毎年恒例、 アカデミー賞 の発表がありました.


 一応映画大好きなので、ちょっと気になったりします.
 ただノミネート作品の多くは、まだ日本公開になっていないので ・・・・・・・

 本当はこの授賞式の前に観て、自分なりに予想なんてできればもっと楽しいのかもしれませんが.




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    第 87 回 アカデミー賞


  作品賞: "バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)"
  監督賞: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
           "バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)"
  主演男優賞: エディ・レッドメイン "博士と彼女のセオリー"
  主演女優賞: ジュリアン・ムーア "アリスのままで"
  助演男優賞: J・K・シモンズ "セッション"
  助演女優賞: パトリシア・アークエット
           " 6 才のボクが、大人になるまで。"
  脚本賞: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、 ニコラス・ヒアコボーネ、
        アレクサンダー・ディネラリス・Jr.、アルマンド・ボー
           "バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)"
  脚色賞: グレアム・ムーア
           "イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密"
  編集賞: トム・クロス "セッション"
  撮影賞: エマニュエル・ルベツキ
           "バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)"
  美術賞: "グランド・ブダペスト・ホテル"
  作曲賞: アレクサンドル・デプラ "グランド・ブダペスト・ホテル"
  視覚効果賞: "インターステラー"
  音響編集賞: "アメリカン・スナイパー"
  録音賞: "セッション"
  メイクアップ&ヘアスタイリング賞: "グランド・ブダペスト・ホテル"
  衣装デザイン賞: ミレーナ・カノネロ "グランド・ブダペスト・ホテル"
  主題歌賞: "Glory" (セルマ)
  外国語映画賞: "イーダ" (ポーランド)
  長編ドキュメンタリー賞: "CitizenFour"
  長編アニメーション賞: "ベイマックス"
  短編ドキュメンタリー賞: "Crisis Hotline: Veterans Press 1"
  短編アニメーション賞: "愛犬とごちそう"
  短編実写映画賞: "The Phone Call"




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 今回の アカデミー賞 は本命不在というような前評判だったようです.
 結果は "バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)" が 4 部門を獲得しました.
 マイケル・キートン と エドワード・ノートン のブリーフ姿はどうでもいいんだけれど、 助演女優賞 にノミネートされた エマ・ストーン は観てみたいので、この映画は観に行こうと思っています.


 同じ 4 部門獲得した "グランド・ブダペスト・ホテル" ですが、視聴覚的な部門のみの受賞でしたので "バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)" とはかなり中身が違っています.
 でもまぁ、ボク的にはこの 4 部門は納得.


 結構本命視されていた "アメリカン・スナイパー" ですが、 音響編集賞 のみ.
 この映画は今週観る予定.


 ボクがうれしかったのは 主演女優賞 の ジュリアン・ムーア .
 今回初めてのオスカーだったんですね.
 そういえば、少し前の彼女の映画は結構観たけれど、ここ数年の彼女の出演映画を観ていないことに気が付きました.




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 他に観てみたいと思うのは "博士と彼女のセオリー" かな.
 このポスター、横の写真を縦にしてあるのもボクのツボだったりします. 

 "レ・ミゼラブル" で マリウス を演じた エディ・レッドメイン が見事オスカーをゲットしましたし.






 今回の授賞式のステージで Lady GAGA が "サウンド・オブ・ミュージック" のメドレーを歌ったのが結構話題になっていました.
 やっぱり彼女、歌うまいですね.
 そこでも歌われた曲 ・・・・・・・ ジャズの世界でも John Coltrane の演奏から一躍有名になった曲が入ったアルバム.











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   " Matador / Grant Green "




  1. Matador
           (G.Green) ・・・・・ 10:50
  2. My Favorite Things
           (O.Hammerstein II-R.Rodgers) ・・・・・ 10:20
  3. Green Jeans
           (G.Green) ・・・・・ 9:08
  4. Bedouin
           (D.Pearson) ・・・・・ 11:38





  Grant Green (g), McCoy Tyner (p), Bob Cranshaw (b),
  Elvin Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, May 20, 1964.








 このアルバムも後年発掘され、日本で GXF-3053 という番号で発表されたものです.

 最初は、他のアルバム・セッションの残りテイクを集めたものかと思っていたのですが、このアルバムのための録音で何らかの理由で発表されなかったようです.
 Blue Note にはそういうアルバムも何枚かあるので、それはそれで珍しくもありませんが.


 BN-LT 990 "Solid" というアルバムが約1カ月後に吹き込まれていますが、そちらのアルバムも未発表でした.
 両方のアルバムともに、バックのリズム・セクションは同じメンバーです.




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 マッコイ・タイナー のピアノがいいなぁ.
 1 曲目でも "Matador" でもグイグイ高揚していく感じが何とも言えない.

 
 この演奏はいい、ボクの好みにぴったり.
 今日のテーマは次の曲 "My Favorite Things" なのですが、どうも聴いてみるとボクに合うのは "Matador" .

 ボクの持っている CD は最近購入した SHM-CD 盤.
 ライナー・ノーツの最初には、こういった未発表アルバム発掘の第一人者 マイケル・カスクーナ のコメントが書かれています.
 その中でこのアルバムの "My Favorite Things" が大好きということが書かれていました.


 My Favorite Things と言えば、最初にも書いたように ジョン・コルトレーン と多くの人が答えるでしょう.
 そしてこのアルバムに参加している マッコイ・タイナー と エルビン・ジョーンズ は、 コルトレーン・グループ の一員として幾度となくこの曲を演奏してきた二人です.
 そんな二人が、初めてオリジナル通りのコード進行で演奏したと書かれています.


 なるほどねぇ ・・・・・・・・・


 コルトレーン・グループでの演奏は、おおよそ リチャード・ロジャース の世界からはかけ離れているものなぁ (笑)






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 グラント・グリーン は ジミー・スミス に負けないくらい Blue Note での録音が多いはずです.
 そのためか、 オクラ入り になっていたアルバムが何枚もあります.
 そんなアルバムもほとんどがリリースされ、今では廉価価格で購入できるようになりました.


 このアルバムもそんな中の一枚ですが、いいアルバムですね.
 こういう演奏を聴くと、他のアルバムも欲しくなってしまいます.
 このシリーズにしても、お小遣いの関係からみんなは購入できなかったので ・・・・・・・

 でもまぁ、ここはじっと我慢、我慢 !!



 とかくこのアルバムは "My Favorite Things" が注目されてしまいますが、他の演奏もきらりと光るような演奏です.



 ちなみに "My Favorite Things" だったら、ボクはやっぱり コルトレーン がいる演奏が好きです.



 ただし、聴くのはちょっと疲れますが (笑)