初から聴いてみると、単調なメロディのこの曲での Miles がボク的な "スタイリッシュ" でとてもいいんです.
 ただ一つだけ、以前から気になることがあります.
 超有名でたくさんいい演奏を残している人でも、なんとなくその音が苦手な人がいます.
 実は Cannonball Adderley がその一人です.
 どうしてかはわからないのですが・・・・・・苦手なのです.

 ・・・・・そういえば、今日は "マイルス・デイヴィスの真実" は少しお休みと書いたばかりでした・・・・ので、この話題はこのあたりで止め.
 それにしても・・・・ Coltrane 吹きまくりですな.



 今日はいい天気でしたね・・・・・・ならば、ウォーキングです.
 晴れ渡ったそらに、白い雲、風は程よくさわやかです.
 そんな天気の中、いつものコースを歩いていると、どこからか、大陸的なリリシズム溢れる調べが聞こえてきます ・・・・


 ・・・・ すみません、かなり誇張して書いちゃいました.
 本当は、いつもの iPod から "Atlantis / McCoy Tyner" の強烈なビートが流れていました.
 少し歩いて行くといつもアヒルたちが休んでいるベンチに女性が一人.
 最初はただ休んでいるのかなーと思ったのですが、近くで見ると、その昔人気のあった "女子十二楽坊" でも使われていたような楽器を奏でているではありませんか・・・・"奏でる" という表現がぴったりです.




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 とても日本とは思えないような感じ.
 池の周りを一周してきて近くでイヤホンを外すと、まさに "大陸的リリシズム" というような音が流れています.
 これも一つの "モード" ・・・・ まぁ、Milestones とは大分違いますが.
 人見知りですが、ここは勇気をふるって少しばかりお話を.

 いいお天気だったので、外で練習していたようでした.
 楽器の名前は "二胡" というんですね、俗に呼ばれる "胡弓" は誤りのようです.
 聴いたことのある曲でも、こういった楽器で演奏されることによって、まったく別の曲のようにも聴こえてしまいます.
 独特の音階もありそうですね・・・・よくわかりませんけれど、チャイニーズ・モード・イデオリズムとでも言いましょうか(笑).
 いつものウォーキングですが、いつもと違った出会いがあったりして、いつもより楽しい一日になりました.




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 気分もいいし、天気もよかったので、珍しくいつもより多めに歩いて・・・・・・.
 帰りはすぐそばにある地元物産品のお店で、以前も少し書いた "じゃがバタおやき" を昼食.
 "おやき" と言っても、こんな感じ.
 中は、バター風味のジャガイモがたっぷりです.
 2 個で 300 円、高いかどうかは別として、これ 2 つでお腹はイッパイになります.



 "ティファニー" は朝食ですが、昼食は "じゃがバタおやき" です.

"マイルス・デイヴィスの真実" から vol.2

 なんだなんだ、この暑さは ・・・・・
 昨日は結構寒かったのに、日差しが出てきたと思ったら一気に気温が上昇です.
 ゴールデン・ウィークですが、天気はどうなんでしょうか.
 ボクはこの間、休まないで仕事します.
 みんなが仕事しているときに休みますので.


 最近は書籍 "マイルス・デイヴィスの真実" に合わせるように、アルバムを聴いています.
 そうは言ってもずっと Miles ばかり聴いている訳じゃありませんが.
 幸いなことに、この書籍に出てくる大事なアルバムのほとんどが家にありました.
 でも、その "ほとんど" が一度くらいしか聴いていなかったのも事実です (汗).
 偉そうにブログに書いていますが、完璧にわかったふり状態でなかなかわからないのが正直なところですね.
 でも初心者だって成りきっちゃってもいいじゃありませんか、わかったような顔をしながら聴くジャズもいいですよね.


 この本のいいところは、 Miles 自身の言葉が多くの場面で書かれていることでしょうね、それも著者が直接聞いた言葉が.
 ただ、ボク自身もそうですが 20 年も前のことなんて、よっぽど大きなイベントじゃなければ憶えていそうも有りません.
 逆に、自分でも忘れていたりしたことが周りの人のほうが憶えていたり.
 あるいは 「こうだったらよかったなー・・・」 なんていうような願望が、いつの間にか自分の過去のようになってしまったり.
 だから同じ人のことを書いた本でも、いろいろな部分で証言が違ったりするのは当然と言えば当然.
 こんなことは全然許容できる部分です.

 この本を読み始めて、 Miles 自身の言葉の部分でなんとなく Miles の顔が浮かんだり、いったいどんな顔しながら言ったんだろうなんてと自然に思えてしまい、太字で書かれた部分だけでも十分に楽しめてしまいます.
 活字を追っているうちに、自然とニヤけたりしています ・・・・・ 人に見られたら、ヤバイです(笑).




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   "Dig + 2 / Miles Davis"




  1. Dig
  2. It's Only A Paper Moon
  3. Denial
  4. Bluing
  5. Out Of The Blue
  6. Conception (bonus tk)
  7. My Old Flame (bonus tk)




  Miles Davis (tp), Jackie Mclean (1,3-5 as),
  Sonny Rollins (ts), Walter Bishop Jr. (p),
  Tommy Potter (b), Art Blakey (ds)
  Recorded on October 5, 1951.





 昨日のアルバムの録音は Complete 盤なので 1948 年から 1950 年 (スタジオ録音が 1949 年と 50 年で、48 年は "ロイヤル・ルースト" での演奏)、そしてこのアルバムはその後の 1951 年録音です.
 我が家のこのアルバムは、以前買ったきり棚の中に埋もれていました.
 こういうのを "幻の名盤" と言うのでしょうか、また脱線しちゃいました.
 今回 "マイルス・デイヴィスの真実" とともに蘇った次第.


 前作は有名な Nonet による録音で、アルバム・タイトルとおり "クール・ジャズ" の誕生を記録したものですが、今日のアルバムはバリバリのハード・バップです.

 本の中で Miles が語る 「評論家の言うクール・ジャズ、云々」 の部分は、ボクもすごく共感できる部分でもありますが、その次に書いてある 「三連音符・・・・」 というリズムについては、どうもアルバムを何度聴いてもピンときません.
 ボクの感性は、リズムよりも、アンサンブルというか、ハーモニーのほうにフォーカシングしてしまいます.
 もちろん当時のスウィング系バンドのアンサンブルとは大きく違っているのは、さすがのボクでも、なんとなく ・・・・ なんとなくではありますがわかります.
 まぁ、このあたりが Rookie といことですね、開き直り.

 そういえば昨日のブログに、ウエスト・コースト・ジャズもクール・ジャズというようなことを書きましたが、ウエスト・コースト・ジャズは一つのジャンルとして、クール・ジャズとは別になっています.
 がっ、たとえばブラインドでウエスト・コースト・ジャズを聴いても、クール・ジャズなのかきっとわからないと思います、少なくともボクは.
 まぁ、きっと明確な境界線はないのかもしれません.
 例えば、呼吸窮迫と呼吸不全の境界のように (専門的すぎました).




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 本には "Birth Of The Cool" から、この "Dig" に至る音楽的な解説もわかりやすく書かれています.
 特に 「私見」 として書かれている、ビバップとハード・バップのビートの細分化云々の部分が、どうしてクールからハード・バップなのかということをわかりやすく解説してあります.
 例によってボクはこのあたりの、ビートの細分化というのがよくわかりませんでした.
 どうしても Miles のリリカルな音のほうにフォーカスされてしまうからです.


 先日東京駅に向かう途中聴いた Inter-FM "Jazz Conversation" でも、まさにこのあたりの演奏が紹介されていました.
 この本を読んで、アルバムを聴いて、そして FM 聴けたら "鉄板" だったのに.
 まぁ、こればかりは叶わぬ片思いのようなものです.


 ボクは Miles のスタイリッシュな演奏が好きです.
 煙草の煙やいろいろな人たちの体臭がむせかえるようなライブハウスで行われているホットな演奏じゃなくて、都会の夜をかけぬけていくような疾走感と無機質な音・・・・これがボクにとっての Miles 、スタイリッシュさです.


 すでに本のほうは、日本公演も終わり、黄金のクインテットの部分に突入していますが、まだまだそこまで聴くには多くのアルバムがあります.


 今夜もボクの部屋の中を、フェラーリに乗った Miles がスタイリッシュに駆け抜けていきます.

"マイルス・デイヴィスの真実" から vol.1

 どうも一日おきに天候が目まぐるしく変わっていきます.
 まるで山の天気のようです・・・・・どうなってしまうんでしょう、この星は・・・・

 前回の ONGAKU ゼミナールで購入した本が、
   "マイルス・デイヴィスの真実"
 という、 "いつもの小川さん" ならぬ、小川隆夫氏の書いた有名な本です.
 ようやく半分くらいまで読み終わったので、少しずつ率直な感想等を書いてみようかと思っています.
 ただ今回は感じたことをどんどん書きながら、少しずつふくらませていこうと思うので、箇条書きのようなブログになりそうです.
 また、書きたいこともや、感じたこともたくさんあるので、とても一回に収まりそうも有りませんが、さりとてきちんと最後まで書けるかも微妙です.

 まぁ、どうなることやら・・・・・
 そんな本にちなんで、この一枚を・・・・







Davis003





  "The Complete Birth Of The Cool"




  1. Move  
  2. Jeru  
  3. Moon Dreams
  4. Venus de Milo  
  5. Budo  
  6. Deception
  7. Godchild  
  8. Boplicity  
  9. Rocker
  10. Israel  
  11. Rouge  
  12. Darn That Dream
  13. Birth Of The Cool
  14. Symphony Sid Announces The Band  
  15. Move
  16. Why Do I Love You  
  17. Godchild  
  18. Symphony Sid Introduction 
  19. S'il Vous Plait
  20. Moon Dreams  
  21. Budo  
  22. Darn That Dream
  23. Move  
  24. Moon Dreams 
  25. Budo




  Miles Davis(tp), Kai Winding(tb), J.J.Johnson(tb),
  Mike Zwerin(tb), Junior Collins(frh), Sandy Siegelstein(frh),
  Billy Barber(tuba), Lee Konitz(as), Gerry Mulligan(bs),
  Al Haig(p), John Lewis(p), Al Mckibbon(b), Joe Shulman(b),
  Nelson Boyd(b), Kenny Clarke(ds), Max Roach(ds),
  Kenny "Pancho" Hagood(vo)







 できればこういった本の感想なんかは、できるだけ特別な好みとかないほうがいいような気がします・・・・これはアルバムも一緒.
 ボクがこの著者でもある 小川隆夫氏 を知ったのは、昨年の 8 月か 9 月頃でほんの数ヶ月前に知ったことになります.

 多くの CD に、小川氏がライナーノーツを書いていることを知ったのもそれから少ししてからです.
 もちろんこういった書籍も、いろいろなところで見かけてはいるんだろうけれどほとんど興味ない状態でした.
 幾度となく書いていますが、元来ライナーノーツやこういった書籍はある時期からきっぱり読まなくなっています.
 最近でこそ、 ONGAKU ゼミナール や彼のブログを通じて、何となく共通点の多い部分から (・・・きっと、単なる思い込みでしょうが) 言いたいこと言っていますが、本来は接点がまったくなかったはずです.
 ところがふとした出会いで "いつもの小川さん" としてボクのブログにも頻繁に名前が出るようになり "moto" という名前で氏のブログにコメ入れまくるようになってしまうのですから ・・・・・ わからないものです、人生は.

 ついでに希望的なことを言ってしまうと、もっと若く素敵な女性との出会いだったらもっとよかったと思う今日この頃です ・・・・・・・
 話がいつものように脱線してしまいました.


 そういう意味では、最近かなり "小川隆夫の一ファン" 的になりつつあるのでこの本も贔屓目で見てしまいそうであまり好ましくありません.


 そして Miles Davis です.
 彼に対しても、特別のこだわりを持っていなかったことは紛れもない事実です.
 そうはいっても、有名なアルバムの多くは持っていましたし、昨年発売された "Complete Columbia Album Collection" も購入しました.
 この "Complete Columbia Album Collection" 購入によって、今までまったく聴くことのなかった 60 年代以降も聴いた次第です.
 そして、Miles Davis の音楽にだんだん引き込まれていった気がします.
 ですから、Miles に関しても音楽の情報は昨年の今頃に比べるとかなり情報が増えています.
 こういった書籍を読むのは、普通の小説を読むのとはちょっとばかり違うので、多少の知識 (小川氏や Miles についても) があっても決して邪魔にはなりそうも有りませんね.
 逆に、全く情報なければ面白くもなんともない可能性もあります.




Milesnosinnzitu001

 " マイルス・デイヴィスの真実 / 小川隆夫著(平凡社) "



 半分くらい読んだイメージはなんなんだろう・・・・・・・
 そう、きっとこんな感じ・・・・・・

 ボクの好きな映画に "Saving Private Ryan" という映画があります.
 この映画の最後の場面、戦没者墓地で老人がある兵士の墓に向かって自問する場面があります.
 実はこの場面が、なぜかオーヴァーラップしてしまいました.
 「Miles さん、真実を伝えられただろうか・・・・」


 どうしてこの本のことなんか書こうと思ったのかというと、結構面白いんですよこの本.
 Miles Davis という一人の人間が、本を読んでいくにつれだんだんと明確になっていくような感じなんです.
 Miles の考えなんかが、本人の言葉として書かれているところがいいんです.
 この手の書籍 ・・・・ 特に本人がすでに亡くなっている場合などは、どうしても関係者のインタビューが中心の本になってしまい、いつの間にか偶像的にさえなってしまう.
 どうもそういう本はボクの中でいまひとつなのであります.


 もうひとつ気に入ったのは Miles の前でインタビューしている著者が、ごく普通のその辺のジャズ屋にいるような Miles の一ファンのようになっているところでしょうか.
 熱狂的なファンが、あえてその熱い気持ちを抑えながらできるだけ客観的に真実を伝えようとしているところがいいんです.




Davis003-2

 今日のアルバム "Birth Of The Cool" については p.92 あたりから書かれています.
 ・・・・ 実はボク、 "クール・ジャズ" という表現が昔から大嫌いでした.
 ボクにとって "Cool" というのはカッコイイっていう意味.
 ジャズの中の一つのジャンルとして、どんな演奏でも西海岸中心で白人中心だと (すべてではありませんが) 呼ばれていた "クール・ジャズ" という表現が、 「なにっ、それって?」 って思っていました.
 そんな疑問に応えるように Miles の言葉が書かれています

 「・・・・ クールな中にも、ホットな躍動感がなくちゃ駄目だ」 って.

 ・・・・・ ですよねー、Miles さん!! 
 ただ白人が演奏しているから、西海岸で録音されたから、なんて理由で "クール・ジャズ" なんて言わないでほしいよね.
 ホントに "クール" なのは、リリシズム (これがまた微妙に難しいんだわっ!) の中にある躍動感です.
 これはずっと思っていたんですよ ・・・・・・
 この一種の躍動感が Miles の演奏のすごいところ、人とは違うところじゃないのでしょうかねー.
 相変わらず、わかったような口ぶりですが、よくわかってはいません (汗).


 どうもうまく書けないなー ・・・・・
 感じたことを文にするのは難しいし、疲れます.
 今夜はここまでで止めよう、そして少しばかり続きを読もうではないか.


 そういえば今日も雨降り、ジャズの勉強にはもってこいです.

Ascenseur pour l'echafaud + le sept



 今日の東京はとてもいいお天気でした.
 と言いましても、講習会のためほとんど室内だったのですが.



Davis001







  "Ascenseur pour l'echafaud"
   Original Soundtrack Complete Recordings






  1. テーマ
  2. カララの殺人
  3. ドライヴウェイのスリル
  4. エレベーターの中のジュリアン
  5. シャンゼリゼを歩むフロランス
  6. モーテルのディナー
  7. ジュリアンの脱出
  8. 夜警の見回り
  9. プティバックの酒場にて
  10. モーテルの写真屋
  11. シャンゼリゼの夜 (take 1)
  12. シャンゼリゼの夜 (take 2)
  13. シャンゼリゼの夜 (take 3) (テーマ)
  14. シャンゼリゼの夜 (take 4) (シャンゼリゼを歩むフロランス)
  15. 暗殺 (take 1) (夜警の見回り)
  16. 暗殺 (take 2) (エレベーターの中のジュリアン)
  17. 暗殺 (take 3) (カララの殺人)
  18. モーテル(モーテルのディナー)
  19. ファイナル (take 1)
  20. ファイナル (take 2)






  Miles Davis (tp), Barney Wilen (ts), Rene Urtreger (p),
  Pierre Michelot (b), Kenny Clarke (ds)
  Recorded on December 4 & 5, 1957.







 東京に行く直前に届いた、何回目かの"とりあえず Click!" の一枚.
 あまりにも有名な "死刑台のエレベーター" のサウンドトラックなのですが、ただのサウンドトラックとは訳が違います.
 元来こういったアルバムには見向きもしませんでしたが、今読んでいる "マイルス・ディヴィスの真実" の影響で買ってみました.




Davis001-2

 モード・イディオム 云々ということが言われますが、感覚的にモードなるものが分かっていてもなかなか言葉にするのは難しいですね、特にボクのようなジャズ・ルーキーにとっては.
 この本の中にいい表現がありました、 「コード進行の束縛から離れて、無機的なサウンドの中で自在な飛翔を示してみせたのがこのときの彼だ。」
 うんうん、これならなんとなくピンときます ・・・・・ 無機的、そうですねそんな感じ.
 退廃的な音の中に、無機質なマイルスのトランペットが突き抜けていきます.




miles davis 0027 meet Jeanne

 ただ、やっぱりこのアルバムは映像有りき ! でしょうね.
 ジャンヌ・モロー ・・・・・ 言葉にならないくらい素敵でしたね.


 この映画が今年リメイクされるようです、ただし日本で.
 これって、どうなのよ ???
 ボク的にはかなり微妙なのです.
 モーリス・ロネ・・・・・阿部寛
 ジャンヌ・モロー・・・・・吉瀬美智子
 どうなの?? 
 確かにカッコイイし、キレイですよ・・・・・・

 でもねー、なにか違うんだよね.
 日本じゃ様にならんでしょ、いっそのこと演歌でもかけますか?
 渡辺香津美がギター演奏とか書いてあります.
 こういうのは止めてほしいな〜.





 さて昨日の土曜日、予定通り銀座までぶらり、いつもの 7 階です.
 21 時頃行ったのですが、通りの人影もかなり少なめでちょっと肌寒い夜です.
 土曜日だからこんなものでしょうか.
 お約束の雨も降ったようです、ちょうどお店にいた間でしたので、お店を出た時には止んではいましたが.
 いつからか "雨男" になってしまったのかもしれません.




lesept066

 お店に入ると 『ふるえて眠れ:Hush… Hush, Sweet Charlotte』 が流されていました.
 Bette Davis が出ていますが、かなりショッキングな内容です.


 綺麗に飾られた花の横に映し出される映像はドロドロした人間模様.
 思わず最後のほうはグイグイ引き込まれてしまいました.
 当時 56 歳なんだけれど・・・・・存在感ありすぎです、夢に出てきそうです.
 ちなみにこの映画は初めて見ました.




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 noriko さんと 「ベティちゃんのモデルって、このベティなの?」 なんていう話になったので、今日帰ってきて調べてみると、まったく違いました (笑)


 このベティは Betty Boop という名前で、パラマウント映画の作品に女優として出演していた女性歌手ヘレン・ケーンをモデルにして、創造されたようです (wiki 大先生から).


 Davis つながりで、Miles から Bette へ
 ベティつながりで、Bette Davis から Betty Boop へ・・・・・
 まるっきりダジャレのようなブログになってしまいました.


 これでしばらくは東京での講習は、なし.
 今度は来月末ですがちょうど ONGAKU ゼミナール に重なりました.
 これはラッキーです ・・・・・ 雨降らなくちゃいいのですが.



 でも今度のテーマはジャズなので "雨の日はジャズでも勉強しよう" でぴったりですね・・・・・開き直りです(笑)

Sunday Mornin' / Grant Green

 週末の悪天候を予感させるような、今日の雨です.
 ブログ・タイトルを変えたせいでしょうか.
 どうも最近は、東京にいくたびいいお天気が続きません.
 "晴れの日だからジャズでも勉強しよう" ・・・・・・・・ どうも、違いますね.


 4 月に肩書きが増えたのと同時に、担当部署が変わり仕事の内容も大きく変わりました.
 今度は当直勤務 (俗に言う "夜勤") があります、その代わり平日の休みがかなり増えました.
 一長一短ありますが ・・・・・ まぁ、こればかりはなるようにしかなりませんので、そういったサイクルの中で気ままに生きていこうと思ってます.


 さてやってきました 4 月 21 日 (今日は 22 日ですが・・・) !
 "ブルーノート・ベスト&モア・アンコール・ 70 タイトル" の発売日です.
 今日になって注文していた 16 枚が届きました.
 それにしても、最近は嫌になるくらい "アンコール ・・・・" という言葉を見かけるような気がします.
 だったら、限定発売にしなければいいのにと前々から思っているんですが.


 まぁ、そう思っている割にはかなり買ってしまっている自分の姿があるんですが.
 結局その恩恵を十分に受けてます(笑)




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  "Sunday Mornin' / Grant Green"




  1. Freedom March
  2. Sunday Morning
  3. Exodus
  4. God Bless The Child
  5. Come Sunrise  
  6. So What




  Grant Green (g), Kenny Drew (p), Ben Tucker (b),
  Ben Dixon (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, June 4, 1961.






 正直あまり期待していなかったアルバムです.
 それまでのアルバムはオルガンやピアノ・レスだったので、このアルバムでの Kenny Drew との共演がちょっと聴いてみたいと思ったことと、 1,100 円だったら買っておこうか、くらいの軽い気持ちで購入.
 Grant Green はオルガンと少し泥臭い演奏が似合うんじゃないかと、わからないなりきに思っていました.
 どうしてもボクは、Kenny Burrell と比較してしまい、都会的 vs 田舎的 というような潜在意識を知らず知らずのうちに植え込んでいます.
 でもこのアルバムのようなピアノが入ると、雰囲気がガラリと変わり、どこか都会的な雰囲気にも聴こえます.




4099-2

 "So What" がいいです、こういう感じの、この曲もありですね.
 Ben Tucker と Ben Dixon の二人も、いい感じでぐいぐい引っ張っていきます、派手さはないんだけれど.

 3 曲目の "Exodus" ・・・・ 綺麗なメロディの曲で、どこかで聴いたことのあるような、ないような.
 CD の帯を何気なく見てみると、映画音楽 "栄光への脱出" と書いてありました.
 Paul Newman 主演の映画でしたね.
 昔一度だけテレビで見た記憶がありますが、主題歌までは憶えていませんでした.
 この曲って 1961 年ビルボード誌の週間ランキングで、 1 月 23 日に最高位の第 2 位を獲得したと Wiki 大先生がおっしゃっていました.

 いつもの International 盤だったら、きっとわからないまま終わっていたでしょうね.
 こういうところは、国内盤で解説などあるとかなりお勉強にもなりますね.
 ただ、知らなければ、知らないなりきに通り過ぎて行くだけの話ですので、縁がなかったと思えばいいのかもしれません.
 だからボクは少しでも安いアルバム見つけて、できるだけ多く聴く道を歩いています.
 すみません、偉そうなこと書きましたが本当はお小遣いの余裕がないのが一番の理由です.


 話をアルバムに軌道修正して ・・・・・
 このアルバムは、ボクのようなジャズ初心者にも十分楽しめる作品です.
 この 1,100 円はお買い得でしょう.
 今回のシリーズには、ちょっと初心者が手を出しちゃヤバイと思うようなものも数枚含まれています.
 ・・・特に "女性" です.
 このシリーズの "女性" は気をつけないと痛い目に合うかもしれません.
 ボクはこういった綺麗な女性に、過去にも・・・・・・・なんでもありません.





 違う話題を二つほど・・・




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 上の写真はいつものウォーキング・コース.
 桜の花が数日前に満開になりました、お天気もよかったので、パチッ!!
 芝も所々、新芽が出始めて緑色に変わりつつあります.




via002

 もう一枚の写真は Starbucks のインスタント・コーヒーです.
 イタリアン・ローストを買ってみたのですが、結構濃い感じ.
 普通サイズのマグカップの 8 分目くらいまでお湯を入れて飲んでも、かなり濃い感じです.
 ボクはもう少し薄めの味でもいいと思ったりして・・・・
 まぁ Starbucks だから騒ぐのであって、他のメーカーだったらどうなんでしょ・・・??


 明日は仕事でブログ更新は、なし!!
 明後日からは東京です・・・・どうも、土曜日までは天気もはっきりしないような感じですね.
 また、雨の銀座を徘徊する羽目になりそうです.


 ・・・・・ 雨降りは家で勉強でもしていたほうがいいのかな.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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