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 いつも一人、第三世界を中心にフラフラ飛び回っている職場の腐女子との会話です.


 Her: 「お勧めの "恋する惑星" 観ました」
 Me: 「トニー・レオン よかったでしょ ? 」
 Her: 「えっ、 トニーレオン ってあの "ブエノスアイレス" の ? 」
 Me: 「そう、警官 663 号」
 Her: 「あ、そうだったんですか、ずいぶんカッコイイとは思っていましたが」
 Me: 「・・・・・・・・・・・・・・・」



恋する惑星 008

 ・・・・・・・・・・・ だめだ、こりゃ.


 ちなみにこの腐女子、今日は気管支炎のためお休み.
 まさか MERS じゃないだろうな ・・・・・・ (笑)



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 そんな彼女のようなお気楽な (いい意味でね) 演奏が楽しめます.
 当然ですが、フットワークも軽いのです.





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  " Here We Come / The Three Sounds "




  1. Now's the Time
         (C.Parker) ・・・・・ 5:40
  2. Summertime
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 5:40
  3. Here We Come
         (G.Harris) ・・・・・ 4:41
  4. Just Squeeze Me
         (D.Ellington-L.Gaines) ・・・・・ 4:19
  5. Broadway
         (W.H.Bird-T.McRae-H.Woode) ・・・・・ 3:57
  6. Our Love Is Here to Stay
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 4:23
  7. Poinciana
         (N.Simon-B.Bernier) ・・・・・ 5:29
  8. Sonnymoon for Two
         (S.Rollins) ・・・・・ 4:44





  Gene Harris (p), Andrew Simpkins (b), Bill Dowdy (ds)
  # 2, 3, 7 & 8 :
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, December 13, 1960.
  # 1 & 4 - 6 :
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, December 14, 1960.





 今回このアルバムを取り上げたのは、ブロ友さんのブログにこのアルバムがアップされ、ちょっと調べてみたらいろいろわかってきたので、そんなマニアックな部分にほんの少しだけ触れてみようかと.



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 このアルバム、二日間の録音が一枚のアルバムになっています.
 実は "It Just Got to Be (BLP 4120)" も全く同じ二日間の録音.
 だったら一日ごとの演奏を一つにすればいいのに ・・・・・・ なんて思ってしまうのは、素人だからでしょうか (笑)


 今年 3 月に再販され、その際に未発表の演奏二曲がボーナストラックとして加えられていました.
 ボクの CD は古いものなのでオリジナルと同じ選曲で 8 曲のみ.


 この未発表曲については、 「21 世紀版 ブルーノート・ブック」 を読んで知っていましたが、そこにはもう一曲 "Bye Bye Blackbird" の曲名が書かれていました.
 でもどうして今回の再販で 2 曲だけだったのかがよくわかりません.
 どうせだったら 3 曲入れちゃえばいいのに ・・・・・・・

 ひょっとして "It Just Got to Be" の再販時にボーナスで入れるからかな、なんて思ったりもしていました.




 今日 FB 友だちのユニバーサルミュージック・ジャパンのジャズ担当の T さんにそれとなく聞いてみたら ・・・・・・・



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 マイケル・カスクーナ の 「ブルーノート・ディスコグラフィー」 には、この "Bye Bye Blackbird" は rejected と記載されているようです.


 上の写真がきっとその本のことだと思います.
 アメリカの Amazon でもかなりの価格です.
 教えてもらった時に ルピリ という言葉も出てきたので間違いはないと思うんだけれど、発行が 2001 年のようです.

 
 でも、 「21 世紀版 ブルーノート・ブック」 が発売されたのが 2009 年だから、もし上記の 「ブルーノート・ディスコグラフィー」 2001 年版に rejected と書かれていれば、当然 「21 世紀版 ブルーノート・ブック」 にもそう書かれているはずなんだけれどね.

 それで "It Just Got to Be (BLP 4120)" のほうの未発表データをよく見ると、 "Bye Bye Blackbird" の記載がありません.


 単純に "Here We Come" の記載ミス ・・・・・ 以前書いてあったものを消し忘れただけだったんでしょうね.

 これまでの記事は、一部ボクの推測部分もありますので、あしからず.



Three sounds003

 さて肝心のアルバムは ・・・・・・・・・


 ジャケット・デザインがいいなぁ.

 この CD を手に入れるまで、小さなジャケット写真しか見ていなかったので車の写真のところはイラストだとばかり思っていました.
 ボクの好きな 鈴木英人 のイラストのようですよね.

 Blue Note にしてはカラフルな色使いで、この辺りも演奏にマッチしています.



 このアルバムでボクが好きな演奏は、 "Our Love Is Here to Stay" .
 邦題は "わが恋はここに" .

 1938 年の映画 "華麗なるミュージカル" (The Goldwyn Follies) のために作られた曲.
 ちなみにこの曲の作詞者 アイラ・ガーシュウィン の歌詞は恋が成就するような内容が多いのですが、 ロレンツ・ハート の詩は嘆きを歌っているものが多いようです (笑)


 全体の演奏はいつもの The Three Sounds そのものという感じ.
 軽快にスイングして、とても聴き易い.
 眉間にしわを寄せて聴くだけがジャズじゃないですよね ・・・・・・

 ・・・・・・・ なんて教えているような演奏なのです.



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 今日は怪我で入院している部下のお見舞いなどで、お休みをいただきました.
 とてもキレイな青空で、周りの緑もいつもよりもすごくキレイに見えたりして.

 ちょっと遠くの病院だったので、お見舞いで半日潰れちゃいましたが、午後はいつものようにまったり.
 とにかく天気のいい一日だったので、雑用を片付けながら車の窓を全開にして走ると気分爽快でした.



F07A8215
 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/800sec f/5 ISO-100)

 写真は夕方、空がヤバいくらいにキレイです.
 いつもの 蓼科山 もくっきり、遠くの 天狗岳 や 硫黄岳 もキレイに見えます.


 さて、今夜もあと数時間 ・・・・・・・ いつものようにのんびりしようかな.




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