一昔前、 甲斐バンド って人気ありましたよね.
 彼らの初期の曲で "ポップコーンをほおばって" という曲があります.
 これ実はシングル・レコード (ドーナツ盤と言われるもの) の B 面の曲なのですが、結構いいんです.
 特に出だしの 「映画を見るならフランス映画さ ・・・・・・・・」
 このフランス映画って、きっと ヌーヴェル・ヴァーグ のことを言っているんだろうななんて思いながら聴いていました.



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 そこで、この "死刑台のエレベーター" です.
 もうこれは最高です.
 退廃的なムードの中、だんだん息苦しくなっていくような、上質のミステリー ・・・・・・・・
 そして モーリス・ロネ と ジャンヌ・モロー がいいんだな.
 特に ジャンヌ・モロー の仕草や話し方が、本当のオトナの女って感じで、ゾクゾクしてしまいます (いやらしい意味ではありませんよ) .

 原作は ノエル・カレフ の小説で、この原作がまた非常に面白いんです.彼のミステリーでは "その子を殺すな" が有名ですが、もともとは小説家ではなく、映画の脚本などを手がけている映画人のようです.

 そしてこの映画のもうひとつの魅力は、 マイルス・デイヴィス の音楽でしょう.
 ジャズとしてはそんなにいいとは思いませんが、これが映像と一緒になると、映画の緊迫感なのが一層増して、この映画には不可欠なものになっています.
 "墓にツバをかけろ" 、 "殺られる" 、 "「危険な関係" といったこの頃の映画 (なにか B 級映画みたいですが) 、みんなジャズが強力なインパクトを与えていました.

 こういう上質の映画って、最近少なくなりましたねー.