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 金曜日のプチドライブに続き、土曜日は久しぶりの登山.
 信州とうみ観光協会 が主催している自然体験講座の一つ、「烏帽子岳 清掃登山と植物観察」.
 ちなみに昨年は 池の平湿原 でした.

 登山道のゴミを拾いながら植物観察をして烏帽子岳山頂 ( 2065 m ) を目指すトレッキングです.
 いつもお世話になっているビジターセンターのネイチャーマイスターと一緒に花などの観察をしながらのんびり山歩きという感じですね.
 登山道のゴミも本当に少なくなっています.


 この辺りの山は初心者でも簡単に登れる山なので、特に中高年を中心に人気があって登山者も増えています.
 それでもゴミが少ないのはうれしいですね.



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 ● キャンプ場 ●

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 ● 正面に 烏帽子岳 ●

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 烏帽子岳 は何度も登っていますが、ここ数年は体力的にもつらくなってきたので、本当に久しぶりの山登り.

 やっぱり疲れました.
 ただかなりゆっくりの行程ですし、グループで行くと引っ張られて歩く感じもあるので、一人で登るよりは全然楽.

 この日は快晴で、下界では 30 ℃ 近くまで気温が上がりかなり暑かったようですが、さすが標高 2000 m になると吹く風が気持ち良すぎます.



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 ● 向かって左に 湯の丸山、奥に 湯の丸スキー場 ●

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 ● 小烏帽子あたりから 東御市・上田市 ●

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 犬を連れて登ってくる方ともすれ違いましたが、この湯の丸周辺の山は一応犬を連れての入山についてはご遠慮くださいとなっていますのでご協力ください.

 法的には国立公園内で動物を放つことは禁止 (自然公園法) されていますが、入山までダメとはされていません.
 まぁ、そのためいろいろトラブルも発生しているようですが.

 そのせいか最近は山によって「犬の入山ダメ」と看板設置して自粛要請されているところも多くなっているので、そのあたりは地域のマナーに従ってもらったほうがいいと思います.
 いろいろなトラブル防止も含めて、事前にその辺りの規制を確認してから入山したほうがいいんじゃないかな.
 特に山は高齢者も多く、頭ごなしに怒鳴る方もいたりするようですから.



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 せっかくの山登りですから、お互いが気持ちよく歩きたいですね.



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 さて関東周辺も梅雨入りしました.
 湿度の高いどよょ〜んとした天気がしばらく続きそうです.
 ということで・・・・ちょっと軽快な演奏でも聴いてみましょう. 

 今日のアルバムは超有名なベストセラーアルバムの登場です.

 ジャズの中できっと一番売れたアルバムかもしれません.





9900 Brubeck001 Time Out





  " Time Out / Dave Brubeck "




  1 Blue Rondo a la Turk
       (Dave Brubeck) ・・・・ 6:44
  2 Strange Meadow Lark
       (D.Brubeck-L.Brubeck) ・・・・ 7:22
  3 Take Five
       (Paul Desmond) ・・・・ 5:24
  4 Three to Get Ready
       (Dave Brubeck) ・・・・ 5:24
  5 Kathy's Waltz
       (Dave Brubeck) ・・・・ 4:48
  6 Everybody's Jumpin'
       (Dave Brubeck) ・・・・ 4:23
  7 Pick Up Sticks
       (Dave Brubeck) ・・・・ 4:16





  Paul Desmond (as), Dave Brubeck (p), 
  Eugene Wright (b), Joe Morello (ds)

  # 1. 7 : Recorded on August 18, 1959.
  # 2. 3 : Recorded on July 1st, 1959.
  # 4 - 6 : Recorded on June 25, 1959.
  Recorded at Columbia 30th Street Studio, NY.C.





 Dave Brubeck の代表アルバム ・・・・・ というか、ジャズ界を代表するアルバムの一枚です.
 なんとミリオン・セラーを達成しており、当時のポッポアルバムチャートでも 2 位まで上りつめています.

 シングル盤 "Take Five" も同様に、ミリオン・セラー.




D Brubeck 004


 このアルバムに関しては、何か違ったイメージを持っています.

 まずアルバム名ですが "Take Five" ではなく "Time Out" .
 ついついよく "Take Five" と間違えてしまいます.


 その "Take Five" ですが、作ったのは Dave Brubeck ではなく、アルトの Paul Desmond .
 アルバムの中でこの一曲だけが Paul Desmond なんですよね.

 そんなこともあってか、以前はアルバム自体が Paul Desmond のリーダー作とついつい勘違いしていた時期もありました.
 この演奏を仕切ったのは Dave Brubeck なのです.


 そのくらいこのアルバムでの "Take Five" の印象は強烈です.
 だから “Take Five” で覚えていたって、それはそれでいいかも.



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 ジャズ聴きはじめた頃は、黒っぽさを追求してたのでこのアルバムなんかも、知ってはいたものの敬遠していた記憶があります.
 ただ単に、白人が演奏してるから、軽すぎるから ・・・・ なんて言う、訳のわからないシリアスなジャズファンの一人でしたから.


 聴きはじめた頃のジャズ屋の雰囲気だったり、そこで出会った常連たちの影響をもろに受けてます.
 だから、たとえば " Concierto / Jim Hall " の Paul Desmond が好きだったとしても、ちょっと斜め上から見下すような体裁を取り繕っていた感じですね.

 今になればなんだったんだ、と言う感じ.


 今は Paul Desmond の音が大好き、って声を大にして言えちゃいます.



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 Dave Brubeck は曲作りでも有名で、このアルバムはもちろん他のアルバムでもほとんどオリジナルを収録しています.
 なのに有名になってしまったのが Paul Desmond の曲というのがちょっとかわいそうでもあります.
 ただ、このアルバムもそうなんだけれど、ボクは Dave Brubeck の曲がそんなに好きじゃない.
 音楽理論的にはかなりすごいことを取り入れたりしてるのかも知れませんが、正直ちょっと好みじゃないかな.

 前の記事の Sonny Clark のマイナーな雰囲気のほうが好きです.



 遠くから聴こえるドラムのリズムから、ピアノのブロック・コード、ベースが重なり、そして透き通るような独特の音色のアルト・サックスがテーマを吹いていきます.

 この独特の軽快さがいいんです、鬱陶しい梅雨にこんな曲 ・・・・・・ いいですね.



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