・ ・ ・ ・ ・ ・
東京 最後の 26 日は 上野 で エゴン・シーレ展 .
この日は青空が広がってくれましたが、風が結構あったので公園の中を歩いてるとちょっと肌寒い感じでした.
上野恩賜公園 内にある 東京都美術館 が目的地、あの球体のある美術館です.



二泊三日のプチ旅行だったので、 上野駅 にのコインロッカーに荷物を入れショルダーバック一つで.
10 時前なので、まだ人出もそれほどではありませんが 上野動物園 の前には列ができてます.
東京都美術館 での美術鑑賞は 6 年前の ブリューゲル展 以来.
ただし、それ以外でも館前の球体の写真を撮ったり、 上野公園 歩く時はあの辺りを必ずウロウロしているのでなにか 6 年ぶりという感じはしないです.
シニア割 1,500 円がありがたい ・・・・ いつの間にか堂々使える年代になったんだなぁ.
ショルダーバッグも邪魔なので館内のロッカーへ、お金はあとで戻ってきます.



10 時からの予約でしたが、ほぼ時間通りの入場.
時間帯での予約になっているせいか、大きな混雑はありませんでした.
こういう美術展って不思議と展示室に入ってすぐの場所で渋滞する気がします.
この部分を過ぎると、大体バラけてくるんですが.
展示は入り口のある地階から 2 階まで、 14 章で構成されてました.

ボクの美術鑑賞でなくてはならないのが音声ガイド.
入場後機材をレンタルもできますが、今回は事前にアプリからダウンロードしスマホから Bluetooth でイヤホン視聴.
音声解説については邪魔と思う人もいると思いますが、ボクみたいな "なんちゃって" にとってはすごくありがたいのです.
この解説は、開催終了後の 4 月 16 日まで利用できるようなので、家に帰ってまた聞き返したりできるのがいい.
・ ・ ・ ・ ・ ・
第 1 章 エゴン・シーレ ウィーンが生んだ若き天才

● 毛布の襟巻をした芸術家の母の肖像:エゴン・シーレ ●
第 2 章 ウィーン 1900 グスタフ・クリムトとリングシュトラーセ

● ハナー地方出身の少女の頭部習作:グスタフ・クリムト ●
第 3 章 ウィーン分離派の結成

● 「第5回ウィーン分離派展」ポスター:コロマン・モーザー ●
エゴン・シーレ を語る上で ・・・・・
・・・・ なんてことは、とてもボクの浅い知識ではできませんが、彼の作品を観る上で 表現主義 や 象徴主義 ってのがどうも避けては通れない道のようです.
ここがねぇ、無理やり線引きしようとすると迷宮で迷子になります.
まぁこういった美術史を紐解いていくと、時代的な背景や同じ時期に活動した人たちがどんどん繋がっていたりしてハマると超楽しいんだろうけど、ちょっと危険な沼の気配がしますので、ボクはそんな沼のほとりにとどまっているのです.
「美術の物語」 (E.H.ゴンブリッチ) が全然身についてません.
ちなみに 「美術の物語」 のなかでは、表現主義のことが少し書かれてはいますが、象徴主義や エゴン・シーレ も登場しません.

● ウィーン分離派 (1902) ●
ウィーン分離派 についても、クリムトがどうたら程度の知識しかなかったので、今回の展示で少しは整理がついた気がします
今まで知らなかった作家たちの作品を観るのも、こういった展覧会の楽しみ.
第 4 章 クリムトとウィーンの風景画

● シェーンブルン庭園風景:グスタフ・クリムト ●
第 5 章 コロマン・モーザー 万能の芸術家

● 山脈:コロマン・モーザー ●
第 6 章 リヒャルト・ゲルストル 表現主義の先駆者

● ヴァルデマール・ウンガー2世の肖像:リヒャルト・ゲルストル ●
今回の展覧会には、エゴン・シーレ の作品が 50 作品.
全体では 115 点が展示されていました.
かなりのボリュームで、とても見ごたえのある展覧会です.
"ジョジョの奇妙な冒険" というとても人気のある漫画がありますが、その作者 荒木飛呂彦 氏が エゴン・シーレ の影響を強く受けて、漫画にも反映されているというのはちょっと有名.
ただし、ボクはまったく読んだことがなく、ネットで出てくる絵を見ては納得という感じ.
そう言えば、何年も前に 「原田忠全部展」 観に行きましたが、あれも ジョジョの世界 でした.
第 7 章 エゴン・シーレ アイデンティティーの探求

● ほおずきの実のある自画像:エゴン・シーレ ●
第 8 章 エゴン・シーレ 女性像

● 悲しみの女:エゴン・シーレ ●
第 9 章 エゴン・シーレ 風景画




● モルダウ河畔のクルマウ(小さな街lV):エゴン・シーレ ●
写真撮影が可能なのがこの風景画のブース.
ほとんどの方がスマホで写真撮ってました.
エゴン・シーレ と風景画ってあまりパッとこなかったんですが、こうやって観てみるとなるほど.
ちょっと重めの絵が多いので、明るめの色も使った風景画で癒されます.
上の "モルダウ河畔のクルマウ(小さな街lV)" の絵の下には、別の絵が描かれていたというのも、ちょっとミステリアスで、物語や映画になってもおかしくなさそうですね.
第 10 章 オスカー・ココシュカ "野生の王"

● ハーマン・シュヴァルツヴァイト 2 世:オスカー・ココシュカ ●
第 11 章 エゴン・シーレと新芸術集団の仲間たち

● 「第1回新芸術集団展(ピスコ画廊):アントン・ファイスタウアー ●
第 12 章 ウィーンのサロン文化とパトロン

● カール・グリュンヴァルドンの肖像:エゴン・シーレ ●
こういった展覧会のいいところは、その色彩やタッチを実際に見ることができるのはもちろん、オリジナルの作品の大きさがわかることです.
現在ではいろいろなところで作品のサイズなども知ることができますが、やっぱり実際の絵を観るとまったく違います.
オリジナルを見て初めて「こんなに小さいんだ」「こんなに大きかったんだ」 ・・・・・
上の "カール・グリュンヴァルトの肖像" も、こんなに大きかったんだ.
第 13 章 エゴン・シーレ 裸体

● 頭を下げてひざまずく女:エゴン・シーレ ●
第 14 章 エゴン・シーレ 新たな表現、早すぎる死

● 縞模様のドレスを着て座るエーディト・シーレ:エゴン・シーレ ●
ということで、約 2 時間の鑑賞は終了.
今まで知らなかったことばかりだったので、とても新鮮にいろいろ入ってきました.
こういう時間の潰し方は最高ですね.
・ ・ ・ ・ ・ ・



外に出ると雲一つさえないきれいな青空で、朝よりも暖かくなってます.
公園内を歩く人もかなり増えていました.
最初と、風景画の部分と最後の写真は、 EOS R3 + RF 24mm F1.8 MACRO IS STM で撮ってあります.
二泊三日のリフレッシュ旅行はこれで終了.
特に美味しいものは食べませんが、十分満足の三日間でした.
かなり目的を詰め込んでいましたが、何とかみんなクリアできました.
最後は パンダ橋 で 上野駅 の上を横断、新幹線で帰路に.
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東京 最後の 26 日は 上野 で エゴン・シーレ展 .
この日は青空が広がってくれましたが、風が結構あったので公園の中を歩いてるとちょっと肌寒い感じでした.
上野恩賜公園 内にある 東京都美術館 が目的地、あの球体のある美術館です.



二泊三日のプチ旅行だったので、 上野駅 にのコインロッカーに荷物を入れショルダーバック一つで.
10 時前なので、まだ人出もそれほどではありませんが 上野動物園 の前には列ができてます.
東京都美術館 での美術鑑賞は 6 年前の ブリューゲル展 以来.
ただし、それ以外でも館前の球体の写真を撮ったり、 上野公園 歩く時はあの辺りを必ずウロウロしているのでなにか 6 年ぶりという感じはしないです.
シニア割 1,500 円がありがたい ・・・・ いつの間にか堂々使える年代になったんだなぁ.
ショルダーバッグも邪魔なので館内のロッカーへ、お金はあとで戻ってきます.



10 時からの予約でしたが、ほぼ時間通りの入場.
時間帯での予約になっているせいか、大きな混雑はありませんでした.
こういう美術展って不思議と展示室に入ってすぐの場所で渋滞する気がします.
この部分を過ぎると、大体バラけてくるんですが.
展示は入り口のある地階から 2 階まで、 14 章で構成されてました.

ボクの美術鑑賞でなくてはならないのが音声ガイド.
入場後機材をレンタルもできますが、今回は事前にアプリからダウンロードしスマホから Bluetooth でイヤホン視聴.
音声解説については邪魔と思う人もいると思いますが、ボクみたいな "なんちゃって" にとってはすごくありがたいのです.
この解説は、開催終了後の 4 月 16 日まで利用できるようなので、家に帰ってまた聞き返したりできるのがいい.
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第 1 章 エゴン・シーレ ウィーンが生んだ若き天才

● 毛布の襟巻をした芸術家の母の肖像:エゴン・シーレ ●
第 2 章 ウィーン 1900 グスタフ・クリムトとリングシュトラーセ

● ハナー地方出身の少女の頭部習作:グスタフ・クリムト ●
第 3 章 ウィーン分離派の結成

● 「第5回ウィーン分離派展」ポスター:コロマン・モーザー ●
エゴン・シーレ を語る上で ・・・・・
・・・・ なんてことは、とてもボクの浅い知識ではできませんが、彼の作品を観る上で 表現主義 や 象徴主義 ってのがどうも避けては通れない道のようです.
ここがねぇ、無理やり線引きしようとすると迷宮で迷子になります.
まぁこういった美術史を紐解いていくと、時代的な背景や同じ時期に活動した人たちがどんどん繋がっていたりしてハマると超楽しいんだろうけど、ちょっと危険な沼の気配がしますので、ボクはそんな沼のほとりにとどまっているのです.
「美術の物語」 (E.H.ゴンブリッチ) が全然身についてません.
ちなみに 「美術の物語」 のなかでは、表現主義のことが少し書かれてはいますが、象徴主義や エゴン・シーレ も登場しません.

● ウィーン分離派 (1902) ●
ウィーン分離派 についても、クリムトがどうたら程度の知識しかなかったので、今回の展示で少しは整理がついた気がします
今まで知らなかった作家たちの作品を観るのも、こういった展覧会の楽しみ.
第 4 章 クリムトとウィーンの風景画

● シェーンブルン庭園風景:グスタフ・クリムト ●
第 5 章 コロマン・モーザー 万能の芸術家

● 山脈:コロマン・モーザー ●
第 6 章 リヒャルト・ゲルストル 表現主義の先駆者

● ヴァルデマール・ウンガー2世の肖像:リヒャルト・ゲルストル ●
今回の展覧会には、エゴン・シーレ の作品が 50 作品.
全体では 115 点が展示されていました.
かなりのボリュームで、とても見ごたえのある展覧会です.
"ジョジョの奇妙な冒険" というとても人気のある漫画がありますが、その作者 荒木飛呂彦 氏が エゴン・シーレ の影響を強く受けて、漫画にも反映されているというのはちょっと有名.
ただし、ボクはまったく読んだことがなく、ネットで出てくる絵を見ては納得という感じ.
そう言えば、何年も前に 「原田忠全部展」 観に行きましたが、あれも ジョジョの世界 でした.
第 7 章 エゴン・シーレ アイデンティティーの探求

● ほおずきの実のある自画像:エゴン・シーレ ●
第 8 章 エゴン・シーレ 女性像

● 悲しみの女:エゴン・シーレ ●
第 9 章 エゴン・シーレ 風景画




● モルダウ河畔のクルマウ(小さな街lV):エゴン・シーレ ●
写真撮影が可能なのがこの風景画のブース.
ほとんどの方がスマホで写真撮ってました.
エゴン・シーレ と風景画ってあまりパッとこなかったんですが、こうやって観てみるとなるほど.
ちょっと重めの絵が多いので、明るめの色も使った風景画で癒されます.
上の "モルダウ河畔のクルマウ(小さな街lV)" の絵の下には、別の絵が描かれていたというのも、ちょっとミステリアスで、物語や映画になってもおかしくなさそうですね.
第 10 章 オスカー・ココシュカ "野生の王"

● ハーマン・シュヴァルツヴァイト 2 世:オスカー・ココシュカ ●
第 11 章 エゴン・シーレと新芸術集団の仲間たち

● 「第1回新芸術集団展(ピスコ画廊):アントン・ファイスタウアー ●
第 12 章 ウィーンのサロン文化とパトロン

● カール・グリュンヴァルドンの肖像:エゴン・シーレ ●
こういった展覧会のいいところは、その色彩やタッチを実際に見ることができるのはもちろん、オリジナルの作品の大きさがわかることです.
現在ではいろいろなところで作品のサイズなども知ることができますが、やっぱり実際の絵を観るとまったく違います.
オリジナルを見て初めて「こんなに小さいんだ」「こんなに大きかったんだ」 ・・・・・
上の "カール・グリュンヴァルトの肖像" も、こんなに大きかったんだ.
第 13 章 エゴン・シーレ 裸体

● 頭を下げてひざまずく女:エゴン・シーレ ●
第 14 章 エゴン・シーレ 新たな表現、早すぎる死

● 縞模様のドレスを着て座るエーディト・シーレ:エゴン・シーレ ●
ということで、約 2 時間の鑑賞は終了.
今まで知らなかったことばかりだったので、とても新鮮にいろいろ入ってきました.
こういう時間の潰し方は最高ですね.
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外に出ると雲一つさえないきれいな青空で、朝よりも暖かくなってます.
公園内を歩く人もかなり増えていました.
最初と、風景画の部分と最後の写真は、 EOS R3 + RF 24mm F1.8 MACRO IS STM で撮ってあります.
二泊三日のリフレッシュ旅行はこれで終了.
特に美味しいものは食べませんが、十分満足の三日間でした.
かなり目的を詰め込んでいましたが、何とかみんなクリアできました.
最後は パンダ橋 で 上野駅 の上を横断、新幹線で帰路に.
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