日曜日の夜、ちょうど奥様がお出かけだったことをいいことに、ボクは一人で夕食 & 映画鑑賞.
お目当てはあの映画 !!

昨日書いたように、近所の TOHO シネマズ での字幕版の上映は 20:10 からの レイトショー 一回のみ.
20 時以降の レイトショー だと料金が 1,300 円になるのでいいことはいいのですが、ボクのような年寄りにはもう少し早い時間のほうがいいのであります.
いつもの スタバ で時間調整、アイスコーヒーとカフェ・モカ ケーキを購入していざ TOHO シネマズ へ.
ちなみに スタバ のカップなどは映画終了後捨てることができないので、当然ですがいつものポット持参です.

" Godzilla ゴジラ "
監督 : ギャレス・エドワーズ
脚本 : マックス・ボレンスタイン 、 フランク・ダラボン 、
デヴィッド・キャラハム 、 ドリュー・ピアース 、
デヴィッド・S・ゴイヤー
原案 : デヴィッド・キャラハム
原題 : "Godzilla"
原作 : 東宝株式会社
製作 : メアリー・ペアレント 、 ジョン・ジャシュニ 、
トーマス・タル 、 ブライアン・ロジャース
製作総指揮 :
坂野義光 、奥平謙二 、アレックス・ガルシア 、
パトリシア・ウィッチャー
出演 : アーロン・テイラー=ジョンソン (フォード・ブロディ大尉)
エリザベス・オルセン (エル・ブロディ)
渡辺謙 (芹沢猪四郎博士)
サリー・ホーキンス (ヴィヴィアン・グレアム博士)
デヴィッド・ストラザーン (ウィリアム・ステンツ少将)
ブライアン・クランストン (ジョー・ブロディ)
ジュリエット・ビノシュ (サンドラ・ブロディ)
音楽 : アレクサンドル・デスプラ
撮影 : シェイマス・マクガーヴェイ
編集 : ボブ・ダクセイ
配給 : 東宝
日本公開 : 2014 年 7 月 25 日
上映時間 : 123 分
今日は少しネタバレになってしまうところもあります.
これからこの映画観ようと思っている方は、それを承知の上でこれ以降お読みくださいね.
ちなみにボクは、普通に ゴジラ 好きですがフリークとはまったく違います.

映画を観た後、いろいろな一般レビューを読んでみると、賛否両論あって面白い.
否 の多くの人は、 1954 年版 "ゴジラ" と比較して批判していますね.
さらにはこの "Godzilla ゴジラ" の最初の部分の設定に対してもかなり嫌悪してたりします.
東日本大震災 を連想させるような部分に対しても 否 の意見が結構ありました.
どんな映画でも賛否両論はあるのは仕方ありません.
ボクは単純に娯楽映画として楽しめたかどうかで考えると ・・・・・・
とても楽しめる怪獣映画でした !!!
物語の前半部は伏線を敷く関係からいろいろなエピソードを取り上げておりちょっとスピーディーさがなかったのですが、途中からは一気に展開が速くなり、あっという間に終わっちゃう感じ.
確かに突っ込みどころは至る所にあり、有り得ない展開も存在していますが、元来怪獣映画なんてこんなもんでしょ.

1998 年に公開された ローランド・エメリッヒ 監督による "GODZILLA" は、悪くはなかったけれど、感動もなかった.
ところが今回の映画の中で、 ゴジラ が最初に姿を現しあの 咆哮 を大スクリーンと大音響で聴いただけでも、 「やっぱり ゴジラ はこうだよ」 と思ってしまうくらいの感動があったりしました.
こういった感動を与えてくれるだけでも、この映画はまちがいなく ゴジラ 映画なんです.
ゴジラの出番が少ないという意見も多いです.
正直途中までは、「えっ、これって ゴジラ じゃないの ・・・・・?」 なんて気持ちもありましたが、話が進むにつれ 「あっ、そういうことなのね ・・・・・・」 .
確かに ゴジラ の出番は少ないかもしれませんが、だからと言って不満かというとちょっと違うかな.
この "Godzilla ゴジラ" に登場する ゴジラ は モーションキャプチャ ・・・・・・・・ 今の技術だったらすべて CG とかでもできそうですが、あえて モーションキャプチャ で行うことにより 着ぐるみ のような動きを出させたようです.
ちなみにこの演技をしているのが "ロード・オブ・ザ・リング" での ゴラム 役で一躍有名になった アンディ・サーキス.

ゴジラ も ムートー も、その破壊力は物凄い.
ムートー というのは "Massive Unidentified Terrestrial Organism" の頭文字をとったもので、 "未確認巨大陸生生命体" という意味.
序盤はこの ムートー がほとんど主役と言ってもおかしくないくらい.
とにかく破壊力が強力.
ゴジラ も ムートー との戦いでビルなどを破壊しまくりますが、印象としては ムートー の破壊力のほうが印象に残ってしまいます.
そしてその破壊される映像がこれまたスゴイ.
ボロボロになったビルの描写なんかもすごく細かいし.
登場人物のみなさんはほとんど知らない人ばかり.
唯一知っているのは 渡辺謙 さんくらいかな (笑)

後で調べてみたら、主演の アーロン・テイラー=ジョンソン はボクの大好きな "Kick-Ass" シリーズの主人公役だったんですね.
髪の毛が短かったので、全然気が付かなかった.
アメリカ第七艦隊の提督役 デヴィッド・ストラザーン はすぐにわかった.
ジェイソン・ボーン シリーズの ノア・ヴォーゼン 役を演じてました ・・・・・・・ 結構好きな役者さんです.
髪の毛が短くなったので、前のイメージとはかなり違いますね.
この人はちょっと長めのヘアースタイルのほうが似合うと思います.
それ以外はまったく知らない人たちばかり ・・・・・・ 逆に知らない人ばかりだったのもよかったかもしれません.
Facebook で映画を観たお友達とプチ盛り上がったのが、ヘリコプター内での ジョー の死亡場面.
「日本語翻訳が違う ・・・・・」
「薬の使い方が違う ・・・・・」
「CPR してねーじゃん ・・・・・」
「除細動しないの ・・・・・・」
突っ込み場所だらけの映画ですので、こんなマニアックな医療場面に突っ込みを入れるのは邪道かもしれません.
もっと他に突っ込むところあるだろう ・・・・・・・ って ゴジラ に怒られそうですね (笑)

前の ゴジラ の記事でも書いたように、事前に予告編などで ゴジラ の姿を出してしまったのは超減点.
やっぱり事前のあの姿を知らないまま、最初の登場画面を観たかったなぁ.
1954 年のオリジナル "ゴジラ" はとてもスゴイ映画であることは、多くの人たちが認めるところでしょう.
だからと言って、その後の作品をすべてこのオリジナルと比較するのは超ナンセンスだと思います.
オリジナルが徐々に子供向けになっていったのも、時代の流れで仕方なかったことかもしれません.
その後の作品にしても、その時代時代で変化を求められた結果なのかもしれません.
だから単純にどの作品が好きなのかでいいんじゃないでしょうか.

ボクはこの "Godzilla ゴジラ" 、結構好きです.
怪獣映画はこれで十分じゃないでしょうか.
いろいろ突っ込みどころはありますが、そういったところを突っ込みながら観るのも全然ありだと思っています.
うん ・・・・・・・・・ 楽しかった.