投稿しようと思ってはいたものの、半年が過ぎてしまいました.
 その間にいろいろなことがありすぎ ・・・・・・・


 どこまで続くかわからないけれど、少しばかり同じ話題で書いてみようと思います.
 テーマはずばり "Blue Note" ・・・・・



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 Curtis Fuller といえば、誰もが "Blues-ette" と答えるくらい有名なアルバムが残っていますが、逆にいうと 「それだけ?」 という感じも無きにしも非ず.
 元来トロンボーン自体が表現しにくい楽器ということもあるのでしょうが、ボクの中ではかなり印象が薄く、正直あまり Curtis Fuller を聴いてはいませんでした.
 最近になって Blue Note レーベルが、続々と廉価版を出しているので、こちらも大人買い、今回ブログを書き始めたのもこれらのアルバムの印象を書き綴ろうと思ったからでした.


 "THE OPENER" ですが、 Curtis Fuller (tb), Hank Mobley (ts), Bobby Timmons (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)  1957 年 6 月 16 日の録音です.
 1 曲目の "A Lovely Way to Spend and Evening" と、 4 曲目の "Here's to My Lady" がワンホーンのカルテット演奏で、両方ともバラード・ナンバー.
 LP だと A , B 面の最初の曲がそれぞれこの曲になります.
 岡崎正通氏によるライナーノーツには 「・・・フラーの並々ならぬ自信のほどがうかがえる。」 とありますが、ボクはどちらかというと小奇麗にまとめようとしたような気がしてなりません.
 もちろん演奏が悪いということではありません.
 1 曲目なんかはトロンボーンだからこそ出せる、独特なブルージーな音で、淡々としていながら、ジーンと胸に沁み込んできます.
 アルバム全体が穏やかな雰囲気をもっています.
 今年になって Hank Mobley を、何故か聴くようになったボクとしては、 2曲目の "Hugore" のほうがいいかな.


 "Blues-ette" のような派手なアルバムではありませんし、バリバリにブローしまくりのアルバムでもありませんが、聴くたびにホッとできるようなアルバムです.

 素敵なレディと、ボンベイ・サファイアでも飲みながら聞くにはちょうどいいアルバムかも.



 そういえば今夜は、とても素敵な女性と 1 時間ほどおしゃべり.
 風はもう秋の気配です、これからの夜長はやっぱり素敵な音楽とともに.