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 夕方の空です ・・・・・・・ .
 昨日の夜は雷を伴った雨が少し降りましたが、今夜も降るのかなぁ.
 相変わらず蒸し暑い一日です.




 たまには若かりし頃の キース を聴いてみましょうか.
 キース と言っても、 キース・リチャーズ ではありません.
 キース・ジャレット ですね ・・・・・ 小川さん曰く、かなりの腰痛持ちピアニスト.



 彼が マイルス・デイヴィス グループに参加する前の、初期のアルバムです.
 今になると、このアルバム・ジャケットそのものの、どこか郷愁を誘うようなアルバムでもあります.





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   " Somewhere Before / Keith Jarrett "




  1.  My Back Pages (B.Dylan) ・・・・ 5:17
  2.  Pretty Ballad (K.Jarrett) ・・・・ 3:19
  3.  Moving Soon (K.Jarrett) ・・・・ 4:13
  4.  Somewhere Before (K.Jarrett) ・・・・ 6:39
  5.  New Rag (K.Jarrett) ・・・・ 4:34
  6.  A Moment For Tears (K.Jarrett) ・・・・ 2:50
  7.  Pouts' Over (And The Day's Not Through) 
                   (K.Jarrett) ・・・・ 4:24
  8.  Dedicated To You (Cahn-Chaplin) ・・・・ 4:49
  9.  Old Rag (K.Jarrett) ・・・・ 2:25




  Keith Jarrett (p), Chalie Haden (b), Paul Motian (ds)
  Recorded at Shelly's Manne-Hole, Hollywood, CA,
                        August 30 & 31, 1968.








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 なんと言っても一曲目の "My Back Pages" です.
 この演奏を聴くためだけに、アルバムを購入したと言っても決して過言ではありません.
 この曲の作者は、あの Bob Dylan .
 
 この曲の演奏で有名 ・・・・ というか、ボクの好きな演奏は、 1992 年 10 月に行われた "Bob Dylan 30th Anniversary Concert" での演奏です.
 Bob Dylan, Roger McGuinn, Tom Petty, Neil Young, Eric Clapton, George Harrison といった錚々たるメンバーでの演奏はちょっと感動モノでした ・・・・・ 特に Tom Petty がよかった.

 そんな ボブ・デュラン の曲ですが、このアルバムではベースのソロから始まり、そこにピアノとドラムスが加わっていきます.
 とにかくその旋律が綺麗なんですよね. 
 ジャズ的なアドリブ云々 ・・・・ なんてことは、どこかに置いておいて聴いてみるのがいいでしょう.


 このアルバムは、色々なタイプの演奏が入っていますが、その多くは一曲目のようなメロディアスでリリシズム溢れる演奏です.
 一曲目が終了すると拍手が聴こえます ・・・・・・ そう、このアルバムってライブ・アルバムだったんですよね.




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 kのアルバムが録音されたのは、こんなアフロ・ヘアの時代です.
 一・二曲目とメロディアスな静かな演奏が続きますが、三曲目で様相がガラリと変わります.
 ほとんどフリー・ジャズと言ってもおかしくない演奏です.
 実はボクにとっての キース・ジャレット のイメージは、この三曲目のようなフリーキーな演奏なのです.


 この人って、こんなフリーキーな演奏したかと思うと、 "ケルン・コンサート" のようなクラシックを彷彿させるような即興をしたりと、よくわからないんですよね.
 だから家には、このアルバムと "ケルン・コンサート" の 2 枚しかありません.
 サイドメンとしてのアルバムだと何枚かありますが、中でも有名なのは マイルス・グループ や チャールズ・ロイド・グループでの演奏でしょうか.
 特に "Forest Flower" は有名ですが、このアルバムもボクはダメなのですよ (笑) .

 キース・ジャレット のフリーキーな演奏は、いまだに好きになれません.
 このアルバムでは三曲目が終わった後結構な拍手がありましたが、もしボクがその場にいたとしたら、絶対に拍手はしなかったでしょう.


 このアルバムは、アルバム・タイトルが示すように、古いものから新しいものまでいろいろなことをごちゃ混ぜにしたような感じがあります.
 一曲目のポピュラーから、古臭いラグタイム風、スタンダード曲があったり、クラシック調もあったり、そしてフリーキーな演奏と.
 だからすべての演奏が "My Back Pages" のような演奏と思って購入すると、ちょっと痛い目にあうかも.


 若かりし頃の キース・ジャレット の色々な演奏を楽しめるという意味では、まぁこのアルバムを聴いてみても損はないかもしれません.
 ただ "ケルン・コンサート" 辺りから彼のピアノに触れた方にとっては、ちょっと厳しいところがあるかも.







 さて、 ロンドン・オリンピック それなりに盛り上がっていますね.
 期待されていたけれど結果が出なかったものや、あまり注目されていなかったのにメダルを取ったことにより一気に注目されたりと、いろいろなドラマが生まれています.

 みなさん頑張っているので、結果がどうあれ、観ているボクはとても多くの感動をいただいています.
 柔道も 金メダル がすべて ・・・・ 的なことを言っていますが、 銀メダル や 銅メダル だって十分にすごいことじゃないでしょうか.
 特に男子柔道陣の沈んだ顔と、競泳のメダリストたちの笑顔をついつい比較してしまいます.
 



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 今日は なでしこ の準決勝ですか ・・・・・・ どうしよ、観ちゃおうかな.
 男子サッカーもとてもいい感じですし、男女で決勝戦進出も決して夢ではなくなってきました.
 いつから日本はこんなにサッカーが強い国になったんだと、しみじみ.


 
 普段見ることのない競技を観ることができるのも、オリンピックの魅力の一つです.
 ウエイトリフティング なんて絶対観ようと思わないから ・・・・・・ でたまたまやっていた女子の 53kg 級を観てみたら、可愛い子たちがバーベルを持ち上げていたので驚き.
 もっとイカつい女子がやっているものだとばかり思っていたのですが、日本の 八木 さんやドイツの ロデ 選手 ↓↓ など、ちょっと見た目にはとてもバーベル持ち上げるような女の子には見えないのにねぇ.


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 それと面白かったのがカヌー競技.
 これって、観ていて結構面白いです.
 蒸し暑い夏に観るには、とても清涼感があっていいですねぇ.



 ということで、日程的には折り返しましたがまだしばらくは続きますので、遠い日本の TV の前から声援でも送ってみよう.


 ガンバレ、ニッポン !!!