"マイルス・デイヴィスの真実" から vol.2

 なんだなんだ、この暑さは ・・・・・
 昨日は結構寒かったのに、日差しが出てきたと思ったら一気に気温が上昇です.
 ゴールデン・ウィークですが、天気はどうなんでしょうか.
 ボクはこの間、休まないで仕事します.
 みんなが仕事しているときに休みますので.


 最近は書籍 "マイルス・デイヴィスの真実" に合わせるように、アルバムを聴いています.
 そうは言ってもずっと Miles ばかり聴いている訳じゃありませんが.
 幸いなことに、この書籍に出てくる大事なアルバムのほとんどが家にありました.
 でも、その "ほとんど" が一度くらいしか聴いていなかったのも事実です (汗).
 偉そうにブログに書いていますが、完璧にわかったふり状態でなかなかわからないのが正直なところですね.
 でも初心者だって成りきっちゃってもいいじゃありませんか、わかったような顔をしながら聴くジャズもいいですよね.


 この本のいいところは、 Miles 自身の言葉が多くの場面で書かれていることでしょうね、それも著者が直接聞いた言葉が.
 ただ、ボク自身もそうですが 20 年も前のことなんて、よっぽど大きなイベントじゃなければ憶えていそうも有りません.
 逆に、自分でも忘れていたりしたことが周りの人のほうが憶えていたり.
 あるいは 「こうだったらよかったなー・・・」 なんていうような願望が、いつの間にか自分の過去のようになってしまったり.
 だから同じ人のことを書いた本でも、いろいろな部分で証言が違ったりするのは当然と言えば当然.
 こんなことは全然許容できる部分です.

 この本を読み始めて、 Miles 自身の言葉の部分でなんとなく Miles の顔が浮かんだり、いったいどんな顔しながら言ったんだろうなんてと自然に思えてしまい、太字で書かれた部分だけでも十分に楽しめてしまいます.
 活字を追っているうちに、自然とニヤけたりしています ・・・・・ 人に見られたら、ヤバイです(笑).




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   "Dig + 2 / Miles Davis"




  1. Dig
  2. It's Only A Paper Moon
  3. Denial
  4. Bluing
  5. Out Of The Blue
  6. Conception (bonus tk)
  7. My Old Flame (bonus tk)




  Miles Davis (tp), Jackie Mclean (1,3-5 as),
  Sonny Rollins (ts), Walter Bishop Jr. (p),
  Tommy Potter (b), Art Blakey (ds)
  Recorded on October 5, 1951.





 昨日のアルバムの録音は Complete 盤なので 1948 年から 1950 年 (スタジオ録音が 1949 年と 50 年で、48 年は "ロイヤル・ルースト" での演奏)、そしてこのアルバムはその後の 1951 年録音です.
 我が家のこのアルバムは、以前買ったきり棚の中に埋もれていました.
 こういうのを "幻の名盤" と言うのでしょうか、また脱線しちゃいました.
 今回 "マイルス・デイヴィスの真実" とともに蘇った次第.


 前作は有名な Nonet による録音で、アルバム・タイトルとおり "クール・ジャズ" の誕生を記録したものですが、今日のアルバムはバリバリのハード・バップです.

 本の中で Miles が語る 「評論家の言うクール・ジャズ、云々」 の部分は、ボクもすごく共感できる部分でもありますが、その次に書いてある 「三連音符・・・・」 というリズムについては、どうもアルバムを何度聴いてもピンときません.
 ボクの感性は、リズムよりも、アンサンブルというか、ハーモニーのほうにフォーカシングしてしまいます.
 もちろん当時のスウィング系バンドのアンサンブルとは大きく違っているのは、さすがのボクでも、なんとなく ・・・・ なんとなくではありますがわかります.
 まぁ、このあたりが Rookie といことですね、開き直り.

 そういえば昨日のブログに、ウエスト・コースト・ジャズもクール・ジャズというようなことを書きましたが、ウエスト・コースト・ジャズは一つのジャンルとして、クール・ジャズとは別になっています.
 がっ、たとえばブラインドでウエスト・コースト・ジャズを聴いても、クール・ジャズなのかきっとわからないと思います、少なくともボクは.
 まぁ、きっと明確な境界線はないのかもしれません.
 例えば、呼吸窮迫と呼吸不全の境界のように (専門的すぎました).




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 本には "Birth Of The Cool" から、この "Dig" に至る音楽的な解説もわかりやすく書かれています.
 特に 「私見」 として書かれている、ビバップとハード・バップのビートの細分化云々の部分が、どうしてクールからハード・バップなのかということをわかりやすく解説してあります.
 例によってボクはこのあたりの、ビートの細分化というのがよくわかりませんでした.
 どうしても Miles のリリカルな音のほうにフォーカスされてしまうからです.


 先日東京駅に向かう途中聴いた Inter-FM "Jazz Conversation" でも、まさにこのあたりの演奏が紹介されていました.
 この本を読んで、アルバムを聴いて、そして FM 聴けたら "鉄板" だったのに.
 まぁ、こればかりは叶わぬ片思いのようなものです.


 ボクは Miles のスタイリッシュな演奏が好きです.
 煙草の煙やいろいろな人たちの体臭がむせかえるようなライブハウスで行われているホットな演奏じゃなくて、都会の夜をかけぬけていくような疾走感と無機質な音・・・・これがボクにとっての Miles 、スタイリッシュさです.


 すでに本のほうは、日本公演も終わり、黄金のクインテットの部分に突入していますが、まだまだそこまで聴くには多くのアルバムがあります.


 今夜もボクの部屋の中を、フェラーリに乗った Miles がスタイリッシュに駆け抜けていきます.

"マイルス・デイヴィスの真実" から vol.1

 どうも一日おきに天候が目まぐるしく変わっていきます.
 まるで山の天気のようです・・・・・どうなってしまうんでしょう、この星は・・・・

 前回の ONGAKU ゼミナールで購入した本が、
   "マイルス・デイヴィスの真実"
 という、 "いつもの小川さん" ならぬ、小川隆夫氏の書いた有名な本です.
 ようやく半分くらいまで読み終わったので、少しずつ率直な感想等を書いてみようかと思っています.
 ただ今回は感じたことをどんどん書きながら、少しずつふくらませていこうと思うので、箇条書きのようなブログになりそうです.
 また、書きたいこともや、感じたこともたくさんあるので、とても一回に収まりそうも有りませんが、さりとてきちんと最後まで書けるかも微妙です.

 まぁ、どうなることやら・・・・・
 そんな本にちなんで、この一枚を・・・・







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  "The Complete Birth Of The Cool"




  1. Move  
  2. Jeru  
  3. Moon Dreams
  4. Venus de Milo  
  5. Budo  
  6. Deception
  7. Godchild  
  8. Boplicity  
  9. Rocker
  10. Israel  
  11. Rouge  
  12. Darn That Dream
  13. Birth Of The Cool
  14. Symphony Sid Announces The Band  
  15. Move
  16. Why Do I Love You  
  17. Godchild  
  18. Symphony Sid Introduction 
  19. S'il Vous Plait
  20. Moon Dreams  
  21. Budo  
  22. Darn That Dream
  23. Move  
  24. Moon Dreams 
  25. Budo




  Miles Davis(tp), Kai Winding(tb), J.J.Johnson(tb),
  Mike Zwerin(tb), Junior Collins(frh), Sandy Siegelstein(frh),
  Billy Barber(tuba), Lee Konitz(as), Gerry Mulligan(bs),
  Al Haig(p), John Lewis(p), Al Mckibbon(b), Joe Shulman(b),
  Nelson Boyd(b), Kenny Clarke(ds), Max Roach(ds),
  Kenny "Pancho" Hagood(vo)







 できればこういった本の感想なんかは、できるだけ特別な好みとかないほうがいいような気がします・・・・これはアルバムも一緒.
 ボクがこの著者でもある 小川隆夫氏 を知ったのは、昨年の 8 月か 9 月頃でほんの数ヶ月前に知ったことになります.

 多くの CD に、小川氏がライナーノーツを書いていることを知ったのもそれから少ししてからです.
 もちろんこういった書籍も、いろいろなところで見かけてはいるんだろうけれどほとんど興味ない状態でした.
 幾度となく書いていますが、元来ライナーノーツやこういった書籍はある時期からきっぱり読まなくなっています.
 最近でこそ、 ONGAKU ゼミナール や彼のブログを通じて、何となく共通点の多い部分から (・・・きっと、単なる思い込みでしょうが) 言いたいこと言っていますが、本来は接点がまったくなかったはずです.
 ところがふとした出会いで "いつもの小川さん" としてボクのブログにも頻繁に名前が出るようになり "moto" という名前で氏のブログにコメ入れまくるようになってしまうのですから ・・・・・ わからないものです、人生は.

 ついでに希望的なことを言ってしまうと、もっと若く素敵な女性との出会いだったらもっとよかったと思う今日この頃です ・・・・・・・
 話がいつものように脱線してしまいました.


 そういう意味では、最近かなり "小川隆夫の一ファン" 的になりつつあるのでこの本も贔屓目で見てしまいそうであまり好ましくありません.


 そして Miles Davis です.
 彼に対しても、特別のこだわりを持っていなかったことは紛れもない事実です.
 そうはいっても、有名なアルバムの多くは持っていましたし、昨年発売された "Complete Columbia Album Collection" も購入しました.
 この "Complete Columbia Album Collection" 購入によって、今までまったく聴くことのなかった 60 年代以降も聴いた次第です.
 そして、Miles Davis の音楽にだんだん引き込まれていった気がします.
 ですから、Miles に関しても音楽の情報は昨年の今頃に比べるとかなり情報が増えています.
 こういった書籍を読むのは、普通の小説を読むのとはちょっとばかり違うので、多少の知識 (小川氏や Miles についても) があっても決して邪魔にはなりそうも有りませんね.
 逆に、全く情報なければ面白くもなんともない可能性もあります.




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 " マイルス・デイヴィスの真実 / 小川隆夫著(平凡社) "



 半分くらい読んだイメージはなんなんだろう・・・・・・・
 そう、きっとこんな感じ・・・・・・

 ボクの好きな映画に "Saving Private Ryan" という映画があります.
 この映画の最後の場面、戦没者墓地で老人がある兵士の墓に向かって自問する場面があります.
 実はこの場面が、なぜかオーヴァーラップしてしまいました.
 「Miles さん、真実を伝えられただろうか・・・・」


 どうしてこの本のことなんか書こうと思ったのかというと、結構面白いんですよこの本.
 Miles Davis という一人の人間が、本を読んでいくにつれだんだんと明確になっていくような感じなんです.
 Miles の考えなんかが、本人の言葉として書かれているところがいいんです.
 この手の書籍 ・・・・ 特に本人がすでに亡くなっている場合などは、どうしても関係者のインタビューが中心の本になってしまい、いつの間にか偶像的にさえなってしまう.
 どうもそういう本はボクの中でいまひとつなのであります.


 もうひとつ気に入ったのは Miles の前でインタビューしている著者が、ごく普通のその辺のジャズ屋にいるような Miles の一ファンのようになっているところでしょうか.
 熱狂的なファンが、あえてその熱い気持ちを抑えながらできるだけ客観的に真実を伝えようとしているところがいいんです.




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 今日のアルバム "Birth Of The Cool" については p.92 あたりから書かれています.
 ・・・・ 実はボク、 "クール・ジャズ" という表現が昔から大嫌いでした.
 ボクにとって "Cool" というのはカッコイイっていう意味.
 ジャズの中の一つのジャンルとして、どんな演奏でも西海岸中心で白人中心だと (すべてではありませんが) 呼ばれていた "クール・ジャズ" という表現が、 「なにっ、それって?」 って思っていました.
 そんな疑問に応えるように Miles の言葉が書かれています

 「・・・・ クールな中にも、ホットな躍動感がなくちゃ駄目だ」 って.

 ・・・・・ ですよねー、Miles さん!! 
 ただ白人が演奏しているから、西海岸で録音されたから、なんて理由で "クール・ジャズ" なんて言わないでほしいよね.
 ホントに "クール" なのは、リリシズム (これがまた微妙に難しいんだわっ!) の中にある躍動感です.
 これはずっと思っていたんですよ ・・・・・・
 この一種の躍動感が Miles の演奏のすごいところ、人とは違うところじゃないのでしょうかねー.
 相変わらず、わかったような口ぶりですが、よくわかってはいません (汗).


 どうもうまく書けないなー ・・・・・
 感じたことを文にするのは難しいし、疲れます.
 今夜はここまでで止めよう、そして少しばかり続きを読もうではないか.


 そういえば今日も雨降り、ジャズの勉強にはもってこいです.

Ascenseur pour l'echafaud + le sept



 今日の東京はとてもいいお天気でした.
 と言いましても、講習会のためほとんど室内だったのですが.



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  "Ascenseur pour l'echafaud"
   Original Soundtrack Complete Recordings






  1. テーマ
  2. カララの殺人
  3. ドライヴウェイのスリル
  4. エレベーターの中のジュリアン
  5. シャンゼリゼを歩むフロランス
  6. モーテルのディナー
  7. ジュリアンの脱出
  8. 夜警の見回り
  9. プティバックの酒場にて
  10. モーテルの写真屋
  11. シャンゼリゼの夜 (take 1)
  12. シャンゼリゼの夜 (take 2)
  13. シャンゼリゼの夜 (take 3) (テーマ)
  14. シャンゼリゼの夜 (take 4) (シャンゼリゼを歩むフロランス)
  15. 暗殺 (take 1) (夜警の見回り)
  16. 暗殺 (take 2) (エレベーターの中のジュリアン)
  17. 暗殺 (take 3) (カララの殺人)
  18. モーテル(モーテルのディナー)
  19. ファイナル (take 1)
  20. ファイナル (take 2)






  Miles Davis (tp), Barney Wilen (ts), Rene Urtreger (p),
  Pierre Michelot (b), Kenny Clarke (ds)
  Recorded on December 4 & 5, 1957.







 東京に行く直前に届いた、何回目かの"とりあえず Click!" の一枚.
 あまりにも有名な "死刑台のエレベーター" のサウンドトラックなのですが、ただのサウンドトラックとは訳が違います.
 元来こういったアルバムには見向きもしませんでしたが、今読んでいる "マイルス・ディヴィスの真実" の影響で買ってみました.




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 モード・イディオム 云々ということが言われますが、感覚的にモードなるものが分かっていてもなかなか言葉にするのは難しいですね、特にボクのようなジャズ・ルーキーにとっては.
 この本の中にいい表現がありました、 「コード進行の束縛から離れて、無機的なサウンドの中で自在な飛翔を示してみせたのがこのときの彼だ。」
 うんうん、これならなんとなくピンときます ・・・・・ 無機的、そうですねそんな感じ.
 退廃的な音の中に、無機質なマイルスのトランペットが突き抜けていきます.




miles davis 0027 meet Jeanne

 ただ、やっぱりこのアルバムは映像有りき ! でしょうね.
 ジャンヌ・モロー ・・・・・ 言葉にならないくらい素敵でしたね.


 この映画が今年リメイクされるようです、ただし日本で.
 これって、どうなのよ ???
 ボク的にはかなり微妙なのです.
 モーリス・ロネ・・・・・阿部寛
 ジャンヌ・モロー・・・・・吉瀬美智子
 どうなの?? 
 確かにカッコイイし、キレイですよ・・・・・・

 でもねー、なにか違うんだよね.
 日本じゃ様にならんでしょ、いっそのこと演歌でもかけますか?
 渡辺香津美がギター演奏とか書いてあります.
 こういうのは止めてほしいな〜.





 さて昨日の土曜日、予定通り銀座までぶらり、いつもの 7 階です.
 21 時頃行ったのですが、通りの人影もかなり少なめでちょっと肌寒い夜です.
 土曜日だからこんなものでしょうか.
 お約束の雨も降ったようです、ちょうどお店にいた間でしたので、お店を出た時には止んではいましたが.
 いつからか "雨男" になってしまったのかもしれません.




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 お店に入ると 『ふるえて眠れ:Hush… Hush, Sweet Charlotte』 が流されていました.
 Bette Davis が出ていますが、かなりショッキングな内容です.


 綺麗に飾られた花の横に映し出される映像はドロドロした人間模様.
 思わず最後のほうはグイグイ引き込まれてしまいました.
 当時 56 歳なんだけれど・・・・・存在感ありすぎです、夢に出てきそうです.
 ちなみにこの映画は初めて見ました.




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 noriko さんと 「ベティちゃんのモデルって、このベティなの?」 なんていう話になったので、今日帰ってきて調べてみると、まったく違いました (笑)


 このベティは Betty Boop という名前で、パラマウント映画の作品に女優として出演していた女性歌手ヘレン・ケーンをモデルにして、創造されたようです (wiki 大先生から).


 Davis つながりで、Miles から Bette へ
 ベティつながりで、Bette Davis から Betty Boop へ・・・・・
 まるっきりダジャレのようなブログになってしまいました.


 これでしばらくは東京での講習は、なし.
 今度は来月末ですがちょうど ONGAKU ゼミナール に重なりました.
 これはラッキーです ・・・・・ 雨降らなくちゃいいのですが.



 でも今度のテーマはジャズなので "雨の日はジャズでも勉強しよう" でぴったりですね・・・・・開き直りです(笑)

Sunday Mornin' / Grant Green

 週末の悪天候を予感させるような、今日の雨です.
 ブログ・タイトルを変えたせいでしょうか.
 どうも最近は、東京にいくたびいいお天気が続きません.
 "晴れの日だからジャズでも勉強しよう" ・・・・・・・・ どうも、違いますね.


 4 月に肩書きが増えたのと同時に、担当部署が変わり仕事の内容も大きく変わりました.
 今度は当直勤務 (俗に言う "夜勤") があります、その代わり平日の休みがかなり増えました.
 一長一短ありますが ・・・・・ まぁ、こればかりはなるようにしかなりませんので、そういったサイクルの中で気ままに生きていこうと思ってます.


 さてやってきました 4 月 21 日 (今日は 22 日ですが・・・) !
 "ブルーノート・ベスト&モア・アンコール・ 70 タイトル" の発売日です.
 今日になって注文していた 16 枚が届きました.
 それにしても、最近は嫌になるくらい "アンコール ・・・・" という言葉を見かけるような気がします.
 だったら、限定発売にしなければいいのにと前々から思っているんですが.


 まぁ、そう思っている割にはかなり買ってしまっている自分の姿があるんですが.
 結局その恩恵を十分に受けてます(笑)




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  "Sunday Mornin' / Grant Green"




  1. Freedom March
  2. Sunday Morning
  3. Exodus
  4. God Bless The Child
  5. Come Sunrise  
  6. So What




  Grant Green (g), Kenny Drew (p), Ben Tucker (b),
  Ben Dixon (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, June 4, 1961.






 正直あまり期待していなかったアルバムです.
 それまでのアルバムはオルガンやピアノ・レスだったので、このアルバムでの Kenny Drew との共演がちょっと聴いてみたいと思ったことと、 1,100 円だったら買っておこうか、くらいの軽い気持ちで購入.
 Grant Green はオルガンと少し泥臭い演奏が似合うんじゃないかと、わからないなりきに思っていました.
 どうしてもボクは、Kenny Burrell と比較してしまい、都会的 vs 田舎的 というような潜在意識を知らず知らずのうちに植え込んでいます.
 でもこのアルバムのようなピアノが入ると、雰囲気がガラリと変わり、どこか都会的な雰囲気にも聴こえます.




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 "So What" がいいです、こういう感じの、この曲もありですね.
 Ben Tucker と Ben Dixon の二人も、いい感じでぐいぐい引っ張っていきます、派手さはないんだけれど.

 3 曲目の "Exodus" ・・・・ 綺麗なメロディの曲で、どこかで聴いたことのあるような、ないような.
 CD の帯を何気なく見てみると、映画音楽 "栄光への脱出" と書いてありました.
 Paul Newman 主演の映画でしたね.
 昔一度だけテレビで見た記憶がありますが、主題歌までは憶えていませんでした.
 この曲って 1961 年ビルボード誌の週間ランキングで、 1 月 23 日に最高位の第 2 位を獲得したと Wiki 大先生がおっしゃっていました.

 いつもの International 盤だったら、きっとわからないまま終わっていたでしょうね.
 こういうところは、国内盤で解説などあるとかなりお勉強にもなりますね.
 ただ、知らなければ、知らないなりきに通り過ぎて行くだけの話ですので、縁がなかったと思えばいいのかもしれません.
 だからボクは少しでも安いアルバム見つけて、できるだけ多く聴く道を歩いています.
 すみません、偉そうなこと書きましたが本当はお小遣いの余裕がないのが一番の理由です.


 話をアルバムに軌道修正して ・・・・・
 このアルバムは、ボクのようなジャズ初心者にも十分楽しめる作品です.
 この 1,100 円はお買い得でしょう.
 今回のシリーズには、ちょっと初心者が手を出しちゃヤバイと思うようなものも数枚含まれています.
 ・・・特に "女性" です.
 このシリーズの "女性" は気をつけないと痛い目に合うかもしれません.
 ボクはこういった綺麗な女性に、過去にも・・・・・・・なんでもありません.





 違う話題を二つほど・・・




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 上の写真はいつものウォーキング・コース.
 桜の花が数日前に満開になりました、お天気もよかったので、パチッ!!
 芝も所々、新芽が出始めて緑色に変わりつつあります.




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 もう一枚の写真は Starbucks のインスタント・コーヒーです.
 イタリアン・ローストを買ってみたのですが、結構濃い感じ.
 普通サイズのマグカップの 8 分目くらいまでお湯を入れて飲んでも、かなり濃い感じです.
 ボクはもう少し薄めの味でもいいと思ったりして・・・・
 まぁ Starbucks だから騒ぐのであって、他のメーカーだったらどうなんでしょ・・・??


 明日は仕事でブログ更新は、なし!!
 明後日からは東京です・・・・どうも、土曜日までは天気もはっきりしないような感じですね.
 また、雨の銀座を徘徊する羽目になりそうです.


 ・・・・・ 雨降りは家で勉強でもしていたほうがいいのかな.

D-9 + HOLMES ・・・ Movies

 先週の金曜日、天気良くなかったので東京でのんびり映画鑑賞でした.
 比較的空いていそうな 錦糸町 の TOHO シネマ ・・・・ "AVATAR" もここでした.
 映画館へ行ってちょうど観れそうな映画を捜します

 "シャッター・アイランド"
 "ダーリンは外国人"
 "NINE"
 "第 9 地区" ・・・・などなど


 事前に Yahoo!映画 のユーザーレビュー (ほとんどあてにはなりませんが) を読んでおもしろそうだった "第 9 地区" に決定.
 予想通り館内はガラガラ状態です.
 ゆったり、まったり観ることできました.




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 まぁ、レビューを読んだと言ってもネタバレは読まないし、ほんの 2・3 のレビューを読んだ程度.
 アメリカでスマッシュ・ヒットした映画で、エイリアンが出てくる程度の知識しかありませんでした(笑).
 制作があの Peter Jackson だということもあとで知りました、監督は違うんですね.
 出演者もみんな知らない人たちばかり、でもそれはどうでもいいことです.
 ストーリーが ・・・・・・・ つらいですねー.
 ネタバレになってしまうので、ストーリーなどは書きません.

 正直 ・・・・・・・・・ 期待外れ!!!


 ただ家に帰ってからいろいろなレビューなど (ネタバレも含め) 読んでみたのですが、結構面白かったという意見も多いんです.
 現に興行成績も結構いいほうじゃないでしょうか.

 まだ観ていない人は、とりあえず観てみたらどうでしょうか.
 ちょっとグロテスクな表現がありますので、承知してください.
 ボクは、この映画面白くありませんでした!!



 ので、気分転換にもっとすっきりするのを見ようと ・・・・ 外は相変わらず雨模様だったですし.



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 それでで、見たのがこの映画 "シャーロック・ホームズ" です.
 これって、推理サスペンスというよりは完全にアクション映画ですね.
 それも悪くはありません、スピーディーな展開で楽しかったです.
 ボクはもう少し暗い感じで、推理的な部分が多いほうが多分好きだと思います.
 そういう意味では Tim Burton の "Sleepy Hollow" のような全体的な色調だったら、きっとゾクゾクしたんじゃないかと思いました.

 話は違いますが、もう一日後だったら絶対に "Alice In Wonderland 3D" を見ていたでしょうね.


 話を "Sherlock Holmes" に戻しましょう.
 Jude Law は好きな俳優の一人です.
 "スターリングラード" 、 "A.I." 、 "ロード・トゥ・パーディション" 、 "コールド マウンテン" といったあたりの時代が一番好きです.
 でも "ホリディ" もそれなりに楽しめましたが.
 この "Sherlock Holmes" でも彼の存在が大きいような気がします.

 ここに出ている女優さん、どこかで見たことあるんだけれど思い出せず.
 家に帰って調べたら "きみに読む物語" の主演女優でした.
 この映画数日前に DVD 見直したばかりでした.
 ただ雰囲気はずいぶん変わっていました.

 この映画についても、ネタバレになるといけないので詳細は ・・・・・・・・
 そういえば、この映画でのホームズとワトソンの描き方について、イギリスで物議を醸し出したんじゃなかったでしょうか (はっきりはわかりませんが、確かそんなことがあったような記憶が).
 映画最後のテロップにも、あえて 「原作に・・・・」 というようなことも書かれていました.
 まぁ、この映画はそれなりに楽しめましたのでよかった.
 どうも、続編の匂いがプンプンするのは気のせいかな ・・・・・・・ (笑)


 予告編では、かなり面白そうなものが流されました.



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 まずもう上映されている "Alice In Wonderland"

 Tim Burton 大好きですので.
 Anne Hathaway 大好きですので (面食いです) ・・・・・・ 眉毛ヤバいっしゅ!
 "赤の女王" 大好きですので ・・・・・・ 微妙にかわいい.
 Johnny Depp それなりに好きですので ・・・・・・


 これは 3D で必ず見たいと思っています.



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 "Clash Of The Titans"

 Ray Harryhausen 大好きです.
 当然、彼の全作品を収めた "コンプリートコレクション" 持っています.
 中でも "Clash Of The Titans" は絶対的です.
 そのリメイクですので観ないわけにはいきません.
 おまけにこの映画も 3D 版があります.
 予告編だけでも映像には目を見張るものがあります.
 この映画は楽しみです.



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 "Wolfman" 

 そしてもう一本がこれっ.
 この映画は結構暗そうで単なるアクション映画とは違いそうです.
 Benicio Del Toro の顔見ただけでも、結構暗くなります ・・・・ でも大好きな一人です.
 狼男は何回もリメイクされていますね.
 フランケンシュタインなどと同じで、最後に悲壮感が漂いそうです.



 ということで、これからも楽しそうな映画がいっぱいありますね.

 ちなみに金曜日の夜、銀座で話した映画の話は今日書いた映画のような娯楽性の強いものではなく、もう少しシリアスなのもが多かったかな ・・・・・・


 酔っぱらっていたのでよく覚えてはいませんが(笑)

Tom Collins + Bitter Gin Tonic

 先週金曜日から東京だったのですが、今回はいつもの小児救急の講習ではなく成人の講習会.
 以前はこちらのほうの講習も積極的に行っていたのですが、小児講習をやり始めてかららそちらのウエイトが大きくなってしまったので、きっぱり止めていました.
 ただ講習の一部分は共通しているので、今回はその部分だけのお手伝いでした.

 まぁ、娘にちょっとに用事があったことと、ちょうど ONGAKU ゼミナール もあったことも理由の一つには違いありませんが.
 金曜日一日、時間を空けてのんびり東京をブラブラする予定でした.
 ・・・・・ がっ、知ってのとおりのあの天気です.
 金曜日は冷たい雨降りで、とてものんびり街を徘徊するような天気ではなかったため急きょ映画鑑賞です.
 映画については、次の機会に書く予定です.


 夜は冷たい雨降る銀座へ ・・・・・ マフラー一応持っていって大正解でした.
 さすがに人通りも少なめですね、駅からお店に向かう足取りが自然に速くなります.
 目的地はあの 7 階の "le sept" です.
 ちなみに読み方は 「ル・セット」 だと思うのですが、なぜかボクは 「レセプト」 と言ってしまいます.
 診療報酬明細になってしまいます(笑).


 ではそんな銀座の風景を、東京に行く前に届いていたアルバムでも聴きながら書いてみますね.






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  "Straight To The Heart / David Sanborn"




  1. Hideaway
  2. Straight to the Heart
  3. Run for Cover  
  4. Smile
  5. Lisa     
  6. Love & Happiness
  7. Lotus Blossom
  8. One Hundred Ways




  David Sanborn (as.key), Don Grolnick (key),
  Hiram Bullock (g), Marcus Miller (g.b.synth.vo),
  Buddy Williams (ds), Michael White (perc),
  Crusher Bennett (perc), Errol Bennett (perc),
  Ralph Macdonald (perc), Hamish Stuart (vo),
  Jon Faddis (horn), Michael Brecker (horn),
  Randy Brecker (horn) ・・・・ and others.






 金曜日だったので混んでいるかなと思いながらドアを開けたのですが、カウンターに 3 名のお客さんだけでした.
 おみやげに持っていった "Woodstock" の DVD を渡しながら軽くご挨拶.
 このおみやげは以前お店でジミヘンの話題になったようなことが書いてあったことと、最近 Blu-ray 版を購入したのでいらなくなったためです.
 ちなみに最近集めた DVD の大放出しているのですが、1 枚当たりの引き取り単価は 2-300 円程度なので、おみやげに持っていって喜ばれるようだったら・・・・・という感じでございます.


 一杯目は、Twitter でも公言しておいた Tom Collins !
 修平さんの Tom Collins は Beefeater を使っています.
 Old Tom Gin は修平さんまったく使っていないようです.
 当然ロング・グラスで出てきますが、レモンとチェリーは入ってはいません.
 一口飲んでみるとさわやかでかなり軽めの口当たりですネ.
 Gin 特有の香りは全くと言っていいほどしませんので、清涼感たっぷりのカクテル
 気がつくと酔っていました (笑).


 サリンジャーの小説 『大工よ、屋根の梁を高く上げよ』 のことなんかをサラリと話しながら ・・・・
 なんて偉そうなこと言っていますが、実際にはこの小説読んでいませんので、いつもの限りなく浅〜い知識です.
 さらには 『007』 のマティーニの話などしたりして.
 そしてこの夜は noriko さんとも映画の話をたっぷり ・・・・・・・・
 『死刑台のエレベーター』 、 『ブリット』 、 『市民ケーン』 、 『自転車泥棒』 、 『ブリキの太鼓』 、 『ムーラン・ルージュ』 、 『めぐりあう時間たち』 、 『暗殺の森』 ・・・・・ ここも、広〜〜〜く、浅〜〜〜く.
 だったらということで、次回のお土産は "ALL ABOUT MY MOTHER" になりました.
 もちろん彼女一押しの LEO SATO 氏のことも、た〜っぷり聞かせていただき、曲も聴かせていただきました.




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 二杯目の Gin Tonic です.
 写真の色のように若干琥珀色に近い色がが付いています.
 Gin を少なめにして、Bitters を 3 滴ほど垂らしていただいた、Bitter Tonic です.
 これが昨日も少しだけ書いた、Angostura Aromatic Bitters です.

 二日連続で同じものが出てきたので、ちょっと驚きでした・・・・でも味は当然お店によって違います、どちらもおいしかったですよ.
 ボクのようなお酒が強くもない人や、しこたま飲んで来店したお客様には、こういった Bitter を入れて、ベースのお酒を少なくしたりして出してくれるようです・・・・このあたりがバーテンダーの腕の見せ所でしょうか.
 通常 Bitter というと、この Angostura を指すというくらい有名な Bitter なようです.
 トリニダード・トバゴの名産リキュールで、昔は胃薬として使われていたような・・・・・・そういえば Gin も昔はお薬だったような.
 結論は、身体にいい!ということになりますか.

 調子に乗って 3 杯目・・・・・・・・
 HERMES Orange Bitter と Bombay による、グッとフルーティな Gin Tonic です.
  Angostura を入れたものはちょっと辛口なので Tanqueray あたりが似合いそうですが、Orange Bitter だったら、Bombay あたりのほうが合うのかなー・・・・・よくわかりませんけれど.

 ということで、今回も金を使わないで長居をする・・・・・銀座にふさわしくない客としてお邪魔してしまいましたが、嫌な顔一つ見せずに誠実に対応していただきまして、ごちそうさまでした.
 ちなみに今週末も東京ですので、おみやげ持っていきますね.
 今度は混んでいる金曜日ではなく、空いていそうな土曜日です.

 よく考えたら、どうも行くたびに傘をさしているような気がします・・・・・
 
 土曜日、晴れたらいいのですが(笑)

ONGAKU ゼミナール 60's

 東京から珍しく早い時間に帰ってきました.
 ちょっとばかり、ガッツリとブログを書いてみようと思います.
 とにかくいろいろあった数日だったので、ブログ更新のネタには困りそうもありません.





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 まぁ、とりあえず最初は昨夜の ONGAKU ゼミナール について書いてみましょう.
 一応今回はメモをしっかり取ったのですが、当日語られたこととは違っているかもしれません.
 このあたりは個人的な受け止め方と理解力の無さということでお許しくださいね.

 写真は当日配布された曲目リストです.
 よく見ると "候補曲" と書いてありますね ・・・・ なるほど、ここは妙に納得です.
 皺くちゃなのはこの裏に当日のメモをびっしり取ったせいです.




OrchardBar005

 裏はこんなこんな感じ.
 珍しくしっかり ・・・・・ でもないけれど、メモ・メモ・メモ
 誤字・脱字なんて気にしません ・・・・ メモ・メモ・メモ
   (ここは突っ込みいれないでくださいね)



 京橋 の講習会場を 18:50 に出て、目の前の地下鉄銀座線で渋谷まで.
 久しぶりの渋谷なのですが人が多すぎます ・・・・・ 井の頭線も混んでいますね.
 各駅停車で二つ目の駅が今回の目的地、駒場東大前 ・・・・・ 目の前は文字通り東大駒場キャンパスです.
 本郷キャンパスは講習会でよく行っていましたが、ここは初めて.
 南口は目の前が住宅地でなにもありません ・・・・ ほとんど.
 改札で遅れてやってくる今回の同伴者を待ち合わせ.
 今回はこんなゼミには似合いそうもないギャルを同伴です ・・・・・・・ 別名 "娘" という.




OrchardBar002

 人気のない住宅地を歩いて、迷うことなく会場の "Orchard Bar" 到着.
 t_gomez さんありがとうございました、あの詳細な案内がなければ 100% たどり着けなかったでしょう.



 受付の t_gomez さんにお金を支払って ・・・・
 っていうかまた名前忘れてました、面食いなのに女性の名前覚えるの苦手です、だからモテません.
 そして予約してあった "マイルス・ディヴィスの真実" をいただき (Inter-FM で聴くことできないので、せめて本で読むことにしました)、カウンターの一番奥に.
 Gin Tonic を注文すると 「うちは Bitters を入れていますが・・・・」 と言って Angostura bitters を見せてくれました.
 なんと奇遇な ・・・・ 実は前日 le_sept で Bitter 系 (もちろん Angostura も) を飲んでウンチクもいっぱい聞いたばかり、このことは次のブログに書きます.



OrchardBar003

 20:10 ・・・・・ いよいよ開始です.
 写真はあえてシュールに撮ってみました ・・・・・・・ 嘘です.
 うまく撮れませんでした.

 でもたまにはこんなのもいいでしょう、開き直りです.




beatles006-2
 "Rubber Soul"

 このアルバムからミキシングに力をいれ始める.
 ベースとパーカッションの使い方など、アルバム全体にモータウン系影響を受けてる.
 このアルバムで、Paul はリッケンバッカー4001S で指弾きも.

#1 Drive My Car (Rubber Soul より)
 この曲でのコーラスと George のギター・ソロ(小川さんのお勧め).

#2 Nowhere Man (Rubber Soul より)
 コーラス部分はダブル・トラック録音.
 日本の GS (ガソリン・スタンドじゃありませんよ) サウンドにも影響を与えた・・・歌がうまくなくてもうまく聞こえる.
 フェンダー&ボックスでの、クラッチ・サウンド.

#3 Michelle (Rubber Soul より)
 唯一フランス語の入った曲で、シャンソンぽいメロディ.
 この直後、これに触発された John が "Girl" を制作.

#4 In My Life (Rubber Soul より)
 ここでピアノを弾いているのは、George Martin ・・・・倍速でつなげて、ハープシコードのような音にしている.

#5 Norwegian Wood (Rubber Soul より)
 インドの影響を強く受けている.
 当時のミュージシャンとインド音楽の関わり.
 Eドリアン、Eミクソリディアンといった、モード演奏を取り入れた先駆的な曲.
 はじめてシタールが使われた曲.

 ここで、来日公演の話題になり、当日ゼミナールに参加されていた小川さんの同級生 Y 氏と、どうやって当時プレミア・チケットだった Beatles の来日公演に行くことができたのかといったような、来日時のエピソードが・・・・・・いつもの自慢話でしょうか???
 コンサートでのBeatles の演奏はたった 30 分くらいだったことや、聞く場所によって演奏の聞こえ方が違ったりと、いった話がありました.
 実はこの話のおかげで、あることが起きてしまいました.




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 "Revolver"

 来日の翌年発売されたアルバム.
 この頃からコンサートをしなくなったこと・・・・フィリピンでの事件のこと、コンサートに行っても外に出れない、ミキシングなどのレコード制作によってコンサートで曲が演奏できなくなった・・・・などなどの理由から.
 このアルバムでは、George の曲が 3 曲入っている.

#6 Tax Man (Revolver より)
 George の曲がアルバムの一曲目を飾るのは最初で最後.
 この曲は、George 来日の際にも歌われた.
 当時税率が 95% だったことに対して、皮肉った曲.

#7 Here, There And Everywhere (Revolver より)
 Paul の曲で、コーラスは多重録音.

#8 Doctor Robert (Revolver より)
 実在の医師ロバート・フライマンのことを歌ったシンプルなロック.
 彼はミュージシャンから依頼があると Drug を送っていたという話.
 コーラス部分は 2 ビート.

#9 Tomorrow Never Knows (Revolver より)
 コード C のワン・コードによる、サンプリング手法.
 George がハモンド・オルガンを弾いている.
 曲のイメージは、"ダライ・ラマがチベットの山頂から説教している" イメージ.
 サイケデリックと呼ばれた最初の曲.

 ここまでちょうど 1 時間で、10 分間の休憩.
 そして休憩後、再開.

#10 Strawberry Fields Forever (シングル)
 B 面は "Penny Lane" .
 タイトルは、戦争孤児などを収容する救世軍の家の名前.
 メロトロン使用・・・・これは YES などのプログレ系が使用していた.
 いろいろな音、サンプリングの奔り.
 最後の部分で、John が "I bury Paul" と言ってるように聞こえ、Paul 死亡説が流れる.




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 "Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"

 Beatles とは別のバンドを作ろうという、Paul の考えから生まれたコンセプト・アルバム.
 1967年の、グラミー賞最優秀アルバム


#11 Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Sgt. Pepper's ・・・・ より)
 いろいろな曲が使われていることなど.
 
#12 Lucy In The Sky With Diamonds (Sgt. Pepper's ・・・・ より)
 モデルとなった Lucy 死亡のこと.
 Julian Lennon のカムバックと、シングル発売について.
 Paul の弾くハープシコード.
 バック・コーラスが、John の声をマネしている・・・などなど.

#13 Getting Better (Sgt. Pepper's ・・・・ より)
 Base の録音レベルが低いけれど、すごくいいこと.
 *ここで、次の曲を誤ってかけてしまいました.

#14 She's Leaving Home (Sgt. Pepper's ・・・・ より)
 クラッシック調の Paul の曲.
 「一服の清涼剤」 と言っていました・・・・たしかにいいですね.

#15 All You Need Is Love (シングル)
 TV 番組 "Our World" で収録.
 4拍子 + 3拍子の John の曲.
 1967年夏、"Summer of Love Movement" の象徴がこの曲.
 Flower Children.

 時間の都合で "Hello Goodbye" はカット!!
 実は娘が一番好きな曲で、結構ヘコんでいました・・・・人生のうまくいかない部分を体験できたことで良しとしましょう(笑).




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 "Magical Mystery Tour"

 普通の人たちをバスに乗せ、目的もなくドライブに行けば Magical なことが起こるはずだったけれど、何も起きなかった、本当につまらないテレビ映画.


#16 Magical Mystery Tour (Magical Mystery Tour より)

#17 Your Mother Should Know (Magical Mystery Tour より)
 黒いバラ・・・・Paul 死亡説.

#18 The Fool On The Hill (Magical Mystery Tour より)
 ガリレオ・ガリレイがモデル.
 Paul のリコーダー.

 以上 18 曲、約 2 時間でゼミナールは終了でした.
 終了後、カウンターの横の席に小川さんがやってきて、書籍にサインをしてくれました.
 どうも小川さんとの会話はチグハグになってしまうと、後になって自己嫌悪に落ちてます・・・・"いつもの小川さん" のようにはいきません.

 また、Y さんとおっしゃる素敵なレディが (そういえば、このONGAKU ゼミナールには素敵な女性が多いような気がします・・・・気のせいですか?) わざわざボクのところにご挨拶にいらしてくれました・・・・銀座の着物はしっかり憶えていますよ.
 ブログ上での、小川 + moto のコメントが楽しいとか・・・・・・小川さんはともかく、ボクに関しては大したこと書いていませんので恐縮してしまいます.


 今回はあえて娘同伴でしたが、結構喜んでいました・・・・・ "Hello Goodbye" は聞きたかったと、帰り道でも言っていましたが(笑)

 Beatles はアルバムの収録時間も短いので、比較的簡単にかけて聞いてしまうのですが、こういったウンチクに注目しながら聞いてみるのも、なにか違った感覚で聞こえるのでいいですね.
 ONGAKU ゼミナールの魅力は、そういったところかもしれません.

 ということで、昨日の夜の数時間のことを書いてみました.
 明日は、金曜日のことを書く予定です. 

東京・・・・・・寒いっす

 只今ホテル・フロント横のPCから更新中.
 とにかく昨日から寒いんです・・・・今はみぞれの様な雨が降っています.


 ごく簡単に昨日のことなどを・・・・・・
 まず昨日は一日時間を空けておいたので、東京で映画鑑賞です.
 それもついつい 2 本・・・・・・!!



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 "第9地区" と "シャーロック・ホームズ" !!
 
 そして、夜は le sept !!
 寒い小雨舞う銀座ですが、さすがに人通りも少なくて・・・・・

 まぁ、ここでのことは家に帰ってゆっくり描きます

 とりあえず近況のみ!

明日から東京・・・ Part ???

 今朝はなんと、薄っすら雪景色です.
 ほんとうにおかしな天気が続いています.


 明日から東京です.
 金曜日は時間が空いているので、少しばかりのんびりとする予定.
 ですが、どうも金曜日まで天気はあまりよくなさそうです.
 土曜日は講習会で、終了後は 駒場東大前 まで行って "ONGAKU ゼミナール" です.
 今回の東京の目玉でもあります.
 ですので、たまにはギャル同伴で顔を出してみようと思っています.




beatles006

 今回の "ONGAKU ゼミナール" はビートルズです.
 いつもなら、今頃には "Sold out" の案内が出るはずなのですが今回はまだ定員に満たないようですね.
 時期的なものでしょうか?
 それとも場所?
 それとも内容か???


 まぁ、ボクはそれなりに Beatles のウンチクなどを聴きながら楽しい時間が過ごせればいいと思っているので ・・・・・
 それに今回のもう一つの目的は "マイルス・デイヴィスの真実" を直接買うことでもあります.


 問題があるとすれば、会場にたどりつけるかでしょうね.



 ということで、ブログは二日間ほどクローズです.

 楽しい東京レポートが書くことできればいいのですが.
 映画もできれば見ようかと考えています
 "第9地区" 、 "シャッター・アイランド" 、 "シャーロック・ホームズ" ・・・・


 それと金曜の夜は銀座でしょうか ・・・・・・ ただ、混んでいそうです.

Shape Of "Click" To Come

 今日は最近のいろいろなニュースについて ・・・・
 といっても、政治や社会的お話ではなくて音楽関連の気になったニュースなどをピックアップしてみようと思います.
 相変わらず、フォーカスはボケボケになってしまいそうですが ・・・・・




blueheart005

 "ALL TIME SINGLES〜SUPER PREMIUM BEST〜"【アンコールプレス盤】

 問答無用の The Blue Hearts ですね.
 大好きとは言えないけれど、なぜかいろいろな意味で魅力あるグループです.
 結構好きな曲がありますが、一番好きな曲は "TOO MUCH PAIN" で決まりです.
 限定盤で売り切れだったのですが、最近の限定盤の傾向のとおりアンコール・プレスとして蘇りました.
 限定盤と、銘打つ必要があるのでしょうか ??
 最近はこんな企画がほとんどのような気もしていますが.
 発売当時の紹介文にも 「完全初回生産限定盤ですので、お見逃しなく!」 って書いてあります.
 ・・・・ 「完全」 ですよ.
 まぁ、ボクのように最初に買うことのできなかった者にはありがたいことは確かですが ・・・・・
 ということで 1 Click!



Rollins0055

 "The Prestige Albums / Sonny Rollins"
 Sonny Rollins の Prestige 時代のアルバム、8 枚ボックスです.

  "With The Modern Jazz Quartet"
  "Moving Out"
  "Worktime"
  "Sonny Rollins Plus Four"
  "Tenor Madness"
  "Saxophone Colossus"
  "Rollins Plays For Bird"
  "Tour De Force"


 最近でこそ結構冷静 (?) に Rollins を聴くことができますが、以前はどちらかというと嫌いだったアーティストです.
 先日も Miles Davis の Prestige 時代の 14 作品がボックスで出たばかり.
 といってもイタリア盤だったのと、半分以上持っていたので Click はしませんでしたが.
 値段は十分すぎるほど安いのですが、音源のことも書いてありません.
 少なくてもリマスターではなさそうです.
 となると、すでに持っているアルバムもあることですし ・・・・・・・

 まぁ、これは見送りですね. 




Django Reinhardt003

 "Djangologie 2009"

 これは少し前のものですが 20 枚組で実売価格 8,000円程度.
 Django も超有名なギタリストで、ボクの大好きな Tony Iommi はじめジャズだけではなくそれ以外のジャンルのギタリストにも多大な影響を与えています.
 映像も残っていますが、不自由な左手での演奏は驚くべきものがあります.
 驚くのはその値段でしょうか ・・・・ 1 枚あたり 400 円ちょっとです.
 ただこういったものを買っても、ボクの性格だと同じようなタイプの演奏に弱いので (Charlie Parker On Dial のような)、買ってもほとんど聴かない可能性があるのでこれもスルーです.
 Miles のボックスはそれぞれのアルバムが全くと言っていいほど違うものが多いので、全部聴くことができました.




lordofthering005

 "The Lord Of The Ring" トリロジーBOXセット【Blu-ray】

 当然のように 3 作品ともに DVD のコレクターズ・エディションを持っています.
 何回も (と言っても長い映画ですので、2・3回くらい) 見ました.
 原作もしっかり読みました ・・・・ 映画できる前ですので、最初に原作ありきです.
 映画についても満足しています.
 Blu-ray になるとなるとこれはもう Click! です.
 幸いなことに発売は 7 月 7 日なので、他の注文品と支払が一緒にならないのがせめてもの救いでしょうか.



 Ornette Coleman じゃないですが "Click" 来るべきもの! ですね. 
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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