今日は秋らしくない暑い一日でしたが、秋の夜にぴったり(?)なアルバムを ・・・・・・

  Blue Hour / Stanley Turrentine


 彼のテナーは正直かなり鼻につきます ・・・・・・ どこから聴いても Stanley Turrentine そのものです.
 とてもブルージーで、数フレーズ聴くとわかっちゃうくらいの音色です.
 アドリブも、独特の「泣き」が入るようなフレーズで、「バッ」と吹いています ・・・・・ ボクはなんとなく、音が「バッ」と聴こえるのでこんな表現をいつもしています.



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 で、このアルバムなのですが、ジャケットがいいです.
 いかにも、ぽいです ・・・・・・ 構図がいいです ・・・・・・ 個人的にはもう少しピントがはっきりしていたほうがいいのですが.
 でも The 3 Sounds ってほとんど聞いたことがないんですよねー、このアルバムが最初かも
 まぁ ・・・・・ ひょっとすると、どこかで聴いているのかも知れないけれど、印象ないだけかも.
 このアルバム全体がブルージーな構成なので、なにかトリオの特徴がわかりませんが ・・・・・・・ 可もなく不可もなく、ブルースしていますね.


 このアルバム聴くたびに、選曲をもう少し考えればと思ってしまいます.
 もっとアップテンポのものを演奏したとしても、このメンバーだったら間違いなくブルージーになるはずです.
 3 曲目の "Blue Riff" だけが少しアップテンポになっていますが、他の 4 曲は同じようなテンポで ・・・・・・・ どうも、ダルダル感が.
 アルバムコンセプトが "Blue Hour" なので悪くはないですが、ボクは "Look Out" のほうがアルバムとしてはずっと好きです.

ちょっとばかり、物足りないですね.


 真剣になって聴くというよりは、秋の夜長、酒でも飲みながら、遠くの夜景でもボーっと見ているなんてシチュエーションに合いそうなアルバムですね.