久しぶりの雪です ・・・・
 まだ舞っている程度ですが、これからまだまだ降りそうな気配.
 日本海地域ではすでに大雪のようです.
 明日は 50 km ほど北上して講習会と忘年会があるのですが、すでに自動車道の一部は 「チェーン規制」 が.
 スタッドレス・タイヤを履いてはいるものの、雪道にからっきしのスポーツなので無事に会場に辿りつけるかどうか.
 AWD が欲しい!!!



 折角の雪降りなので雪にちなんだアルバムを ・・・・・・ ないですねー.
 雪といって思い浮かぶのは "At The Golden Circle / Ornette Coleman" です.
 あの一度見たら忘れられないジャケットと、あの独特な音色.
 ですが、最近守備範囲がかなり広がったボクでも、さすがにこの音色はまだ受けつけてくれません.
 だから、当然家にはありません.





Davis131






   "Filles De Kilimanjaro / Miles Davis"




  1.Frelon Brun(Brown Hornet)
  2. Tout De Suite
  3. Petits Machins(Little Stuff)
  4. Filles De Kilimanjaro
  5. Mademoiselle Mabry
  6. Tout De Suite(alt tk)






  Miles Davis(tp),Wayne Shorter(ts),Herbie Hancock(el-p),
  Chick Corea(el-p),Ron Carter(el-b),Dave Holland(b),
  Tony Williams(ds)
  # 3 : June 19, 1968.   # 2 & 6 : June 20, 1968.
  # 4 : June 21, 1968.   # 1 & 5 : September 24, 1968.





 もうこの辺りの Miles は、ボクにとってまったく未知の世界 ・・・・ アフリカのサバンナのようです.
 たまたま例の Box を買ったので今聴いているのですが、そうじゃなければきっと今も聴くことがなかったんじゃないでしょうか.

 だから ・・・・・・・・・・
 今まで、ずっと ・・・・・・・・・・

 "キリマンジェロの雪" だとばかり思っていました ・・・・・・ 爆汗


 今日初めて調べてみたら "キリマンジェロの娘" なんですね.
 だからジャケットが女の子の写真なのだと、改めて感心!!

 でも普通、キリマンジェロと言えば "雪" ですよね.
 ヘミングウェイですよね ・・・・・・ 違いますか???
 オヤジ的には "キリマンジェロの雪" !!




Davis131-2

 で、聴いてみると ・・・・・・
 普通じゃん!!    
 聴けるじゃん!!!
 モダン・ジャズじゃん!!!
 ・・・・・・・・・・・ という感じです.


 確かに電子楽器 (・・・・今でもこんな言葉使うのかは微妙 ) 使ってはいますが、まったく問題なく音が入り込んできます.
 まぁ、個人的にはこのグループの 1965 年辺りの演奏が好きですが、このアルバムの Wayne Shorter なんかの演奏を聴くと、ようやく洗練されたという印象を受け、こちらの方がいい演奏と感じてしまいます.


 特に "Mademoiselle Mabry" の演奏なんかとてもいい!
 Miles もいいんだけれど Wayne Shorter がいい.
 16 分にも及ぶ演奏なんだけれど時間の長さを感じさせません.
 全体にスローテンポな流れの中に、緊張感が潜んでいます.
 これっ・・・・いいわ!



 輸入盤なのでライナーも読まない、付属の Book も録音データ見る程度、だから人気のあるアルバムかもわからない、どんな評価受けているのかも不明だけれど.
 だからこそ、不要な知識なしで聴くことができます。
 これかなりいいです!!


 雪が降らなかったら、聴いていなかったかも.
 これでまた Box をみんな聴いていく楽しみが増えました.


 ちなみに Miles を熱狂的、狂信的にも愛しているわけではありませんが、何故か値段の安さで "Complete Columbia Album Collection" を買い、さらに "Complete Live At Plugged Nickel 1965 (国内盤ゴールド・ディスク 7 枚組)" までオークションで買ってしまいました.



 なにがボクにそうさせるのか ・・・・・ まったくの謎です.