DSC_0139

 いつもの家からの景色です.
 昨日撮ったものですが、いいお天気です.
 青い空と、冬らしい白い大地.


 今まで、ブログ記事の見出し写真をアルバムにするためアルバム・ジャケットを最初の写真にしていました.
 数週間前に気がついたのですが、いつの間にか選択で見出し写真を選べるようになっていました.
 この機能は前から欲しかったので、ちょっと嬉しい感じ.




 たまには John Coltrane でも、姿勢を正して聴いてみましょう.
 その昔、アナログ盤収集時代はかなりの枚数があったのに、 CD では代表作品 20 枚ほどしかありません.






Coltrane021
 





  " Africa/Brass / John Coltrane "





  1. Africa
       (J.Coltrane) ・・・・・ 16:25
  2. Greensleeves
       (traditional) ・・・・・ 9:56
  3. Blues Minor
       (J.Coltrane) ・・・・・ 7:22





  John Coltrane (ts.ss), Eric Dolphy (as.b-cl.fl.arr),
  McCoy Tyner (p), Reggie Workman (b), 
  Art Davis (b), Elvin Jones (ds)
  Brass section :
  Freddie Hubbard (tp), Booker Little (tp), Britt Woodman (tb),
  Pat Patrick (b-s), Bill Barber (tuba), Julian Priester (eup),
  Charles Greenlee (eup), Carl Bowman (eup),
  Garvin Bushell (piccolo, woodwinds), Julius Watkins (fhn),
  Jim Buffington (fhn), Bob Northern (fhn), Donald Corrado (fhn),
  Robert Swisshelm (fhn)
  # 1 & 3 : Recorded at RVG Studio, NJ, June 7, 1961.
  # 2 : Recorded at RVG Studio, NJ, May 23, 1961.






 Impulse ! レコードに移籍して最初のアルバムです.
 普段ビッグ・バンドに使われる機会の少ない ユーフォニウム や フレンチホルン が加わっているのが特徴です.
 といっても違和感はまったくありませんが.

 John Coltrane を語る場合、 モード・イディオズム とか絶対的に書かなければいけないはずですが、そういった難しいことはボクのブログには合わないので、気になる方は他で調べてみてください.


 アレンジはあの Eric Dolphy ・・・・・・・・・ 昔苦手だった演奏も、最近ではかなり克服し、問題なく聴いちゃってますが、 Eric Dolphy はまだ苦手の一人です (笑)

 このアルバムには他にも Freddie Hubbard や Booker Little といった、自身のリーダー・アルバムを何枚も出しているようなミュージシャンが一緒に演奏しているのですが、ソロ・パートはなく、バックのブラス・アンサンブルに徹しています.




coltrane005

 その昔、 John Coltrane のアルバムは 50 枚くらいはあったはずです.
 当然、今より知識なんかなかった頃ですので、 モード演奏 と言っても 「何となくこんな感じ ・・・・・ 」
 それでもアルバムを買い漁ったのは、よくわからないながらも聴き手を惹きつけちゃう強力な何かがあったからでしょう.
 ところが、その強力な何かのおかげでいつの間にか簡単に聴こうとは思わなくなってしまいました.
 極端に言うと、彼の演奏を聴く場合はきちんと正座して、今から聴くぞと気合を入れて ・・・・・・・

 だからジャズ屋で常連でもない方が軽〜く 「 "Selflessness" の A 面」 なんてリクエストされちゃうと 「勘弁してよぉ」 的な目で見られちゃうのです.
 ちなみにボクの通っていたジャズ屋では "Ascension" 以降は営業時間内にはかけないルールがありました.
 また、上のようなリクエストが入った場合、「ごめんなさい、さっき Coltrane かかったばかりだから ・・・・・」 なんて ・・・・・・・・ ボクがバイトしていた時、 Coltrane を含めどうもその場の雰囲気に合わないようなリクエストの場合は、こんな感じでやんわりお断りしてました.




coltrane006

 この "Africa/Brass" には、今はどうも廃盤のようですが、別のセッションを収めた "Africa/Brass Sessions 2" (タイトルは不確か) というアルバムがあり、その中に収められている "Song of the Underground Railroad" が大・大・大好きでした.
 結構アップ・テンポの曲で、ホーンもグイグイ来る感じだったと思います.
 ボクは両方のアナログ盤持ってましたが、 "Session 2" のほうがよく聴いていたかもしれません.

 Impulse ! のこの辺りは、ルーキーでもきっと問題なく聴くことができるでしょうか.






 さて、先にも書いたように、例えば John Coltrane の場合以前は 50 枚以上のアルバムがあったにも関わらず、今ではたったの 20 枚程度.
 Art Pepper に至っては 40 枚くらいあったものが、今ではたったの 3 枚.
 逆にジャズ・ヴォーカルなんかは以前ほんの数枚くらいしかなかったものが、最近買うアルバムの多くがヴォーカルになっていたり.

 かなり聴く対象 ・・・・・・ というか、 CD 購入対象が変わっています.


 アナログ盤をすべて処分し、 CD を少しずつ購入し始めた頃の CD は、 思い出 ・・・・・・ 記憶 のアルバムが中心でした.



007

 こんな薄暗く、狭い ジャズ屋 で聴いたアルバムがすべて.
 サイフォンでおとしたコーヒーの香りと一緒に流れてくる音がすべて.


 だから聴いたことのないアルバムを購入する気も無く、新しい知識なんかまったく必要無し.
 ただただ 思い出 のジャズがボクのすべてでしたから.

 そしてアナログ盤でよく聴いたアルバムにも関わらず、 CD 購入を躊躇させるものもかなりありました.
 それが John Coltrane だったり、 Art Pepper だったり ・・・・・・・
 本当だったら今でもそんな偏った聴き方していてもおかしくなかったんでしょうが.



 そんな偏った聴き方を変えてくれたのがこのブログです.
 書き始めた頃はまったく見向きもされず、 PV (ページ・ビュー) も 0 と 1 ばかり.


 ところが少しずつアクセスが増えるにつれ、いろいろな人と関わりを持つようになってきました.
 小川さん だったり、ブログを通じて知り合った人たち ・・・・・・・・
 それに比例するように今まで聴くことのなかったアルバムがどんどん増えました.




DSC_123811

 今家にあるアルバムの半数くらいは、今まで聴いたことのなかった (聴いたとしても、気にも留めなかった) アルバムです.
 もしブログを止めていたら、これらのアルバムのほとんどはきっと棚になかったでしょうね.

 最近もブログを通じて新しい出会いがあり、そこからまた新しいアルバムを聴きたいと思うようなことがたくさん.


 常々、ジャズってとても人間臭いと思っていますが、こういった人との関わりの広がりとともにどんどん新しい世界をボクに見せてくれます.


 だからジャズって面白い ・・・・・・・・・・