いよいよ冬到来という感じで、気温も一気に下がりました.
 今朝は ・・・・・・・ 初雪 !
 ただ、積雪というには程遠く、 8 時頃には雨に変わってしまいました.


 さてさて ・・・・・ こんな小雨舞う寒い曇り空の休日は、どこにも出かけないで家でボーーッとします.
 幸いなことにまだ観ていない DVD や Blu-ray もあります.



 午前中はこんな曇天にピッタリのプログレかけながら、ちょっとお勉強です.

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 どうも聴こえてくる演奏に、神経の矛先が向いていってしまいますなぁ.





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    "Relics / Pink Floyd"




   1.  Arnold Layne
   2.  Interstellar Overdrive
   3.  See Emily Play
   4.  Remember A Day
   5.  Paintbox
   6.  Julia Dream
   7.  Careful With That Axe Eugene
   8.  Cirrus Minor
   9.  The Nile Song
   10.  Biding My Time
   11.  Bike



   -------- Pink Floyd ----------
   Syd Barrett (g.vo), David Gilmour (g.vo), 
   Roger Waters (b.vo), Richard Wright (key.vo), 
   Nick Mason (ds.parc)






 このアルバム、ジャケットがまずもって微妙です.
 音が出るかは別としても、間違いなく オーケストリオン に違いないとボクは思っていました.
 CD ジャケットには "Original Drawing by Nick Mason" と書かれています ・・・・・・・ これ、 "船" のイメージだったんですね.


 Pink Floyd のジャケットと言えば、 ヒプノシス (Hipgnosis: 個人名ではなく、芸術集団名) というのが定番ですが、このジャケットはなにか ヒプノシス とは全く違うようなイメージです.
 でもこの "Relics" のジャケット写真を撮ったのが Tony May で、 "原子心母" のカメラマンと同一ですので ・・・・ やっぱり ヒプノシス なのかなぁ.

 ヒプノシス の名前を一躍有名にしたのが、 1970 年発表の "原子心母 / Pink Floyd" の 牛 のジャケット (下の写真左).
 それまで定番だった、アルバム・タイトルもアーティスト名も表記されていないこのアルバム・ジャケットのインパクトは 大 !!
 ヒプノシス は "聖なる館 / レッド・ツェッペリン" (下の写真右) など、多くのミュージシャンのアルバム・ジャケットを手掛けています.


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 このアルバムですが、一見ベスト盤的な趣がありますが、普通のベスト盤とはかなり違います.
 過去のアルバム未収録だったシングル曲 "Arnold Layne" や "See Emily Play" 、さらにはシングルの B 面だった "Julia Dream (邦題 "夢に消えるジュリア")、アルバム "Ummagumma (1969年)" のライブ演奏として有名な "Careful With That Axe Eugene (邦題: "ユージン、斧に気をつけろ") のスタジオ演奏が収録されています ・・・・・ ちなみにアルバム・タイトルの "Relics" とは、遺物という意味があります.


 当然ですが、アルバムとしてのコンセプトも見えず、初期の曲を中心としたサイケデリックな感覚で満ちているアルバムです.
 だから、俗に言うベスト盤とはちょっと違うんですね.
 先日届いた "Discovery" というタイトルのついた、 Pink Floyd Box にはこのアルバムは含まれていません.
 これから Pink Floyd を聴いてみようとしているルーキーの皆さんには、ちょっとお勧めできないアルバムです.



 初期の Syd Barrett 色 した演奏も、何曲か聴くことができます.
 オリジナル・アルバム 14 枚の中、初期のアルバムのすき間を埋めるようなアルバムがこの "Relics" とでも言えばいいんでしょうか.
 ちなみにボク、 Syd Barrett と歳こそ違いますが誕生日は一緒です ・・・・・ ということは、彼の 狂気 もボクと一緒なのか !?  
 でもボクは、 Syd Barrett よりも、 Roger Waters であり、 David Gilmour なんだけれどね.




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 Pink Floyd って、演奏やアルバム・コンセプトなどから、どうも難しく語られる傾向にあるように思います.
 まず プログレッシブ・ロック って何 ? って感じですが、この言葉自体が Pink Floyd に深く関わっています.

 1970 年日本国内で発売された "原子心母 (Atom Heart Mother) " のタスキに、 「ピンク・フロイドの道はプログレッシヴ・ロックの道なり!」 というキャッチ・コピーが掲げられていますが、その当時 東芝音楽工業 の ピンク・フロイド 宣伝担当ディレクターであった 石坂敬一 氏が、従来のロックとは違う ピンク・フロイド の音楽を形容するために考案したものといわれています.


 その時に使われた プログレッシブ・ロック という言葉が、今では世界でも使われるようになっています.
 言葉の意味は 「先進的」 、 「前衛的」 といった意味がありますが、音楽的な特徴としては、
   ・アルバム全体を一つの作品とする意識の徹底 (コンセプト・アルバム)
   ・大作、長尺主義傾向にある長時間の曲
   ・歌が短く演奏重視で、インストゥルメンタルの楽曲も多い
   ・技巧的で複雑に構成された楽曲 (変拍子・転調などの多用)
   ・芸術性を重視した曲作り
   ・クラシック音楽やジャズ、あるいは現代音楽とのクロスオーヴァー
   ・当時の最新テクノロジーを使用した楽器の積極的使用
   ・今までにない独創的な音楽性
       (Wikipedia から抜粋)


 基本は ロック であるので、あまりにも前衛的な音楽は プログレッシブ・ロック とは言われていないようです.
 ピンク・フロイド 、 キング・クリムゾン 、 イエス 、 エマーソン・レイク・アンド・パーマー 、 ジェネシス ・・・・ など、どちらかというとヨーロッパのグループが主体.

 この手の プログレッシブ・ロック はかなり好き嫌いがはっきり分かれます.
 でもボクは GFR のような直球勝負のロックも大好きですし、 Pink Floyd も大好き、 Sabbath も、 Zeppelin も、 Beatles も、 Bon Jovi も ・・・・・・・ みんなみんな大好き.
 当然ジャンルの拘りなんかも無くなっています.




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 さてこのアルバム "Rilecs" 、たった一曲だけのために購入したと言っても、決して過言ではありません.
 その曲というのが、 6 曲目の "Julia dream" .
 短い曲で、シングルの B 面で登場し、当然ですが 14 枚のアルバムにも収録されていません.
 どちらかというとポップス色の強い曲なので、その昔は結構ラジオでもかかっていたように思います.
 まぁディープな Pink Floyd ファンにとっては、ひょっとすると歯牙にもかけられない曲かもしれません.
 でもボクはこの曲が大好きです.
 ヘッドフォンでちょっと大きめな音で聴くには最高.
 独特な浮遊感が ・・・・・・・ いいっ !



  Sunlight bright upon my pillow
  Lighter than an eiderdown
  Will she let the weeping willow
  Wind his branches round
  Julia dream, dreamboat queen, queen of all my dreams

  Every night I turn the light out
  Waiting for the velvet bride
  Will the scaly armadillo
  Find me where I'm hiding

  Julia dream, dreamboat queen, queen of all my dreams

  Will the misty master break me
  Will the key unlock my mind
  Will the following footsteps catch me
  Am I really dying

  Julia dream, dreamboat queen, queen of all my dreams



 静かに灰色の空にジュリアが融けていきます ・・・・・・・・・・・・・





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 またまたアクセス・カウンター不調のようです.
 ブログ書いていると、このアクセス・カウンターの無機質な数字がなぜかいろいろな空想を作り出してくれます ・・・・・ 嬉しかったり、悲しかったり (笑) .
 だから、ここ数日の少ない数字を見て 「?????」 だったのですが ・・・・・・ .
 こうなると、累計の数字もちょっと疑ってしまいます.


 大丈夫か、 Livedoor !?