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 昨日は久しぶりに以前の仕事関係の飲み会でした.
 仕事を辞めても、以前の肩書だけはずっとついてきちゃいます.

 そんな仕事関係の先輩との飲み会は、とにかくみなさん ・・・・ という感じで大騒ぎでした (笑)



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 さて、明後日はもう撮影実習です.
 前回の撮影実習から講評会までは 3 週間以上開いたのでかなり長く感じましたが、今回はあっという間に 撮影実習って感じ.





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 EOS学園 の第 3 クールも、次の撮影実習と 20 日の講評会を残すだけになりました.
 本当に今年は EOS学園 にどっぷりという感じだなぁ.

 一応来年のコースも申し込み完了.


 どこまで行けば、どのくらいうまくなるのか ・・・・・・・・ なんてまったくカタチになってこないので、この先どうなることやら.



 そういえば 16 日には 土屋組 の忘年会も予定されています.
 なんとそこでも あめ玉講評会 やるようなので、今から戦々恐々なのです.

 持っていく作品が ・・・・・・ ない !




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 さて、久しぶりにバリバリ ・・・・ ゴリゴリの ハード・バップ を聴いてみます.
 もうメンバー見ただけでもその熱い演奏が聴こえてきそうです.





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  " At the Cafe Bohemia vol.1 / The Jazz Messengers "





  1. Announcement by Art Blakey ・・・・・ 1:32
  2. Soft Winds
        (Fletcher Henderson) ・・・・・ 12:34
  3. The Theme
        (Kenny Dorham) ・・・・・ 6:09
  4. Minor's Holiday
        (Kenny Dorham) ・・・・・ 9:11
  5. Alone Together
        (A.Schwartz-H.Dietz) ・・・・・ 4:15
  6. Prince Albert
        (Kenny Dorham) ・・・・・ 8:51
  7. Lady Bird
        (Tadd Dameron) ・・・・・ 7:30
  8. What's New?
        (B.Haggart-J.Burke) ・・・・・ 4:31
  9. Deciphering the Message
        (Hank Mobley) ・・・・・ 10:13





  Kenny Dorham (tp), Hank Mobley (ts),
  Horace Silver (p), Doug Watkins (b),
  Art Blakey (ds)
  Recorded at Cafe Bohemia, NYC、 November 23, 1955.





 このライブの模様は、 BLP-1507 、 1508 とアルバム 2 枚に構成されています.
 CD 化の際に、未発表だったテイクを 6 曲をそれぞれのアルバムに 3 曲ずつ入れてコンプリート盤として再販されました.
 ボクの CD はそのコンプリート盤ですので、 7 曲目からの 3 曲がボーナス・トラックになります.





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 ジャズ・メッセンジャーズ 名義で録音された最初の演奏は、 1947 年 12 月 22 日に録音された "New Sounds / Max Roach Quintet featuring Kenny Dorham and James Moody, Art Blakey and His Band (BLP-5010)" で、 2 曲 (後年未発表テイク 3 曲が加わって CD 化) 吹き込まれています.
 この時の演奏は 8 人編成のビッグ・コンボでしたが、一応この時のグループ名が "Art Blakey's Messengers" と言われています.


 その後今日のアルバムと同じメンバーで吹き込まれたのが 1954 年 11 月 13 日に録音された "Horace Silver Quintet vol.1 (BLP-5058)" と、 1955 年 2 月 6 日に録音された "Horace Silver Quintet vol.2 (BLP-5062)" の 2 枚の 10 インチ盤.
 この 2 枚のアルバムは、その後一枚の 12 インチ盤として "Horace Silver And The Jazz Messengers (BLP-1518)" のタイトルで 1956 年に発表されました.

 この 1955 年 2 月の録音の直後、 フィラデルフィア のジャズ・クラブ "ブルーノート" に出演した際に "The Jazz Messengers" を名乗り、これがこのグループ名での最初と言われています.
 ですので ホレス・シルバー のアルバムも 12 インチ盤になって The Jazz Messengers の名前が付いた次第.




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 このライブが行われたのが "カフェ・ボヘミア" .

 場所はニューヨークの グリニッジ・ビレッジ ・・・・・ バロー通り 15 .

 マンハッタン のジャズ・クラブやライブ・ハウスの情報は 小川隆夫 著の "マンハッタン・ジャズ・カタログ" に場所はもちろん、地下鉄の路線名から最寄り駅、営業時間に至るまで詳細に書かれています.
 ただし 2006 年の本なので、多くのお店は変わっているかもしれません.

 ちなみにこの本には マンハッタン の歩き方から地図の見方、地下鉄・バス・タクシーの乗り方まで親切に書かれています.

 そんな "マンハッタン・ジャズ・カタログ" にも、 "カフェ・ボヘミア" についての記載はありませんでした.



 1955 年、当時レストランとは言うもののストリップなども行っていたちょっと怪しげなお店 "The Pied Piper" が、 チャーリー・パーカー のアドバイスでジャズ・クラブに店名も変え模様替え.
 その最初のライブが チャーリー・パーカー の予定でしたが、その直前に死亡.
 一部にはこのお店の最初のステージが パーカー の演奏だったと書かれているものもあるようですが、これが間違いというのは今では一般的な意見かな.
 他のミュージシャンの協力もあり営業を始めたようですが、期間は数年くらいだったのでしょうか.
 正確にいつまで営業していたかは調べてみましたがわかりませんでした.




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 これは マイルス・デイヴィス の "’Round About Midnaight" のジャケットですが、この有名な写真が撮影されたのも カフェ・ボヘミア .
 ここでの演奏中に撮影されたもののようです ・・・・ 今回初めて知りました.


 枚数こそ多くないものの、ここでのライブ・アルバムもあります.

 "'Round About Midnight at the Cafe Bohemia / Kenny Dorham" (Blue Note)
 "George Wallington Quintet at the Bohemia" (Progressive ・ Prestige)
 "Mingus at the Bohemia / Charles Mingus" (Debut)
 "Jazz a la Bohemia / Randy Weston" (Riverside)
 "The Unissued Cafe Bohemia Broadcasts / Miles Davis" (Domino)



 "Live at The Cafe Bohemia / Lennie Tristano" という名前のアルバムもあります.
 このアルバムには レニー・トリスターノ が 1947 年にこのお店で行ったライブ演奏数曲が入っていますが、当時はまだ Cafe Bohemia という店名ではありませんでしたので、ちょっとタイトルは ???


 また、ライブとは違いますが "Bohemia After Dark / Kenny Clarke (Savoy) も有名です ・・・・・ センスがよくないジャケットの上半身裸の女性でも有名 (苦笑)
 これは同名の曲を オスカー・ペティフォード が作ったステキな曲で、かの有名な "Five Spot After Dark" 同様に カフェ・ボヘミア に因んで作られました.




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 よく見たらみんな同じスーツ着てますね.
 四つボタンのジャケットがおしゃれです.
 袖口にもちょっとしたアクセントつけてあるし.

 ハンク・モブレー の横縞のニットタイ (?) もおしゃれだなぁ.
 色付きのワイシャツのようですが、これカラーでどんな色だったのか見てみたいですね.


 最後に演奏ですが、ご機嫌なハード・バップ.
 これだけで十分でしょうか (笑)
 錚々たるメンバーが、それぞれ一番元気だった頃のアルバムです.
 メンバー一人一人がとてもイキイキした感じが伝わってきます.

 いろいろ書くよりは、聴いたほうが手っ取り早いです.




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 レコードも 10 インチから 12 インチ LP に移行し始め、 Blue Note のレコード番号も 1500 番台になったばかり.
 それまでの 6 枚のアルバム (Miles Davis, Bud Powell, J.J. Johnson) はすべて 10 インチ盤を 12 インチ LP にし直しただけでしたが、このライブ・アルバムは 12 インチ LP のために初めて録音されたアルバムです. 
 そう意味でも記念すべきアルバムです.


 バップからハード・バップ ・・・・
 10 インチ SP 盤から 12 インチ LP 盤 ・・・・


 Blue Note が輝きを増し始める頃の、とてもエネルギッシュな演奏が詰まっています.




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 さて、今日も比較的暖かな日差しですが、季節はもう 12 月.
 あっという間に今年も終わろうとしています.


 11 月中に観た映画は ・・・・・・・
 


  Blade Runner 2049
  雲のむこう、約束の場所
  秒速 5 センチメートル × 3
  敦煌
  言の葉の庭 × 3
  星を追う子ども × 2
  バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍
  首都消失
  ゲット スマート
  MILES AHEAD / マイルス・デイヴィス 空白の 5 年間
  オケ老人!
  her / 世界でひとつの彼女
  ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
  ブラック・サンデー
  フローズン・タイム


 以上 15 作品ですが、 新海誠 作品は何度も観たものもあったりで.


 映画館観賞の "Blade Runner 2049" も、もう一度観たいと思うくらい面白かったし (不満もあるけれど) 、突っ込みどころ満載の "Miles Ahead" も楽しめた.
 前から好きな "her / 世界でひとつの彼女" 、 "ブラック・サンデー" 、 "フローズン・タイム" は何度観ても楽しかった.


 そんな中での一本は ・・・・・・・・・・・・・・






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 まるで写真のような映像の美しさが一番.
 そして "秒速 5 センチメートル" や "君の名は。" のように登場する人物が魅力的です.

 この映画は何度観ても飽きない.


 最初はあまり好きじゃなかった主題歌 "Rain" もいつの間にか好きになってました.




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