昨日の朝なんか、一時的に横殴りの吹雪になりました.
 今日は朝からこんな青空で、ポカポカ陽気.
 睡魔 という名の、甘い誘惑の季節がやってきます.




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 今夜はボクのチームの今年度打ち上げ ・・・・・ 飲み会です.
 4 月人事で半数が他の部署への異動、チームもすべて刷新され新しい一年が始まります.

 いろいろな思いはありますが、過去にばかり捕らわれている訳にいかず、気持ち的にはすでに新しい方向に向かっています.






 新しい方向性を指し示すような演奏です ・・・・・ その当時は.
 今月再販されたアルバム.






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    " Trance / Steve Kuhn "





   1.  Trance 
               (S.Kuhn) ・・・・ 5:59
   2.  A Change Of Face 
               (S.Kuhn) ・・・・ 4:58
   3.  Squirt 
               (S.Kuhn) ・・・・ 3:00
   4.  The Sandhouse 
               (S.Kuhn) ・・・・ 3:47
   5.  Something Everywhere 
               (S.Kuhn) ・・・・ 7:48
   6.  Silver 
               (S.Kuhn) ・・・・ 2:54
   7.  The Young Blade 
               (S.Kuhn) ・・・・ 6:17
   8.  Life's Backward Glance 
               (S.Kuhn) ・・・・ 3:09





   Steve Kuhn (p.el-p), Steve Swallow (el-b), Jack DeJonette (ds),
   Sue Evans (perc)
   Recorded at Gereration Sound Studio, NY, November 11 & 12, 1974.







 どうして買ったんだろう ・・・・・・・・・・
 なんとなく、昔聴いたような記憶があったからでしょうか ??
 確かにこのジャケットの印象は、かなり昔から残っているようにも思えます.
 でも聴いてみたら、全然記憶に残っていない、初めて聴くような演奏ばかり.
 デ・ジャヴ !!??




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 Steve Kuhn 、 1938 年 3 月 24 日 ニューヨーク ブルックリン 生まれ.
 小さい時に、バリトン・サックスで有名な Serge Chaloff のお母さん Margaret にピアノを習い、その後クラシックを経てジャズの世界に.
 60 年代後半から 70 年代にかけヨーロッパで活動 ・・・・・ このアルバムはヨーロッパから帰国してからの録音ですが、いかにもヨーロッパというような感じの演奏です.
 モダン・ジャズの演奏もかなり残していますが、残念ながらボクの印象はモダン・ジャズとはほど遠いもの ・・・・・・ 繊細で、ちょっと神経質っぽいピアノ、というイメージです.



 先日紹介した "EON / Richard Beirach" と同じ ECM レーベルで、ほぼ同時期に同じスタジオで録音されています.
 音楽的な方向性も、かなり似たイメージがあります.
 そして、ジャケットもなんとなくですがイメージが近いように、ボクは感じています.

 

 このアルバムの中では、いろいろな感じの曲が演奏されています.

 深い海の中を漂っているような感じの "Trance" 、
 軽快で、いかにもフュージョンという感じの "A Change Of Face" 、
 モーダルで、ちょっとフリーキーで、混沌としたイメージの "Squirt" ・・・・・・


 ほんの数曲聴いただけでも、モダン・ジャズっぽくもあり、フュージョンぽくもあり、モーダルだったり、はたまたクラッシックぽさもあったりと ・・・・・・ 色々な表情を見せてくれます.
 Richard Beirach のアルバムのような、透き通るようなリリシズムに溢れてもいます.


 総して "Trance" 状態なのでしょうかね.

 全体的にはとても聴きやすい演奏で、フュージョン色がかなり出ているアルバムでもあります.
 


 さて、飲み会に出かける用意でもしましょう.
 Trance 状態の飲み会にならないことを祈って ・・・・・・・・・ .