久しぶりに青空、って感じです.




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 今朝 7:00 、雲は少しありますが雨上がりのキレイな青空です.

 ちなみに昨日の夕方はこんな感じ.




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 窓の外が変に黄色っぽい色になってきたので、ダッシュで 2 階のベランダへ.
 最初の一枚目は WB オートだったせいか白っぽい絵になってしまい、慌てて設定変更.
 本当にこんな感じの色の夕暮れでした.


 こういう変更があっという間に希望の設定にできるのがプロなんだろうなぁ ・・・・・ なんて思いながら.






 さて ・・・・・・ "Carol"

 映画のエンディングが良かったので、つい原作を購入し読んでしまいました.
 ついでに Blu-ray も再観賞してしまいました.
 そうしたら、当たり前ですがいろいろ原作とは違うところがあったのでそのあたりをちょっと書いてみましょう.


 と言っても、とてもいっぱいあるので主だったところだけを書いてみます.
 それと関連の作品についても.




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  ( キャロル / パトリシア・ハイスミス  河出文庫)

 まずは テレーズ の職業ですが、映画ではカメラマン志望で、原作は舞台美術家志望 ・・・・・・

 これは映画のほうがボクは好きだな.
 撮った写真やカメラが結構ポイントにもなっていましたし.



 テレーズ のボーイフレンド リチャード の職業ですが映画は フランケンバーグ のアシスタントマネージャー、原作は画家志望で美術学校に通っていました.
 ダニー の職業も映画では ニューヨークタイムズ 勤務でしたが、原作は物理学専攻の学生.



 キャロルがおもちゃ売り場で買ったものは、映画では希望する人形が売り切れだったため電車セットでしたが、原作はお人形のセットが入ったスーツケース.
 この時サインした名前も違っていたなぁ.



 映画ではそこで キャロル が手袋を忘れてきましたが、原作では忘れていなかったのでカードだけを送っています.
 これはいきなりカードだけ贈るよりも、忘れ物と一緒にカードを送った映画のほうが、ボクも納得.




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 (この写真がどこなのか言える人はかなりの CAROL 通ですね、きっと)

 キャロル の家で テレーズ が弾いたピアノ曲は原作だと スカルラッティ ハ長調ソナタ (全然ピンとこない ・・・・・ ) で映画は "Easy Living" ・・・・・・・ このピアノを弾くところも結構好きだな.


 原作にもこの "Easy Living" が登場します.
 キャロル の家でかけられていたレコードがこの曲でした.
 ただし テレーズ はこの曲を聴いたのは初めてでしたが.



 テレーズ が キャロル に買ったクリスマスプレゼントは映画は Billie Holiday が歌う "Easy Living" の入ったアルバムでしたが、原作は 71 ドルのハンドバックでした.

 ジャズ・ファンとしてはこちらも映画に軍配を.



 そして キャロル からテレーズ へのクリスマスプレゼントは原作がスーツケースだけでした.
 映画でもスーツケースでしたが、中身が Canon のカメラとたくさんのフィルム.




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 アビー のことについては時間的な制約があるせいか映画よりも原作のほうがしっかり書かれていた感じです.

 アビー と テレーズ の出会いも原作とはちょっと違いますし、 アビー と キャロル に関係する部分もいくつか違っていました.

 そして旅行の終わりの場面も全然違ってる.
 映画ではアビーが車を取りにやってくるんだけれど、原作は全く違う感じ (ここは書かないほうがいいかな) .
 ニューヨーク に戻る場面もね.

 まぁ旅行の長さも全然違うんですがね.




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 他にもいっぱいあるので簡単に、

 テレーズ と キャロル の年齢や、
 アビー と テレーズ の会ったところや、
 旅行までに キャロル の家を訪れた回数や、
 旅行に出発した日時や出発するときの様子も、
 ハージ の雇った探偵がばれたりする部分も、
 ジュヌヴィエーヴ と会う場面も違ったかな ・・・・・・・・・・




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 まぁ他にも細かなところがたくさん違っているんだけれど、一番の違いは何といってもエンディング.

 これもネタバレになるので書かないけれど、断然映画のほうがステキでした.
 このエンディングがあったからこそ、ボクはこの映画を好きになったので.

 原作も悪くはないと思うけれど、映画のエンディングにはかなわないだろうなぁ.
 まぁ パトリシア・ハイスミス は キャロル 役を ケイト・ブランシェット がやるなんて ・・・・・・ いやいや、そもそも映画化されるなんてことさえ思ってもいなかっただろうからね (笑)


 原作と違うからどうのこうのというのではなく、原作を読んでみるとまたちょっと違った世界が見えてくるので、それはそれで面白かったりします.
 たまにはこうやって原作読んで、違う世界を味わうのもいいものです.





 さて、今日はまだこの続きがあります.

 パトリシア・ハイスミス といえば、有名なのが "太陽がいっぱい"




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 先日、 WOWOW で "リプリー" を久しぶりに観たので、この二つの映画についてもサラリと書いてみよう.
 ただしこの作品については原作 "The Talented Mr. Ripley" を読んでいないので、原作に忠実な "リプリー" と "太陽がいっぱい" の比較という感じです.




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 "太陽がいっぱい" は大好きな映画の一つなので "リプリー" が映画化されるまではそれがすべてだと思っていました.
 だから "リプリー" を最初に観た時、エンディングの違いにビックリした記憶があります


 それと今回 "リプリー" を観て感じたのは "キャロル" と同じく同性愛の部分かな.
 昔見た時はそんなに強烈には感じなかったんだけれどね.


 パトリシア・ハイスミス の小説は リプリー シリーズとして続いていくので、当然 "リプリー" のほうが原作に忠実になっています.
 ただし、サスペンス映画としての完成度は "太陽がいっぱい" のほうがずっとおもしろかった.

 マット・デイモン ・ グウィネス・パルトロー ・ ジュード・ロウ も悪くないけれど、 アラン・ドロン 、 マリー・ラフォレ 、 モーリス・ロネ そして ニーノ・ロータ の主題曲にはかなわないなぁ.




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 忘れていたのが ケイト・ブランシェット .
 そういえば "リプリー" に出ていたんじゃないですか.

 "エリザベス" で一気にブレイクしたものの、きっとこの撮影時はまだ駆け出しといった感じじゃなかったのかな.

 一つの作品がいろいろなところでつながっていて面白いな.





 一昨日 TBM のアルバムが 5 枚届いたので、今日はそのことも書こうと思ったのですが、思いのほか長くなったのでそれについてはまた後日ということで.




 それにしても、肩にかかる手の描写が映画の中で何度となく出てきますが、それらみんなが違う意味を持っているようで ・・・・・・・・
 そういうところや、話し方などもすごく計算されている感じの映画です.




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 やっぱりこの映画いいなぁ.



 追伸:
 この映画に描かれている 1950 年代の描写や女性から観たこの映画の印象などは、ブロ友 kiki さんの記事 にものすごくよく書かれています.
 トラックバックできないので文中リンクを貼っておきます.
 興味ある方はぜひそちらもどうぞ.