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 今年初めての映画館鑑賞は、いつもの TOHOシネマズ でレイトショー.
 6 ポイント貯まっていたので、無料鑑賞でした.




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 話題の "ボヘミアン・ラプソディー" もまだ上映していました.
 みんながいいという映画なのできっと間違いはないと思うけれど、ボクはそれほど クィーン が好きな訳でもないから、映画館で観るんだったら最初から "アリー / スター誕生" と決めてました.

 そうそう "ドラゴン・タトゥーの女" の続編も公開されたばかりでしたが、どうも今回の主役が魅力的じゃないので ・・・・・ ルーニー・マーラ だったら間違いなく観にいっていたかも.

 結果的にはとてもとても ・・・・ 大満足できた映画でした.




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  " アリー / スター誕生 "




  監督: ブラッドリー・クーパー
  脚本: エリック・ロス 、 ブラッドリー・クーパー 、
      ウィル・フェッターズ
  原作: ウィリアム・A・ウェルマン 「スタア誕生」
  原題: "A Star Is Born"
  製作: ブラッドリー・クーパー 、 ビル・ガーバー 、
      ジョン・ピーターズ 、 トッド・フィリップス 、
      リネット・ハウエル・テイラー
  製作総指揮:
      バジル・イワニーック 、 ラヴィ・D・メータ 、
      ヘザー・パリー 、 マイケル・ラピーノ
  出演: ブラッドリー・クーパー (ジャクソン・メイン)
      レディー・ガガ (アリー)
      サム・エリオット (ボビー)
      アンドリュー・ダイス・クレイ (ロレンツォ)
      デイヴ・シャペル (ヌードルズ)
      ラフィ・ガヴロン (レズ)
  撮影: マシュー・リバティーク
  編集: ジェイ・キャシディ
  配給: ワーナー・ブラザース映画
  日本公開: 2018 年 12 月 21 日
  上映時間: 136 分






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 ●新宿 TOHOシネマズ●

 映画が始まって数分で感じたのは、この映画こそ DOLBY ATMOS のような音響で観たかった.
 この映画の主役の一つが全編に流れる楽曲、だからこそいい音の中で観たいなぁ.

 でもボクの地方ではそんなものはないので、まぁ家の画面よりもはるかに大きな画面で、それなりの大音響 (デジタル 5.1ch ) で満足でしたが.



 この映画は 1937 年製作の映画 "スタア誕生" のリメイクで、 1954 年には ジュディ・ガーランド と ジェームズ・メイソン 、 1976 年には バーブラ・ストライサンド と クリス・クリストファーソン の主演で映画化がされており、今回の映画で 4 回目のリメイクになります.

 2011 年に クリント・イーストウッド が ビヨンセ を主役に撮影する予定でしたが彼女の懐妊のため製作はストップ、その後今回の映画での監督 ブラッドリー・クーパー に イーストウッド から制作の話が持ちかけられたものの一度はお断り、その後製作を決意し今回の作品になった次第.

 ちなみに クリント・イーストウッド と ブラッドリー・クーパー は、 2014 年の "アメリカン・スナイパー" で一緒にお仕事してました.




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 ● A Star Is Born (1976) ●

 この "スタア誕生" は 1976 年の作品を観たような記憶がかすかにあって、あの有名な主題歌も覚えているんですが、それ以外のストーリー的なことはイメージとして全く覚えてません.
 だから初めてのストーリーって感じで、今回観てました.

 この"スタア誕生" ですが 1937 年と 1954 年版は映画界が舞台でしたが、 1976 年版で音楽界に舞台が変わっています.
 エスター・ブロジェット と ノーマン・メイン という二人の主人公の名前も、 1976 年版から少し変わり、今回の "アリー / スター誕生" では メイン だけ残っています.

 バーブラ・ストライサンド と レディ・ガガ って歌がうまいだけでなく、鼻が大きいところも似ているのかな.
 二人とも飛び切りの美人じゃないし、それなりのコンプレックスを抱えながら夢見ている部分があって、それが一夜にしてスターダムにのし上がってしまうという、これぞアメリカン・ドリームな映画です.

 動画系サイトから一気に人気が出てしまうのは、いかにも今の時代といった感じです.




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 2 時間超えの結構大作なんだけれど、時間が全く気にならない.
 ストーリーも何となく想像できてしまったけれど、それでも映画としてはとても楽しめる、いい映画でした.
 誰もがいろいろなサクセスストーリーを心のどこかで思い浮かべていると思うんだけれど、この映画はそんなかなわない夢をかなえてくれるような映画です.


 あえて注文付けるとしたら、エンディング部分かなぁ.
 ネタばれさせたくないのでそんなに詳しくは書けませんが、最後の場面は青い回転灯に映し出された家の場面でフェードアウトして "Shallow" ・・・・・・ がよかったなぁ.

 映画的に最後盛り上げるためにあぁいうエンディングになったとは思うけれど.




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 レディ・ガガ のアルバムは、"The Fame" と "The Fame Monster" 、それと トニーベネット と共演した "Cheek to Cheek" の三枚持っています ("The Fame Monster" は EP 扱い ?).
 今回調べてみたら、彼女ってアルバムをまだ 5 枚しか出していなかったんですね、もっとあるように思ってました.


 当たり前だけれど、とにかく歌がうまい.
 この映画は歌のうまさや曲の良さが全てと言っても過言ではないと思う.
 だからこのうまさが映画の評価にとても大きな影響与えるんじゃないかな.
 その意味では十分すぎるほど満足でした.


 演技も、俗にいう 体当たり演技 で、思ったよりもずっとずっと良かったというのが素直な感想.

 コンプレックスの部分は実生活の中でも抱えていたものなのでしょうか ・・・・・




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 主役兼監督の ブラッドリー・クーパー ですが、最初どうしても思い出せず、この人誰って感じ.
 帰りの車の中で "アメリカンスナイパー" の主役だったことを思い出しました.

 映画の中での歌も自分で歌っているようで、そのうまさに脱帽です.
 南部訛りの話し方や歌のレッスンをかなり受けたようです.
 ブルース・フィーリング漂う重めの C&W ・・・・・ カントリー・ロック がいいですね.

 "クレイジー・ハート" で ジェフ・ブリッジス や コリン・ファレル も演奏していたいましたが、重厚感漂う C&W 大好きです.

 もしこの映画の主題歌 "Shallow" が アカデミー賞 ノミネートされたら、 ガガ と一緒に歌うことも考えているようなので、実現することを祈っています.





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 人気が出るにつれ音楽的に違う方向に向かってるなぁ、って感じたのはボクも一緒.
 前半のライブ会場のような歌のほうが絶対いいもん.
 まぁこれは映画としてわざとこうしてるんだろうけれどね.


 今回もネタバレしないように書いてみましたが、すでに何度もリメイクされている映画なのでおのずとストーリーは想像つくでしょうね.
 だから純粋に音楽を中心に観ていくのも有りだと思います.
 ライブ場面の大音響は鳥肌ものでした.




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 とにかくこの映画は音楽がいいです.
 だからサントラ CD を購入しようと思ってます.


 "Always Remember Us This Way" がとてもとても心に沁みるのです ・・・・・



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