明日は一日会議で出張です.
 今日も恐ろしく暑かったけれど、明日も暑そうですね、秋の気配はどこにいってしまったのか.


 今週末は "いつもの講習会" ですが、出張コース.
 金曜日から現地入り、出張コースはいつもと勝手が違うのでどうなることやら.
 一番の心配は資器材です.
 とにかく多くの資器材を使うコース、そのほとんどが都内からの配送なので、その時に何か忘れられるとアウトです ・・・・ .

 まぁ、最悪を想定して何か足りない場合のことを考えながらコースの組み立てしているんですが ・・・・ 必ず大なり小なりのトラブルは避けられません.
 このトラブルをいかに乗り切るかが、コース・マネージメントの腕の見せ所です.





 さて、久しぶりにストレート・アヘッドなジャズでも聴きましょう.
 どうも最近はフュージョン系のものが多かったので、蒸し暑いくらいのホットな演奏でも.







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  "The Trio / 本田竹廣"





  1.  This Guy's In Love With You
        (B.Bacharach-H.David) ・・・・・ 4:46
  2.  破壊と抒情
        (T.Honda) ・・・・・ 7:29
  3.  I Fall In Love Easily
        (J.Styne-S.Cahn) ・・・・・ 6:10
  4.  CMT&T
        (T.Honda) ・・・・・ 8:01
  5.  Emergency
        (T.Honda) ・・・・・ 9:30





  本田竹廣 (p), 鈴木良雄 (b), 渡辺文男 (ds)
  Recorded at Iino Hall, March 10, 1970.





 ボクの大好きな 本田竹廣 です.
 特にこの頃の 本田竹廣 が大好きです.
 今手元にある CD のレーベルは、AMJ (アブソード・ミュージック・ジャパン)から発売されたものですが、当時どうだったんだろ?

 記憶が確かだとすると、 TRIO レーベルから、一連の作品が発売されていたように思うのですが ・・・・ これは、いつものように当てになりません.
 そういえば、一番好きなアルバム "This Is Honda" も手元にあるのは Venus Records から発売されたものでした ・・・・ そして今は AMJ のようです.




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 ボクはこのアルバム、 B 面の "Emergency" のイメージが強くて、他の曲の印象がほとんど残っていませんでした.

 今回きちんと聴き直してみると、1 曲目の "This Guy's In Love With You" からゴキゲンです. 
 この曲は Burt Bacharach の曲で、多くの人たちがカヴァーしています.
 Herb Alpert なんかは有名でしょうか(っていうか、これがオリジナル?)、変わったところでは Oasis の ・・・・ 正しくは、元 Oasis の Noel Gallagher が歌ったりしています.
 60 年代のポピュラー・ソングといったところですが、こういった曲を聴きごたえのある演奏にしてしまうところが、うまいところですね.
 この曲に関しては、決して唸るような演奏とは違いますが、軽快な演奏の中にも、いつもの "ホンタケ" 節が聴こえます.
 独特の歌心で、息の長いフレーズがボクは大好き.


 2 曲目になると、1 曲目とはうって変わってモーダルなオリジナル曲.
 叩きつけるようなタッチの強いピアノが聴けます.
 ベースの 鈴木良雄 もいつもとは違って、モーダルしちゃってます.



 そして昔でいうところの B 面!
 "CMT&T" も彼のオリジナル曲です.
 非常にファンキーな演奏です、ベース・ドラムスがグイグイ引っ張っていきます.
 こういう演奏がいいんだよね〜 ・・・・ 絶対ライブですよね、それも小さなライブ・ハウスでの.
 聴いていても思わず唸ってしまうような、パワフルでソウルフルな演奏です.


 そして最後の曲が "Emergency" !
 アーシーで、リリカルな演奏です ・・・・ なんとなくそんな感じ、如何せん表現力に乏しいので、ご勘弁を.
 徐々に高揚していく感じが、とってもいいんです.


 「本田竹廣 のアルバムのベストは?」 と聞かれれば、間違いなくボクは 「"This Is Honda"」 と答えます.
 だからルーキーの皆さんにも、まず 「"This Is Honda" を聴いて!」 と言うでしょう.
 でも、このアルバム "The Trio" もとてもいいアルバムです、とってもいいジャズがここにあります.
 本田竹廣 は、 「日本人だってこんなにも素敵な表現力持っているんだよ」 って言えるくらい素敵なピアニストです.


 そういえば、ボクがジャズを好きになったのも、 "This Is Honda" を聴いたから、友人の女の子が、銀座山野楽器で 本田竹廣 の CD も見つけ喜んでメールしてきたことがあったり、 2 月の "Jazz Conversation" のリクエスト大会でかかったボクのリクエストが、本田竹廣の演奏する "Softly As In The Morning Sunrise" だったり ・・・・・ .
 本田竹廣 とともに、いろいろな思い出もたくさんありました.




 彼が亡くなってから、もう 4 年が過ぎました.
 アルバムも、もっと再販してほしいですね. 
 一人でも多くの人に、彼の演奏を聴いてほしいものです.




 ・・・・・ This Guy's In Love With You