登山 ・・・・ というよりは、ボクの場合トレッキングなのです.
 登山は、どうも PEAK を目指すもので、トレッキングは具体的な目的を持たず歩いたりすることというようなことがどこかに書かれていました.
 となると、トレッキングではなく "徘徊" のほうが今のボクには近いのかもしれません(笑).


 山の楽しみ方は人それぞれ.
 ボクが見つけた楽しみは、"PEAK で新主流派" なのです.
 タイトルだけだと、ちょっとシュールな感じでステキですが、大したことはありません.
 要は、一応の目的場所で、昼ご飯食べながらで思いっきりジャズを聴くだけのことです.
 昼ご飯は前にも書いたように、おにぎり二つで十分 ・・・・ できれば、セブン・イレブンの "カリカリ梅のおにぎり" が希望.


 歩いている時は、何も聞かず、風の音や、自分の歩く音だけに浸るのがいいです (以前美ヶ原の散歩では iPod 聴きながらでしたが、やっぱりこれはよくない) ・・・・ 中には、熊除けの鈴の音も嫌という人がいますが、こればかりは出会ってからではシャレになりませんので.
 そして昼ご飯は、素敵な景色を見ながら、おにぎり頬張って、ちょっと熱めのコーヒーも煎れて、新主流派の音楽に浸るのであります ・・・・ まぁ、新主流派と言ってしまうと Blue Note だけになってしまいますが、モーダルな演奏全体という意味です.



 なぜか、ボクはこういった自然の中で、モーダルな演奏を聴くのが好きです.








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  "Juju / Wayne Shorter"





  1. Juju
  2. Deluge
  3. House Of Jade
  4. Mahjong
  5. Yes Or No
  6. Twelve More Bars To Go
  7. Juju (alt-tk)
  8. Twelve More Bars To Go (alt-tk)




  Wayne Shorter (ts), McCoy Tyner (p),
  Reggie Workman (b), Elvin Jones (ds)
  Recorded August 3, 1964






 そんな山頂で思いっきり聴きたいアルバムの一枚が、これっ.
 Wayne Shorter が Jazz Messengers から、よりモーダルな演奏へと変わっていく時代のアルバムです.
 躍動感のある演奏で、最近ちょっと好きになりました.




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 ただ、このアルバムはちょっとルーキーにお勧めできそうもありません.
 いい、悪いという意味ではなく、聴きやすいかどうかという点で.
 この時代あたりの、モーダルな演奏は、ともすればルーキーには辛いものがあるかもしれませんので、少し聴きこんでからこのあたりを聴くのが正統派のルートのような感じです.
 例えば John Coltrane の "至上の愛"、"Ascension" といった有名なアルバムがありますが、いくら有名で、絶賛されていたとしても、いきなりここは絶対だめです.
 登山初心者が、"大キレット" に挑むようなものです ・・・・ これ、我ながらいい例えです(笑).


 ジャズって、なんとなくですが大自然に似合いそうもありませんが、実際に聴いてみるとそんなことなくて、すんなりと心に染み込んできます.
 ましてや、満天の星空なんかを見上げながらだったら、他には何も要らないでしょうね.
 きっと昔あったウォークマンの CM の猿のようになってしまいます.



 今年の冬は、スノーシューでスノー・トレッキングです.
 雪の中ではどんなアルバムが似合うんだろう ・・・・・ 雪と言えば、 Ornette Coleman となるのですが、こればかりはさすがのボクでも、今だに手が出ません.
 雪の中で、熱いコーヒー飲むなんて、なんて素敵でしょうか.
 今から気分がルンルン状態です ・・・・・ 最近、完全にイカレテいます.


 さて季節はもう冬の気配がプンプンです.
 今朝の浅間山は真っ白.
 今週末だけは雪降らないように・・・・・・・スタッドレス履いてますが、我が家の DC5 はからきし雪に弱いので.




 キナ臭い国際情勢の中、こんな脳天気ことばかり考えているのは、平和にどっぷり漬かってしまっているからでしょうね.