ジャズ屋、再び

 今日の東京は春を思わせる暖かさのなかを、春一番が吹き荒れていました.
 そのせいで、東北・上越新幹線の運転見合わせの煽りをくらって、他の新幹線のダイヤもメチャメチャ.
 おまけに家に帰ると、猛吹雪が待っていました.



 さて、初めて入ったジャズ屋 (ボクのなかでは、ジャズ屋という表現がしっくりきます) でしたが、次に入ったのは休日の真昼間でした.
 暇をもてあましていたので、何か外で食べようと思いその店の前を通りかかると、どうも営業しているような雰囲気だったので、ちょっとコーヒーでも飲んでみようかとな、という感じで入ったのが 2 回目のこと.
 入ると若い女性がカウンターの中にいて、初めて入ったときとはちょっと違う店の感じ.
 他のお客さんはいなかったけれど、ほとんど会話はありません.
 いきなり 「何かリクエストありますか?」 って聞かれ、 「????」 っていう感じで戸惑ったことは覚えています.
 ジャズ屋 2 回目で、リクエストがどういうことかも知らなかったから ・・・・・・・・ 笑

 それからは ・・・・・ ジャズなんてわからなかったし、特にその娘と話すわけでもないのに、暇なときフラリとお店に行くようになったのです.




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 そして覚えたのが、このアルバムです.
 デキシーランド・ジャズといわれる古典的な部類に入るジャズなんだけれど、これがいい!!
 ものすごくいい!!

 ちなみに、このバンドをモデルにしたと思われる、五木寛之の短編小説もありました (ただし、小説では商業主義的な匂いがプンプンしていて、この小説自体好きではありませんが) .
 とにかく "St James Infirmary" を聴いただけで涙が出てくるほどいいんだな.
 よぼよぼのおじいちゃんたちの奏でる音は、哀愁たっぷり ・・・・・・・・ でも、お涙頂戴的な嫌らしさがなくって.

 こういうのも、いい音楽ですぞ.

ジャズとの出会い

 これから数回にわたって、ボクのジャズの歴史を振り返ってみようと思います.
 それはもう、何十年も前のこと、平塚に出てきて数ヶ月後、尋ねてきた友人とたまたま飲みに入った店が、その後の僕の運命を変えちゃいました.




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 裏通りの、住宅街の片隅にあったそのお店、入り口はさらに少し奥にあって、初めての人は必ず躊躇してしまうような雰囲気が漂っていました.
 ドアを通してかすかに流れてくるジャズ ・・・・・・・ ところがドアを開けた瞬間、そのかすかな音が何十倍かの音の洪水となって襲ってきます.
 おまけに、中はほとんど真っ暗、昼間にでも入ろうものなら、しばらく入り口で目を慣らさないと、カウンターの人影さえも区別できないんだな.

 細長い店内はカウンターが 10 席弱、あとは空いているスペースにとってつけたようなボックス席.カウンターには数人座って、ほとんどが目を閉じてジャズを聴いているし、マスターと思しき人物は、眼光鋭く、アフロヘアに、顎ヒゲ.
 正直 「こりゃ、すごいところに入っちゃったなー」 って感じでした.

 真空管アンプから増幅されたフレーズが JBL のカスタム・メイド (その後 JBL4343 に更新) のスピーカーから叩きつけるように溢れてきます.
 とにかく圧倒されたの一言でした.
 でも、なぜか居心地がいいんだな、ジャズなんてまったくわからなかったけれど、この音に中にいても不快感がなかったような気がします.
 だからこそ、のめり込んでいったんでしょうね ・・・・・・・・・ もうひとつの原因は女性だったのですが (笑) .




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 初めて入った夜にかかった一枚が、 "Concierto / Jim Hall" です.
 このアルバムはイージーリスニング的にも聴くことができるので、ジャズを深く聴かない人でも、割合と聴いているようです.

 ボクがモダン・ジャズに傾倒し始めた頃には、 「こんなのジャズじゃねー」 という感じでほとんど聴かなかったのですが、最近たまに聞いてみると、このジャズ屋の雰囲気や、その頃の常連お顔などが浮かんできて、ちょっとセンチメンタルになってしまいます.
 人間年を取ると涙もろくなるんだな.

泣きのアルト

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 Sonny Criss というアルト吹きがいます.
 僕の大好きなアルバムは "Saturday Morning" というアルバムで、 XANADU というレーベルから出ていましたが、今は廃盤かな.
 少し前に、ボクも中古をやっとの思いで探しました.

 彼のアルトは、俗に言う 「泣きの」 アルトで、日本人の演歌心をくすぐるような演奏をします.
 1977 年 11 月 19 日ピストル自殺 (一部では自殺かどうかはっきりしないようですが) をしてしまいました.
 その頃ちょうどジャズ屋でバイトしていて、悲報を聞いてみんなで静かに聞いたのがこのアルバムでした.

 ボクのジャズは、いまだにあの頃を引きずったまま、時間が止まったような聴き方です.
 こういうアルバムを聴くと、その当時のジャズ屋の景色や、匂いが蘇ってきます.
 今度、このジャズ屋のことを少しずつ書いていこうと思っています.


 そのジャズ屋は、平塚の PA-PPAR というジャズ屋です.

波乱の前哨戦

 NASCAR Sprint Cup Series の前哨戦ともいえる Budweiser Shootout が Daytona で行なわれ、今年 Hendrick Motorsports Team に移籍になった Dale Earnhardt Jr. が優勝しました.
 昨年は今ひとつ活躍できなかったのですが、圧倒的な組織力を持つチームへの移籍で、今年は期待できそうです.
 元来、走りは天才ですので.




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 短いレースでしたが、いくつか面白いことがありました.
 昨年までのスポンサーだった Budweiser のレースで、移籍後の初優勝をしたり、いままでのライバルだった Jeff Gordon や Jimmie Johnson と同じチームになって、ちょっと協力し合ったり ・・・・・・ Dale のファンの多くは Jeff Gordon が大嫌いで、昨年 Jeff が勝ったときも物が結構投げられたりしていたのですが、同じチームになったので今年はどうなんだろう.
 トヨタに乗る Tony Stewart も相変わらず調子よさそうですし ・・・・・・.


 ただ "8" はやっぱり Dale Earnhardt Jr. がいいですね.
 "88" も悪くはないけれど ・・・・・ 以前から見ていた我々からすると "8" は Jr. しかありません (笑) .


 まぁそういうことはさておき Pit での新しいルールができたり、車自体も CoT になったりと、今年も楽しみな季節 (シーズン) がやってきました.

本田竹廣

 好きなジャズ・アルバムは、それこそ星の如く(少しオーバー)ありますが、例えばジャズをほとんど聴かない人から 「ジャズってよくわからないけれど、どんなのがお勧めですか?」 と聞かれたら、このアルバムだけは絶対に紹介します.




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 それがこの "This is HONDA" です.

 今でもピアノ・トリオのアルバムの中で、一番だと思っています.
 このアルバムに収められている曲のすべてが、聴くものの心を惹きつけてしまいます.
 ボクが彼の演奏が好きな理由の一つは、そのタッチの強さです.アルバム聴いているだけでそのタッチの強さがひしひしと伝わってきます.
 かと思うと、スロー・バラードでも聴かせちゃうんだな、これが!

 録音されたのはもう 30 年以上前の1972 年.
 その当時の録音としてはかなりよく、何か賞を獲ってもいました.こういうアルバムは、何かをしながら流しても、結局は音楽に引き込まれてしまうので、何かができなくなってしまいます


 ・・・・・・・・ John Coltrane なんかと同じですね.


 以前、 Stroke になり復活コンサートをして話題にも成りましたが、平成 18 年 1 月 12 日急性心不全によって逝去されました (享年 60 歳).
 まだまだ、あの怒濤のような、パワフルな演奏を聴きたかったのに ・・・・・・・・ 本当に残念です.

映画の中のいい場面

 映画の中には、俗に言う 「名場面」 というものが多くあります.
 そういったものとは別に、ちょっとした場面なんだけれど、心に残る場面というのもあります.
 ボクの場合は、そういった 「いい場面」 というものに、必ず音楽が絡んでいます.



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 例えば、 "Collateral" の最初のほうで、女性検事を乗せて目的地に付くまでの場面.
 特に "Hands of time : Groove Armada" がかかる場面の街の映像や、タクシーの中での会話のやり取りって、ちょっと素敵です.
 こういったちょっとした場面なんだけれど、印象に残ることって多いのですが、でもストーリーはどうだったっけ???なんて映画もいっぱいあります.
 映画の良し悪しと、心に残るのはまったく別物ですね.



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 それと "MIAMI VICE" !
 ここでも大好きな "Numb : Linkin Park" (ただし映画の中では違うヤツが演奏してるんだけれど) が流れたりしています.
 この映画はとにかく Cool ! 、数十年前 TV 番組の頃から、素足にシューズといった格好や、番組の中に流れる音楽が ("You Belong To The City : Glenn Frey") 素敵だったんだな.
 両方とも、Michel Mannが監督だから、そういった部分でも監督の好き嫌いが出ますね.



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 映画の音楽で忘れられないのが "The Motorcycle Diaries" です.
 これももう グスタブ・サンタオラージャ の音楽が最高で、この音楽が映画の内容を表現しているといっても過言ではないでしょうか.
 "21g" 、 "Babbel" どれも哀愁帯びた素敵な音楽が流れています.

NASCAR




 ボクの大好きなモーター・スポーツが、 NASCAR (National Association for Stock Car Auto Race) です.



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 昔で言うストックカー・レースというやつですね.
 これが本当に面白いんですよ、 F1 なんかとは違った、いかにもアメリカっていうレースで、全米 No.1 のモーター・スポーツというのも頷けます.


 車は、外見は市販のセダンをベースにしてありますが、当然ドアもないし、パイプフレームの外にアルミのボディを被せてただけ.
 コックピットもすごく狭く、ハンドルとお腹が付いてしまうような (オバサマの運転スタイルみたい) 窮屈な格好で運転します.


 ほとんどのレースが、オーバル (楕円形) コースを何百周もするのですが、嫌いな人に言わせると 「ただ楕円コースをグルグル回っているのって、どこが面白いの?」 なんですね.
 ところが、ところが、この一見単純に見えるレースなんだけれど、非常に奥が深いのです.




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 まずはそのスピードです、小さいコースだと1周で約 800m しかありません.
 そこを 43 台の車が、時速 200 km (トラックによっては 300 km 以上)で、バンバーとバンバーが触れるくらいの距離で走るのですから (東京の渋滞が時速 200 km でおきている状態かな).

 当然接触も多く (邪魔な車を後ろから軽くプッシュするのも当たり前)、ピットではハンマーで叩いてボディ直したり、ボンネットのない状態でなんとか完走したりと、とても F1 なんかでは考えられない世界が待っています.


 ドライバーの個性も強く、超国民的人気の Dale Earnhardt Jr. や、超嫌われ者 (アメリカで最も嫌いなスポーツ選手第 3 位) の Kurt Busch (ただボクは彼の天才的な走りが大好きなんですが)、暴れん坊将軍 Tony Stewart 、ジャニーズ系 Kasey Kahne 、 2 年連続シリーズチャンピオン Jimmie Johnson 、 F1 からきた Juan Montoya ・・・・・・・ 等など.




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 いよいよシーズン開幕の、 Daytona 500 が開催です.日本でも日テレ系 G+ で見ることが出来ます.


 今年は完全に車のレギュレーション変更 (CoT) になるので、昨年とは違ったレース展開になるのでしょうかね.
 楽しみです.



Tina Brooks と Blue Mitchell 

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 Tina Brooks って、昨年まで聴いたことなかったのですが、昨年 Blue Note の廉価版の中で見つけた "Back to the tracks" というアルバムがいいんだな.
 本当にハデさはないんだけれど、日本人好みっていう感じ.
 アルバム全体が落ち着いていて、聴いていてホッとできる感じです.

 ピアノの Kenny Drew は、以前からあまり聴かず、好きなピアニストとは言えないんだけれど、このアルバムではでしゃばらずにしっかり弾いていて ・・・・・・ よい、よい!
 以前から超偏屈な聴きかたをしてきたんだけれど、最近は少しオトナになったせいか、以前は名前を見ただけで 「あーー、これは聴かなくてもいいや」 となったようなアーチストのアルバムも手に取るようになりました・・・・ただし、それも 60 年代頃までですが(笑).
 
 相変わらず偏屈だ!

 このアルバムのもう一ついいところは Blue Mitchell かな.


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 Blue Mitchell は大好きなトランペッターの一人ですが、この人もハデじゃないんだよね.それが突然変なアルバム吹き込んだりして ・・・・・・ よくわからない人ですが (笑).
 このアルバムでも堅実に、でしゃばらず ・・・・・・ 個人的には Kenny Dorham より好きかな.

 "I'll close my eyes" はイチオシです.
 以前にジャズ喫茶でバイトしていた頃、この曲を朝一番のテーマにしていました.
 これ聴くたびに、元気が出て、「よーし今日もガンバロウ!」って気にさせてくれるんですよね.
 そしてジャケットがいいんだな、これは!!
 これが、モダン・ジャズです.

最近ハンク・モブレー

 もう数十年ジャズを聴いていますが、いまだに古いものばかりを聴いています.
 ものすごく偏屈な聴き方だけれど、こういうのもありかな.

 私が聴くジャズは、50・60年代のモダン・ジャズばかり.
 最近はジャズも廉価版でなかなか聴くことの出来なかったようなアルバムまで発売されるから、そういったアルバムを探すだけでもかなり楽しいですね.
 ちなみに私の購入先はHMVオンラインショッピングだけです.


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 ハンク・モブレーは、もちろん昔から知ってはいましたが、あまり一生懸命聴かなかったせいか、印象薄かったのですが、最近ブルーノートの廉価版を買い始めてから、改めて聴いてみると・・・・・これがいいのだ!!
 有名なこのアルバム、フレディ・ハバードもまだまだ青いし、ウイントン・ケリーもそんなにいいとは思わないけど、1曲目の”ROLL CALL”のモブレーは・・・・・よい、よい・・・・こういうのが、ブルーノートのジャズだよね.

 この頃のブルーノートを聞いちゃうと、なかなか新しいものは・・・・・

 今、外はシンシンと雪、家の中では骨太のテナーが今夜もブローしています.

アルフォンス・ミュシャ

 私の好きな画家の一人が アルフォンス・ミュシャ です.
 画家といっても、私としては、その当時のポップ・アーティストという感じ (少し前の アンディ・ウォーホール のような ・・・・・・・ 本当はまったく違うんですが)で捉えているのですが(笑).
 ミュシャ はあまりに有名ですから、名前を知らない方でも絵を見ると、 「この絵、知っている」 っていう感じではないでしょうか.




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 実は我が家には ミュシャ のリトグラフが数枚飾ってあります.

 といっても、オリジナルは我々庶民には手が届きません、さりとて復刻版画は出来のいいものがなく、ちょっとお金の無駄使いになってしまいます.
 そこで目をつけたのが、ミュシャ財団公認のリクリエーション版画です.
 これだったら極めてオリジナルに近く、大きさも同じで、価格もお手ごろ(といっても、 5 〜 10 万円くらいはしてしまいます)ですので、なんとか購入できます.
 ただし絵としての価値は微妙ですので、投資目的では止めたほうがいいでしょうね.

 私も、奥様には購入金額を内緒で 3 枚購入しましたが、ふとしたときに飛び込んでくる絵に描かれた少女の瞳を見るたびに、「やっぱりミュシャっていいなーーー」と思ってしまいます.



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 購入し始めると歯止めが効かなくなりそうでしたので、 3 枚で止めるつもりだったのですが、ある時に見つけた 「マドンナ・オブ・リリー」 のジークレーが、またまた購入意欲の灯をともしてしまいました.

 元々この絵は油絵の大作ですので、本当の展覧会でしか目にすることは出来ません.
 ジークレーって最新のインクジェット方式で再現した、要は複製画で、絵の価値はまるでないに等しいですが、でもでもこの絵を家にいていつでも見られることが本当に幸せです.
 そういう意味では、絵としての金額的な価値以上のものがあると思っています.



 小さな家ですが、出来るだけ空間を利用して、リトグラフを 10 数枚飾ってあります.
 本当にリトグラフは高い金額を出さなくても、大きな安らぎを与えてくれますね.
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 大好きなジャズ・アルバムの紹介を中心としたブログだったのでこんなタイトル付けていますが、最近は写真やカメラの話題が中心になっています.

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