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 定年退職後一年のフリーターを経由してからの 6 年間続けてきたお役所お仕事も今月で終了.
 今日 29 日が最後の勤務日でしたが余っていた年休をいただいたので、すでに無職状態です.

 希望さえすればまだ続けることは可能でしたが、仕事の内容が専門的で一人でいろいろ決定することもできる部署だったので、あまり長く続けるのはよくない.
 当初は 3 年程度の予定でしたが、気が付くと 6 年間.
 まぁあっという間の 6 年でしたが、その半分くらいは新型コロナに翻弄された感じでした.



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 ● 以前後輩たちから頂いた退職記念品 ●

 4 月からはハローワーク通いしてわずかな失業保険もらい、その後は完全リタイアで静かに生活していこうと思ってます.
 一応、声がけしていただいているところがあっていろいろ調整中ですが、これもどうなることやら.



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 さて今日は半世紀以上前のロック・アルバムの紹介しましょう.

 先日ネットのニュースで、70年代にブレイクしたフォーク・グループ GARO のコンピ・アルバム発売のことが書かれており、懐かしくなって家にあるベスト盤聴いてみました.
 あの頃はとにかくマーク (堀内護) のカッコよさに憧れてたものです.

 それで、 GARO と言えば C.S.N.&Yとなっちゃうんです ・・・・・ わかる人は少ないだろうけど.
 ということで、彼らの超代表作なのです.




9950 CSNY005 4 Way Street [Live][Disc 1]






  " 4 Way Street / Crosby, Stills, Nash & Young "




  Disk 1 :
  1. Suite: Judy Blue Eyes (coda)
         (Stephen Stills) ・・・・ 0:33
  2. On the Way Home
         (Neil Young) ・・・・ 3:48
  3. Teach Your Children
         (Graham Nash) ・・・・ 3:02
  4. Triad
         (David Crosby) ・・・・ 6:55
  5. The Lee Shore
         (David Crosby) ・・・・ 4:29
  6. Chicago
         (Graham Nash) ・・・・ 3:11
  7. Right Between the Eyes
         (Graham Nash) ・・・・ 3:37
  8. Cowgirl in the Sand
         (Neil Young) ・・・・ 3:57
  9. Don't Let It Bring You Down
         (Neil Young) ・・・・ 3:30
  10. 49 Bye-Byes/America's Children
         (Stephen Stills) ・・・・ 6:35
  11. Love the One You're With
         (Stephen Stills) ・・・・ 3:19
  12. King Midas In Reverse
         (G.Nash-A.Clarke-T.Hicks) ・・・・ 3:43
  13. Laughing
         (David Crosby) ・・・・ 3:36
  14. Black Queen
         (Stephen Stills) ・・・・ 6:45
  15. Medley: The Loner/Cinnamon Girl/Down by the River
         (Neil Young) ・・・・ 9:41



  Disk 2 :
  1. Pre-Road Downs
         (Graham Nash) ・・・・ 3:04
  2. Long Time Gone
         (David Crosby) ・・・・ 5:58
  3. Southern Man
         (Neil Young) ・・・・ 13:45
  4. Ohio
         (Neil Young) ・・・・ 3:34
  5. Carry On
         (Stephen Stills) ・・・・ 14:19
  6. Find the Cost of Freedom
         (Stephen Stills) ・・・・ 2:21





  David Crosby (vo.g), Stephen Stills (vo.g.p.org),
  Graham Nash (vo.g.p.org), Neil Young (vo.g),
  Calvin "Fuzzy" Samuels (b), Johnny Barbata (ds)

  Recorded at Fillmore East, NYC, June 2〜7, 1970.
  Recorded at The Forum, Los Angeles, June 26〜28, 1970.
  Recorded at Auditorium Theatre, Chicago, July 5, 1970.




 オリジナルのアナログ盤は 2 枚組.
 1 枚目は 11 曲目まで収録されていましたが、 1992 年に CD 化されて以降、 Disk 1 の 12 曲目から 15 曲目までの 4 曲ががボーナストラックとして追加されています.




CSN&Y 003
 ● ⇒ Neil Young, David Crosby, Graham Nash, Stephen Stills ●

 Crosby, Stills, Nash & Young (以下 C.S.N.&Y.) は、 The Byrds バーズの デヴィッド・クロスビー 、 Buffalo Springfield の スティーヴン・スティルス 、The Hollies の グラハム・ナッシュ が三人でグループ活動をしており、そこにソロとして活動していた ニール・ヤング が加わってでき他グループ.

 グループと言っても、それぞれの曲を演奏するという感じなので、曲ごとにかなり印象が違っています.
 ただ演奏はアコースティックギターのユニゾンを生かした独特の音と、とてもきれいなコーラス.


 そしてとにかくカッコいい.
 ハードロックではないアコースティックなサザン・ロックという感じなんですが、例えばアルバム "Deja Vu" の一曲目 "Carry On" や "Crosby, Stills & Nash" の一曲目 "Suite: Judy Blue Eyes" ともに、針から音が流れた瞬間、あの独特な音の世界に引きずりこまれます.


 曲の内容としては、当時の社会情勢を反映するようなカウンターカルチャーっぽい曲も入っていたりします.
 曲によっては一人だけの演奏もあったりします.



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 このアルバムのスタートは代表曲の "Suite: Judy Blue Eyes" なのですが、なぜかエンディング部のスキャットだけで終わってしまいます.

 もともとが各グループにいたメンバーのセッションから始まったようなグループなので、それぞれのオリジナル曲を演奏していきます.
 そのあたりがアルバム・タイトルにもなっています.


 変則チューニングというのもこのグループの演奏から知りましたされた.
 それと忘れちゃいけないのが、マーチン D-45 でしょう.
 このギターもこのグループによって一躍有名になったといってもいいでしょうか.

 GARO も同じギター使ってます.
 たしか、日本で最初にこのギターを手にしたのが、 GARO の マーク や トミー 、そして 加藤和彦 や 石川鷹彦 だったとどこかに書いてあったような気がします.



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 ● ⇒ 堀内護 (マーク) 、 日高富明 (トミー)、 大野真澄 (ボーカル) ●

 そんな C.S.N.&Y. を聴いたうえで GARO を聴いてみると、本当に似ています.
 やっぱり落ち着くところは、牧歌的な "たんぽぽ" や "美しすぎて" 、そして "暗い部屋" や "時の魔法" なんだな.
 似ているといっても、そこは GARO らしさや日本的な部分もあって、今聴いてもすごくいい.


 "学生街の喫茶店" や "ロマンス" もとてもいい曲なのはわかるんだけれど、あまりにも有名になりすぎちゃって、TV に出る機会も増えだんだんフォークグループからアイドル化していってしまったイメージがあります.



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 このアルバムは ビルボード 200 で一位を獲得したビッグ・アルバムです.
 ただこのアルバムがリリースされたころには、すでにグループ内で亀裂があり、ニール・ヤングがこのグループに在籍したのはわずか一年ほどでした.
 スティーヴン・スティルス と ニール・ヤング は Buffalo Springfield 時代にもいろいろあったようなので、結果的にはうまくいかなかったようです.

 ただその一年間でこのアルバムと前年にリリースした "Deja Vu" というビッグヒット・アルバムを残しています.


 もう半世紀も経ってしまったんですね ・・・・・・・ しみじみ



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