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 今日は、最後の夏休みです.
 特に用事はないのですが、部下のみなさんも全て夏休みを消化できそうですので、ボクも最後の一日を今日いただきました.


 今まで履いていたトレッキングシューズがかなりヨレてきたので、街歩きもできる軽いものでも探してみようか ・・・・・・・・ まぁその前に軽く スタバ .



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 平日で、夏休みも終わり、おまけに曇り空とくれば、当然ですが店内はガラガラなのです.
 開店後 1 時間してもこんな感じ、ようやく 10 時 30 分頃から買い物ついでのお客さんで賑わってきました.

 いつものように iPad で音楽聴きながらブログを書き始めました.
 冷たくなりかけたコーヒーを眺めながら思いっきりイヤホンのボリュームを上げて "おせっかい" を聴いてみます.

 閑散とした スタバ の風景に、イヤホンから流れる "Echoes" .
 なんてシュールなのだ (笑)
 店内ではいつの間にか Adele もかかっていたりして、このあたりの曲って前にも店内で流れたような気がします.



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 さて、今日はその次に聴いたアルバムのことでも書いてみよう.
 Pink Floyd 晩年の作品とでもいうか、微妙な立ち位置のアルバムです.





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  " The Final Cut / Pink Floyd "





  1. The Post War Dream ・・・・ 2:59
  2. Your Possible Pasts ・・・・ 4:25
  3. One of the Few ・・・・ 1:11
  4. When the Tigers Broke Free ・・・・ 3:16
  5. The Hero's Return ・・・・ 2:42
  6. The Gunner's Dream ・・・・ 5:16
  7. Paranoid Eyes ・・・・ 3:40
  8. Get Your Filthy Hands Off My Desert ・・・・ 1:17
  9. The Fletcher Memorial Home ・・・・ 4:11
  10. Southampton Dock ・・・・ 2:10
  11. The Final Cut ・・・・ 4:44
  12. Not Now John ・・・・ 4:54
  13. Two Suns in the Sunset ・・・・ 5:19





  Pink Floyd :
  Roger Waters (b), David Gilmour (g), Nick Mason (ds)
  
  Michael Kamen (p.harmonium), Andy Bown (org),
  Ray Cooper (perc), Andy Newmark (ds),
  Raphael Ravenscroft (ts),
  Michael Kamen (cond), National Philharmonic Orchestra







 ボクの持っている CD は、 2011 年に発売された輸入盤の "Pink Floyd Discovery Box" の一枚.
 4 曲目の "When the Tigers Broke Free" は、以前 CD 化された時からボーナス・トラックとして入っています.
 この曲は映画 "The Wall" に使われており、その当時どこのアルバムに入っているのか探した記憶があります.
 のちにコンピレーション・アルバム "Echoes the Best of Pink Floyd" に収録され、その後 2004 年のリマスターの際に本アルバムの 4 曲目に入れられました.



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 先に微妙な立ち位置と書きましたが、このアルバムには リック・ライト は参加していません.
 まぁ リック・ライト に関しては、その前の "The wall" でもかなり微妙な立場ではありましたが.

 そういう意味では、純粋な Pink Floyd とはちょっと言い難い.


 まぁこれは個人的な感じでもあるので、ボク的にはその後発売された "鬱 (A Momentary Lapse Of Reason)" と "対 (The Division Bell)" も一応 50 歩くらい譲って Pink Floyd という感じでとらえています.

 メンバーが欠けても、そこにボクが思い描く Pink Floyd らしさがあればボクは Pink Floyd という感じで受け止めているので.

 ただ前作からあまりにも ロジャー・ウォーターズ 色が濃すぎてしまいます.
 そこがどうなんだろう、ダメな人には絶対ダメだろうか.



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 このアルバムは、 英国 ではチャートの一位になったようですが売り上げ自体は、これ以前のアルバムに比べるとそんなに良くないのです.
 時代の変化でアルバムの売り上げ自体がよくなかったり、他にいいアルバムが出なかったことも関係あるんじゃないでしょうか.


 ただ他のアルバムと比べると、どうも地味な感じがしてしまいます.
 
 おまけに全体的に重い.
 とにかく重くって ・・・・・・・・ こういった重さは嫌いじゃないけれど、ズシーーンときます.



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 このアルバムが発売された頃はちょうど MTV の全盛期といった頃なので、このアルバムの PV もかなり観た記憶があります.
 だから音楽はもちろんですが、映像的にも思い出深いアルバムなのです.


 "The Gunner's Dream" 、 "The Final Cut" 、 "The Fletcher Memorial Home" などの映像は、結構今でも覚えています.

 
 それなのに積極的に聴こうとは思わないアルバムです.
 聴いてしまえば全然 OK なんだけれどね ・・・・・・・・

 実は全く同じことが以前発売された "文藝別冊 ピンク・フロイド 深遠なる迷宮への誘い" の中の、 大鷲俊一 と 和久井光司 の対談の中でも書かれていました.
 これには思わず苦笑い.

 同じようなことを感じる人たちがいるんだなぁ.




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 この方は映画 "The Wall" で教師役を演じていた Alex McAvoy .
 スコットランドの俳優さんです.
 本当は "The Final Cut" の画像を貼りたかったのですが、いい写真がなかったので "The Wall" のものです.

 "The Final Cut" のビデオには兵士の父親役で出演しています.


 "The Gunner's Dream" 、 "The Final Cut" 、 "Not Now John" 、 "The Fletcher Memorial Home" の 4 つをつなげたビデオ・クリップ "The Final Cut Video EP" というのもありました.
 これがもう、とてもよくできていたのです.



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 このアルバムのサブ・タイトルが "A requiem for the post war dream by Roger Waters" .
 だから一部には ロジャー・ウォーターズ のソロ・アルバムと捉えられているような部分もあるようです.


 "The Gunner's Dream" もとても重い曲です、でもこの曲は大好き.
 "Not Now John" のほうが印象的ではありますが、好きなのは前者かな.


 当時の世相が歌詞の中にたくさん出てきます.
 特にこのアルバム発売の前年に発生した フォークランド紛争 に関係したことが多いでしょうか.
 フォークランド紛争 の勃発によって、いろいろ書き加えられたというようなことをどこかで読んだ記憶があります.

 だから "The Fletcher Memorial Home" にも サッチャー首相 が出てきたり.


 そういえば "Not Now John" での 日本 の描き方もひどいなぁ、
 "The Fletcher Memorial Home" のゲートボールしているのも 日本人 なんだよね、きっと ・・・・・・・ ボクには今騒がしい国の方に見えますが (笑)


 ロジャー・ウォーターズ 氏は、確か 日本 嫌いだったから仕方ないかな.





 久しぶりに聴いてみたら、やっぱり普通にいい感じで聴くことができました.
 確かに重いんですが、聴いちゃうと普通に Pink Floyd なのでした.



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 さて、これから WOWOW の映画でも観よう.
 実は昨日観た "ザ・レイド" という インドネシア 映画が強烈でした.
 事前情報なんにもなく観たんだけれど、とにかくビックリの映画でした.


 今夜はもう少し違う映画でも観ることにしましょうか.



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