バロンドール (Ballon d'Or) ・・・・・・・・
フランス語で 「黄金の球」 の意味.
1956 年にフランスのサッカー専門誌 "フランス・フットボール" が創設したヨーロッパ年間最優秀選手に贈られる賞で、受賞者には黄金のサッカーボールを模したトロフィーが贈られる.
2010 年度からはこれまで FIFA が選出していた 「FIFA最優秀選手賞」 と統合され 「FIFA バロンドール」 として表彰される ・・・・・・ by Wikipedia.
ということで、めでたく本年度の受賞者はこの二人.
やりましたね 澤 穂希 選手、本当におめでとうございました.
ワールドカップでの活躍をみれば、当然ともいえる受賞です.
スピーチも、もう少し気のきいたことでも言うのかと思っていたら、緊張感ありありのスピーチになってしまいましたが、それもご愛敬.
ブラジルの マルタ 選手が 5 年連続でバロンドールを獲っていたというようなことが書かれていますが、正確には FIFA 女子年間最優秀選手賞 を連続で獲っていたが正しいですね.
今回の 澤 選手の受賞も、 バロンドール ではなく FIFA 女子年間最優秀選手賞 です.
FIFA バロンドール の受賞者は、 リオネル・メッシ (アルゼンチン) ただ一人です.
だから、 メッシ だけが金色のボールで、 澤 選手は盾になるんですね.
・・・・・・ メッシ に関しては、まぁこれはほとんどの人が認めざるを得ない、当然と言えば当然でしょう、単に得点能力というだけでなく、ゲームを組み立てたり、得点に絡んだりと ・・・・・・ 天才ですから.
さらに、 佐々木則夫 監督が FIFA 女子年間最優秀監督賞 、 日本サッカー協会は FIFA 年間フェアプレー賞 (日本というチームではなく、協会がもらったんですね) を受賞しています.
日本って、いつからこんなにサッカーで注目される国になったんだろう.
ボクの子供の頃なんて、ワールド・カップなんてものは日本に関係のないものだと思っていたのにね.
さて、年末に届かなかったアルバムの一枚です.
事前の知識が全くと言っていいほど無いアルバムでした.
999 円なるが故の、衝動買いというやつですね.
" Tenorman / Lawrence Marable"
1. The Decil And The Deep Blue Sea
(T.Koehler-H.Arlen) ・・・・ 4:36
2. Easy Living
(L.Robin-R.Rainger) ・・・・ 4:30
3. Minor Meeting
(S.Clark) ・・・・ 4:32
4. Airtight Side
(H.Geller) ・・・・ 3:39
5. Willow Weep For Me
(A.Ronell) ・・・・ 4:45
6. Three Fingers North
(S.Clark) ・・・・ 4:27
7. Lover Man
(J.Davis-R.Ramirez-J.Sherman) ・・・・ 4:12
8. Marbles
(S.Clark) ・・・・ 4:16
James Clay (ts), Sonny Clark (p), Jimmy Bond (b),
Lawrence Marable (ds)
Recorded Capital Recording Studio, Hollywood, August 4, 1956.
アルバムのタイトルと、ジャケット写真から、てっきり James Clay のリーダー・アルバムだとばかり思っていましたが、リーダーはドラムの Lawrence Marable でした.
演奏を聴いても、テナーにスポットライトが浴びてしまう感じです.
4 曲目の "Airtight Side" の後半、ちょっと長めのドラム・ソロが聴けます.
アルバム全体の印象は、いかにも西海岸という感じです.
James Clay の演奏はちょっと太めでアーシーな雰囲気のテナーですが、演奏全体は、軽快に、そして淡々とした演奏という印象が強いですね.
Lawrence Marable の演奏は、家のアルバムを捜せばどこかのアルバムのメンバーに名を連ねていると思いますが、正直このアルバムで初めて意識したようなものです.
Blue Note Club の冊子に、 「999」 シリーズの特集があり、そこでのイチ押しがこのアルバムでした.
おまけに Sonny Clark もいますし、あの "Minor Meeting" (BLP-1592 Sonny Clark Quintet で演奏されています) の初演とありますので、 Click !
さらにこのアルバム、以前はアナログ盤が 20 万円とか 30 万円という値が付いていたようです.
一番左が Larance Marable
Larance Marable は、 1929 年 3 月 21 日 ロサンゼルス生まれ.
西海岸を代表するドラマーで、 初期には Dexter Gordon や Charlie Parker といったバップ・ミュージシャンとの演奏や、 Zoot Sims 、 George Shearing 、 Chet Baker などとの演奏があります.
家の棚の中に "Chet Baker Sings" がありますが、ここにもドラマーとして参加していました.
James Clay は、 1935 年 9 月 8 日 ダラス生まれ、1994 年 1 月 1 日死去.
学生時代から地元のバンドで演奏し、そのバンドには Booker Ervin もいました.
その後 カリフォルニア に出てミュージシャン活動をしていましたが、 1957 年の終わりには ダラス に戻り、陸軍に入隊したようです.
Sonny Clark は有名ですので、あまり書く必要もありませんが、 1931 年 7 月 21 日ペンシルベニア州 Herminie 生まれ、 1963 年 1 月 13 日、ヘロインの過剰摂取により 31 歳で死亡.
特に日本で人気のあるピアニストの一人です.
結構渋めのメンバーの競演 ・・・・・・ Minor Meeting はこんなところから生まれたのでしょうか.