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 今年もやってきました 東京ジャズ ・・・・・ と言っても、出不精のボクは会場まで聴きに行くわけでもないんですがね.

 例年通り、昨日は radiko でずっと聴いていました.




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 今年も いつもの小川さん がゲスト解説者で、アナウンサーも昨年と同じです.

 ボクの場合なかなか新しい演奏を聴く機会がないので、一年に一度この番組がとてもいい刺激にもなっています.
 普段絶対聴かないような演奏がここでは聴くことができますので.


 ロバート・グラスパー グループの演奏もよかったけれど、圧巻は土曜日のトリ ハービー・ハンコック でしょうね.
 ロバート・グラスパー も参加してすごい演奏でした.

 ロバート・グラスパー と言えば、今 ローリン・ヒル との一悶着で話題の人だったりもします.




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 今日の昼間は THE VOICES として、ホールで新生 マンハッタン・トランスファー も登場.

 今年 "THE JUNCTION" を発表、その中の "CANTALOOP (FLIP OUT!)" は何回か聴いてみましたが、超ゴキゲン.
 このアルバムは購入する予定です.

 このステージも FM 放送で聴きたかったんだけれど、残念ながら今日の放送はないんですよね.


 やっぱりお金出して聴かないとダメですね (笑)




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 そんな "CANTALOOP" のオリジナルともいえる "Cantaloupe Island" が入っているのが、 1964 年に発表された "Empyrean Isles (BLP-4175)" .


 今日のアルバムはその次の、次に、発表になったアルバムです.







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  " Some Other Stuff / Grachan Moncur III "





  1. Gnostic ・・・・ 11:42

  2. Thandiwa ・・・・ 8:17

  3. The Twins ・・・・ 12:53

  4. Nomadic ・・・・ 7:43






  Grachan Moncur III (tb), Wayne Shorter (ts),
  Herbie Hancock (p), Cecil McBee (b),
  Tony Williams (dms)

  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, July 6, 1964.







 ジャケット写真はいつものように輸入盤のためか、違う番号になっています.
 ジャケットデザインはとてもステキです ・・・・・・ ジャケットは.

 演奏されている曲はすべて グレイシャン・モンカー・三世 によるもの.




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 グレイシャン・モンカー・三世 が Blue Note に残したリーダー・アルバムはたった 2 枚だけ.
 本アルバムはその 2 枚目になります.

 一作目の "Evolution" もかなりアブストラクトな新主流派的な演奏でした.

 正直ボクの好みと言えるような演奏ではありません.
 聴く前から何となくわかっていたものの、今日のアルバムを含め Blue Note の 4100 番台までは買える時に買っておこうと思って含め購入.




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 前述のように "Evolution" も結構シリアスなジャズ・ファンには間違いなく敬遠されるレベルだと思いますが、本作はさらにそこにフリー・ジャズの要素を大きくトッピングした感じ.


 ぶっちゃけ、結構 カオス 感が漂ってます.
 フリー・ジャズとか好きな人には楽しめそうですが、ボクはこのアルバムは結構キツイ.
 時代的にも、いろいろな人が新しい方向を模索している時代でもあり、そんな混沌とした雰囲気がアルバムにも現れているといえばいいのかなぁ.


 ジャズにおける シュールレアリスム 的な表現というか ・・・・・・
 アヴァン・ギャルド という表現がとても似合うアルバムです.




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 さて 8 月の映画鑑賞ですが、 8 月は映画館にはいかなかったものの 17 本も観ました.
 他にも何本か途中まで観たものもありますが、それらはつまらなく途中リタイヤ.



  007 ダイヤモンドは永遠に 
  007 ゴールドフィンガー
  大怪獣ガメラ
  大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン
  友へ チング
  ジェイソン・ボーン
  エヴァの匂い
  ボーン・レガシー
  地球が静止する日
  トータル・リコール(2012)
  雲のむこう、約束の場所
  メンフィス・ベル
  秒速5センチメートル
  言の葉の庭
  IT/イット“それ”が見えたら、終わり。
  遊星からの物体X
  マイウェイ 12,000キロの真実






 新海誠 の作品は別として ・・・・・・

 この頃の 007 シリーズは ジェームス・ボンド の魅力がいっぱいで、何度観ても面白い.
 一連の "ジェイソン・ボーン" シリーズ (厳密にはシリーズにはなっていませんが) も独特のスピード感と緊張感があってそれなりに楽しめます.

 そういえば "メンフィス・ベル" に デヴィッド・ストラザーン が出てました ( "ジェイソン・ボーン" のシリーズの ノア・ヴォーゼン ).


 さて、そんな中の一本は ・・・・・・・・






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 完全に ジャンヌ・モロー に一票って感じです.

 ここまでの悪女 ・・・・ わがままな女を演じていても彼女だったら許せちゃう男はごまんといるんじゃないでしょうか (笑)

 映画自体はそれほどいい映画とは思いませんが、やっぱり彼女の悪の魅力があふれています.


 この映画は 1962 年公開、当時彼女は 34 歳だと思いますがちょっと老けた感じがありました ・・・・ なんとなくちょっと老けた ベティー・デヴィス みたい.
 それでもキレイなことには変わりありません.




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 そしてこの映画、 ビリー・ホリディ の "Willow Weep For Me" がとにかく印象的.
 この時代のフランス映画は、ジャズを使っているものがたくさん多い.

 特に ジャンヌ・モロー とジャズと言えば 1957 年の "死刑台のエレベーター (1957)""危険な関係 (1959)"
 両映画とも大好きですし、そこに使われた音楽も大好き.

 もちろん ジャンヌ・モロー は言わずもがな.




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 長野県 上田市 別所温泉 臨泉楼 柏屋別荘 にあった彼女のサイン.
 こんな 日本 の田舎の温泉までやってきたのかと思うと、ほんのちょっとだけ距離が縮まった気もします.
 

 ちなみにこちらの旅館は現在休業 (廃業 ?) で宿泊はできません.




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