Jazz

Preminado

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 6 月も中旬というのに梅雨入りしません.
 今週末あたりから梅雨入りらしいのですが、夏のような日が続いています.

 先日 美ヶ原高原美術館 の帰りにほんの少しだけ寄り道、 山本小屋ふる里館 無料駐車場から 牛伏山 まで歩いてみました.



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 山本小屋 経由で 美しの塔 まで歩いてもそんなに遠くはありませんが、この駐車場から 王ヶ頭ホテル までの道って普通の砂利道なんですよね.
 たまに牧畜関係者の許可車両も通ったり.

 周りの景色は高原という感じで、牛が放牧されていたりしてとてものどかでさわやかな感じですが、どうもこの砂利道が好きになれなくて.

 なのでサクッと 牛伏山 .

 道の道の駅美ヶ原高原 駐車場から 王ヶ頭ホテル まで歩くこともできますが、山本小屋ふる里館 に一度出て、後は砂利道になります.
 ただ 道の駅 駐車場から 牛伏山 までが木道などで高原のトレッキング感を堪能できるんですよね.


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 ザッと花も見ていきましたが、ほとんどが シロバナヘビイチゴ で他の花はそんなに多くはありませんでした



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 さてさて、今月もジャズ・アルバムの紹介を忘れないように.
 ひと昔前、アナログ盤の頃は彼のアルバムよく聴いたものです.




9900 Harris008 Preminado





  " Preminado / Barry Harris "





  1. My Heart Stood Still
       (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・ 6:32
  2. Preminado
       (Barry Harris) ・・・・ 5:28
  3. I Should Care
       (A.Stordahl-P.Weston-S.Cahn) ・・・・ 3:35
  4. There's No One But You
       (A.C.Johnson-R.Evans) ・・・・ 4:05
  5. One Down
       (Barry Harris) ・・・・ 4:40
  6. It's the Talk of the Town
       (J.Livingston-A.J.Neiburg-M.Symes) ・・・・ 5:03
  7. Play, Carol, Play
       (Barry Harris) ・・・・ 4:15
  8. What Is This Thing Called Love?
       (Cole Porter) ・・・・ 4:04




  Barry Harris (p), Joe Benjamin (b), Elvin Jones (ds)

  Recorded at NYC, December 21, 1960 and January 19, 1961.




9900 Harris008-2 Preminado


 ジャケットがいかにもって感じでいいですね.
 モノクロでコントラスト強くしている写真ってこういうアルバムにはよく似合います.


 今と違って、昔のレコードジャケットには結構タバコが写っているものがたくさんありました.
 "Smoke Gets In Your Eyes" なんていうスタンダードもあったくらいです.

 昔は男女問わずタバコなんて当たり前に堂々と吸っていたので、こんなジャケットも普通でしたが、今の時代はちょっと懐かしさもあって新鮮だったりします.



9900 MitchellBl001 Blue's Moods9900 JonesE001 Heavy Sounds

9900 MitchellBi015 This Is Billy Mitchell4104 Buhaina's Delight

9900 honda005 I Love You9900 Stuff002 More Stuff


 ボクの中で特にタバコの煙が印象的なジャケットは
   "Blue's Moods / Blue Mitchell (Riverside)"
   "Heavy Sounds / Elvin Jones (Impulse)"
   "This Is Billy Mitchell / Billy Mitchell (SMASH)"
   "Buhaina's Delight / Art Blakey (Blue Note)" 
   "I Love You / 本田竹廣 (TRIO)"

 といったところかな.

 でも、煙は出ていないけど一番カッコいいと思うのは
   "More Stuff / Stuff (Warner Bros.)" (笑)

 「間違いない !」

 ちょっと指へのライティングがわざとらしいですが、口元はエグい.



180da


 このアルバムですが、スタンダード曲を中心にしたトリオ演奏です.
 3 曲目の "I Should Care" だけがピアノ・ソロ.

 全曲バップテイストに溢れており、まるで Bud Powell を彷彿させるかのようです.
 最近のボクのピアノトリオの好みは、ちょっと新主流派的な演奏に傾倒しかけているので、コテコテのバップスタイルは新鮮さがあります.


 バリー・ハリスは、ボクがジャズと巡り合ったジャズ屋のマスターがとても好きでした.
 「オフビートの入れ方がグッとくる」なんて言ってました.
 お気に入りは、彼の代表作とはちょっと言えませんが "Magnificent ! (Prestige)" .

 おかげでボクのあのアルバムの中の "You Sweet and Fancy Lady" が今でも大好きです.



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 エルビン・ジョーンズ は 1960 年 "Coltrane Jazz" から ジョン・コルトレーングループの不動のドラマーとして活動してます.
 アメリカン・マッスルカーという印象がめちゃ強いので、こういったバップ系のピアニストとのトリオ演奏というのが少し違和感を感じます.
 でも演奏を聴いてると、ブラシワークも当たり前ですがうまいし、抑えるところは抑えている感があります.

 バリー・ハリス とおなじ デトロイト 出身という関係もこの録音にあったのでしょうか.



A Connecticut Yankee 001


 3 曲目の "I Should Care" がすごくいいんですが、1 曲目の "My Heart Stood Still" も軽快で気持ちいい.

 この曲は 1927 年に ロジャース & ハート によって作られました.
 ミュージカル "A Connecticut Yankee" の曲として有名ですが、本当は "One Dam' Thing after Another" というレビューのために書かれたもので、その後 "A Connecticut Yankee" に使うために権利を再度買い取ったようです.
 ロジャース & ハート の代表曲の一つで、多くのミュージシャンが演奏しています.
 結構アップテンポの演奏が多い気がします.


 原曲は男性と女性がそれぞれの思いを歌っていくよくある手法.
 家の CD の中にもヴォーカル物があると思っていたので 「My Heart」 で iTunes を検索.
 なんとインストばかりでヴォーカル物は一曲もなし.


 代わりに検索でヒットした "Shape Of My Heart / Sting" を聴いたりしてみる ・・・・



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That's It !

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 特に目新しい話題もない、平凡な毎日.
 飛び石の休日はスキー場に上ってはスナップ撮影.

 晴れている日もあれば、曇っていたり雪が降ったり ・・・・・・



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 写真は 1 月 25 日ですが、この日は極寒.
 駐車場で氷点下 12 ℃ 、時々強い風が思いっきり雪を舞い上げていました.
 体感温度は 15 ℃ 以下でしょうか.

 特に 第 5 ゲレンデは風の通り道、リフトももろに風を受けてしまうので停まりまくってました.



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 ちなみにこちらは上のブリザード写真から 5 分後.
 空の雲がビックリするくらい速く流れており、それに合わせて天候もめまぐるしく変化.

 いつもは広角で何枚か撮った後、望遠ズームに変えて撮影しますが、この日はあまりの寒さで望遠を使うことなく退散.


 事務連絡も兼ねて事務所に寄ってお茶飲んでたら、青空が目一杯広がってきました.



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 話題がない時は、アルバム紹介か映画の話題ということで.
 今日はとってもシブいアルバムの登場です.

 


9900 Ervin001 That's It





  " That's It ! / Booker Ervin "




  1. Mojo
       (Booker Ervin) ・・・・ 7:57
  2. Uranus
       (Booker Ervin) ・・・・ 4:32
  3. Poinciana
       (B.Bernier-N.Simon) ・・・・ 8:04
  4. Speak Low
       (O.Nash-K.Weill) ・・・・ 7:12
  5. Booker's Blues
       (Booker Ervin) ・・・・ 10:59
  6. Boo
       (Booker Ervin) ・・・・ 4:32





  Booker Ervin (ts), Horace Parlan (p),
  George Tucker (b), Al Harewood (ds)

  Recorded at Nola Penthouse Studios, NYC, January 6, 1961.



 ブッカー・アーヴィン のワンホーンによるリーダー・アルバム.
 晩年には Blue Note にも数枚のリーダーアルバムを残していますが、メインはやっぱり Prestige でしょう.
 このアルバムは初期のリーダー・アルバムで Candid レーベル.




9900 Ervin001-2 That's It

 ボクの中では、 ブッカー・アーヴィン ってなんとなくのイメージが ジョー・ヘンダーソン に似てる気がします.
 外見的な特徴はもちろんですが、音楽的にも進んでいった方向も似てるというか ・・・・ まぁ演奏は全然違いますが.
 黒縁メガネの印象強すぎますね.


 このアルバムでまず目を引くのが、バックを務めるリズム・セクション.
 あの Blue Note の "Us Three (BLP-4037)" でもおなじみ、 ホレス・パーラン・トリオ.
 ホレス・パーラン も身体的なハンデから特徴的なピアノを弾きますが、それがさらにクセのある ブッカー・アーヴィン とどんなふうに絡んでいくのか楽しいところです.



Booker Ervin 0021
 ● Booker Ervin ●

 いつものようにアルバムをリピート再生でずっとかけてるので今日だけでも何回聴いたんだろ.
 最初は、あの ブッカー・アーヴィン の音に少し抵抗あったものの、まぁ聴いてるうちに免疫できちゃったというか、全然普通ですね.
 演奏される曲は彼のオリジナルは 4 曲.
 "Speak Low" も入ってますが、やっぱりこのアルバムはオリジナルのほうが聴き応えあるかな.

 そして微妙に ホレス・パーラン とマッチする.
 特にベースの ジョージ・タッカー の骨太な感じがいいな.
 

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 ● Horace Parlan ●

 本当にシブいアルバム ・・・・ レーベルもシブすぎる.
 だけど、腰を据えて聴いてみるとなにげのいいところがたくさん.
 ちょっと爆音気味にベースを前面に出させて聴くのがよいかもね.



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 今日のおまけ、最近の外食事情です.

 まずは長女が一泊で帰ってきたので、三人でラーメン.


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 ● 文蔵らーめん + メンマ ●

 「麺匠文蔵 上田店」
 佐久市 に本店のあるお店で、かなり知名度があり人気のお店です.
 ただ、このお店の少し先には豚骨醤油の 「上田らあめん はち」 があり、前から何度も行っています.
 さらに 吉田 地籍にあった、味噌ラーメンが美味しかった 「ラーメン 情熱家」 がいつの間にかなくなって、豚骨醤油らーめんのお店に代わっています.
 そんなに豚骨醤油いらないよなぁ ・・・・・ 「麺匠文蔵 上田店」 たしかに悪くはないけど.

 お味はまあまあ、いろいろお好みで麺の硬さや味の濃さを聞いてくれます.
 トッピング追加したメンマはとてもおいしかった.
 お店はとにかく開放的で、とてもきれいです.

 次回は味噌らーめん食べてみて評価しましょう.



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 ● かつ丼 (玉子とじ) ●

 こちらは最近よくお邪魔している 「食事処 鹿曲」 .
 日曜日奥様がスキーで帰りが遅かったので、一人飯.
 昼食が軽かったのでガッツリ食べようと思い、メニュー見ることもなく注文.

 相変わらずのボリュームですが、安定の旨さ.



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 ● 味噌らーめん + コーン ●

 こちらは東部湯の丸 IC そばにある 「和風とんこつらーめん武蓮 東御インター店」.
 こちらも豚骨ですねぇ、どんだけ流行ってるんだって感じ.

 このお店もいろいろ経営が代わっています.

 ここのらーめんはパッと見量が少ないように見えますが、深さが結構あるので、見た目以上の量です.
 味は魚粉がちょっと強い感じですね、トッピングのコーンがたくさんあるのは 〇 .


 最近の外食でした.



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Light-Foot

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 21日日曜日は全国的に大雪の荒れ模様ということでしたが、なんと雨.
 多くのスキー場でも雨降りという、何か全然この時期らしからぬ空模様でした.

 22 日も厳しい寒さもなく過ごしやすかったのはいいんですが、なにかがおかしいですね.



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 写真は今日の話題に全く関係なく、カメラの詳細設定のためフィギュアをモデルにして撮ってました.
 ポートレート設定でシャープネスの調整なんだけど、フィギュアが小さすぎて今一つ違いがわからないという残念な結果.
 折角だから箸休めに一枚載せてみました.

 それにしても SIGMA の Art シリーズ、やっぱりいいな.



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 さて、今年の目標の一つとして月一回くらいはブログタイトルの通りジャズのアルバム紹介をすることにしました.
 最近は新しいアルバムもほとんど購入しないので、紹介していないアルバムもどんどん少なくなってきて、かなり微妙なアルバムが残っている感じになりつつあります.


 でも Blue Note だけでも、まだ何枚もあるので頑張ってみよう.
 そういえば 小川隆夫 氏が現在執筆中の本も、どうも Blue Note の本のようです.
 こちらはちょっと購入しないと ・・・・・・・


 ということで、今日は Blue Note 花の 4000 番台.





4053 Light-Foot





  " Light-Foot / Lou Donaldson "




  1. Light-Foot
        (Lou Donaldson) ・・・・ 5:35
  2. Hog Maw
        (Lou Donaldson) ・・・・ 7:39
  3. Mary Ann
        (Lou Donaldson) ・・・・ 6:41
  4. Green Eyes
        (N.Menendez-A.Utrera) ・・・・ 5:21
  5. Walking by the River
        (U.M.Carlisle-R.Sour) ・・・・ 5:39
  6. Day Dreams
        (Herman Foster) ・・・・ 5:00
  7. Stella by Starlight
        (N.Washington-V.Young) ・・・・ 5:50





  Lou Donaldson (as), Herman Foster (p), Peck Morrison (b),
  Jimmy Wormworth (ds), Ray Barretto (congas)

  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, December 14, 1958.




 1958 年 7 月に録音された "Blues Walk" は BLP-1593 でしたが、その半年後に録音された本アルバムは BLP-4053 と 60 番ほど間が空いてます.
 このあたりは発売時期の関係でしょうか.




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 アルバムタイトル通りの演奏で、とても軽快な演奏が続きます.
 アナログ盤でいう A 面の三曲が ルー・ドナルドソン のオリジナルで、 B 面はスタンダードという構成.


 裏ジャケットに写真に記載されている "Swing and Soul (BLP-1566)" 、 "Blues Walk (BLP-1593)" とほぼ同じメンバー構成で、ドラムスだけが Dave Bailey から Jimmy Wormworth に代わっています.


 この時代の ルー・ドナルドソン と言えば、やっぱり レイ・バレット .
 このコンガのリズムが入ってることで、ラテン的な雰囲気ムンムンで、いい気にファンキーさが増します.
 ただ演奏全体の雰囲気がちょっと似た感じになってしまい、シリアスなジャズ・ファンにはちょっと煙たがれてしまうかもしれません.
 最後の "Stella by Starlight" もちょっとアップで軽快な演奏になってますが、個人的には "Gravy Train (BST-84079)" の中の "Polka Dots and Moonbeams" のようにコンガを外してしっとり歌い上げて欲しかった気もする.



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 ● Ray Barretto ●

 タイトル曲 "Light-Foot" では、 ルー・ドナルドソン が "ボルガの舟歌" を引用すれば、ピアノの ハーマン・フォスター は "スイングしなけりゃ意味がない" のフレーズを使ってアドリブ.
 こういう遊び感覚もジャズのアドリブの楽しさ.
 ジャズを聴き始めた頃は、アドリブの中に聴いたことのあるフレーズが出てくると、それだけでちょっとうれしくなったものです.

 ピアノの ハーマン・フォスター は ルー・ドナルドソン のアルバムではおなじみですが、あまり注目されてない感があります.
 今回も写真探していて、サングラスかけて演奏している写真を見つけてなんか面白いなぁと思ったら、全盲だったんです.
 そんなことも知らなかった.
 リーダー・アルバムも何枚か出しています.
 シングルトーンの演奏がちょっと特徴的かな.



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 ● Herman Foster ●

 2 曲目の "Hog Maw" は曲の入りを間違えたものをわざと残してます.
 周りの笑い声などとともに、録音時の和気藹々とした雰囲気が少し伝わってきます.
 こういうのはカットされてしまうことが多いので、最初から入っているのは珍しいかも.


 アルバム全体は確かに軽快なんだけれど、あまり記憶に残らない感じがしないでもない.
 "Hog Maw" や "Day Dreams" もゆったりしたブルースなんだけれど、他の曲と混ざってしまうというか ・・・・


 演奏がよくない訳ではないんだけれど、もうすこしメリハリつけてアルバムにアクセントあったほうがよかったかも.



Lou Donaldson 003
 ● Lou Donaldson ●

 ルー・ドナルドソン もすでに 97 歳.
 10 年くらい前に予定されていた来日公演も体調不良で中止になっています.
 さすがにもう来日はないと思いますが、短命なミュージシャンの中でもうじき 100 歳.

 いつまでもお元気でまでもう少しなので



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The End Of The World

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 11 月下旬というのにこの暖かさは何なんでしょう



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 ● 湯の丸スキー場 第 2 ゲレンデ ライブカメラ ●

 我がローカル 湯の丸スキー場 も 25 日オープンを予定していましたが、さすがにこの暖かさでは降雪機も動かせないので、オープンは延期.

 25 日から日中も降雪機の運転できるようになったようですので、来週のオープンは大丈夫かな.
 写真は今日のライブカメラ映像ですが、すでに気の早いスキーヤーが足慣らししてます.



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 秋の夜長、静かな夜にのんびり聞きたいアルバムですが、なにか今年は秋っぽさがなくて、夏から何となく冬っぽくなっていっちゃったという感じです.

 だんだん四季という日本の風情もなくなってしまうんでしょうかね.




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  " The End of the World / Julie London "




  1. The End of the World
        (A.Kent-S.Dee) ・・・・ 2:47
  2. I Wanna Be Around
        (S.Vimmerstadt-J.Mercer) ・・・・ 1:59
  3. Call Me Irresponsible
        (J.V.Heusen-S.Cahn) ・・・・ 2:49
  4. Our Day Will Come
        (M.Garson-B.Hilliard) ・・・・ 2:21
  5. I Left My Heart in San Francisco
        (G.Cory-D.Cross) ・・・・ 2:49
  6. Fly Me to the Moon
        (Bart Howard) ・・・・ 2:36
  7. Days of Wine and Roses
        (H.Mancini-J.Mercer) ・・・・ 2:52
  8. I Remember You
        (V.Schertzinger-J.Mercer) ・・・・ 2:37
  9. My Coloring Book
        (J.Kander-F.Ebb) ・・・・ 3:32
  10. Chances Are
        (R.Allen-A.Stillman) ・・・・ 3:03
  11. Slightly Out Of Tune (Desafinado)
        (A.C.Jobim-J.Cavanaugh-J.Hendricks-N.Mendonca) ・・・・ 2:07
  12. The Good Life
        (S.Distel-J.Reardon) ・・・・ 2:55




  Julie London (vo), Ernie Freeman (arr.cond)




 1962 年の 8 月から 9 月にかけて (正確かどうか不明) 録音されたアルバム、 一部の曲は翌 1963 年に録音されたようですです.
 詳細なデータ記載がありませんのでどの曲かはわかりません.

 演奏者についても、 アーニー・フリーマン のアレンジ、指揮とだけ書いてあるだけ.





9900 London019-2 The End of the World


 元来惚れっぽい性格ですので、一時期 ジュリー・ロンドン にゾッコンでした.
 数年前には ユニバーサル・ミュージック・ジャパン では紙ジャケット版 CD を廉価版としてリイシュー.
 ボクのようなオッサンたちが、見事に オッサンホイホイ の罠にかかったという感じでした.
 紙ジャケットで 1,500 円は、なんかうれしい買い物でした.


 このアルバムは選曲がかなりいい感じで、好きな曲が何曲も入っています
 特に "The Good Life" ・・・・・・

 この曲とあの価格がなければ、きっとこのアルバムを購入しなかったでしょう.

 ちなみに、家にある ジュリー・ロンドン のアルバムは 23 タイトル、なんと John Coltrane より多いんです (笑)



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 ● "Skeeter Davis Sings The End of the World" ●

 アルバム・タイトル曲は Skeeter Davis が 1963 年に大ヒットさせたポピュラーソング.
 当然ボクはリアルタイムでは聴いていませんが、どこか懐かしく耳に残っているメロディです.
 多くのミュージシャンにカバーされているので、きっとどこかで聴いていたのでしょう.
 特に The Carpenters のカレン の歌声はメチャ好きです ・・・・ ウン十年前は全然興味もなかったグループなのにね.

 イントロが "Can't Help Falling In Love (好きにならずにいられない) / Elvis Presley" にそっくり.
 どちらの曲もすごくステキな曲です.

 この ジュリー・ロンドン のアルバムは 1962 年と 1963 年の春に何曲か録音されているので、きっと 1963 年の大ヒットを受けての録音、そしてアルバム・タイトルになったのかもしれません.
 他にもこの当時ヒットした曲が何曲か入っており、ジャケットにはそんな収録曲が大きな字で書かれています.

 彼女のアルバムはほとんどリバティーレーベルですが、ステキな裏ジャケットが多い気がします.

 特にこのアルバムの裏ジャケットは秀逸、こういうのがいいんです.



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 5 曲目 "I Left My Heart in San Francisco" もいいですね.
 ピアノをバックにきちんとバース部を歌い上げているところが、好感持てます.
 たしか彼女は 「自分にはテクニックも声量もないからこんな歌い方しかできない ・・・」 というようなことを言っていたと思いますが、こういったバースの歌い方なんか聴いていると、独特な雰囲気があっていいと思います.


 ただ、このアルバムでの演奏はみんな 2・3 分程度という超短い演奏.
 当然アドリブなんて入ってませんし、間奏さえなく、ただ歌っておしまいって感じ.
 ジャズ・スタンダードも入ってはいるんですが、とてもポピュラー色の強いアルバムで、きっと当時はこういうアルバムが売れたんだろうな.


 この頃 トニー・ベネット の人気もすごかったんでしょう.
 彼の代表的な曲を 2 曲もこのアルバムでカバーし、ジャケットに堂々と書かれてます.



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 最近になって一つ大発見がありました.
 ボクは現在写真のレタッチに CyberLink の Photo Director 7 を使っています.
 たまたま Power DVD を PC に入れた時におまけでついてきたものですので、このバージョンは 10 年近く前になるんだろうか.

 今までも全然大したことないだろうと思っていたので、ほんの少しだけレタッチに使ったりしてました.
 微妙に有難い機能があったりしたから.



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 ところがネットで調べてみると、このソフトウェアの利用者って結構いるようなんです.

 おまけに、数日前になんとウォーターマークを入れられることを知りました.
 この機能は前からずっと欲しかったので、本当にうれしい.

 こんな機能ないと思っていたので、今までは ペイント でテキスト挿入したりしてました.
 これまでの無駄な苦労は何だったんだろ ・・・・・・・・

 いろいろ説明書をしっかり読まないといけないなぁ.
 これだったら最新バージョン購入してもいいかな、なんて思う今日この頃なのです.



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Pithecanthropus Erectus

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 ブログの Twitter への同時配信ができなくなってしまい、微妙に不便さを感じてます.
 リアルタイムでの投稿時にはボタンが出てきて配信はできるのですが、時間予約してあるものができないんですよね.

 まぁ無料だからこのくらいはガマンなのかな (笑)



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 ● EOS RP + Zeiss Planar T* 1,4/50 ZE : f 8.0 1/320秒 ISO-100 50mm ●

2023.6.4 002
 ● EOS RP + Zeiss Planar T* 1,4/50 ZE : f 2.8 1/3200秒 ISO-100 50mm ●

 暇な時はカメラやレンズをイジイジ、家の庭で Planar 撮影.
 上の 蓼科山 、こういうのが プラナー らしいと言うのかな.
 WB などの設定変更はしておらず、ピクチャースタイルは 「風景」 .
 若干アンダー気味にしただけですが、雲と空の感じがとてもいいな.

 空気は ・・・・・・・ 写っていないかな (笑)



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 さて超・超久しぶりにジャズ・アルバムのこと書いてみよう.
 まぁ少し前からできるだけ聴くようにしてたんだけど、ブログまではなんか書く気がなくて、ようやく.





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  " Pithecanthropus Erectus / Charles Mingus "




  1. Pithecanthropus Erectus
         (Charles Mingus) ・・・・ 10:41

  2. Foggy Day
         (George Gershwin) ・・・・ 7:53

  3. Profile of Jackie
         (Charles Mingus) ・・・・ 3:07

  4. Love Chant
         (Charles Mingus) ・・・・ 14:56





  Jackie McLean (as), J. R. Monterose (ts),
  Mal Waldron (p), Charles Mingus (b),
  Willie Jones (ds)

  Recorded at Audio-Video Studios, NYC, January 30, 1956.





 チャールズ・ミンガス が Atlantic レーベルで最初に吹き込んだアルバム.
 歴史的名盤と呼ばれていたりするくらい、彼を代表するアルバムで、俗に呼ばれる名盤の中には必ずと言っていいほどこのアルバムは入っています.

 その割には、今まで取り上げていなかったんですが (笑)




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 ミンガスのファンの皆さんには申し訳ありませんが、ボクは チャールズ・ミンガス がかなり苦手.
 アナログ盤聴いていたころは、それでも 6・7 枚彼のリーダーアルバムを持っていましたが、 CD になってからは "The Clown" とこのアルバムしか持っていません


 一つ目の理由として、ものすごく政治的なメッセージを含んだ演奏が多く、イメージ的に難解といった感じが強く、聴かず嫌いになってます.
 まぁこれは、彼が活動してきた時代が 黒人差別 や 公民権運動 といったことが切り離せない時代だったから、ミュージシャンとしてもとても大きい影響を受けざるを得なかったのでしょう.


 このアルバムには入っていませんが、彼が書いた "Fables of Faubus" ( フォーバス知事の寓話 ) は彼の政治的メッセージが入った代表的な曲.
 1957 年に リトルロック高校 への州兵を派遣した アーカンソー州 知事 オーヴァル・フォーバス に対する直接の抗議として書かれました.
 この事件に関する映像がたくさん残っているので、当時の黒人差別の酷さがよくわかります.
 この知事の無茶苦茶なこともよく分かりますが、当時は似たような考えの白人達が多かったというのも今では衝撃的.


 ちなみにこの "Fables of Faubus" は "Mingus Ah Um" (Columbia) に入っていますが、 Columbia レーベルがセリフ入りの録音に対して難色を示したため、インストルメンタルのみの演奏です.
 その後 "Charles Mingus Presents Charles Mingus" (Candid) にセリフ入りの演奏が収録されましたが、同じ曲名が使えなかったため "Original Fables of Faubus" というタイトルになっています.



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 ● Charles Mingus ●

 今日のアルバム・タイトル曲 "Pithecanthropus Erectus" (「直立猿人」) は、「進化」、「優越感」、「衰退」、「滅亡」という 4 つのパートで構成されています.
 曲を聴けばよくわかりますが、かなりフリーキーな演奏で当時としてはかなり革新的というか前衛的な演奏だったんじゃないのでしょうか.
 このフリーキーな部分がボクは今でもちょっと苦手で、 ミンガス を好きになれなかったもう一つの理由.


 録音時、メンバーには楽譜がなく、ミンガスが口で歌って伝えたというエピソードもあります.
 暗めのテーマ部から一気に、不規則なホーンの咆哮.
 この演奏を聴いてると、 " 2001 年宇宙の旅" のお猿さんの部分をいつも思い出してしまいます.


 ただこの演奏のすごいところは、カルテットというスモール・グループで、これだけのアンサンブルを生み出して広がりのある演奏をしているところだろう.
 昔、このアルバムを聴き始めた頃、ジャケット手にして 5 人しかいなかったのを知ってびっくりした記憶が蘇りました.



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 ● Jackie McLean ●

 このアルバムを改めて聴いてみると、あの当時にこれだけ革新的な演奏をしていることに驚きを隠せません.
 歴史的名盤と言われるのも納得.

 ただ、名盤が万人受けするとは限りません.
 こういうところもジャズのイメージを難しくしているひとつかなぁ.
 ジャズを聴き始めた人が、名盤と呼ばれるこのアルバムを聴いたら、間違いなく難解と思う人も何人かはいるはずです.


 ジャッキー・マクリーン のちょっとピーキーなアルトが、こういう演奏にピッタリ.
 今一つ ジャッキー・マクリーン を好きになれないのは、このアルバムのせいかも (笑)



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 ● J. R. Monterose ●

 "A Foggy Day" は霧の ロンドン をイメージし、 ジョージ・ガーシュウィン が書いたラブソングで、多くのミュージシャンが演奏してます.
 ここでもいきなりホーンやホイッスルなどの不協和音を使って都会の喧騒のようなイントロからテーマ部に入りますが、背後では調和の取れない音がいろいろ飛び込んできます.
 ここまででも十分フリーキーな雰囲気を満喫できます、でもメインの演奏部分は普通にジャズしてます (笑)

 とても ロンドン とは思えない ・・・・ どうも "A Foggy Day In San Francisco" の別名がつけられているようです.


 "Profile of Jackie" のとても短い演奏ですが、ステキなバラード.
 今までの喧噪はどこへ、って感じですが、静寂の中にも何かピリピリした危険な香りが漂っているような気がします.


Mal Waldron 012
 ● Mal Waldron ●

 最後は "Love Chant" というちょっとフリー的な要素が詰まってます.
 各ソロなんかはハードバップという感じでもあるんですが、全体的にはホーンアンサンブルを強調した実験的な演奏とでも言えばいいのかな.


 久しぶりに聴いてみましたが、昔ほどの嫌悪感はなく、まぁ普通に聴けますね.
 枯れてきた証拠だろう (笑)


 さすがにジャズ聴き始めたばかりの人にはお勧めできませんが、やっぱり名盤と呼ばれるだけのことはあるなぁと実感.



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来日ジャズメン全レコーディング 1931〜1979

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 2 か月ほど前に、突然 小川隆夫 さんから DM が届きました.



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 ● 2013. 3. 23 雨ことばカフェ (伊那市) にて ●

 当時 小川さん は原稿執筆中で、 本田竹曠 のアルバム " Misty / 本田竹曠 + Mama T. " と " What's Going On / 本田竹曠 " のことでちょっとしたお願い事をされました.
 ちょうど休みの日で写真の整理していた時だったので、すぐにお返事.
 依頼内容は全然大したことではありませんでした.


 今月に入ってまたまた DM が届き確認してみると、 「執筆していた本がようやく出版になり、ついては献本したい ・・・・・ 」 なんて書かれてるじゃないですか.

 いやいやそんな大それたことしてませんから、と思いつつも顔はニヤケまくりで、しっかり送付先を連絡.


 3 月 23 日にその本が手元に届きました.



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  " 来日ジャズメン全レコーディング 1931〜1979 " シンコーミュージック


 そもそもあの程度のことで献本されるなんて、恐縮すぎます.
 でもそういうちょっとしたことでも覚えているところが、 小川さん っぽいです.
 こういう律義さが、多くの人たちとどんどん接点をつなげていけるんだなぁと、改めて思いました.
 おまけに膨大な情報などもきちんと細かく整理されているんでしょう、執筆のスピードがメチャクチャ速いようで、最近は年間何冊も新書を出版されています.

 ただただ驚くばかりです.


 なにげなくあとがきを読んでいると、ななななんと ・・・・・

 これには本当にビックリ.

 ひと昔前だったら、間違いなくこの本を神棚に置いて両手を合わせたかも.



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 さて、この本ですがまずはその大きさ、というかボリュームが半端ないです.

 "マイルス・デイヴィスの真実 " を最初に手にした時 「すごく厚いなぁ 」 と感じましたが、今回の本はそれを軽く超えています.
 パラパラと目を通してみましたが、今まで目にしたことのないようなジャケットがかなり並び、ページはびっしり文字で埋められてます.
 よくあるミュージシャンの写真など、全く入っていません.


 こういう本を手にすると、必ず自分で持っているものを確認する癖がありますが、アナログ盤の頃持っていたものもあったりして、変に懐かしく感じそのページで手が止まってしまいます.
 そんなアルバムのデータやエピソードを読んでいくと、もう一度ゆっくり聴いてみたいという、とても危険な欲望にもかられます.

 レンズ沼 ならぬ コレクター沼 への誘いなのか (笑)



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 例えば、ペラペラとめくっていたページに、ふとこのジャケット写真がありました.
 この 外山嘉雄 さんのアルバム、昔アナログ盤持ってましたがそんなことも今では完璧に忘れてました.
 ちなみにこのアルバムは 小川さん も聴いたことがないようなので、今持っていたら差し上げたんだけどなぁ ・・・・ 残念.



 どうしてこのアルバムが?
 こんなアルバムもあるの?

  ・・・・・・ そんなことを気にしながら読み始めると、もう完璧にこの本の世界からの逃避は不可能になります.



 日本のジャズが模倣からオリジナルの創造、そして昇華しようとしている時代を紐解いていく、まさに歴史書そのもの.
 一度この紐を解き始めると、関係するミュージシャンが気になりますし、関連するアルバムのことも知りたい ・・・・・ 歴史の波に飲み込まれちゃいます.



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 この本は 1931 年に録音された " Burton Crane The Collection 2nd Edition " から始まり、 1979 年 12 月 5 日録音の " Concord Super Band ll " の紹介で終わります.
 ページ数にして 735 ページ !!

 ジャケット写真、収録曲目、作者名、録音日、録音スタジオ、関連アルバム、そしてそのアルバムに関するエピソードなどがびっしり書かれています.
 そのデータ量は本当にすごいです、もう変態的 (いい意味で) といってもいいでしょうか.


 関係者のインタビューも紹介されており、録音当時の日本ジャズシーンを垣間見ることができ、当時の熱気なようなものも伝わってきます.
 これはもう、単なるデータベースではなくノンフィクション小説のように十分に楽しめる内容です.



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 では例として、ボクが今でも持っている数少ないアナログ盤の中から一枚、ちょっと調べてみましょう.


 " George Lewis and His New Orleans All Stars in Tokyo "


 このアルバムについては 124 ページに書かれています.
 ボクの持っているアルバムは 1968 年 12 月 31 日に亡くなった彼の追悼盤として 1969 年にキングレコードから再発売されたもので、見開きジャケットの中には 油井正一 氏の追悼文が書かれています.

 まずジャケット写真がありますが、ボクのものとは違いますね.
 この CD も持っていますが CD のほうは書籍に掲載されているものですので、きっとこちらがオリジナルなんでしょう.
 両方のジャケット写真ともに 阿部克自 さんの撮影ですが、ボクはモノクロの再販版のほうが好きです.

 レコード番号もボクのものとは違っており、 ボクの再販は SL(J)−111〜2 .
 このあたりは巻頭の解説でもオリジナルのものを表記してあると書かれています.

 収録曲が順番に並べられ、作家名と演奏時間の記載もあります.
 演奏時間については、アルバム記載の時間とかなり違っていますが、ライブアルバムなので曲目紹介の部分を入れたり入れなかったりで、かなり違ってしまうのでしょう.

 もちろん演奏メンバーの記載があって、そしてライブの行われた期日と録音された場所が書かれています.



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 ここまででも十分お腹いっぱいなのですが、ここからが小川さんの真骨頂.

 いろいろなエピソードや当時の証言などをまじえた解説が約 1 ページ書かれています.

 まず ジョージ・ルイス が初来日当時、日本でのデキシーランドジャズに対する評価だったり.
 東京でこのアルバムの公演が行われるようになった経緯.
 そしてこの日の演奏の様子や、演奏についての解説.

 これを読みながらアルバムを流してみると、今までとはちょっと違った世界が広がりますね.

 さらに関連作品の紹介もあり、そこには再販された本アルバムについての記載もしっかりありました.


 こんな感じで 443 枚のアルバムが紹介されています.
 これだけの厚さの本になるのが納得.



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 小川さんとは十数年前にブログからなんとなく繋がり、その後 Inter FM "Jazz Conversation" や ONGAKU ゼミナールなどで、本当にいろいろなお話を聞かせていただいてます.

 元々アルバムのライナーノーツをほとんど読まないボクなので、実はそれまで小川さんの名前も知らなかったという、とてもジャズ・マニアなんて言えないちっぽけな存在.

 確か繋がり始めた十数年前は、 Blue Note の CD も 3・40 枚くらいしかもっていなかったと思いますが、今では Blue Note だけでも 300 タイトル超えました.
 そしてなにより、小川さんや 塙耕記 さん、そして 藤井武 さんといった、それまでは雲の上の存在だった方たちともお話しできる機会に巡り合えたり ・・・・・


 ジャズに限りませんが、やっぱりこういう影響力のある方との出会いって、ちょっと大袈裟かもしれませんがある意味で人生をも変えてしまうんだなぁなんて、本を眺めながら思ったりしています.


 この本は頭からすべて読んでいかなくても、本に記載されている自分の持っているアルバムでも聴きながら軽く読むのもありだと思います.
 アルバムの演奏が終わる頃には、本に集中して演奏が頭に入らなくなる可能性も大いにありますが ・・・・ (笑)


 こんな本をパラパラめくりながら、古き良き昔に思いをはせるのもいいものです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Night Dreamer / Wayne Shorter

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ウェイン・ショーター が 3 月 2 日にお亡くなりになりました.
 89 歳という年齢をみると、天寿を全うしたといってもいいでしょうが、それでもやっぱり寂しいですね.


 とてもコアなファンとは言えないボクは、彼のリーダーアルバムは Blue Note のたった 7 枚しか持っていませんが、The Jazz Messengers や マイルス・デイヴィス グループの演奏も含めると、それなりの枚数になります.


 中でもボクがジャズを聴き始めた頃からよく聴いて、最初に買った彼のリーダー・アルバムがこれです.





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  " Night Dreamer / Wayne Shorter "




  1. Night Dreamer ・・・・ 7:18

  2. Oriental Folk Song ・・・・ 6:54

  3. Virgo ・・・・ 7:09

  4. Black Nile ・・・・ 6:29

  5. Charcoal Blues ・・・・ 6:54

  6. Armageddon ・・・・ 6:22

  7. Virgo (Alt-Tk) ・・・・ 7:03 *

   (All compositions by Wayne Shorter)




  Lee Morgan (tp), Wayne Shorter (ts), McCoy Tyner (p),
  Reggie Workman (b), Elvin Jones (ds)

  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, April 29, 1964.





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 彼のアルバムが少ないのにはちょっとした理由があって、このアルバムの次に購入したのが "Super Nova" !!
 当時通っていたジャズ屋に "Super Nova" は置いてなかったので、当然聴いたことはありませんでした.
 あの頃、確か スイング・ジャーナル のゴールド・ディスクにもなって、紙面でもかなりいい評価で掲載されていたと思います.
 まぁ少しジャズを聴きかじって、ジャズ屋でも常連っぽくなってくると、置いていないアルバムをあえて購入して背伸びしたくなったりする訳ですよ、これが.
 若気の至りといったところでしょうか(笑)


 家で買ったばかりのアルバムを聴いてみたら ・・・・・・

 あれあれって感じ.


 そんなことがあったので、どうもそれがトラウマになって彼のアルバムが少ないのかも.
 アナログ盤を処分して CD になっても、 "Super Nova" は再購入してません.



Wayne Shorter  203


 このアルバムは、ブルーノートでの初めてのリーダーアルバム.
 7 曲目は CD 化に伴うボーナス・トラック、オリジナルは 6 曲構成.


 ジャケットは青に基調にしわざとブラした写真を使っています.
 こういう感じの写真を Blue Note ではほとんど使っていないので ( "At The Jazz Corner Of The World" がちょっとそれっぽいですが ・・・) 、印象的です.
 他の写真もあるのかと思い、 Blue Note Uncom promising expression を見てみましたが、このアルバムのことは取り上げておらず、次の "Juju" からでした.


 このアルバムは何といってもそのメンバーです.
 当時のトップトランぺッター リー・モーガン はもちろん、バックのリズムセクションが、バリバリの ジョン・コルトレーン・カルテット のメンバーです.

 この時期はコルトレーン がフリージャズに傾倒し始めた頃で、だんだんメンバーが離れていきはじめていたのでしょうか.
 この年の 12 月 "A Love Supreme" 、翌年には " Ascension " も吹き込んでいます.




Wayne Shorter 002

 ウェイン・ショーター と言えば、ボクよりも若い人たちはすぐに Weather Report を思い出すかもしれませんが、ボクはやっぱり マイルス・グループ かな.

 特に印象的なのは、やっぱり "Live at the Plugged Nickel” .
 このアルバムは本当によく聴きました.
 確かこのアルバムは 1976 年に 日本 で "At Plugged Nickel, Chicago, Vol.1" と "Vol.2" として発売されたと思います.
 リアルタイムだったので、発売と同時に購入した記憶があります.
 それまでは "My Funny Valentine" と "Four & More" にド・ハマりしていたので、このアルバムもすんなり受け入れました.


 その後 Complete Box も購入してしまいました.



Wayne Shorter  2011

 今日のアルバムはすべて彼のオリジナル曲.
 彼の作曲の才能もいろいろなところで絶賛されています.
 さらに グラミー賞 も幾度となく獲得している、まさにトップ・サックス奏者です.


 このアルバムでは、タイトル通り全体がちょっと抑え気味でブルージーな曲で構成.
 "Armageddon" もすごくいい演奏です.
 こんなアルバムのような世界でゆっくりお休みください.

 
 ・・・・・・ Rest in peace.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今週、大きな買い物しちゃいました.
 RF 70-200mm F2.8L IS USM というレンズ.
 俗に言われる 大三元 の一本になります.


 このレンズ購入については、最後まで RF 50mm F1.2L USM にしようかかなり悩みました.
 ポートレートだったら、ボクの画角的にも絶対 50mm のほうが使い勝手がいいですし、70-200mm は EF 70-200mm F2.8L IS lll USM も持っていましたので.

 最終的には冬の撮影のことも踏まえて望遠ズームの更新という形になりました.
 キャッシュバック・キャンペーンの対象でもありましたし.



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 友人の撮り鉄 H 氏に EF lll 型 のお話ししたら、引き取っていただくことになりました.
 ボクは マップカメラのワンプライス価格よりも高く売れるし、 H 氏は市場の訳のわからない中古よりもずっと安く買えるので、お互いにとってまぁ有難いかな.


 早速家のベランダから数枚撮ってみました.
 相変らずの表現力は、本当に安定といった感じです.

 動き物は土曜日撮影してくるので、そこで AF など確認する予定です.
 さすがにもう更新はできません.


 これで RF マウントの R3 には、 24mm と 70-200m .
 EF マウントの EOS 5D Mark lV は、一番最初に購入した 16-35mm と SIGMA の 14mm と 50mm を使っていくことにしました.
 この 5D はこの先も手元において、マウントアダプター着けてオールド・レンズで撮ろおうかと、完全なる 沼 の中の人のような危険なことを考えてます.



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 ● 1/250秒 f32 ISO-500 WB-8000K EV+0 200mm ●

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 ● 1/250秒 f10 ISO-500 WB-オート EV+0 200mm ●

 とりあえず EOS R3 + RF 70-200mm F2.8L IS USM で撮った写真を 2 枚だけアップしておきます.

 9 日にこのレンズでスナップ撮ってきたので、まとまった作例は次回アップします.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

POINT OF JAZZ

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 24 日の夜は 京橋 でジャズのイベントに参加.
 開始時刻は 18:30 でしたが、ちょうどそのころから雨が落ちてきました.

 雨降りだからジャズではないんですが ・・・・・



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 今回参加したイベントは 京橋 にある BAG-Brillia Art Gallery で 4 月 9 日まで開催されている "POINT OF JAZZ" というイベントに合わせた "POINT OF JAZZ ギャラリーツアー" .
 展示されているジャケットを、それにまつわる蘊蓄を聞きながら観ていくというものです.


 開催日がちょうど CP+ と重なってくれたので、速攻で申し込みました.
 銀座 でジャズと言えば、ボクにとっては 小川隆夫 さんとなりますが、たまには他の方の話を聞くのもいいでしょう.
 特に最近はブログも名前ばかりになってますので.



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 ● BAG+1 ●
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 ● BAG+2 に展示されている鉄筋彫刻 ●

 このギャラリーは BAG+1 と BAG+2 の二つあり、イベント会場でもある BAG+1 にはアナログ盤ジャケットがテーマ別に展示されています.
 お隣りにある BAG+2 では、 徳持耕一郎 氏の鉄筋彫刻や、 阿部克自 氏のオリジナルプリント、関連書籍やイベントに合わせたアナログ盤などの販売も行っていました.

 そう言えば、 阿部克自 氏の 写真 は以前 リコーイメージングスクエア銀座 で観たことがあります.

  徳持氏 の鉄筋彫刻もどこかで一度観た記憶があるのですが ・・・・ 気のせいかなぁ.
 二次元が立体化されたような彫刻なので、観る角度によっていろいろ変わってくるのが面白うです.



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 ● 向かって左から 原田和典 氏、 塙耕記 氏 ●
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 ● 猫が写っているジャケット ●

 今回の MC は、この展示の仕掛け人でもある 塙耕記 氏とジャズジャーナリスト 原田和典 氏.

 特に 塙 氏には 10 年ほど前から SNS 上でいろいろ繋がりを持たせていただき、 TBM の情報などもいろいろいただいた記憶があります.
 一度ご挨拶したいと思っていたのでいい機会でした.
 まだ Disk Union にお勤めだった頃、二度ほどお店に寄ったことがありましたが、アポなしだったので会えず仕舞い.
 実は今回の申し込みでも、いろいろご足労おかけしてしまって感謝なのです.


 原田氏 はライナーノーツの執筆もかなり多く、再販 Blue Note 盤などでもよく目にしますが、お話しは少し Punk でとても面白かったです.


 お話しはステージにも飾られていた アンディ ・ ウォーホル の描いたジャケットのことから始まり、ジャケットやジャズについての面白トークが続き、その後みんなで各テーマごとのジャケットを見て回りました.

 ちなみにこのイベント、なんと無料です.
 ボクは正直少しお金取ってもいいんじゃないかと思うんだけどな.
 申し込み順に 20 名だけ.



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 ● David Stone Martin によって描かれているジャケット ●

 Verve レーベルでよく目にしたのが、 David Stone Martin によって描かれているジャケットです.
 実はボク、なんとなく Verve レーベルが好みじゃないんですよね.
 だから、彼が書いたこれらのジャケットもド・ストライクという感じではありません.
 そうはいっても、展示してあるアルバムの半分くらいは聴いたことがありますし、特に "Jam Session / Norman Granz" などは昔かなり聴いたアルバムなので思い出もあります.


 塙 氏所有の、 David Stone Martin のオリジナル作品が展示され、それについてもちょっと触れていました.

 ジャケットのオリジナルと言えば、 Rock になってしまいますがボクの持っている Roger Dean も、 Disk Union のオークション出品されたものを購入しました.
 そんなこともあり、なんとなく繋がっているのかと思う今日この頃 ・・・・ (脱線)



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 ● Prestige & Riverside ●
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 ● Blue Note ●

 こちらは三大レーベルといった感じののジャケット ・・・・・ ボクのイメージとしては、ちょっと Riverside が格下だろうか (笑)
 まぁ Verve は別のコーナーに展示されてますし、 Columbia も Miles Davis のところで展示されてるし ・・・・・ そうそう Atlantic なんていう大手もありますね.

 Atlantic は金にものを言わせて、 ソール・ライター といった超有名な写真家を使ったりしてます.

 そんなこと言い始めたらキリがないのがジャズの世界.


 Riverside に "Blue's Moods / Blue Mitchell" が入っているのがうれしい.
 ボクの愛聴盤です.
 Barry Harris の "Lolita" のお話も登場しましたが、できれば "Magnificent !" だったら完璧、あのアルバムの "You Sweet and Fancy Lady" 大好きでいろいろ思い出もあるので ・・・・・・ でもあちらは Prestige でした (笑)


 このあたりのレーベルだと、以前持っていたアナログ盤や聴いたことのあるアルバムがぐっと増えます.



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 ● Blue Note Uncom promising expression から ●
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 ● 部屋の King 盤 "Candy" ・・・ 隣はジャケ買いした 纐纈歩美 ●

 やっぱり Blue Note は圧巻です.

 Ornette Coleman のお話しや、中古市場での "Candy / Lee Morgan" のお話なども面白かったですね ・・・・ Ornette Coleman の写真は家に帰ってから調べちゃったくらいです.
  "Candy / Lee Morgan" が市場では高価ということもおっしゃってましたが、ボクが飾っているのは キング盤 なのでダメでしょう.

 ちなみに上の写真の 纐纈歩美 のアルバム、確か 塙氏 が関わっていたように思います.
 アナログ盤聴けない環境にもかかわらず、ついついジャケ買いしてしまうジャズ・オタのサガ.


 壁に並んだアルバムの半分くらいはアナログ盤で持っていましたが、現在はすべて CD で持ってます.
 今になって思えば、もう少しアナログ盤残しておいてインテリアとして使えばよかったと大・大後悔.


 今回展示してあったアルバムの中に、隅をちょっとだけカットしてあるものがありました.
 その昔まだアナログ盤を買い漁っていた頃、輸入盤コーナーでよく見かけました.
 そんなあたりが変に懐かしかったり.

 昔 小川さん から聞いた アルフレッド・ライオン の話の中に、創設当時こんな黒人のジャケットじゃ売れないと周囲からは言われたらしいのですが、今になればこれがいいんですよね.


 Blue Note は本当に正義だな.



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 ● Miles Davis 、奥は 阿部氏の写真を使ったジャケット ●
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 ● Bill Evens & John Coltrane ●

 そして 阿部氏 のコーナーがあって、最後は Miles Davis 、 John Coltrane 、 Bill Evans の三人のアルバムたち.
 まぁこのあたりは何も言うことないですね、
 個人的にhentaiチックな意見を言わせていただければ、 "Ascension" も欲しかった.
 あのジャケットは、もまるで 矢吹ジョー が燃え尽きたような感じでボクは好きなんですが ・・・・ 内容が内容だけに (?) ありませんでした.


 Bill Evans の "On Green Dolphin Street" は 阿部氏 のところに入っているかとも思いましたが、ミュージシャンのほうで飾られてました.


 とにかくこれだけのスペースに見やすく飾るってすごく大変だと思います.
 何といってもアルバムの数は膨大ですから、個人の好みになるのは仕方ないですよね.


 だから何か自分と似たような感じだとつい微笑んでしまいます.
 ジャズ・オタはこういうのを眺めたり、話を聞きながら、頭の中でそれぞれ自分なりの何かを感じ取ってるんだろうな、きっと.



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 ● まるで "School of Rock" ●

 一回りした後、それぞれのお気に入り・秘蔵のアルバムからさわりだけ流していただきました.
 原田氏 のお勧めは 1950 年代の 渡辺貞夫 氏の演奏.
 まだ渡米する前ですので、ちょっと尖った感じがしましたが、他のメンバーの演奏が結構よくて面白かったです.
 なにより、音が思ったより良くてビックリ.


 塙氏 が選んだのは "Dippin'" から "Recado Bossa Nova" 、モノラル盤です.
 これがねぇ、このモノラルというのが、感動もの.
 やっぱりこうだよね ・・・・・ Blue Note は、 ジャズは !


 音響的には小さなスピーカーでしたが、されど Blue Note .
 このあたりは、大きなスピーカーで聴くイベントどこかでやって欲しいな ・・・・ "Recado Bossa Nova" もずっと聴いていたかった.


 ちょっと爆音に飢えている、今日この頃 (笑)
 家の 4311 でも十分ですが、やっぱりアナログ盤なんですよ.
 全然違うもんなぁ ・・・・・・ でも、今からアナログには戻りません.



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 ●"Dippin' / Hank Mobley " (BLP-4209) ●

 改めてステキなジャケットを観ながら、それに関係したエピソードを聞いていると、まだアナログ盤を聴いていたころの記憶が蘇ってきました.
 今よりも全然お金もなかったけれど、そんな少ない給料で購入したアナログ盤はとても大事に聴いた思い出があります.

 あの頃はジャケット手に持ったり、眺めたりしているだけでも幸福感に浸れました.


 1 時間半のイベントでしたが、なにか心がホッコリ.
 終了後、 塙氏 にご挨拶して会場を後にしました.


 なおこのイベントはあと数回、テーマを変えて行われるようです.
 無料でこんな楽しいひと時を過ごせるので、ちょっとジャズに興味のある方はギャラリーの ホームページ 覗いてみてください.



 ギャラリーを出ると外は冷たい雨、でも気分はちょっとイイ感じで 銀座 を歩いてみました.


 雨の日だからジャズでも勉強しよう ・・・・・



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 ● 2023.2.24 20:31 銀座 2 丁目 ●
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 ● 2023.2.24 京橋で見つけた桜 ●



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Chris Connor At The Village Gate

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 全くお正月気分が抜けきらない今日この頃.
 慌ただしかった年末から年始、数日後には成人の日を加えた連休.
 月・水・金だけ仕事のボクの場合、明日の火曜日も休みなので四連休.

 これは勤労意欲をかなり低下させるなぁ.



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 ● 2023.1.1 ●
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 連休といっても特にすることもなく、スキー場で写真撮るか、家で引きこもるかの二者択一.

 せめてブログの更新くらいはしないと ・・・・


  ・ ・ ・ ・ ・ ・


 ということで、お正月気分で暖かな日差しを感じながらジャズ鑑賞.
 お正月は小難しい演奏よりも、華やかなヴォーカルなんかがいいです.




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  " Chris Connor At The Village Gate "




  1. Lot of Livin' to Do
          (L.Adams-C.Strouse) ・・・・ 2:08
  2. Anyplace I Hang My Hat Is Home
          (J.Mercer-H.Arlen) ・・・・ 3:51
  3. All or Nothing at All
          (J.Lawrence-A.Altman) ・・・・ 3:02
  4. Something's Coming
          (S.Sondheim-L,Bernstein) ・・・・ 4:17
  5. You Came a Long Way from St. Louis
          (B.Russell-J.B.Brooks) ・・・・ 2:09
  6. Old Devil Moon
          (E.Y.Harburg-B.Lane) ・・・・ 2:52
  7. I Concentrate on You
          (Cole Porter) ・・・・ 2:53
  8. Black Coffee
          (P.F.Webster-S.Burke) ・・・・ 3:58
  9. Goodbye
          (Gordon Jenkins) ・・・・ 3:07
  10. Only the Lonely
          (S.Cahn-J.V.Heusen) ・・・・ 5:10
  11. Ten Cents a Dance 
          (L.Hart-R.Rodgers) ・・・・ 4:16
 




  Chris Connor (vo), Mundell Lowe (g), Ronnie Ball (p), 
  Richard Davis (b), Ed Shaugnessy (ds)


  Recorded live at Village Gate, New York, 1963.




 1963 年、 Atlantic レーベルとの契約更改をせず、マネージャーだった モンテ・ケイ が設立した FM レコード と契約し最初に吹き込まれたアルバムです.

 ヴィレッジ・ゲート でのライブ・アルバムですが、いろいろあるハードバップのライブ・アルバムのような熱気や歓声は、いい意味で感じられません.




9900 ConnorC030-2 At the Village Gate

 出だしの "Lot of Livin' to Do" 、こういうアップテンポの曲でもどこか淡々としている感じがあって.
 軽快で、いかにも クリス・コナー って感じで歌ってるところがいい. 

 続く "Anyplace I Hang My Hat Is Home" ではミディアムテンポをクールなハスキーボイスで歌い上げます.
 好みでいったら後者の演奏かな.
 
 アルバム全体から受ける印象は、バックのリズム・セクションがとても クリス・コナー を引き立てている感じで好感持てます.
 特に ロニー・ボール と マンデル・ロウ がいいですね.
 控え目なんだけれど、聴かせどころはしっかり持ってます.



Kenton & Connor

 クリス・コナー は言わずと知れた ケントン・ガールズ (スタン・ケントン 楽団専属ヴォーカリスト) の一人.
 ケントン・ガールズ というと、 アニタ・オディ 、 ジューン・クリスティ 、 アン・リチャード 、そして クリス・コナー あたりがすぐに名前が上がりますが、それ以外にもまだ何人もいました.
 すべてのヴォーカリストが ケントン・ガールズ として人気を得ているわけではないんですね.


 そう言えば、スタン・ケントン と言えば ケントン・ガールズ とジャズを聴いている人だったらすぐに思い浮かぶのに、肝心のレコードというものがほとんどない.
 これって面白いですね.
 本来はもっと ケントン・ガールズ をフューチャーしたアルバム作れば絶対売れたと思うんだけど.
 出すアルバムと言ったら、ちょっと前衛的なビッグバンドのアルバムばかり (笑)



Chris Connor 008-3

 クリス・コナー は、 1963 年に アトランティック の契約更改をせずに FM レコード に所属、この "At The Village Gate" をリリースしたあたりまではよかったんだけれど、だんだん人気も下降気味.
 その FM レコード も一年足らずで倒産し ルーレット に吸収されてしまいます.

 アトランティック に残っていたらどうだったんだろうな ・・・・ たられば.


 でも 日本 での人気はずっと続いていたので、何度か来日してはアルバム録音もしています.


 ヴィレッジ・ゲート でのライブ・アルバムと言えば、1959 年に録音された "Chris In Person" があり、ボクはそちらのほうを聴く機会が多いかな.

 今日のアルバムは普段あまり聴かないアルバムですが、一番脂ののっていたころの クリス・コナー のライブ盤.
 よくない訳ないですよね (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

I Miss You So / Chris Connor

・ ・ ・ ・ ・ ・



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 ● 2022.12.14 EOS R3 + EF 70-200 mm F2.8L IS lll USM ●
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 ● 2022.12.14 EOS R3 + EF 16-35 mm F4L IS USM ●

 スキー場も待望の雪が降り、徐々にゲレンデも増えていってます.
 今シーズンは既に 6 回・・・・ でもリフトに乗ったのはきっと 30 回もいってないかな (笑)

 写真撮っては、いろんな人と話したりしてるのがメインで、滑りに行くって気がしないのです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 そんな生活なので、最近はドラマチックな出来事もないので、久しぶりにジャズ・アルバムでも紹介してみよう.

 以前このアルバムを紹介しようと思っていて、途中まで書いたものの ・・・・・・・



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  " I Miss You So / Chris Connor "





  1. I Miss You So
       (J.Henderson-B.Scott-J.Henderson-SRobin) ・・・・ 2:21
  2. Go Away From My Window
       (John J. Niles) ・・・・ 2:49
  3. Trust In Me
       (M.Ager-J.Schwartz*, M.Ager*, Wever) ・・・・ 2:14
  4. Past The Age Of Innocence
       (N.Gimbel-B.Sawens) ・・・・ 2:34
  5. Time Out For Tears
       (A.Schiff-I.Berman) ・・・・ 2:40
  6. I Love You Yes I Do
       (E.Seiler-G.Wood-H.Glover-S.Nix-S.Marcus) ・・・・ 2:34
  7. My Heart Is So Full Of You
       (Frank Loesser) ・・・・ 2:12
  8. My Ideal
       (L.RobinN.Chase-R.Whiting) ・・・・ 2:20
  9. Mixed Emotions
       (Stuart Louchheim) ・・・・ 2:48
  10. They All Laughed
       (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 2:15
  11. Speak Low
       (K.Weill-O.Nash) ・・・・ 2:32
  12. Radar Blues
       (Harry Revel) ・・・・ 2:36
  13. Under Paris Skies
       (K.Gannon-J.Drejac-H.Giraud) ・・・・
  14. Moon Ride
       (Margo Guryan) ・・・・
  15. Invitation
       (P.Webster-B.Kaper) ・・・・
  16.I Only Want Some
       (J.Leiber-M.Stoller) ・・・・





  Chris Connor (vo), Ray Ellis (arr)
  # 2, 4, 8, 11:Recorded at New York, February 15, 1956.
  # 1, 7, 12:Recorded at New York, July 28, 1956.
  # 3, 5, 6, 9:Recorded at New York, October 16, 1956.
  # 10:Doc Severinsen (tp), Eddie Bert (tp), Al Cohn (ts),
     Danny Bank (bs), Mundell Lowe (g), Stan Free (p),
     Wendell Marshall (b),Ed Shaughnessy (ds)
     Recorded at New York, April 24, 1957.






 1957 年にリリースされた、 Atlantic レーベルでは三枚目のアルバムになります.
 オリジナルは 12 曲目までで、 4 曲はボーナストラック.

 いくつかのセッションを集めて作られたアルバムで、オーケストラをバックにした演奏はみんな雰囲気も同じ感じです.
 ただ 10 曲目の "They All Laughed" だけはしっかりジャズコンボでの演奏で、このアルバムにどうしてこの演奏を入れたのか、ちょっと頭を捻ってしまいます.




9900 ConnorC013-2 I Miss You So

 まずジャケット写真ですが、前ボケを上手く使って二組のカップルを撮っています.
 この二組のカップル、それぞれの男女の距離感がこの写真観ているといろいろ想像できて楽しい.
 ところでこういう写真、どこかで観たことないですか ?
 ちょっと覗き見のような構図、写真好きの方は結構観ていると思います.


 実はこのカバー写真、あの ソール・ライター (Saul Leiter) が撮った写真です.
 彼はこの当時、 Harper's BAZAAR などにもカラー写真を掲載していたはずなので、大手のレコードメーカーでないとなかなかこれだけの売れっ子カメラマンを使うことはできないでしょうね.

 さすが、 Atlantic って感じ.
 ちょっとジャズっぽくないと言えば、ぽくないんですが、まぁアルバムのコンセプトがコテコテのラブソングばかりなので、そういう意味ではピッタリマッチしてる写真でしょう.

 Blue Note や Prestige といったメーカーとは全く違った雰囲気ですが、逆そこが当時のジャズシーンを表わしているようで、いいですね.

 ソールライター は翌年発売された "A Jazz Date with Chris Connor (Atlantic 1286)" のジャケット写真も撮影しています.



9900 ConnorC015 A Jazz Date With Chris Connor
 ● A Jazz Date with Chris Connor (Atlantic 1286) ●

 さてアルバムですが、全体の雰囲気がちょっとジャズっぽくないためか、あまり人気のあるアルバムではないようです.
 アレンジが甘々ですから、もっとブラックなジャズを好む人から見れば ・・・・・
 おまけにいろいろな演奏の寄せ集めで、演奏される曲もスタンダードも少し入ってはいるもののちょっと微妙かな.


 ただ クリス・コナー を楽しむには、こういうアルバムもありかな.
 ケニードーハム の演奏でも有名な "My Ideal" 、この歌モノも聴いたのはこれが初めてかな.



Chris Connor 004

 ボーナス・トラックの "Under Paris Skies" は、1951年の同名映画のために Hubert Giraud と Jean Drejac によって書かれました.
 後年、エディット・ピアフ や アンディ・ウィリアムス の演奏が有名です.
 エディット・ピアフ はコテコテのシャンソン、方や アンディ・ウィリアムス のほうはちょっとジャズっぽい感じで、こういうのを聴き比べても面白いですね.
 ボクは断然 エディット・ピアフ 支持派です.


 じゃあこのアルバムの クリス・コナー はどうなんだ ・・・・・・
 良くも悪くも、どこから切っても クリス・コナー という感じですね.
 こういうアルバムがあってもいいんじゃないでしょうか.



 今日、里は雨降り.
 ちょっと気温も低いので、山のほうはこれからまだ雪が降りそうです.
 週末にはさらに滑れるゲレンデが増えそうで、年末年始を前にまずはヤレヤレといったところですね.



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 ● 2022.12.14 EOS R3 + EF 70-200 mm F2.8L IS lll USM ●



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Jam Session

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 もう数週間前になりますが、 7 月に撮影した救助隊の 訓練風景 写真から使用するものを選んでいただき、それをトリミングと軽いレタッチしてデータを引き渡し.

 数日前にゲラ刷りを見せてもらって、撮影からの一連の作業は完了です.



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 ● 2022.7.7.  : EOS-1DX Mark ll + EF 70-200mm F2.8L IS lll USM ●

 撮影した訓練は、 8 月 26 日に 東京都立川市 で開催された 第 50 回全国消防救助技術大会 に出場するための特別訓練の風景.
 上田地域広域連合消防本部 からは個人種目に 2 名が出場しました. 
 団体種目のほうは 1 チームが 7 月に開催された関東大会に出場しましたが、残念ながら全国大会まではコマを進められませんでした.


 この大会は大きく陸上の部と水上の部に分かれています.
 陸上の部の訓練種目は、隊員ひとりひとりが基本的な技能を練磨する「基礎訓練(2種目)」(個人種目) と、隊員個人の技能とともに隊員間の連携を練磨する「連携訓練(5種目)」(団体種目) 、さらに、使用器材や訓練内容を定めず出場隊員の創意工夫のもと訓練想定から救助方法までを披露する「技術訓練」の全8種目があります。

 それぞれの種目には標準所要時間と安全管理などの減点項目が設定されており、減点がなく標準タイムを切ると入賞となります.
 タイム測定して競技会方式にはなっているものの、救助技術を向上させるために始まった大会ですので、入賞者の賞状にも「第一位」とか「優勝」といった表記はなく「入賞」のみ.
 公式記録もスタート順での表記で、それぞれタイムと減点などが表示されるだけ.

 各都道府県大会で速いタイムを出したチームが、上位のこの大会に出場しています.



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 ● 2021.6.3. : EOS-1DX Mark ll + EF 70-200mm F2.8L IS lll USM ● 

 順位付けはないものの、参加している選手はとにかく一番速いタイムを出し、実質的な全国一を目指します.


 実は今回の大会で「ロープブリッジ渡過」に出場した上田広域消防の隊員が、見事一位になりました.
 過去にも全国大会で入賞した隊員は何人かいますが、一位は消防本部としても初めて.

 この「ロープブリッジ渡過」とは、水平に展張された渡過ロープ 20 メートル(往復 40 メートル)を、往路はセイラー渡過、復路はモンキー渡過するロープ渡過の基本的な訓練です.
 公式記録は 15 秒 7 、大会記録だったそうです.
 まさにブッチギリの速さで圧勝という感じでした ・・・・ しっかり You Tube のライブ配信観て感動しちゃいました.



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 ● 2022.7.7.  : EOS-1DX Mark ll + SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art ●


 おめでとうございました.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて今日のメインはこちら.

 救助隊のオレンジにちなんで、オレンジ色のジャケットのアルバム.
 かなり古いアルバムで、演奏スタイルも古き良き時代の香りがします.




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  " Jam Session / Clifford Brown "




  1. What Is This Thing Called Love?
         (Cole Porter) ・・・・ 15:06
  2. Darn That Dream
         (E.DeLange-J.V.Heusen) ・・・・ 5:16
  3. Move
         (Denzil Best) ・・・・ 14:42
  4. Melody: ・・・・ 11:35
     My Funny Valentine (L.Hart-R.Rodgers)
     Don't Worry 'bout Me (R.Bloom-T.Koehler)
     Bess, You Is My Woman Now (G.Gershwin-I.Gershwin)
     It Might as Well Be Spring (O.Hammerstein II-R.Rogers)




  Clifford Brown (tp), , Maynard Ferguson (tp), Clark Terry (tp),
  Herb Geller (as: # 1, 3 & 4), Harold Land (ts),
  Junior Mance (p: # 1, 3 & 4), Richie Powell (p: # 2),
  Keter Betts (b), George Morrow (b), Max Roach (ds),
  Dinah Washington (vo: # 2)

  Recorded at Los Angeles, California, August 14, 1954.





 この時期結構あったスタジオライブを収めたアルバム.
 この手のジャム・セッションは熱いバトルを聴くことができます.
 リフを繰り返しながらソロが変わっていくところなんか、いかにもって感じで好きだなぁ.

 このジャケットがいいです.
 表裏の写真が違うものだったらももっと素敵だったのにな.





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 クリフォード・ブラウン と言えば、 Blue Note にも録音はありますが、やっぱり EmArcy .

 ジャズ聴き始めて少ししてから、このレーベルの クリフォード・ブラウン 関連のアルバムはほとんど購入した記憶があります.
 確かこのこれらのアルバムは、当時 1,500 円で他のアルバムに比べると結構安かった気がします.
 ジャズ屋で注文すると、直接問屋から仕入れられたので、さらに何割引きかで購入できたので、これらは結構まとめて購入したんだっけかな.


 同じ EmArcy レーベルから発表された "Helen Merrill" 、 "Sarah Vaughan" 、 "Dinah Jam / Dinah Washington" は、それぞれのヴォーカリスト名義のアルバムにはなっているものの、ある意味で クリフォード・ブラウン を代表するアルバムと言ってもいいでしょう.



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 ● Clifford Brown ●

 ボクの持っている CD のライナーノーツには、それぞれの演奏のソロイストを判別すべき 油井正一 氏と 児山紀芳 氏の対談が記載されていましたので、そこで書かれているソロイストを書いておきましょう.


 1.What Is This Thing Called Love?
  C.Terry ⇒ H.Land ⇒ C.Brown ⇒ H.Geller ⇒ K.Betts ⇒ M.Ferguson ⇒ M.Roach ⇒ J,Mance ⇒ R.Powell  
 2. Darn That Dream
  H.Land ⇒ D.Washington  (p: R.Powell)    
 3. Move
  C.Terry ⇒ H.Land ⇒ C.Brown ⇒ G.Morrow & K.Betts ⇒ H.Geller ⇒ M.Ferguson ⇒ M.Roach ⇒ R.Powell & J,Mance
 4-1. My Funny Valentine
  J,Mance ?   
 4-2. Don't Worry 'bout Me
  C.Terry & R.Powell & G.Morrow
 4-3. Bess, You Is My Woman Now
  H.Geller   
 4-4. It Might as Well Be Spring
  C.Brown


 ただしアメリカ版 Wiki には、リッチー・パウエル は 2 曲目だけという表記になっており、この記事のメンバー表記もそれと同じに書いてます.
 Wiki は結構誤りが多いので、どちらが正解なのかは ????



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 ● Harold Land ●

 ハロルド・ランド も何気に好きなんです.
 全然派手さはなく、ちょっとボソボソって感じで吹いたりすることもあるけど、なぜかねぇ好きなんだな.
 でも彼のリーダー・アルバムは一枚も持ってないんです (笑)


 クリフォード・ブラウン はやっぱり音がきれいだな.
 こういったジャム・セッションではかなりホットな感じで吹いたりもしますが、それでも落ち着いて聴いていられる.


 古き良き時代のホットなジャズの雰囲気を堪能できる一枚でしょうね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Booker Little and Friend

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 連日の猛暑で、ちょっと身体の疲労感があるような気がします.
 日中は家にいても暑さで集中力も無くなってしまうので、先日久しぶりにご近所の 「すみれ屋」 さんでしばしの逃避行してきました.



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 ● すみれ屋 ●

 家から車で 3・4 分で行けちゃうほどのご近所.
 ・・・・ なのですが、お店に顔を出すのは約 9 か月ぶり.
 こういったところが出不精たる所以 (笑)


 今回はちょうど市の商工会が発行した新型コロナの応援クーポン券があったので、珍しくケーキセット ( 850 円) などを注文.

 ちなみにこのケーキは、市内にある 「Cliche (クリシェ) 」 というお店のもの.
 バナナ・チーズケーキタルト (なんとなくこんな感じだったと思うのですが ・・・ ) 、口当たりのサッパリ感もあってとても美味しかったです.

 6 月に 東京 へ行ったときは、結構高い珈琲ばかり飲んできたので、田舎のコスパの高さを思いっきり満喫です.



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 ● 2022.7.31 EOS 5D Mark lV + SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art ●

 この写真はいつものように家のベランダから撮ったもので、正面に 蓼科山 が見えます.
 実は 「すみれ屋」 で見た 蓼科山 のほうがずっと大きく見えました.
 ボクの家のほうが 蓼科山には近いんですが ・・・・・


 錯視って言うんですかね、きっと周りの風景によって、そんな感じに見えちゃうんでしょうか.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて今日の日曜日、県知事選の日ですがボクは期日前投票済み.
 今の県政については特に不満もないし、現職の阿部知事は任期中に起きたいくつもの大きな災害の時も本当に頑張って対応してくれたので、次もこのままの体制でやってもらうのが一番いいかな.


 さて今日も半世紀以上も前に録音された古いアルバム.
 ジャズのアルバム聴いてると、こういう半世紀も前の録音 ・・・・ 特に新主流派と呼ばれるような演奏は古臭さをまったく感じないのはなんでだろう.




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  " Booker Little and Friend "




  1. Victory and Sorrow
          (Booker Little) ・・・・ 5:56
  2. Forward Flight
          (Booker Little) ・・・・ 6:18
  3. Looking Ahead
          (Booker Little) ・・・・ 7:25
  4. If I Should Lose You
          (R.Rainger-L.Robin) ・・・・ 5:11
  5. Calling Softly
          (Booker Little) ・・・・ 5:39
  6. Booker's Blues
          (Booker Little) ・・・・ 5:16
  7. Matilde
          (Booker Little) ・・・・ 5:55
  8. Looking Ahead [alt-take 4]
          (Booker Little) ・・・・ 8:27
  9. Looking Ahead [alt-take 7]
          (Booker Little) ・・・・ 8:15






  Booker Little (tp), Julian Priester (tb),
  George Coleman (ts), Don Friedman (p),
  Reggie Workman (b), Pete LaRoca (ds)

  Recorded in NYC, August & September, 1961.





 1961 年に Bethlehem レーベルで録音されたアルバム.
 オリジナルは 7 曲構成で、最後の 2 曲は CD 化のボーナストラックです.





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 ブッカー・リトル のリーダー・アルバムは 4 枚.
 一応ボクはその 4 枚を持っていますが、US 版 Wikipedia 見ると、もう一枚リーダー・アルバムのような感じで "The Soul Of Jazz Percussion" (Warwick) の記載があります.
 ただし、レーベルも聞いたことないし、どんなアルバムなんだろうか.

 ネットで検索してみると、一応国内版の発売もあったようです.
 4 人のトランぺッターの演奏をまとめたオムニバス盤のような感じですね.
 さすがにこのアルバムはリーダー・アルバムとは言えないかな.


 今日のアルバムは、一曲を除いてすべてセクステット演奏.
 トロンボーンが入っているのが面白い.
 テナーは ジョージ・コールマン ですが、こういう演奏にマッチしますね.



Don Friedman 005
 ● Don Friedman ●

 最初に聴いた時、ピアノがすごく気になりました.
 いい意味でユニークな演奏です.
 誰かわからなくて、ジャケット見たら ドン・フリードマン だって.
 あの "Circle Waltz" のドン・フリードマン ですよ ・・・・ なるほど、聴いてもわからなかったわけだ.

 演奏は新主流派というような演奏で、スローな曲もかなり緊張感が漂っています.
 そんな緊張感を引き出してるのが彼のピアノ.

 このピアノは、リズムの刻み方も面白い.
 独特なリリシズムもあるし.



Rose of the rancho 001
 ● Rose of the Rancho ●

 4 曲目は "If I Should Lose You"
 この有名なスタンダードは多くのミュージシャンが演奏してます.

 この曲は 1938 年に公開された映画 "Rose of the Rancho" の中で歌われた曲.
 と言ってもこんな映画のことは全く知らなかったので、 You Tube 調べてみたら、かなり画質の悪い映像でしたが挿入歌を聴くことができました.
 いかにもあの時代、って感じの映像と歌でしたがオリジナル聴けたからまぁ満足.

 こういうミュージカルや映画などで使われ今ではスタンダードと呼ばれる曲ですが、オリジナルのどんな場面で、どんな感じで演奏されたのかを知ると、新しい発見もあったりします.


 この演奏だけは他のホーンが抜けたカルテットの演奏ですが、ブッカー・リトルのトランペットは心に沁みてくるような音色です.
 アルバム全体が新主流派とでもいう感じで、緊張感あったりするので、余計この曲がグッときます.



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 ● Booker Little ●

 このアルバムを録音した数か月後、彼は 23歳という若さでこの世を去っています.
 交通事故で 25 歳という若さでこの世を去った クリフォード・ブラウン の後継者とも言われていただけに ・・・・・・

 今聴くことのできる演奏が本当に少なくて残念です.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Miles In Berlin

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 6 月です、ほんとに早いなぁ.



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 ● 2022.4.7 ハイアットリージェンシー瀬良垣ビーチ ●

 スノーシーズンが終わってからあっという間の 2 か月.
 沖縄ボケもあったせいか何もしないで、ただただ時間だけが流れていってしまいました.
 微妙に仕事忙しくて、休みの日もどうものんびりできない感じですね.

 まぁ、のんびりできなくてもグダグダしてはいますが (笑)



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 ● 2022.5.4 上田スカイラン ●

 写真のほうは 上田スカイラン のスナップなど撮ってはみたものの、どうも充実感がないというか ・・・・・
 この時期特に撮りたいものもないので、家で冬撮った写真の整理をコツコツと.

 
 インスタに一日一枚もアップしていますが、次のスノーシーズンまで、まだ半年もあります.
 これからの時期が精神的にもキツイ時期です.

 できるだけ同じような写真アップしないように思ってるので、 10 月頃になるとほんと 「キビシっす」



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 ● 2022.3.24 銀座 ●

 なかなか会えない写真のお仲間たちは、ポートレートどんどん撮って写真展にも出展してたりします.
 そんな写真展にすら簡単に観に行けないのが、田舎のツラいところ.
 ましてやポートレートとかだと、そう簡単には撮れないしね.


 来週は久しぶりに 東京 に行く予定.
 ちょっとした用事を片付けて、あとはブラブラ街を歩きながら撮影でもしてこようと思ってます.

 

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 こんな生活なので家にいるときはジャズかけ流して、疲れたら "Chicago Fire" .
 今日はスリリングなインタープレイを堪能できるアルバム.




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  " Miles In Berlin / Miles Davis "





  1. Milestones
       (Miles Davis) ・・・・ 8:57
  2. Autumn Leaves
       (J.Kosma-J.Prevert-J.Mercer) ・・・・ 12:37
  3. So What
       (Miles Davis) ・・・・ 10:27
  4. Stella by Starlight
       (V.Young-N.Washington) ・・・・ 12:53
  5. Walkin'
       (Richard H. Carpenter) ・・・・ 10:39
  6. Go-Go [Theme] and Announcement
       (Miles Davis) ・・・・ 1:44





  Miles Davis (tp), Wayne Shorter (ts), Herbie Hancock (p),
  Ron Carter (b), Tony Williams (ds)

  Recorded at Berliner Philharmonie, Berlin, Germany, September 25, 1964.




 1964 年 7 月、 東京 での来日公演が "Miles in Tokyo" として録音されています.
 今日のアルバムはその 2 か月後、 ベルリン で録音されたライブ・アルバム.




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 改めて言わなくてもいいと思えるほど、このアルバムは有名なアルバム.
 第二期黄金クインテット による初めての録音が、このライブアルバムだからです.

 来日公演の後、サックスの サム・リヴァース が脱退し、ちょうど同時期 ジャズ・メッセンジャーズ を脱退した ウエイン・ショーター が 7 月下旬にはマイルスのグループに加入.

  マイルス・デイヴィス  38 歳
  ウエイン・ショーター  30 歳
  ハービー・ハンコック  24 歳
  ロン・カーター  27 歳
  トニー・ウィリアムス  18 歳

 信じられないくらい、みんな若い.

 新しいクインテットで西海岸をツアーし、その後ヨーロッパツアーに旅立ち、 ベルリン で録音されたのがこのアルバム.
 ヨーロッパに立つ前には、このクインテットで 「The Steve Allen Show」 というテレビにも出演しており、映像も残されているようです.
 そんな映像もいつか陽の目を見るのだろうか.



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 このアルバムは、それまでの演奏スタイルと特に変わってはいません.
 が、やっていることは変わっていないのに、演奏を聴いていると何か全然違うような、スリリングな高揚感のようなものがあります.

 こういうのがジャズらしい.
 今まで何度となく聴いてきた曲ばかりなのに、すごく新鮮な感じを受けます.
 それぞれの奏者に触発され、どんどんいい方向に進んでいく感じですね.


 アルバム全体が、すごくゴキゲンな演奏なんだけれど、実は ウエイン・ショーター の演奏自体は、正直あまり好きなほうではないんですよね.
 もちろん サム・リヴァース くらいダメかと言われればそんなことはないんだけれど.

 所々でグジュグジュって感じで吹くスタイルがあまり好きじゃないんです.
 あくまで印象として. 
 まぁこればかりは好き嫌いあるから仕方ないでしょう.



Miles 010023 Wayne

 そんな苦手意識を差し引いたとしても、このアルバムでの演奏はとてもいい.
 この先 マイルス の音楽がどんどん変化していきますが、一つのターニングポイントと呼べるアルバムかも知れません.
 昔はほとんど気にも留めてなかったアルバムですがね (笑)


 "The Complete Columbia Album Collection" にはこの 2 年後のヨーロッパツアーの映像が付いてますが、今日のアルバムと聴き比べるとさらにモーダルに進化してるのがよくわかります.
 マイルスはもちろんですが、他の四人のオーラも半端ないな.

 とくに トニー・ウイリアムス がインタープレイをグイグイ引っ張っていきます、弱冠 20 歳とはとても思えない.
 これってまさに、今で言う あおり運転 そのものって感じで煽りまくりです.



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 Prestige の四部作や "Kind of Blue" ももちろん好きですが、エレクトリックになっていく前の、この時代の演奏もたまらなくスリリングで好きだなぁ.

 このアルバムはすごくゴキゲンなアルバムです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Jon & Billy

  ・ ・ ・ ・ ・ ・


 今朝は雪降り.
 県北部では大雪警報も発表されました.
 朝起きると、家の周りも深々と降ってます.


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 こんな天気だから、今日はスキー場行くの止めようと思ってましたが、 10 時頃には雪もやんで、なんとなく天気も回復しそうな雰囲気だったので、急遽行ってきました.

 家から 20 分という距離なので、山の天気見ながらいくことができたりします.



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 ● 2022. 2. 5 (Sat.) 11:00 ●
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 ● 2022. 2. 5 (Sat.)  11:30 ●
1DXB1042
 ● 2022. 2. 5 (Sat.)  12:10 ●
1DXB1082
 ● 2022. 2. 5 (Sat.)  12:20 ●
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 ● 2022. 2. 5 (Sat.)  12:35 ●

 こんな感じでしたね.
 着いた頃は青空も覗いたりして、その後は雪が降ったり止んだり.

 12:30 頃からガン降りに変わったため帰ってきました.
 ゲレンデ滞在約 2 時間でした.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 たまにはガツ〜〜〜〜〜ンって感じの演奏聴いてみよう.
 Blue Note の新主流派もいいけれど ・・・・・・・・

 今日は Billy Harper ・・・・・ John Coltrane じゃないんだよなぁ、気分的に.




9900 Harper002 Jon & Billy






  " Jon & Billy / Billy Harper & Jon Faddis "




  1. Jon and Billy
        (Roland Hanna) ・・・・ 6:02
  2. Water Bridge-Mizu Hashi San
        (Ron Bridgewater) ・・・・ 8:06
  3. Ballad for Jon Faddis
        (Roland Hanna) ・・・・ 4:03
  4. Two 'D's from Shinjyuku, Dig and Dug
        (Billy Harper) ・・・・ 7:07
  5. 17-Bar Blues
        (Roland Hanna) ・・・・ 5:29
  6. This All
        (Roland Hanna) ・・・・ 7:56



  Jon Faddis (tp), Billy Harper (ts),
  Roland Hanna (p.el-p), George Mraz (b),
  日野元彦 (ds), Cecil Bridgewater (kalimba-# 4)

  Recorded at Teichiku Studio, Tokyo, March 13, 1974.





 サド・メル・オーケストラ の来日に合わせ、日本で企画・録音されたアルバムです.
 同様に来日に合わせたアルバムはこの当時結構作られたようです.
 "Afro Blue / Dee Dee Bridgewater" も同時期に録音されています.

 TRIO レーベルから発売されましたが、ボクの持っているものは Break Time レーベルからの再販 CD .




9900 Harper002-2 Jon & Billy

 この二人の組み合わせって、ちょっと意外ですね.
 ビリー・ハーパー はちょっとフリーキーなバリバリの新主流派、片や ジョン・ファディス と言えば サド・メル・オーケストラ の看板トランぺッター.
 何か進んでいる方向性が違う感じなんだなぁ.
 ライナーノーツにもそんなことが触れられていました.


 ボクも ビリー・ハーパー がトランペットと共演するとなると、どうしても マービン・ピーターソン あたりと火花散らした演奏なんかを期待しちゃいます.
 ちょっとベタすぎますが.


 このアルバムが作られた経緯については、ライナーノーツで 悠雅彦 氏が詳しく書いています.



Jon Faddis 002

 アルバムを聴いてみると、最初に思っていた印象とは違って、うまくまとまっているかな.
 聴いていくにつれ、これってピアノの ローランド・ハナ がうまくまとめ上げているんじゃないかと思うくらい、ピアノが二人の仲にうまく溶け込んでいます.
 リリカルな演奏が多い (個人的感想) ローランド・ハナ ですが、ここでは電子ピアノも含め、結構アグレッシブな演奏をしています.

 このアルバムの 6 曲中、 4 曲は彼の作品.
 曲も結構ハッとするような曲書いてます.
 そんな ローランド・ハナ に ジョン・ファディス がうまく乗せられて頑張っちゃってる感じで、全体がいい雰囲気なアルバムになっています.


 ドラムは トコさん こと 日野元彦 が参加.
 随所で見せ場作っています.



Billy Harper 0101

 このアルバムでは一歩くらい引いた感じがありますが、 ビリー・ハーパー やっぱりカッコイイですね.

 昔から大好きです.
 あのぶっといテナーの音も大好き.

 ガツ〜〜〜ンと聴きたい時に、 コルトレーン のように疲れないのがいいな (笑)


 いつまで経っても "Black Saint" っていうところも多大にありますが、まぁいいんじゃないかな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Just Friends

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 昨日は昼からスキー場.
 この時間に行くと、すでに帰り始める人たちもいるので一台くらいなら駐車場を探し回らなくてもさっと駐車できます.
 昨日は天気が良かったのでゲレンデは結構賑わってはいましたが、思っていたほど駐車場は混んでませんでした.



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 ● 2022. 1. 29 湯の丸スキー場 ●

 湯の丸スキー場 では、近隣のジュニアチームの GS 大会が 2 月 19 日に予定されていましたが、長野県にも初めて まん延防止等重点措置 が適応されたため、中止になってしまいそうです.
 この大会、ちょっとスナップ写真を頼まれてて予定してただけに残念.
 でも開催側としてはこんな状況なのでリスク犯すわけにいかないだろうな.

 この時期いろいろな大会が各地で予定されていますが、どんどん中止になっていってしまいそうです.



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 ● 2022. 1. 22 湯の丸スキークラブ・ジュニアチーム ●

 今年はどこのスキー場も雪が多く、シーズン始まったころは新型コロナ新規感染者も減少していたので、昨年のようなことはないと思っていましたが ・・・・・
 ここにきての新規感染者の拡大やまん防適用などで、スキー修学旅行も軒並みキャンセルが続いているようです.


 先日行ってきた 菅平高原スノーリゾート に至っては、なんと 5 万 2000 泊分がキャンセルになったということが新聞にも書かれていました.
 修学旅行を大々的に受け入れているだけに、影響はとても大きいようです.



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 ● 2022. 1. 25 菅平高原スノーリゾート スキー修学旅行 ●

 新型コロナ拡大防止措置に関係する協力金の支給に対しても、最近は結構アンチな意見も囁かれています.
 この先の経済どうなっちゃうんだろうね,

 おまけにガソリン価格は全国一高いようですし ・・・・・ トホホ



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 そんなことはちょっと横に置いておいて、今日もさわやかなウエストコーストの音色.
 そういえば最近のアルバム紹介は、ずっとウエストコーストジャズが続いているような気がするけど、まぁそんな些細なことは気にしないで.




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  " Just Friends / Bill Perkins "




  1. Just Friends
       (J.Klenner-S.M.Lewis) ・・・・ 5:08
  2. A Foggy Day
       (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 3:54
  3. All of Me
       (G.Marks-S.Simons) ・・・・ 4:31
  4. Diane-A-Flow
       (Art Pepper) ・・・・ 4:02
  5. Limehouse Blues
       (P.Braham-D.Furber) ・・・・ 3:16
  6. What Is This Thing Called Love?
       (Cole Porter) ・・・・ 5:19
  7. Solid de Sylva
       (Bill Perkins) ・・・・ 4:30
  8. Sweet and Lovely
       (G.Arnheim-C.Daniels-H.Tobias) ・・・・ 5:03
  9. Zenobia
       (Art Pepper) ・・・・ 5:14
  *10. Angel Eyes
       (E.Brent-M.Dennis) ・・・・ 3:38





  # 1, 3, 5, 7, 8 :
  Bill Perkins (ts.cl.b-cl.fl), Richie Kamuca (ts),
  Hampton Hawes (p), Red Mitchell (b), Mel Lewis (ds)
  Recorded on October 29, 1956.

  # 2, 4, 6, 9 :
  Art Pepper (as), Bill Perkins (ts), 
  Jimmy Rowles (p), Ben Tucker (b), Mel Lewis (ds)
  Recorded on November 12, 1956

  * # 10 Bonus Track




 持っているアルバムは昨年 12 月、新品未開封の紙ジャケット CD が激安でオークションにかかっていたので、速攻でゲットしました.
 ちょうど "Tenors Head-On with Richie Kamuca" を記事にしたときに落札しました.



9900 Perkins002-2

 このあたりの演奏はねぇ、なんか 佐野ラーメン とでもいえばいいのかい.
 青竹でしっかり打ってあんだけれど、喉ごし柔らかいっぺ.
 そんな感じの演奏です.


 いきなりガツ〜〜〜ンとくるような演奏ではないので、Blue Note のような感じの演奏ばかり聴いていると、最初はその軽快さがちょっと物足りなさのような印象を受けたりすることもありますが、こういう軽快さもいいじゃないか.
 「こういうのでいいんだよ、こういうので ・・・・ 」 って 井之頭五郎 みたいに呟いてしまいそうです.

 二つのセッションで、それぞれクインテット編成 (最後のボーナストラックだけは、 アート・ペッパー が抜けたカルテット演奏) .
 演奏する曲はスタンダードやオリジナルを適度にブレンド.



Bill Perkins 0032
 ● E.Roop ⇒ T.Clitheroe ⇒ B.Perkins ⇒ C.Logan ⇒ T.Thorsburn 1960 ●
  from 🄫The Original Cellar Jazz Club

 このアルバム、個人的には リッチー・カミューカ との演奏のほうが興味深いかな.
 この二人の演奏は、とても息の合っている感じで、 ビル・パーキンス もいろいろな楽器を演奏し、リラックス感が漂っています.
 リラックスすした雰囲気の中に、テナー通しの作り出すユニゾンもすごくいい.

 3 曲目の "All of Me" の演奏なんかいいな、アンサンブルもとてもいい感じです.



Art Pepper 102
 ● Art Pepper ●

 もちろん アート・ペッパー との演奏は改めて言うことないくらい.
 彼が入っているだけで、 アート・ペッパー だなぁって思えます.

 6 曲目の "What Is This Thing Called Love?" の アート・ペッパー なんて、とてもいい.
 やっぱりこの時代は安心して聴いていられるな.


 もちろんそれらを相手にしている ビル・パーキンス も、変にオレがオレが的な感じがしなくて、それでいてしっかりツボは抑える感じなのです.

 彼のリーダー・アルバムは数えるほどなのですが、もっとこの頃の演奏聴いてみたかったなぁ.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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