昨日はちょっとハードな一日で、今朝は 7 時からお仕事.
若干お疲れモードです.
金曜日からバタバタした慌ただしさが続いていたので、少しばかり疲れが貯まっているんでしょうか.
土日はまた東京ですが、今度の東京はほんの少し打ち合わせをして、後は完全にリフレッシュなのです.
数日前に届いていたのですが、そんなバタバタした日が続いたので開けないまま部屋に置いてあった HMV のダンボール.
その中の一枚です、今の季節、雪が似合うジャケットです.

"Flight To Denmark / Duke Jordan"
1. No Problem
2. Here's That Rainy Day
3. Everything Happens To Me
4. * Glad I Met Pat (tk.3)
5. Glad I Met Pat (tk.4)
6. How Deep Is The Ocean
7. On Green Dolphin Street
8. * If I Did - Would You? (tk.3)
9. If I Did - Would You? (tk.2)
10. Flight To Denmark
11. * No Problem (tk.2)
12. * Jordu (tk.1)
Duke Jordan(p), Mads Vinding(b), Ed Thigpen(ds)
Recorded November 25 & December 2, 1973.

雪のイメージ ・・・・・ ジャズと雪ってあまり似合わないような感じです.
でも先日も書いたように、こんな雪のジャケットが何枚かあります.
そんな中の一枚です.
久しぶりに聴いてみましたが、まず録音がいいですね.
ベースの音が、しっかり前に出てきますし、ピアノの高音部も素敵です.
そして懐かしい 1 曲目 ・・・・・・ そう、 "危険な関係のブルース" .
このアルバムでの曲名は "No Problem" ですが、映画 "危険な関係" の曲といったほうがわかりやすいでしょうか.
映画では Art Blakey & The Jazz Messengers が演奏していたという記載がありますが、かなり昔に一度だけ見た映画ですので、ほとんど記憶に残っていません.
なぜか家に 45 回転のシングル盤がありました.

このシリーズのシングル盤が 4 枚、今では再生するすべはありませんが、何となく好きな映画なのでとってありました.
死刑台のエレベーター : Ascenseur pour l'echafaud
危険な関係 : Les Liaisons Dangereuses
墓にツバをかけろ : J'irai cracher sur vos tombes
殺られる : Des Femmes Disparaissent
みんな音楽にジャズが使われています.
特にすきなのが "墓にツバをかけろ" の、 "褐色のブルース" でした.
みんな フィルム・ノワール の傑作と言ってもいいのかなー.
これらの映画に登場する "ファム・ファタール" たちの魅力が、映画の魅力にもなっていたように思います.
ジャンヌ・モロー、アントネッラ・ルアルディ、ヴェロニカ・レイク、ジェーン・グリア、ラナ・ターナー、ローレン・バコール、リタ・ヘイワース ・・・・
ボクが美女に弱くなったのは、出会った美女たちが、きっとこんな ファム・ファタール たちだったからでしょうか ・・・・・

Wiki 先生によると、映画 "危険な関係" は、 1782 年にフランスの作家 コデルロス・ド・ラクロ によって書かれた書簡体小説の舞台を、原作の 18 世紀フランスの貴族社会から現代の上流社会に変えて作られています.
原作の内容は、 18 世紀後半のフランス貴族社会を舞台に、貴族社会の道徳的退廃と風紀の乱れを書かれています.
いつものように、どんどん話しが違う方向に進み始めましたので、修正、修正.
Duke Jordan も、 70 年代から活動拠点をヨーロッパに移して活動していたようです.
多くのジャズ・ミュージシャンが、その当時活動拠点をヨーロッパに移していたようです.
でもそのほとんどがフランス辺りだったような気がします、デンマークというのは珍しいですよね.
故に雪の中でのジャケット撮影であり、このタイトルなのでしょう.
この CD も International 盤ですので、オリジナル盤には入っていなかった曲が 4 曲 (*印) 追加されています.

なにか普通のドラムじゃないような ・・・・ まるでコンガのような、ポクポクという感じのドラムから、 Ron Carter の "Double Base" のイントロを彷彿させるようなベースが入ってきて、ちょっとピーキーなピアノが鳴ったかと思うと、あのちょっと哀愁を帯びたメロディーが流れてきます.
"No Problem"
そして、スタンダードの "Here's That Rainy Day" 、 "Everything Happens To Me" と続きますが、本当によく歌うピアノ.
素敵な演奏、とれもきれいな演奏です.
このアルバムは、普段ジャズなんか聴かない人でも、さりげなく流せて、音楽に浸ることのできる ・・・・・ そんなアルバムじゃないでしょうか.
これは、ルーキーにも断然お勧めです.
土日東京でリフレッシュなので、また少しばかり写真を撮ってこようと思っています.
できれば、撮った写真を HDR 合成したいのですが、 RAW とかよくわからないし、専用ソフトもどれがいいのか不明.
できれば 1 枚の写真から HDR 合成できるようなソフトがあればいいんですがね〜.
また少し勉強してみようと ・・・・・・・・・
デューク・ジョーダンのこのアルバムは、雪のジャケットと内容がマッチしています。学生時代、静かな夜更けに、たまたま入った、冷えた寒いジャズ喫茶の空間でかかっていましたが、あまりにも音楽とその光景が似合っていて、名盤度が一気に僕の中でアップしました(笑)。
雪のジャケットは、インストだとなかなか思い浮かびません。かろうじて、motoさんの挙げられた2枚(本作品とコールマン)の他には、ジミー・スミスのChristmas Cookin'、レイ・ブライアントのSlow Flightに気付きましたが、全体に雪をあしらったものは、motoさんが挙げられた2枚ですね。