Blue Note

Night Dreamer / Wayne Shorter

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 ウェイン・ショーター が 3 月 2 日にお亡くなりになりました.
 89 歳という年齢をみると、天寿を全うしたといってもいいでしょうが、それでもやっぱり寂しいですね.


 とてもコアなファンとは言えないボクは、彼のリーダーアルバムは Blue Note のたった 7 枚しか持っていませんが、The Jazz Messengers や マイルス・デイヴィス グループの演奏も含めると、それなりの枚数になります.


 中でもボクがジャズを聴き始めた頃からよく聴いて、最初に買った彼のリーダー・アルバムがこれです.





4173 Night Dreamer





  " Night Dreamer / Wayne Shorter "




  1. Night Dreamer ・・・・ 7:18

  2. Oriental Folk Song ・・・・ 6:54

  3. Virgo ・・・・ 7:09

  4. Black Nile ・・・・ 6:29

  5. Charcoal Blues ・・・・ 6:54

  6. Armageddon ・・・・ 6:22

  7. Virgo (Alt-Tk) ・・・・ 7:03 *

   (All compositions by Wayne Shorter)




  Lee Morgan (tp), Wayne Shorter (ts), McCoy Tyner (p),
  Reggie Workman (b), Elvin Jones (ds)

  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, April 29, 1964.





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 彼のアルバムが少ないのにはちょっとした理由があって、このアルバムの次に購入したのが "Super Nova" !!
 当時通っていたジャズ屋に "Super Nova" は置いてなかったので、当然聴いたことはありませんでした.
 あの頃、確か スイング・ジャーナル のゴールド・ディスクにもなって、紙面でもかなりいい評価で掲載されていたと思います.
 まぁ少しジャズを聴きかじって、ジャズ屋でも常連っぽくなってくると、置いていないアルバムをあえて購入して背伸びしたくなったりする訳ですよ、これが.
 若気の至りといったところでしょうか(笑)


 家で買ったばかりのアルバムを聴いてみたら ・・・・・・

 あれあれって感じ.


 そんなことがあったので、どうもそれがトラウマになって彼のアルバムが少ないのかも.
 アナログ盤を処分して CD になっても、 "Super Nova" は再購入してません.



Wayne Shorter  203


 このアルバムは、ブルーノートでの初めてのリーダーアルバム.
 7 曲目は CD 化に伴うボーナス・トラック、オリジナルは 6 曲構成.


 ジャケットは青に基調にしわざとブラした写真を使っています.
 こういう感じの写真を Blue Note ではほとんど使っていないので ( "At The Jazz Corner Of The World" がちょっとそれっぽいですが ・・・) 、印象的です.
 他の写真もあるのかと思い、 Blue Note Uncom promising expression を見てみましたが、このアルバムのことは取り上げておらず、次の "Juju" からでした.


 このアルバムは何といってもそのメンバーです.
 当時のトップトランぺッター リー・モーガン はもちろん、バックのリズムセクションが、バリバリの ジョン・コルトレーン・カルテット のメンバーです.

 この時期はコルトレーン がフリージャズに傾倒し始めた頃で、だんだんメンバーが離れていきはじめていたのでしょうか.
 この年の 12 月 "A Love Supreme" 、翌年には " Ascension " も吹き込んでいます.




Wayne Shorter 002

 ウェイン・ショーター と言えば、ボクよりも若い人たちはすぐに Weather Report を思い出すかもしれませんが、ボクはやっぱり マイルス・グループ かな.

 特に印象的なのは、やっぱり "Live at the Plugged Nickel” .
 このアルバムは本当によく聴きました.
 確かこのアルバムは 1976 年に 日本 で "At Plugged Nickel, Chicago, Vol.1" と "Vol.2" として発売されたと思います.
 リアルタイムだったので、発売と同時に購入した記憶があります.
 それまでは "My Funny Valentine" と "Four & More" にド・ハマりしていたので、このアルバムもすんなり受け入れました.


 その後 Complete Box も購入してしまいました.



Wayne Shorter  2011

 今日のアルバムはすべて彼のオリジナル曲.
 彼の作曲の才能もいろいろなところで絶賛されています.
 さらに グラミー賞 も幾度となく獲得している、まさにトップ・サックス奏者です.


 このアルバムでは、タイトル通り全体がちょっと抑え気味でブルージーな曲で構成.
 "Armageddon" もすごくいい演奏です.
 こんなアルバムのような世界でゆっくりお休みください.

 
 ・・・・・・ Rest in peace.



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 今週、大きな買い物しちゃいました.
 RF 70-200mm F2.8L IS USM というレンズ.
 俗に言われる 大三元 の一本になります.


 このレンズ購入については、最後まで RF 50mm F1.2L USM にしようかかなり悩みました.
 ポートレートだったら、ボクの画角的にも絶対 50mm のほうが使い勝手がいいですし、70-200mm は EF 70-200mm F2.8L IS lll USM も持っていましたので.

 最終的には冬の撮影のことも踏まえて望遠ズームの更新という形になりました.
 キャッシュバック・キャンペーンの対象でもありましたし.



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 友人の撮り鉄 H 氏に EF lll 型 のお話ししたら、引き取っていただくことになりました.
 ボクは マップカメラのワンプライス価格よりも高く売れるし、 H 氏は市場の訳のわからない中古よりもずっと安く買えるので、お互いにとってまぁ有難いかな.


 早速家のベランダから数枚撮ってみました.
 相変らずの表現力は、本当に安定といった感じです.

 動き物は土曜日撮影してくるので、そこで AF など確認する予定です.
 さすがにもう更新はできません.


 これで RF マウントの R3 には、 24mm と 70-200m .
 EF マウントの EOS 5D Mark lV は、一番最初に購入した 16-35mm と SIGMA の 14mm と 50mm を使っていくことにしました.
 この 5D はこの先も手元において、マウントアダプター着けてオールド・レンズで撮ろおうかと、完全なる 沼 の中の人のような危険なことを考えてます.



s-IMG_1854
 ● 1/250秒 f32 ISO-500 WB-8000K EV+0 200mm ●

s-IMG_1850
 ● 1/250秒 f10 ISO-500 WB-オート EV+0 200mm ●

 とりあえず EOS R3 + RF 70-200mm F2.8L IS USM で撮った写真を 2 枚だけアップしておきます.

 9 日にこのレンズでスナップ撮ってきたので、まとまった作例は次回アップします.



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良い写真とは?

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 いきなり、ちょっと哲学的なブログ・タイトルですが ・・・・・・・

 "良い写真とは? 撮る人が心に刻む 108 のことば" という本が家にあります.
 著者は写真家の ハービー・山口 氏.

 となると写真集か、と思うのが一般的ですがどうもそうじゃない.
 ハービー氏がその時々思いついてツイッターにアップした 108 つの短文を、写真とともに綴っている短文エッセイ集とでも呼べばいいのでしょうか.



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 発刊されたのは 2017 年ですが、たしか 3 年前に購入しました.

 ボクは Peter Lingbergh 、 Richard Avedon , Hermut Newton 等の大判写真集を何冊か持ってますが、間違いなく一番目にしているもののは、このハービー氏の本です.
 実はこの本、トイレの入り口付近の手すりの上に置いて、トイレに行くときは必ず持って入ってはパラパラ.
 当然同じ文章を何度も目にしてますし、写真も何度も観ていますが、なぜか新鮮さが色褪せません.


 大判の写真集は写真を観るにはとてもステキなのですが、いかんせん観るには 「よし、観てやろう」 という心の準備が必要です ・・・・・ 特に "SUMO" や "Dior/Lindbergh" などは (笑)

 でもハービー氏のこの本は、とにかくこのコンパクトさがいい.
 そして、何度同じ写真を観ても、同じ文を読んでも、何か新しいものを見るような感覚があります.
 そんな不思議な魅力のある本です.



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 そんな本の中には何枚か見開き写真が入っていますが、唯一フレームをつけず全面で掲載されているのが上の "The 100 Club" でのスナップです.

 巻末の解説を読んでみると、空いている客席にステージの照明が入った瞬間を Leica M4 35mm 、 1/15 のスローシャッター撮影したとあります.


 全体が黒い中で浮かび上がるようなスキンヘッドの青年とその彼女と思われる女性.
 テーブルにはグラスが一つ ・・・・ に見えますがちょうど重なっているようにも見えます.
 その後ろにはまさにパンクというような四人組.
 でもなぜか古典的絵画のような静寂感があります.


 構図はもちろん、光と影もとても印象的な一枚です.
 この写真大好き、これ欲しいです (笑)



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 ● from dailymail.co.uk : Sex Pistols 1976 ●

 ボクがこの写真観た時にすぐに飛び込んできたのは、スキンヘッドの青年ではなく、壁面のポスター.
 Jazz という単語があったり、 Bechet Legacy があったり、真ん中にはでクラリネットを吹くシルエット ・・・・・・・

 ここって、ロンドンはオックスフォード 100 番地だよね.
 パンクの聖地だよね.
 違和感ありありじゃないですか (笑)


 クラリネット吹いているのは Monty Sunshine というクラリネット奏者.
 と言ってもボクも初めて聞く名前です.

 You Tube に演奏の映像があったので観てみましたが、コテコテのデキシーランド・ジャズ.
 ますますこのクラブに似合わないなぁ、笑っちゃうくらい.

 パンクのライブハウスだったら、壁は落書きや破れかけたポスターが雑然と張られ、室内はたばこの煙が漂っているているという雰囲気を連想しますが、何かこの写真にはそういった雰囲気が感じ取れず、すごくスタイリッシュでクールな写真になっているのがとても面白い.

 おまけにモダン・ジャズではなくて、メチャクチャクラシックなデキシーランド・ジャズ.



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 ● Monty Sunshine (cl) ●

 さらに左右のスケジュールに書かれている "Bob Wilber's Bechet Legacy"
 これがさ、また更にマニアック.

 まず Bob Wilber ですが、 Monty と同じリード奏者で、メインはクラリネットのようです.
 残念ながらボクはこの方の名前も初めて聞きました.

 そして Bechet というのは 1930・40 年代とても人気のあったクラリネット奏者 Sidney Bechet のことです.
 さて、ここからちょっと Blue Note レコードのお話し.



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 ● Sidney Bechet (ss) ●

 Blue Note を設立した アルフレッド・ライオン は、 1938 年 カーネギー・ホール で開かれた "From Spirituals To Swing" を観てレコード会社を設立することを決意したようですが、そのステージにも立っていたのが シドニー・ベシュ.

 その後 Blue Note レコードを立ち上げ、最初のヒット作となったのが シドニー・ベシュ の演奏した "Summertime" でした.

 この "Summertime" については面白い逸話が残っているので、ジャズに興味がある人は是非調べてみてください、そんなに難しくなく検索できると思います.



 こんな感じで、一枚の写真からいろいろ違う世界と繋がっていくって、映画の "ターミナル" みたいですね.

 そういえば your EOS. キャンペーンの時の 立木義浩 氏のアトリエに飾ってあった "A Great Day in Harlem" の写真も、立木氏のお話以上に集中力が写真に向いてました (笑)

 写真の力は偉大です.



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 さて、話を戻しましょう.
 ボクは一度だけハービー氏にお会いしたことがあります.

 2018 年 10 月 7 日、 昭和記念公園 で開催された ヨドバシカメラモデル撮影会 の会場です.
 もうすごく昔のように感じちゃいますが、あの時の暑さや人の多さは忘れないな.

 あの時は日差しがかなり強くて、途中からモノクロに変えて撮影、午前中の最後にハービー氏のところで撮った記憶があります.
 どんな説明してたかはもう忘れちゃいましたが、モデルにかなり大胆なポーズを要求していたことは覚えてます.
 パンクです (笑)


 ヨドバシフォトコン にはその写真は応募しませんでしたが、他の作品でなんとか入賞.
 あの時の撮影会がモノクロに芽生えた時だった気がします.


 この本をこの時に知っていたら、もっともっとハービー氏に貼りついていろいろ聞いていたかもしれません.
 今になればちょっと残念ですが、まぁ人生こんなもんです (笑)


 今日もトイレの中でパラパラとページをめくり、写真を眺めたりやエッセイを読んでは、ひとり頷いているのでした.



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 ● 2018.10.7 Canon EOS 5D Mark lV + SIGMA 105mm F1.4 DG HSM (BOKEH MASTER) ●



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Up & Down

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 ちょっと前にワイヤレス・イヤホンを購入.
 といっても、いつもの Amazon からよくわからないメーカーの安いもので、クーポンが付いていたので 2,000 円ほど.
 iPhone にしてから、お気に入りのジャズの演奏を選んで入れてみました.
 これで ウォークマン 代わりに使うことができます.

 それにしても安いものがたくさんあって、いったいどれがいいのか本当にわかりません.



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 ついでにカーナビのほうも iPhone から Bluetooth で飛ばしてみましたが、全然音量が小さくて.
 ナビ設定をいろいろみながら、ボリュームを上げてみたんだけど上がらない.

 結果は、まぁなんということはなく iPhone 側のボリュームが低かっただけというお話し.
 ワイヤレス・イヤホンの時は特に iPhone のボリューム調整しなかったので気にもしてませんでした.


 原因がわかれば何のことはないのですが、それまではいろいろ調べてみたりしてプチ・パニック.
 知らないとこんなものです(笑)



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 昨日の夕方、スキー場からの帰り道にちょうど流れた "Us Three" を聴いていたら、彼のアルバムをまた聴いてみたくなりました.
 ただしこちらのアルバムはトリオではなく、ホーンが入ったクインテット編成.




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  " Up & Down / Horace Parlan "





  1. The Book's Beat
       (Booker Ervin) ・・・・ 9:50
  2. Up and Down
       (Horace Parlan) ・・・・ 6:11
  3. Fugee
       (George Tucker) ・・・・ 7:04
  4. The Other Part of Town
       (Grant Green) ・・・・ 11:40
  5. Lonely One
       (Babs Gonzales) ・・・・ 4:06
  6. Light Blue
       (Tommy Turrentine) ・・・・ 6:03
  7. Fugee (alt-take)
       (George Tucker) ・・・・ 7:01



  Booker Ervin (ts), Grant Green (g), Horace Parlan (p),
  George Tucker (b), Al Harewood (ds)

  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, June 18, 1961.




 ブルーノート で吹き込まれた彼のリーダー・アルバムとしては 6 枚目になります.
 そしてこのアルバムが ブルーノート での最後のアルバムになりました.
 ブルーノートでの活動期間としては 1 年半くらいだったでしょうか、その間に 6 枚ものリーダー・アルバムというのは アルフレッド・ライオン の期待も大きかったんでしょうね.




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 ホレス・パーラン といえば、ボクが最初に思い浮かべるのが前述の "Us Three" .
 アルバムのジャケットも印象的でしたが、さらに演奏がすごかった.
 彼の演奏はとてもブルースしてるので、印象的には真っ黒って感じ.

 そしてこのアルバムでは、さらにコテコテのブルース・フィールを持つ ブッカー・アーヴィン と着てるんだから.
 なんとなく雰囲気的なものは、聴かなくても想像できそうです.


 ベースとドラムスはおなじみの ジョージ・タッカー と アル・ヘアウッド .
 この組み合わせは、デビュー・アルバムの "Movin' & Groovin' (BST-84028)" のみベースが サム・ジョーンズ でしたが、他の ブルーノート のアルバムはこの編成がほとんどで、ブッカー・アーヴィン の "That's It !" など 1960 年代初頭はこのメンバーでの演奏が目立ちます.


 1963 年に録音された "Happy Frame of Mind" というアルバムがありますが、この時の録音はベースもドラムスも変更になっています.
 そんなこともあってか、しばらくの間陽の目を見なかったアルバムでもあります.



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 さらにこのアルバムには ブルーノート を代表するギタリスト グラント・グリーン も参加.
 ギターが加わるとかなりイメージが違いますね.
 グラント・グリーン のギターもコテコテのブルース感なので、このアルバムにはとてもカチッとハマっています.

 派手さはないかも知れませんが、通好みのいいアルバムだと思います.



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 それにしてもここ数日は本当に寒かった.
 幸い思ったほど積雪はありませんでしたが家の周りも真っ白、まだ道路も凍結した状態です.



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 ● 2023.1.25 EOS R3 + EF 16-35mm F4L IS USM ●

 昨日はスノーボードスクールのプチ・撮影があったので、なんと 14:00 に家を出てスキー場へ.
 昼頃の インスタで は、リフト空いてるってストーリーにアップされてましたが、行ってみたら混んでるじゃないですか (笑)
 って言うか、天気はおおむね晴天でしたが、激寒.
 帰りの車外温度 マイナス 15 ℃ !!!


 降りてきたのは夕方でしたが、道路の滑る箇所が何カ所か.
 暗くなると濡れているだけなのか、凍結なのかもよくわからないのでゆっくりが一番です.



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 ● 2023.1.28 湯の丸スキー場第 6 リフト EOS R3 + EF 16-35mm F4L IS USM ●

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 ● 2023.1.28 湯の丸スキー場第 3 ゲレンデ EOS R3 + EF 16-35mm F4L IS USM ●



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" Hank "

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 ホントに梅雨末期って感じの毎日です.
 まぁ今まで雨がほとんど降らなかったので、その意味では恵みの雨といったところでしょうが.


 この連休、夏季休暇も一日抱き合わせていろいろ計画していたものの、みんなキャンセル状態.



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 ● 2022.7.19 SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Art : ようやく満開、家の紫陽花 ●

 後半は草刈りもしようかな、と思ってはいるもののちょっとタイミングが微妙すぎて、いっそのこともう少し伸ばしてしまおうかとも思ったり.
 草を伸ばしてしまうと、作業がかなり大変にはなってしまいますが ・・・・ どうしようかな.


 今日も本来は 東京 二日目でしたが、昨日の撮影がなくなったので天気がよければ 新潟 、 富山 あたりをドライブしようかと思いましたが、全国的に雨.

 わざわざ雨の日にリスク犯してドライブもないので、家でブログ更新なのです.



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 こういう時こそ映画でも ・・・・・ なのですが、いかんせん観たい映画がない.
 最近の話題は "キングダム 2" でしょうか.



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 ● キングダム 2 ●

 この映画、家の近所の広大な空き地にセットを組んでの撮影が行われました.
 まぁ撮影中は当然大きな囲いで中がまったく見えないようになってましたが.

 そんなこともあって、ちょっと気にはなっています.
 先日とりあえず前作を復習の意味で再鑑賞.


 改めて思ったのは ・・・・・・

 キビシイっす !!!!!

 特に主役の 山崎賢人 の演技がツラすぎる.
 オリジナルの漫画は読んだことないので、どんな雰囲気なのかまったくわかりませんが、変にコミカルな演技があって違和感ありあり.


 一昔前の青春熱血ドラマじゃないんだから、あんなに騒がなくてもいいと思う、



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 ● キングダム ●

 大ヒットした "るろうに剣心" シリーズも、ところどころで結構コミカルな演技があったけれど、バランスがよかったので映画として成功したと思います.

 しかしこちらのほうは ・・・・・・ レビューでは相変わらず大絶賛してる人たちたくさんいますが ・・・・
 吉沢亮 の演技はそれなりよかったし、ストーリー的にも結構面白いので、もう少し雰囲気変えるとかなりいい感じになりそうな気もします.

 ということで "キングダム 2" は軽くスルー、映画館で観るまでもないな.



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 最近部屋で流す音楽は、You Tube のオールディーズやちょっと前の J-Pop .
 かなり軟弱感の漂う部屋の中ですが、Amazon Prime で TV ドラマを観る機会が増えているので、音楽自体かけている時間が少なくなってます.

 だから久しぶりに Blue Note なんかを聴いてみると、原点回帰といった感じなのです.




1560 Hank





  " Hank / Hank Mobley "




  1. Fit for a Hanker
        (Hank Mobley) ・・・・ 7:24
  2. Hi Groove, Low Feedback
        (Hank Mobley) ・・・・ 9:56
  3. You'd Be So Easy to Love
        (Cole Porter) ・・・・ 5:39
  4. Time After Time
        (S.Cahn-J.Styne) ・・・・ 6:48
  5. Dance of the Infidels
        (Bud Powell) ・・・・ 7:54





  Donald Byrd (tp), John Jenkins (as), Hank Mobley (ts),
  Bobby Timmons (p), Wilbur Ware (b), Philly Joe Jones (ds)

  Recorded at VG Studio, Hackensack, NJ, April 21, 1957.






1560-2 Hank

 BLP 1560 ・・・・・ ハンク・モブレイ は BLP 1500 番台に 6 枚ものリーダー・アルバムを吹き込んでいます.
 まさに Blue Note の顔ともいえるミュージシャン.

 ただ、このアルバムに関しては多くのレビューが、地味だとか、目立たないとか書いてます.
 たしかに悪くないけれど、インパクトには欠けるかなぁ.

 後年のファンキーなアルバムはある意味で強烈なインパクトあります.


 駆け出し中の ドナルド・バード の演奏もとてもいいと思う.
 "Time After Time" の演奏なんて、すごく癒し系でいいんだけれどなぁ ・・・・・


 
John Jenkins 003
 ● John Jenkins ●

 このアルバムを語る上でどうしても避けられないのが、アルト・サックスの ジョン・ジェンキンス .
 今では幻のアルト・サックスと呼ばれてもおかしくありません.
 このアルバムが Blue Note の初レコーディング.

 この録音の 1 か月前には彼の名前を一躍有名にした "Alto Madness" (Prestige 7114) 、 2 か月後 "Cliff Jordan" (BLP-1565) 、 4 か月後には自身のリーダーアルバム (正確には双頭アルバム) "John Jenkins with Kenny Burrell" (BLP-1573) をレコーディングし、一気に開花するはずだったんですが ・・・・・ 7 月には黄色が印象的なジャケット "Jenkins, Jordan and Timmons" (New Jazz 8232) も吹き込んでました.
 サイドメンとしての録音も、ほとんどがこの 1957 年です.

 これだけいろいろ録音していたのに、結果的に シカゴ に帰って他の仕事をしながら、細々と音楽を続けていたようです.
 こういうミュージシャンはほんとにたくさんいます.

 でも一瞬でもこうやって輝くことができたのは、ある意味では幸せだったかもしれません.



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 ● Hank Mobley ●

 ハンク・モブレイはこの後、 1960 年代に入り "Soul Station" 、 "Roll Call" 、 "Workout" 、 "No Room for Squares" といった代表作を立て続けに発表、正真正銘のBlue Note の顔として活躍していきます.

 黄金の 4000 番台 ・・・・・ いいですねぇ.


 気が付いたら、いつの間にか Roy Bittan のアルバムが流れてました.
 これはこれで、いいですな (笑)



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Talkin' About

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 今年・・・・じゃなくて、この冬初めての雪らしい雪でした.
 県の北部ではかなりの積雪のところもあるようです.



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 家の周りも昨日の夜はかなり吹雪いていて、ちょっと心配でしたが朝起きてみると数センチ程度.
 これだったら道路の雪は日中に溶けそうです.


 こういう雪が一番いいですね.
 里は少しで、スキー場はたっぷり.


 インスタにはたくさんスキー場の写真や動画がアップされていますが、 高鷲スノーパーク のリフト待ちがあり得ない.
 みんなよく並んで待ってるよなぁと感心しました (笑)



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 明日の午前中は撮影なので、今日は家でのんびりブログでも更新.

 それにしても、今年もあと 2 週間です.
 一年が本当に早く感じられます.



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 ● 2019.12.21 銀座 ●

 この時期必ず 東京 へ行っては街のクリスマス風景撮っていたんだけれど、昨年・今年と新型コロナの影響もあって撮りに行けなかった.

 この時期、街ではクリスマスのイルミネーションやクリスマス・ソングが流れてるんだろうな.
 ちなみにボクの場合、あのイルミネーションってどうも好きになれません.
 キレイなことはキレイなんだけどね.



Christmas Songs 003

 時期が時期だけに、クリスマスにちなんだアルバムでも紹介しようと思ったものの、我が家にあるクリスマス・アルバムは "An Acapella Christmas / The Manhattan Transfer" と "Christmas Songs / Diana Krall" のたった 2 枚だけ.
 おまけに以前記事にしちゃってるし.


 ということで、久しぶりに硬派なアルバム.





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  " Talkin' About / Grant Green "




  1. Talkin' About J.C.
       (Larry Young) ・・・・ 11:41
  2. People
       (B.Merrill-J.Styne) ・・・・ 7:24
  3. Luny Tune
       (Larry Young) ・・・・ 7:40
  4. You Don't Know What Love Is
       (G.de Paul-D.Raye) ・・・・ 7:35
  5. I'm an Old Cowhand (From the Rio Grande)
       (Johnny Mercer) ・・・・ 6:29





  Grant Green (g), Larry Young (org),
  Elvin Jones (ds)

  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, September 11, 1964.





 このアルバムもこの秋に購入したものです.
 Blue Note には グラント・グリーン のアルバムがとにかく多く、確か一・二位を争うくらいあったんじゃないでしょうか.
 このアルバムは、手ごろなものがなかなかなかったので今頃になってしまいました.

 正直なところ、代表するようなアルバムでもなさそうだし、番号も 4100 番台の終わりですので、あまり期待もなかったんですよね.






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 ところがですよ ・・・・・・・・

 いやいや、一曲目から全開って感じですね.
 最近ウエストコースト・ジャズやヴォーカルものなんかをかなり聴いていたので、久しぶりに Blue Note の洗礼受けたって感じです.
 特に ラルー・ヤング がヤバいって.

 
 1 曲目 "Talkin' About J.C." の J.C. とは、もちろん John Coltrane のこと.
 オルガン界の ジョン・コルトレーン とも言われている ラリー・ヤング の曲だけあって、.
 おまけにドラムは エルビン・ジョーンズ ・・・・・・
 ちょっとコルトレーンとは縁がなさそうな グラント・グリーン ですが、そんな二人に触発されてか、かなりアグレッシブな演奏してます.

 エルビン・ジョーンズ はグイグイサポートしてますが、「おれが、おれが」 というような感じではなくうまく盛り上げている感じがしていいですね.



Larry Young 002
 ● Larry Young ●

 ラリー・ヤング のアルバムは "Into Somethin'" (BST-84187) と "Unity" (BST-84221) の 2 枚だけで、あまり聴かないミュージシャンの一人.
 Blue Note のオルガン奏者といえば、 Jimmy Smith と Baby Face Willette で、その他のオルガン奏者はちょっと ・・・・・ です.
 もちろん、今聴いてみたら 「これいいじゃん」 というアルバムはあるとは思いますが、聴かず嫌いですね.

 2 曲目の "People" なんか聴くと、ギターとオルガンって相性いいなぁって感じ.

 ラリー・ヤングとグラント・グリーンはこの後も "Street of Dreams" (BST-84253) と "I Want to Hold Your Hand" (BST-84202) で共演しています.



Grant Green 004
 ● Grant Green ●

 Reid Miles によるジャケットデザインがイカしてます.
 アルバム・タイトルと演奏している曲の組み合わせ ・・・・・ いいですね.


 突然こういうアルバムにぶち当たるから Blue Note って止められないんだな.



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Blue Note Records - Beyond the notes

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 梅雨らしいお天気が続いています.
 でも昔のようにシトシトと降り続くというよりは、なにかドカ〜〜〜ンとくる感じです.

 線状降水帯 とか、以前はそんな言葉聞いたこともなかったのにね.

 ちょっと梅雨らしい写真載せてみます.


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 ● EOS 5D Mark lV + SIGMA 85mm F1.4 DG HSM l Art ●

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 ● EOS 5D Mark lV + SIGMA 85mm F1.4 DG HSM l Art ●

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 ● EOS 5D Mark lV + SIGMA 85mm F1.4 DG HSM l Art ●

 シグマ の 85mm 、開放で撮ってみました.
 あえて 2/3 ほどアンダーに.

 庭の二カ所に咲いてますが、片方は花で、片方はガクって感じで咲いてます.



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 以前観たいと思っていたドキュメンタリー映画 " Blue Note Records - Beyond the notes" (邦題: ブルーノート・レコード ジャズを超えて) を、ようやく Amazon Prime で鑑賞することができました.



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 この映画は、Blue Nore レーベル設立 80 周年を記念して製作されたドキュメンタリー.
 アルフレッド・ライオン と フランシス・ウルフ による アメリカ でのレーベル立ち上げから、現在に至るまでを歴代ミュージシャンたちの証言や映像で駆け足で紹介しています。

 多くの有名ミュージシャンの録音があり、名盤と呼ばれるアルバムもたくさんある Blue Note .
 映画としての時間の制約もあるので、どうしてもざっとという感じになってしまうのは仕方ないことですね.
 ボクの中での Blue Nore は1960年代頃までの、モダンジャズって感じですが、さらにそこから進化していったヒップホップなんかもあって、



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 ● "Free for All / Art Blakey & the Jazz Messengers" (BST-84170) ●

 こういった映画の場合、どんな曲が使われているのかはすごく気になる.
 特にこういう映像の中で使われると、今まで聴いていたものと雰囲気ががらりと変わることも多々あります.


 最初にかかる "Absolutions / Lee Morgan" も超カッコいいのですが ・・・

 今回一番新鮮だったのが "Free for All / Art Blakey & The Jazz Messengers (BST-84170) " .
 このアルバム、 Art Blakey のアルバムの中でもめったに聴かない部類のアルバム.
 当時の公民権運動を支持する政治色の強いアルバムで、映画の中でもそんな映像とともに流れました.
 タイトル曲が映画の中では流れましたが、映画 "ダイアナ" の中でかかった "Tanya" くらいスタイリッシュでクール.

 こういう演奏聴くと、やっぱり 4100 番台の新主流派もいいなぁ、なんて思っちゃう.



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 ● ⇒ Herbie Hancock 、 Wayne Shorter ●

 もちろん代表的な曲もたくさんかかります.
 字幕も出ませんでしたが、"Summertime / Sidney Bechet" も聴いたのは初めてかな.
 この演奏は Blue Note レーベルにとって最初のヒット作なので、 Blue Note を語る上で必ずこの曲のことが出てきます.


 映画は ロバート・グラスパー を中心にした Blue Note All Stars の演奏から始まります.
 そして創設からの歴史が紐解かれ、 ハービー・ハンコック と ウェィン・ショーター 、 ルー・ドナルドソン の証言が中心になってきます.


 そして ビバップ への参入 ・・・・・ セロニアス・ モンク です.
 彼の演奏の中で好きな演奏はほんとに少ないんですが、そんな一曲 "In Walked Bud" も流れました、そしてそこから "Un Poco Loco" .

 "Blue Train" 、 Miles Davis 、 Clifford Brown 、 "A Night at Birdland" 、 Wayne Shorter ・・・・・

 80 年代のヒップ・ホップ が誕生し、それがどんな感じでジャズの影響を受けていたのかもちょっとわかっておもしろかった.
 でもこの頃になるとストレートなジャズからは遠く離れているので、ボクなんかみんな知らない人ばかり.

 そして ノラ・ジョーンズ の登場.



Monk 0035
 ● Thelonious Monk ●

 フランシス・ウルフ の写真、 リード・マイルス のデザインについてもさらりと言ってました.
 リード・マイルス はジャケットデザインの際にトリミングをガンガンやってしまい、特にミュージシャンの顔の一部でカットしてしまうので、 フランシス・ウルフ はそのたびに落ち込んでいたようなことを、昔どこかで読んだ記憶があります.

 アルバムの魅力って、収められている演奏はもちろんだけれど、アルバム手にとってジャケットデザインを見ながら、どんな演奏だろうって胸を弾ませるのは、きっとみんな経験してると思う.
 だから 「ジャケット買い (ジャケ買い) 」なんていうのも納得.

 この二人がいたから、あの超ステキなジャケットが生まれたんですよね.
 この映画では リード・マイルス については、ほんとに軽くでした.



Michael Cuscuna 0021
 ● Michael Cuscuna ●

 Blue Note の収集家としても有名な マイケル・カスクーナ が、 フランシス・ウルフ の写真所有者として紹介されています.
 今のボクにとってはアルバムよりも、こちらの写真だなぁ.
 こんな写真がいつでも手にできるのは本当にうらやましい.

 フランシス・ウルフ の写真はアスペクト比が 1:1 なので、 ローライフレックス でも使っていたのだろうか?
 彼の使っていたカメラが何だったのかは、ちょっと調べてもわからなかったので、知ってる人いたら教えて欲しいな.

 写真と言えば、ネットで見つけた マイケル・カスクーナ のインタビュー記事にも、 ミルト・ヒントン の名前が出てきました.



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 ● Milt Hinton ●

 ちょっとここからは脱線.

 ミルト・ヒントン は写真家としても有名で、ビリー・ホリディ をはじめ多くのミュージシャンたちを撮影しています.
 写真のカメラもちょっと見たら ライカ だと思いましたが、調べてみたらなんと キヤノン .
 Canon P というカメラのようです.

 レンズが ライカ っぽいですが、このカメラには ライカ マウントのものもあったようなので ライカ なんだろうか.
 軍艦部ののものはてっきりストロボかと思いましたが、露出計でした.
 カメラ・オタでないボクにはわからないことばかりです (笑)



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 ● ⇒ Curtis Fuller 、 John Coltrane ●

 こういう映画はとっても刺激になるなぁ.
 やっぱり Blue Note はいいなぁ.


 この映画の字幕監修は 行方均 氏.
 昨年 3 月病気のため 68 歳でお亡くなりになりました、今の時代、まだ若いですね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

The Sidewinder

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 昨日 ( 20 日) は空のオレンジ色でお目覚め.
 普段にも増してきれいな朝焼けだったので、慌ててカメラを取りに 1 階に.
 すぐに戻って何枚か撮影.



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 ● EOS 5D Mark lV + EF 16-35mm F4.0L IS USM : F4.0 1/3200 EV+1 ISO800 ●

 どうも真っ暗 ・・・・・

 思考回路がまったく覚醒していなかったせいか、数日前に屋外でシャッタースピード優先で撮影したまま撮ってました.
 ファインダーの中で絞りの数字が点滅してるのはわかったけれど、シャッター押せたのでそのまま.
 立って写真撮っているものの、脳内はまだうたた寝状態といった感じでした.



0R9A9042

 そんな失敗写真を現像で露出補正かけたみました.
 雰囲気的には、まぁそんなに悪くない.
 でも画質がかなり悪いですね.
 元データの画質がかなり悪くなっているので、これは仕方ないか.



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 ● EOS 5D Mark lV + EF 16-35mm F4.0L IS USM : F4.0 1/200 EV-1/3 ISO800 ●

 こちらは絞り優先に再設定して撮ったほう.
 ちょっと明るすぎちゃうかな、こういう日の出の写真は、みるみる間に明るさとか変わってしまいます.

 やっぱり一番きれいな空の色は起きた瞬間だったかな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 たまにはジャズのアルバムをテーマに書いておかないと、マジでタイトル変えなきゃいけなくなりそうです.
 ブログだけだと、最近は Blue Note なんて全く聞いていないような雰囲気ですが、一応いろいろかけてます.

 でもなぜに今日までこのアルバム取り上げなかったんだろう ・・・・





4157 The Sidewinder






  " The Sidewinder / Lee Morgan "





  1 The Sidewinder ・・・・・ 10:25

  2 Totem Pole ・・・・・ 10:11

  3 Gary's Notebook ・・・・・ 6:03

  4 Boy, What a Night ・・・・・ 7:30

  5 Hocus Pocus ・・・・・ 6:21

      ( All songs composed by Lee Morgan ) 




  Lee Morgan (tp), Joe Henderson (ts),
  Barry Harris (p), Bob Cranshaw (b),
  Billy Higgins (ds)

  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, December 21, 1963.







4157-2 The Sidewinder

 その昔 "Moanin’ / Art Blakey " は蕎麦屋の出前が口ずさんでいたとも言われるくらい、有名な曲ですが、このアルバムも有名.
 ジャズ・ロックとも言われ、時代を代表するアルバム.

 そして Blue Note レーベルで最も売れたアルバムです.
 タイトル曲はシングルカットされビルボードチャートの 81 位まで上り詰めました.
 当時経営が苦しかった Blue Note にとっては、まさに起死回生の一枚となったようです.


 超有名なアルバムだけあって、いろいろなレビューが書かれてます.
 そこには リー・モーガン のしばし沈黙の後の作品だとか、上に書いたようなビルボードのことなど必ず書かれてます.

 だからいつものように余計なことは書かなくてもいいでしょうね.



lee-morgan 003

 ピアノが バリー・ハリス .
 昔通っていたジャズ屋のマスターが バリー・ハリス 大好きで、よく聴いた記憶がある.
 ただ最近は新主流派やらフュージョンやら軽く聴いているせいか、ハード・バップがちょっと重いんですよね.
 たまに聴いてみると、逆に新鮮さがあったりするのですが.


 このアルバムのメンバー見た時に、なんとなく違和感が ・・・・ 演奏がどうのこうのというんじゃなくて、ジョー・ヘンダーソン のようなモーダルな新主流派たちとの演奏というのが、ちょっと違和感ある感じなのです.
 Blue Note では デクスター・ゴードン のアルバムで演奏してますが、そっちだったら納得.

 普通に考えるとこのアルバムでは、ハービー・ハンコック や マッコイ・タイナー を連想するんですが ・・・・


 でも 2 曲目 の "Totem Pole" などでも素敵な演奏聴かしてくれるので、結果的にはよかったんだろうな.



Barry Harris 002

 昔のジャズ屋ではかなり聴いた記憶がありますが、最近ではなんとなく聴かなかったアルバム.
 久しぶりに全曲通して聴いてみると、普通に素敵だね.

 当時こそジャズ・ロックなんてレッテル張られ、一部のジャズ屋では煙たがられたりもしたけれど、今になれば全然普通.

 超ゴキゲンなアルバムであることは間違いないです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 それにしても異常なくらい暖かい.
 15 日の日曜日、ちょっと 湯の丸 に行ってきました.
 家から 20 分 ・・・・ こんなに近いところにスキー所あるって、ちょっといいな.



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 ● EOS 5D Mark lV + EF 16-35mm F4.0L IS USM : F4.0 1/8000 EV+0 ISO800 ●

 観光開発の事務所でちょっと雑談して、雪撒きの様子も見てきました.
 写真のとおり、この日も本当に暖かくて、とても雪撒きできるような状態じゃない.

 ということで、この連休 21 日オープン予定でしたが、 28 日のオープンに延期されました.
 まぁ去年のことを思うと、まだ今年のほうがよさそうです.



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 ● EOS-1DX Mark ll + 50mm F1.4 DC HSM Art : F5.6 1/500 EV+0 ISO100 ●

 近隣のスキー場も経営難で、今年のオープンを見送っているところもあります.
 それを考えると、この 湯の丸スキー場 のような小さなスキー場がよく頑張ってると思う.
 東京 からのアクセスもいいので、昨年はコロナの影響下でも結構よかったようです.

 今年のシーズン券の予約も昨年よりも多いようですし.

 ボクも微力ながら、これからも 湯の丸 の写真アップして、ほんの少しでも PR になればと思ってます.



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 ● EOS 5D Mark lV + EF 16-35mm F4.0L IS USM : F7.1 1/2500 EV0 ISO800 ●

 400 m トラックと、屋内 50 m プール.
 こちらのほうもかなり人気のようで ・・・・・ 市を二分するくらいの大騒ぎでしたが、これから少しずついろいろな意味で元を取っていければいいのかな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Bone and Bari

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 先週梅雨入りしましたが、昨日今日と青空です.
 最近撮っていなかった、家からの風景も久しぶりに撮影.



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 金曜日から、ようやく県境をまたいでの移動も OK になりました.

 ただ、相変わらず 東京 では二桁の感染者数です.
 そろそろ 東京 に行って HDD 購入してきたいんだけれど、ちょっと躊躇してしまうなぁ.


 今まで モバイルスイカ で新幹線チケット取っていたんだけれど、 3 月でサービスが終了し、 新幹線eチケット に変わってしまいました.
 新型コロナの影響もあってそのままにしてましたが、先日 新幹線 e チケット 使えるように えきねっと を登録.

 試しに予約操作したら、自由席しか出てこない.
 いろいろ確認してみたけれど、入力なども間違っていないし ・・・・・



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 サービスセンターに問い合わせてみたら、なんと土曜日現在で 7 月 8 日までしか指定席予約ができないとのこと。
 これも新型コロナの影響とのことで、なるほどでした (笑)

 他にも気になっていたことがあったので、聞いてみて納得.
 電話がつながるのもすぐだったので、このあたりの対応は二重丸ですね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 Blue Note 聴くのも久しぶりだな.
 最近は暇さえあれば映画観てたりするんで、部屋で音楽が流れる時間が極めて少なくなってます.
 たまに流れる音楽といえば、 You Tube の洋楽メロディのかけ流し.

 だからこういうストレート・アヘッドなジャズがとても新鮮だったり.




1572 Bone & Bari






  " Bone and Bari / Curtis Fuller "





  1. Algonquin
       (Curtis Fuller) ・・・・ 5:01
  2. Nita's Waltz
       (Curtis Fuller) ・・・・ 6:54
  3. Bone and Bari
       (Curtis Fuller) ・・・・ 6:15
  4. Heart and Soul
       (H.Carmichael-F.Loesser) ・・・・ 4:48
  5. Again
       (D.Cochran-L.Newman) ・・・・ 7:17
  6. Pickup
       (Curtis Fuller) ・・・・ 5:46






  Curtis Fuller (tb), Tate Houston (b-s), Sonny Clark (p),
  Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)

  Recorded at RVG Studio, Hackensack, August 4, 1957.





 Blue Note での 2 作目のリーダー・アルバムになります.

 このアルバム・タイトル、以前はとても不思議だったんですが ・・・・・
 トロンボーンの Bone と、 バリトン・サックスの Bari とわかったら、なるほどそのまんまだって感じ (笑)



 

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 彼のデビューアルバムは Prestige の "New Trombone" で、この録音は 1957 年 5 月 11 日で、 デトロイト から出てきてあという間にスターダムの上ったという感じです.
 わずか半年ほどの間に 7 枚のリーダー・アルバム吹き込んでいます.
 これって、全然普通じゃないよね.

 トロンボーンって、デキシーランドジャズやスイングでは結構奏者もいたんですが、ビバップやハードバップに移り変わっていくにしたがって、だんだん奏者が少なくなっていき、いつしかビバップに不向きな楽器のような風潮になってしまったのかもしれません。
 それを覆したのが J J Johnson だったんじゃないかな.

 そんなトロンボーンという楽器のマイナーさみたいなものもあったのかもしれませんが、それを差し引いてもこれだけの録音って、いかに注目されていたのかわかります.

 もちろんその後の活躍も ・・・・・ 実力については改めて言うまでもありません.




Curtis Fuller 002

 1 曲目 "Algonquin" が流れ出すと、「あぁやっぱり Blue Note の 1500 番台だなぁ ・・・ 」
 そしてこのアルバムが、トロンボーンとバリトン・サックスの二管からなるクインテットだったと思い出します. 
 そしてピアノが カーティス・フラー と同じ頃にデビューした ソニー・クラーク だったんだと.
 このアルバムでは、まだちょっと荒い感じがします.

 さすがにバリトン・サックスの テイト・ヒューストン の名前は出てこなかったなぁ.
 アルトだったら ソニー・レッド って出てくるんだけれど.


 5 曲目は 1948 年の映画 "Road House" のために書かれた曲で、とてもキレイな曲です.
 この演奏では カーティス・フラー が抜けたカルテットでの演奏です.
 バリトンだけでしっとりと歌い上げているこの演奏はいいですね.




Curtis Fuller 005

 4 曲目は テイト・ヒューストン が抜けたカルテット.
 こちらの演奏は飄々と歌い上げてる感じですね.

 この時代のアルバムは改めて聴くと、すごく聴きごたえのあるアルバムが多いなぁ.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 関東在住の写真のお友達は、活動開始してボチボチ撮影会など行っているようです.
 地方のボクは簡単に 東京 へ行くこともできず、みんなの背中がどんどん遠くになっていっちゃいます.

 せめて毎日アップしている インスタグラム .
 今年は春先からすべて 湯の丸 で冬の間に撮った写真をアップして一年間頑張る予定ですが、まだ 200 日以上残ってるんだなぁ.

 果たしてどうなることでしょう.



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 そんな今シーズン 湯の丸 で撮影した写真が某スポーツショップの 情報ページ にちょっと使っていただきました.
 インスタ上では、みんなに差し上げた写真が少しずつ見かけるようになっていましたが、こういったページにも使ってもらえると、アマチュアにとっては大きな励みになったりします.

 来年はもっといい写真撮れるよう、ハード面で連写できるように、メンタル面では悪天候に勝てるよう、鍛えて頑張るつもりです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Feelin' Good

・ ・ ・ ・ ・ ・




 昨夜から全国的に荒れ模様のお天気.
 大雪警報 がボクの地域でも発表されましたが、発表された頃から雪は小降りに.



2020.1.28 004
 ● 2020.1.28 電柱の見える風景 ●

 雪は大したことなかったのですが、風が結構すごかった.
 高台にある我が家なので、風はダイレクトにきます.
 夜も窓にあたる風の音で目が覚めたくらい.

 上の写真は 7:30 頃の撮影ですが、ベランダに出たら風が肌を刺すようでした. 


 写真はいつもの EF 16-35mm F4L IS USM で撮ったものですが、相変わらずこの描写いいなぁ.
 F4 という明るさのレンズですが、プロでもこのレンズよく使うという人結構います.
 ボクも一番使っているレンズのせいもあるだろうけれど、とてもいいレンズだと思います.



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 ● 2020.1.19 Scramble Square :F4 1/200秒 ISO-400 AWB 16mm ●

 このレンズあったから EF 24-70mm F2.8L ll USM を手放しちゃったり ・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて今日のアルバムですが ・・・・・
 このアルバムのことは、去年から何度も途中まで書いていたものの、他の話題になってしまって幾度となくボツ.
 だから何回このアルバム聴いたかわからないほどリピートしまくりなのです (笑)

 Blue Note 4000 番台で唯一持っていなかったアルバムで、昨年廉価版として再販されました.




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  " Feelin' Good / The Three Sounds "





  1. When I Fall in Love
         (E.Heyman-V.Young) ・・・・ 5:00
  2. Parker's Pad
         (Gene Harris) ・・・・ 3:35
  3. Blues After Dark
         (B.Golson) ・・・・ 3:50
  4. I Got It Bad (and That Ain't Good)
         (D.Ellington-P.F.Webster) ・・・・ 6:20
  5. Straight, No Chaser
         (Thelonious Monk) ・・・・ 6:30
  6. I Let a Song Go Out of My Heart
         (D.Ellington-I.Mills) ・・・・ 4:05
  7. It Could Happen to You
         (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・ 5:30
  8. Two Bass Hit
         (L.D.Lewis-D.Gillespie) ・・・・ 3:45




  The Three Sounds :
  Gene Harris (p), Andrew Simpkins (b), Bill Dowdy (ds)

  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, June 28, 1960.





 ジャケットが Three Sounds に合わせて、三つのブロックをさらに三つ組み合わせています.
 このジャケット、いかにも Blue Note っぽくて好きだな.
 ずっとこのジャケット探していたので、再販わかった時にはとてもうれしかった.




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 竜ケ崎桃子 ( by "下妻物語" ) じゃありませんが、まさに 「幸せならいいじゃん、気持ちよければ OK じゃん ・・・・」 って感じのアルバム.
 小難しいことは一切不要です.
 それでいて軽快にスイングしているし.


 スタートの "When I Fall in Love" にしても軽快そのもの.
 テーマ部聴いただけでも Three Sounds そのものなんです.
 この曲は有名なスタンダードで多くのミュージシャンが演奏していますが、その多くの演奏はスローテンポでどちらかというとしっとりと仕上げている演奏が多い

 でもこちらの演奏は、「らしさ」を失わないいつものサウンド.
 


threesounds-1

 Three Sounds は 日本 ではシリアスなジャズ・ファンからはそっぽを向かれていた時代があります.
 ボクの通っていたジャズ屋でも、彼らのアルバムはめったにかからなかった.
 でも本国ではかなり人気のあったグループと聞いています.

 このアルバムの "When I Fall in Love" は、シングル盤としても発売されていたようです.
 今ではシングル盤なんて言っても ??? だと思います.
 ましてやジャズのシングル盤って、ボクにも今ひとつピンとこない.

 でもその当時は、結構シングル盤としていろいろな演奏が発売されていたようです.
 そういうこともあって、普段あまりジャズに馴染みのなかったような人たちにも人気あったんじゃないかと推測されます.
 とにかく耳にやさしいですから.



The Three sounds 002

 アップテンポでも、スローテンポでも、同じような雰囲気の演奏なので、モーダルなアドリブのようにもっと刺激を求める方にはちょっと敬遠されがちなんでしょう.

 でもこれはこれでしっかりしたスキルの上で成り立っているサウンドなので、ずっとスタイルを貫いているのは逆にすごいですね.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 仙台 での ヨドバシカメラモデル撮影会 フォトコンテストの入賞作品を、モデル事務所経由でモデルさんに差し上げました.
 すぐに インスタ からメッセージが届いて ・・・・・ とても喜んでもらえたようで何より.



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 ● 2019.8.18 仙台 七北田公園 : 足元の草がねぇ ・・・・・●

 今年になって、個人的な撮影二つやって、中でもこれはという写真をそれぞれモデルさん (一人はアマチュアですが) に差し上げてます.


 特に雨の日の撮影は自分なりのコンセプトで撮ったものなので、笑顔もないし、目線も宙を舞っているし、ポーズもあえてぎこちない.
 モデルさんにしてみれば普段とは全然違う撮影だったと思います.

 どちらも喜んでもらえたようで、撮ったこちらとしてもうれしい (たとえ社交辞令だったとしても、いいんです) .
 モデルさんに写真差し上げる習慣も、 EOS学園 で自然に身に付きました.



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 ● 2020.1.18 築地 あかつき公園 ●

 写真は観られてなんぼ ・・・・・

 独りよがりにならないようにと、何度も言われた言葉です.

 だからボクら仲間内でも機会あるごとに作品の見せ合い.
 構図は、光は、ピントは、ポーズは、色は、印刷紙は、縁取りは ・・・・・・・
 まぁこの仲間はマニアックすぎちゃいますが (笑)



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 ● 2020.1.18 築地 あかつき公園 ●

 人の評価聞くのはすごく面白いし、参考になります.
 そして人の作品観るのはもっと勉強になります.
 一枚の写真でも、人によっての見方や撮り方は全然違うから.


 このブログのカテゴリー 「写真・カメラ」 にはモデル撮影した写真をアップしているブログもたくさんあります.
 すごいと思うような写真もある反面、結構残念感漂っている写真も多い.
 もう少し構図や光考えるとすごくよくなりそうなのに ・・・・・

 ポートレート始めてまだ 3 年ちょっとのボクが偉そうなこと言えませんが、そんなボクが観ても ???? って感じのものって結構あるんだなぁ.

 でも Instagram でも首をかしげるような写真に、ビックリするくらいの 「いいね」 が付いていたり



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 ● 2020.1.9 湯の丸高原スキー場 ●

 今日のアルバム・タイトル "Feelin' Good" じゃないけれど、気持ちよく撮れて、そんな写真が喜ばれれば ・・・・・ やっぱり最高なんだろうな.


 ということではありませんが、タイトル写真も変えてみたり ・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Stick-Up!

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 Hana-chan effect

 [名]華ちゃん効果
 複雑なシステムにおいてある場所での小さな変化が別の場所で大きな影響を持つ現象.
 例えば、湯の丸でスノーボードをしている 華ちゃん がくしゃみをすると、地球の裏側の ぺリトモレノ氷河 の氷壁が崩壊するかもしれない ・・・・・・




2020.1.12 Hana-chan 004
 ● マニュアル f2.8 1/400秒 ISO100 AWB 緑フィルター 150mm ●

 というのは冗談ですが、このブログにあっては 華ちゃん効果 絶大でした.

 アップした日の夜にはあっという間にボクのブログでの人気記事のトップになり、livedoor ブログ 「写真・カメラ」のカテゴリー・ランキングの 9 位に上りました.

 今までの 「ジャズ」 部門は全体のブログ数が 800 ほどだったので、ランキングはいつも 5 位前後.
 「写真・カメラ」部門はその 10 倍くらいのブログ数ですので、今は 20 位くらいを行ったり来たりでした.

 瞬間的ではありますが、いきなり 9 位までジャンプアップは考えられなかったなぁ.




2020.1.12 001

 だったらもっと写真張り付けておけばよかったかな.


 うん・・・!? 
 逆に張り付けてない分、次に使えるかな・・・・ (笑)

 なんて 柳の下のドジョウ になってしまいそうです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 最近ずっと映画ばかり観ていますが、たまにはジャズも聴かないと.
 ということで Blue Note のアルバムです.

 4200 番台ですのでいかにも新主流派といった感じのモーダルな演奏です.





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  " Stick-Up! / Bobby Hutcherson "




  1. Una Muy Bonita
       (Ornette Coleman) ・・・・ 6:27
  2. 8/4 Beat
       (Bobby Hutcherson) ・・・・ 6:59
  3. Summer Nights
       (Bobby Hutcherson) ・・・・ 6:59
  4. Black Circle
       (Bobby Hutcherson) ・・・・ 6:57
  5. Verse
       (Bobby Hutcherson) ・・・・ 9:32
  6. Blues Mind Matter
       (Bobby Hutcherson) ・・・・ 3:32



  Joe Henderson (ts), Bobby Hutcherson (vib),
  McCoy Tyner (p), Herbie Lewis (b),
  Billy Higgins (ds)

  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, July 14, 1966.




 ジャズ屋で聴いていたウン十年前は、まったく興味もなかったし、ほとんど耳にする機会もなかった ボビー・ハッチャーソン .
 数年前からしっかり聴くようになって、好きになったミュージシャンの一人です.

 特に、いかにも新主流派というようなアグレッシブな演奏がいい.




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 1 曲目のテーマ部がすごく複雑でおもしろい.
 結構アグレッシブな感じですね.
 だれが書いたか見てみたら オーネット・コールマン だって ・・・・ なるほど.
 最初にこういう演奏が入っていると、この先どんな演奏になるのか微妙に心配だったのですが.


 2 曲目の "8/4 Beat" は軽快なテンポの曲で ジョー・ヘンダーソン のテナーがこういう演奏にはぴったり.
 ピアノ・ソロもいい感じ.
 最初メンバー知らなくて マッコイ・タイナー と知って納得.


 3 曲目の "Summer Nights" は、アルバム "Happenings" (BST-84231) に入っている "Bouquet" のようなリリシズムを持った曲です.
 こういう曲にビブラフォンの音の広がりはものすごくマッチしてる気がします.
 ここでも マッコイ・タイナー のピアノがヤバいな.




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 昔で言う B 面の "Verse" もスローテンポな曲で、ヴァースと思しき部分にあの "Summertime" のメロディが.
 この曲でのテナーの入り方はゾクゾクしてしまう.
 ピアノも マッコイ らしいバッキングから、らしいソロへ.

 こういう雰囲気の曲、好きだなぁ.


 正直このアルバムも 4200 番台ということもあってそれほど期待していませんでした.
 ところが聴いてみるとすごくいい.

 ビブラフォンが作り出す音の空間がすごく心地いいし、しっかり聴いていくと緊張感もあるし.




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 ミルト・ジャクソン とは違う演奏ですが、ボビー・ハッチャーソン のビブラフォンも癖になる.
 
 この時代の演奏は久しぶりに聴くと、緊張感や独特のリリシズムがあってすごくいい感じ.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 今日はスキー無しで 湯の丸 へ.

 今日の 湯の丸 です ↓ ↓ 、 D-LUX7 で撮影してみました.
 誰もいませんねぇ・・・・でもこれはちょうど昼食の時間帯で、人が途切れるのを待って撮影したので.
 今日は駐車場にもそこそこ車が停まっていましたし、午後からは修学旅行のスキー教室も入って結構賑やかでした.


 左手、リフト乗り場の奥は 高地トレーニング用屋内長水路プールを備えた 「GMOアスリーツパーク湯の丸」 .
 昨年末には全日本水泳連盟 競泳ナショナルチーム の強化合宿も行われ、瀬戸大也選手や大橋悠依選手をはじめとしたトップスイマーがやってきました.
 ただ、このプールを巡って市では大きな問題が勃発しています.
 今後どうなるのか、まだちょっと不透明な部分が ・・・・




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 ● 2020.1.14 第 2 ゲレンデから ●

 さて、今日はスキー場でいろいろなところに顔出してきました.

 まずは写真を持って会社の事務所でプレゼン、
 その後レンタルショップへ行って友人と歓談、
 リフト小屋に移動して歓談、
 スノーボードスクールへ行って 華ちゃん にデータあげて歓談、
 最後はパトロール小屋へ行って今年の撮影のお願いも含めて歓談 ・・・・・・




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 ● 2020.1.7 第 3 ゲレンデから ●

 今年はできるだけ上って、写真を撮る予定でいます.
 ストリート・スナップならぬゲレンデ・スナップ.

 何事も経験あるのみ ・・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

On the Spur of the Moment

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 師走ですねぇ ・・・・・・ しみじみ


 年末はなにか気忙しく、何かとお金が出ていく時期です.
 なんで年末になるとお金が無くなっていくんでしょう.


 昨日も、たまたま Amazon を徘徊していたら、今までずっと欲しかった Three Sounds の CD を発見.


 このアルバムに関しては 1,000 円ちょっとだったので、何のためらいもなくクリック.
 このアルバム、Blue Note 4000 番台 100 枚うち唯一持っていなかったアルバムなので、見つけたときは結構うれしかった.
 おまけに在庫が最後の一枚だって ・・・・・ でも、この手の表記はちょっとあてにならないけれどね (笑)


 まぁこれだけだったらいいんだけれど、これ一枚だと送料無料にならない.
 結局もう一枚か、なにか違うものを買わなくちゃいけないわけ.
 こういうところが、微妙にお金出ていく原因の一つなんだよなぁ.




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 ● 我が家の攻殻 ・・・・ この裏にももう少しあったりで ●

 少し前にもある商品購入したかったんだけれど、価格が 1,000 円ちょっと.
 仕方ないからと、いろいろ探していて "Ghost In The Shell" の 1,000 円割っているものを発見して一緒に購入したばかり.


 まぁこの "Ghost In The Shell" に関しては、 スカーレット・ヨハンソン 大好きだし、日本語吹替版が超いいので、 1,000 円以下のものを購入できてラッキーって感じでした.


 こんな感じで ユニクロ・オンライン とかも、ついつい無理して 5,000 円分購入しちゃうんだよなぁ ・・・・

 爪で拾って箕でこぼす ・・・・・ って感じですかね(笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 今日のアルバムは、そんな探していたアルバムの次の次のアルバム ・・・・・・ 次の次っていうのは Blue Note のレコード番号.

 内容的にはこちらのアルバムのほうがずっとジャズらしい ・・・・・ なんていうのはちょっと Three Sounds に可哀そうですが、とてもブルージーでアーシーなアルバムなのです.






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  " On the Spur of the Moment / Horace Parlan "





  1. On the Spur of the Moment
             (Horace Parlan) ・・・・ 5:53
  2. Skoo Chee
             (Booker Ervin) ・・・・ 10:57
  3. And That I Am So in Love
             (Harold Ousley) ・・・・ 5:06
  4. Al's Tune
             (Booker Ervin) ・・・・ 7:03
  5. Ray C.
             (Leon Mitchell) ・・・・ 6:56
  6. Pyramid
             (Roger Williams) ・・・・ 6:29






  Tommy Turrentine (tp), Stanley Turrentine (ts),
  Horace Parlan (p), George Tucker (b), Al Harewood (ds)

  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, March 18, 1961.






 "Speakin' My Piece"(BLP-4043) とまったく同じメンバーで吹き込まれたアルバムです.
 このメンバーでは、 "Comin' Your Way / Stanley Turrentine"(BLP-4065) も吹き込みを行っています.

 ちなみに スタンリー・タレンタイン の Blue Note 最初のリーダー・アルバム "Look Out !"(BLP-4039) でも、 ホレス・パーラン・トリオ が共演しています.
 トリオのほうは、これまた不動の三人です.




4074-2

 もう出だしから ホレス・パーラン らしいアルバムって感じです.
 特にこのアルバムでは、スタンリー・タレンタイン がすごくいい.
 というか、この人のテナーは ホレス・パーラン ととても合う気がします.


 スタンリーの弟 トミー も、悪くはないんだけれど結構地味な感じを受けます.
 トミー・タレンタイン は 1960 年に唯一のリーダー・アルバムを TIME レーベルに吹き込んでいます.
 ジャケット写真は知っていますが、残念なことに聴いた事はありません.
 調べてみたら、そちらのアルバムのピアノも ホレス・パーラン でした.


 ということでこのアルバムのメンバーは、みんな気心の知れたメンバー.
 そんなメンバーですから演奏のほうも、変に突っ張ったところがなく聴き易い.




Horace Parlan 003

 掛け声も楽しい "Skoo Chee" もいいけれど、やっぱりこのアルバムで一番好きな演奏は 5 曲目の "Ray C." .
 "The House of the Blue Light / Eddie Costa" のような感じで始まるマイナー・メロディ.

 "Skoo Chee" のピアノ・ソロではほんの少し "I Can't Get Started" のフレーズが流れ、思わずニヤリ.
 そういえば来週提出するフォトコン応募写真の一枚のタイトルが "言い出しかねて" なのです (笑)



 アルバム全体、こういう黒っぽい演奏がいい.
 タレンタインのテナーがピッタリとかみ合っています

 ジャケットの文字が、パーランとトミーの文字だけ白になっているところから、一応双頭クインテットという意味があるんじゃないかと推測している方もいます.

 3 曲目と 6 曲目ではホーンの一が逆になっています.
 6 曲目の "Pyramid" だけだったら、別テイクもあるので録りなおした方がアルバムに入れられたのかと思いましたが、 2 曲になるとどういう意味なのかちょっと分からないなぁ.




stanley turrentine 0036

 ポリオ のせいで不自由な手から繰り出されるフレーズは独特なので、ちょっと好き嫌いが分かれるかもしれません.
 ボクはそんな彼の泥臭いような演奏が好きです.

 ここでの演奏は、さらに同じようなテナーを吹く タレンタイン とのコンビネーションがバッチリ.

 決して派手なアルバムではありませんが、 「いかにも」 って感じのジャズ・アルバムです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 昨日も暖かかったなぁ.
 この暖冬のせいで、スキー場は雪がなくて大変そうです.
 おまけに冷え込みもそれほどでないから人工雪作るのも結構大変だろうな.




0R9A1268
 ● 電柱のある風景 ●

 夕焼けではなく、普通の夕暮れ時.



 暇を見つけては、撮影練習.
 下の写真は少し前のもので、かなり強い日差し、逆光の中でレフ板の練習.
 背景は完全に飛ばしてあります




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 ● 写真のある風景 004 ●

 モノクロ撮影の時、最近は結構フィルターも考えるようになっています.
 いつもコントラストをちょっと落として、 緑 フィルター使うことが多いのですが、この写真は下のマットが真っ赤で、黒くなりすぎてしまうのでフィルターなしで.


 レタッチしてないですが、結構柔らかい感じで撮れちゃった.
 そう、撮れちゃったというのが正しい感想だな.

 もう少し硬い感じで撮れそうな気がしてたんだけれど (笑)


 それにしても写真集などが増えてきたなぁ ・・・・・・・
 いろいろ見てきたけれど、マイブームは Bresson かな.



 さて今日は昼から屋外ポートレート撮影.
 いい天気ですが、もう少し雲が欲しい ・・・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Sonny Clark Quintet

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 今年も残り何日という感じになってきて、師走らしい毎日.
 ここ数日は一気に冷え込みも厳しくなってきました.




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 ● 電柱のある風景 : F5.6 1/1000秒 ISO-100 AWB 16mm ●

 今日の空ですが、今日は昨日に比べると全然暖かい.
 ここ数日雲の中に隠れていた 蓼科山 も、今日は顔を出しています.

 日があたる部屋の中もポカポカなのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 今日の青空じゃないですが、緑が印象的なアルバム.
 これで ソニー・クラーク の写真でも入っていれば言うことないんだけれどなぁ.





1592






  " Sonny Clark Quintet "





  1. Royal Flush
       (Sonny Clark) ・・・・ 9:01
  2. Lover
       (L.Hart-R.Rogers) ・・・・ 7:03 
  3. Minor Meeting
       (Sonny Clark) ・・・・ 6:51
  4. Eastern Incident
       (Sonny Clark) ・・・・ 8:12
  5. Little Sonny
       (Sonny Clark) ・・・・ 6:35




  # 1 & 2 :
  Art Farmer (tp), Jackie McLean (as), Sonny Clark (p),
  Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, January 5, 1958.


  # 3 - 5 :
  Clifford Jordan (ts), Kenny Burrell (g), Sonny Clark (p),
  Paul Chambers (b), Pete La Roca (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, December 8, 1957.




 BLP-1592 ・・・・・ というレコード番号までふられていながらオクラ入りになったアルバム.
 録音から 20 年後の 1976 年、東芝 EMI からリリースされようやく日の目を見ました.




1592-2

 かすかな記憶で正しいかわかりませんが、
 「"クール・ストラッティン" を知らないような人とはジャズの話をしたくない・・・・」というようなことを、 大橋巨泉 さんが言ってような気がします.


 そのくらい 日本 で、そして Blue Note のアルバムの中でも、"クール・ストラッティン" というアルバムは特別な感じがあります.
 もうあのジャケット写真だけでも秀逸すぎる.
 おまけに演奏もゴキゲンすぎる ・・・・ このタイトル曲は、いつどこで聴いても元気が出てきちゃう感じなのです.


 そんな有名アルバムと同じ日に同じメンバーで録音されたのが、今日のアルバム前半の 2 曲です.
 そのためかカタログには載っているものの、発売されなかったこのアルバムを多くのファンが待ち望んでいたようでした.

 ちなみにその後 "Cool Struttin' + 2" として、この 2 曲がボーナストラックとして入っているアルバムも発売されています.

 ちなみにいなみに、ボクはこの Cool Struttin' の CD を 2 枚持っています.
 1 枚は通常版、もう一枚は 24bit xrcd 版で、両方の CD に ボーナス・トラック 2 曲が収録されていました.
 この 2 枚ですが音の違いはかなりはっきりしてます.
 特に ポール・チェンバース のベースが全然違う.




1588-x
 ● Cool Struttin' (BLP-1588) ●

 そんなこともあり、最初の 2 曲は結構聴いた記憶があります.
 そのせいか、このアルバムの目玉は 3 曲目 (アナログ盤の A 面が最初の 2 曲、残り 3 曲が B 面でした) の "Minor Meeting" になっています.
 クリフォード・ジョーダン のちょっと太目なテナーがリズミカルにブローしてます.


 この曲の初演は "Tenorman / Lawrence Marable"
 あのアルバムでは James Clay のちょっと固めなテナーの音色が印象的でした.

 この曲は日本でも人気のある曲です.
 ソニー・クラーク の他のアルバムでも何回か取り上げられており、彼の代表曲の一つ.
 "Cool Struttin'" の2曲目 "Blue Minor" もすごくいい曲です.
 こんな感じのマイナーな曲書くのうまいですね.

 このあたりの曲は、日本人好み.




sonny clark003


 やっぱりいいなぁ、こういう演奏は.

 久しぶりにじっくり聴いてみたけれど、ホッとできます.
 多くの人が、どうしてこのアルバムがすぐにリリースされずオクラ入りになってしまったのか不思議と言っていますが、まさにそのとおり.

 とってもゴキゲンな半世紀以上も前の演奏なのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 以前ボツになった仲間内でのモデル撮影会.
 来年 1 月に実行することになりました.


 いつも地方のボクを気にかけてくださり感謝、感謝.
 他のみんなは何度かボクに隠れて都内でやっていたようですが ・・・・・・ まぁ大目に見てあげよう (笑)


 経験値では圧倒的にかないませんが、 アムロ君 や 白さん には、まだまだ負けられない.




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 ● 2018.6.9 モデル: 木谷有里 (オスカー) ●

 まだ日程だけしか決まっていませんが、場所はいつもの場所辺りだろうな.

 モデルさんはどうしても撮りたいモデルさんがいて、ちょっとアポ撮ってみたら個人撮影会は NG だって ・・・・ 残念.
 でもこのモデルさん、こちらからの連絡に対してきちんと丁寧な対応してくださり、ますます好感度アップなのです.
 秋の 昭和記念公園 でも彼女を撮影したので、このモデルさんの写真が入賞すればいいなぁなんてね.




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 撮影終了後は 勝鬨橋 のすぐそばにあるフグとてんぷらの有名なお店で、夕食食べながらプチ新年会の予定です.

 前回は何となく中止になってしまったので、今回は実現できますように.


 これで 12 月 土屋組忘年会、 1 月個人撮影会、 2 月姪っ子の結婚式、 3 月 CP+ ・・・・・・


 お出かけばかりだなぁ.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Swing, Swang, Swingin'

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 ちょっと前に本を購入しました、本買うのも久しぶりだな.




0R9A1030

 バスキア 大好きなので ・・・・・・


  ・・・・・ と言いたいところですが、正直 バスキア は好きじゃないし、全然いいとも思わない.
 ボクの目に留まったのが、下のほうにちょこっと書かれている第 2 特集.

 表紙から目に飛び込んできたのは、 バスキア ではなく ブルー・ノート の文字.
 これがあったので、買ってみました.




0R9A1032

 内容自体は、大体知っていることばかりなので、まぁこんなもんか.
 バスキアの特集の中で、結構ジャズのことが取り上げられており、そちらが何気に面白かった.

 Pen という雑誌を読むのも初めてなんだけれど ・・・・・ こういう感じなんだ.

 ちょっとボクの生活水準にはリンクしそうもありませんね (笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 そんな ブルーノート のアルバム聴いてみます.
 とても軽快なマクリーン節が堪能できるアルバム.

 これから 10 年くらいすると、かなり違った方向に行ってしまうので、このあたりの時代が一番聴き易いかな.





4024






  " Swing, Swang, Swingin' / Jackie McLean "






  1. What's New?
         (J.Burke-B.Haggart) ・・・・ 5:16
  2. Let's Face the Music and Dance
         (Irving Berlin) ・・・・ 4:48
  3. Stablemates
         (Benny Golson) ・・・・ 5:45
  4. I Remember You
         (J.Mercer-V.Schertzinger) ・・・・ 5:14
  5. I Love You
         (Cole Porter) ・・・・ 5:08
  6. I'll Take Romance
         (O.Hammerstein II-B.Oakland) ・・・・ 5:46
  7. 116th and Lenox
         (Jackie McLean) ・・・・ 6:02





  Jackie McLean (as), Walter Bishop Jr. (p),
  Jimmy Garrison (b), Art Taylor (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, October 20, 1959.






 この 1959 年に、 ジャッキー・マクリーン は 3 枚のリーダー・アルバムを録音しています.

  BLP-4051: "Jackie's Bag" (1957.1.18 録音)
  BLP-4013: "New Soil" (1959.5.2 録音)
  BLP-4023: "Swing, Swang, Swingin'" (1959.10.20 録音)

 "Jackie's Bag" がリリースされたのは 1961 年でした.

 その後も 1960 年代後半まで、年間数枚のリーダー・アルバムを吹き込んでいるので、ブルーノート を代表するミュージシャンの一人と言っても決して過言ではありません.
 それ以外にも 1950 年代の Prestige 、 1970 年代の SteepleChase ・・・・・




4024-2

 ブルーノート の音といえば、 ルディ・ヴァン・ゲルダー の録音.
 アルフレッド・ライオン と ヴァン・ゲルダー が出会ったのが 1954 年.

 当時は ヴァン・ゲルダー の ハッケンサック にある自宅の居間スタジオで録音していました.
 その後、新たに イングルウッド・クリフ にスタジオを新築したのが 1959 年 7 月.
 このアルバムはそんな新しいスタジオができた二か月後に録音されています.


 ワンホーンのカルテット編成.
 リズム・セクションは名の知れた人たちで、特に ウォーター・ビショップ・ジュニア らしさがでてるなぁ.
 ただ、ここではリズム・セクションの一人として、そんなに目立った感じではありませんがいい感じ.
 まぁそんなちょっと控えめな感じが好きなんですが.

 ウォーター・ビショップ・ジュニア と ジミー・ギャリソン は、 3 年後にあの名盤 "Speak Low" で共演しています.




Englewood Cliffs 00121
 ● Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey ●

 スタンダードが何曲か入っています.
 全体には軽快な相変わらずの ジャッキー・マクリーン 節 ・・・・・ 全開とまではいかないようですが.
 ボクの持っている ジャッキー・マクリーン のアルバムは Blue Note 版が 13 枚に他数枚.
 そこそこあるほうでしょうか.

 ただ、以前からジャッキー・マクリーン ってそんなに好きじゃないんだなぁ.
 なんとなくだけれど、ボク的には結構お喋り系のアルトって位置付けなんだよね.

 このアルバムに入っているスタンダードも、結構軽快に吹いています.
 まぁそれがスタイルと言えば、彼らしいというのかな.

 ちょっとかすれたような音で、一部ではその音色が彼らしい哀愁感と言われているようです.
 まぁ彼の名前を一躍有名にした "Left Alone" なんかは、バリバリの哀愁って言ってもいいでしょうが.



jackie mclean 0021

 後年モーダルで、時にはフリーキーな演奏が目立ってきちゃうので、そういったところもあまり好きになれなかった部分かもしれません.


 好き嫌いな別にして、 ブルーノート を代表するミュージシャンと言っていいでしょう.

 ちなみに、このアルバム 1 曲目の "What's New?"が有名ですが、ボクは "116th and Lenox" が一番かな.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 冬の気配を感じられるようになりました ・・・・・
 と言っても、まだまだ日が差すと暖かい.

 紅葉もようやく下まで降りてきた感じです.



0R9A0896
 ● EOS 5D Mark lV + EF 16-35mm F4L IS USM: F5.6 1/500秒 ISO-100 モノクロ フィルタ−緑 16mm ●

 一本の薄明光線 ・・・・・ にしてはちょっとボヤケ過ぎ.

 最近はいつもの風景をはじめ、部屋でもいろいろモノクロ撮影の練習.
 まぁ昨年の撮影会から結構チャレンジしてるんですよね.

 フィルターの効果もだんだんわかってきたので、自分がどんな感じで撮りたいか決めて、それで設定をほんの少しはできるようになってきた.

ただフォトコンはそんなモノクロ・データを再度カラー現像しちゃったりしてるんです (笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Out Of The Blue

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ヤバいなぁ ・・・・・・

 Buddy Guy がカッコよすぎる.
 今頃〜〜っ、って感じですが、 You Tube で音源探しては聴きまくりです.


Buddy-Guy-0023-103

 最初にいいなぁと思ったのが カルロス・サンタナ をフューチャーした "Where the Blues Begins" .
 サンタナ が入るとこうなるよなぁ、って感じのツボを得たような演奏です.

 他にも有名どころのミュージシャンと共演したアルバムも何枚かありました.

 こういうの聴いちゃうと欲しくなっちゃうんだよね ・・・・・ でも、ここはグッと我慢、我慢.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ということで、今日もブルース・フィール溢れる演奏を棚から出して.

 ボクが持っている ソニー・レッド のアルバムは、彼がサイドマンとして参加しているものが数枚、リーダー・アルバムに至ってはこの一枚だけですので、あまり聴くことのないミュージシャンです.





4032






  " Out of the Blue / Sonny Red "





  1. Bluesville
        (Sonny Red Kyner) ・・・・ 5:50
  2. Stay As Sweet As You Are
        (M.Gordon-H.Revel) ・・・・ 6:12
  3. I've Never Been in Love Before
        (Frank Loesser) ・・・・ 5:20
  4. Nadia
        (Sonny Red Kyner) ・・・・ 4:10
  5. Blues in the Pocket
        (Sonny Red Kyner) ・・・・ 6:29
  6. Alone Too Long
        (D.Fields-A.Schwartz) ・・・・ 2:58
  7. The Lope
        (Sonny Red Kyner) ・・・・ 5:13
  8. Stairway to the Stars
        (M.Malneck-M.Parish-F.Signorelli) ・・・・ 6:17





  # 1 - 6 :
  Sonny Red (as), Wynton Kelly (p),
  Sam Jones (b), Roy Brooks (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, December 5, 1959.  

  # 7 & 8 :
  Sonny Red (as), Wynton Kelly (p),
   Paul Chambers (b), Jimmy Cobb (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs,January 23, 1960.





 ちょうど 60 年前に吹き込まれたアルバムで、二つのセッションからなっています.
 オリジナル・アルバムは、この CD のとおり 8 曲ですが、後年 1960 年 1 月のセッションの未発表演奏 5 曲をボーナス・トラックとして追加した CD もあります.





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 2 曲目の "Stay As Sweet As You Are" はきれいな曲ですね.
 あまりなじみのない曲なのでちょっと調べてみたら、家にあるこの曲の他の演奏は ナット・キング・コール の演奏だけでした.
 どおりで印象にないわけです. 

 ナット・キング・コール の歌を聴いてみましたが、相変わらずこういう感じの曲はべらぼうにいい.
 今日のアルバムの ソニー・レッド の演奏もとてもステキな演奏になっています.


 ピアノがいいな、だれかと思ったら ウイントン・ケリー じゃないですか (笑)
 このアルバム、 ウイントン・ケリー のピアノがとてもいい.
 新人の ソニー・レッド をとてもうまくサポートしている感じです.




wynton-kelly 002
 ● Wynton Kelly ●

 ソニー・レッド はこの頃のサックス奏者の多くと同じように、チャーリー・パーカー に影響を受けたミュージシャンです.
 ただ聴いていると、チャーリー・パーカー のような天才的な部分はありませんが、どこかモダンな雰囲気を持っているような気がします.
 無茶苦茶お喋りじゃないんだけれど、言いたいことはしっかり言う感じかな.

 おまけにとてもブルージーで、ボクの好み.
 アルバム全体がブルース・フィーリングに溢れてます.

 こういう演奏は、ずっとリピートしていても疲れないし、何気に気持ちいい.



sonny-red-1959
 ● Sonny Red ●

 期待の新人として登場した ソニー・レッド でしたが、Blue Note でのリーダー・アルバムはこれ一枚.

 セッションが二つで、演奏された曲が 13 曲だったということは、別々にアルバムを作る予定だったのかもしれません.

 でも結局、その後は Jazzland で数枚吹き込んで、そのまま消えていってしまいました.
 とてももったいない気がしますが、そんな感じで消えていったミュージシャンも星の数ほどいます ・・・・・


 それも人生か.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて、 10 月の映画鑑賞.
 撮影会の後は、どうしても作品作ったりする時間が多くなるため、映画をゆっくり見るような感じじゃありません.

 おまけに今年は、 ラグビー・ワールド・カップ があったので地上波放映されているときは部屋で結構観てました ・・・・ ちなみにボクの部屋は BS 観れないんです (涙)




  硝子の塔
  翔んで埼玉
  王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン
  アリー / スター誕生
  蜘蛛の巣を払う女
  キングダム kingdom
  コールド・アンド・ファイヤー 凍土を覆う戦火
  暁に祈れ
  ボヘミアン・ラプソディ
  ボーダーライン
  セルピコ




 少ない割には結構いい映画もあったな
 "アリー / スター誕生" と "蜘蛛の巣を払う女" は両方ともに面白い映画.
 劇場で観ましたし、過去に記事にもしました



borderline 0025
 ● "ボーダーライン (Sicario)" ●

 "ボーダーライン" と "セルピコ" の二本も過去に観たことがあります.
 特に "ボーダーライン" は最初に観たときすごく強烈だった印象があります.
 一度くらいの鑑賞だと、内容を忘れてしまう作品も多くありますが、この映画に関してはほとんど覚えてたかな.

 ちなみに主演の エイミー・ブラント ですが、ボクは "プラダを着た悪魔" のエイミー役が大好きです.

 そんな中の一本は ・・・・・・




Bohemian Rhapsody 0023

 やっぱりこれかなぁ.

 クイーンは昔からそんなに好きなグループじゃなかった.
 あの頃の感覚としては、どうもハード・ロックとはほんのちょっと違う感じでした.
 ハード・ロックこうあるべき、なんて変な意識持っていたからちょっと違ったんだよな.

 映画としてはとても面白く、大ヒットしたのがわかります.
 ただストーリーはありがちなストーリー.

 ライブ・エイド の場面はちょっと感動的でもありました、 ボブ・ゲルドフ (役) も登場してたね.



Bohemian Rhapsody002

 こうやって映画などで音楽を聴くと、今まで聴いていた感覚とだいぶ違って聴こえます.
 クイーン 、結構いいじゃん (笑)

 主演の ラミ・マレック はとても個性的な顔で、ちょっと体の線が細いのは仕方ないとしても、とてもいい演技だったと思います.
 アカデミー賞主演男優賞 はちょっと出来過ぎかなぁ. 


 去年から今年にかけて大人した映画で、とても楽しめる映画でした.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Feelin' The Spirit

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




2019.10.26 0016
 ● 2019.10.26 家からの夕景 ●

 昨日の静かな土曜日の朝、のんびりアルバム聴きながらこの記事書いていたら、突然玄関のチャイム.
 こういうのすごく 「ううぅ〜〜ん、もう ・・・」 って感じ.
 また何かのセールスかと ・・・・・

 誰かと思ったら、あの 腐女子 殿でした


 電話しても出ないから、と海外旅行のお土産持ってきてくれました.
 ブログ書いてる時って、ほとんどが大きな音で音楽かけてるので、マナー・モードのスマホの着信は気づかないことが多々あります.




0R9A0504

 タイ と 台湾 のお土産です.
 キーホルダー、マグカップ、コーデュロイのトート・バック ・・・・
 実は他にもあったんですが、ちょっと写真に撮れないものなので (笑)

 最近、ちょっといろいろあって、珍しく落ち込んでいるようで、気分転換に引っ越しするとのこと.
 新しい転居先に落ち着いたら、みんなで覗いてみようか.

 盛大に焼肉パーティでも ・・・・・・ (笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 ここ数日、プリント作業のバックにコテコテのブルースをかけ流し.
 ちょっとブルージーなジャズも聴きたくなったので Blue Note からブルースをテーマにしたアルバムなんか.

 行方均 氏が グラント・グリーン のアルバムの中でも一推しとありました.





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  " Feelin' The Spirit / Grant Green "






  1. Just a Closer Walk with Thee
        (Traditional) ・・・・ 7:23
  2. Joshua Fit the Battle of Jericho
        (Traditional) ・・・・ 8:00
  3. Nobody Knows the Trouble I've Seen
        (Traditional) ・・・・ 6:07
  4. Go Down Moses
        (Traditional) ・・・・ 7:25
  5. Sometimes I Feel Like a Motherless Child
        (Traditional) ・・・・ 9:01
  6. Deep River
        (Harry Burleigh) ・・・・ 8:55





  Grant Green (g), Herbie Hancock (p),
  Butch Warren (b), Billy Higgins (ds),
  Garvin Masseaux (tambourine)

  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, December 21, 1962.





 持っている CD は 6 曲構成ですが、オリジナルは 5 曲目まで.
 Blue Note にファースト・アルバムを吹き込んだのが 1961 年で、一年後には 10 枚以上のリーダー・アルバムを吹き込んだというのですから、 アルフレッド・ライオン がいかに気に入っていたのかわかります.

 ジャケット写真が "Along Came John / "Big" John Patton" (BLP-4130) に似てますね.





4132-2

 今回知りましたが、
  BST-84111  "The Latin Bit" (1962.4.26 & 9.7 録音)
  BST-84310  "Goin' West" (1962.11.30 録音)
  BST-84132  "Feelin' the Spirit" (1962.12.21 録音)
 この三枚が企画モノとして録音されていたようです.


 "The Latin Bit" がラテン、"Goin' West" はカントリー、そしてこのアルバムはジャズのルーツともいうべきブルースやゴスペルをテーマにしています.

 "Goin' West" が最初ピンとこなかったのですが、録音自体はこのアルバムの一か月前に行われていますが、内容的にいまいちだったのか、発売されたのは 1969 年になってからでした.

 そのため番号も 4300 番台、知らなかったわけです.




IMG_20191026_0001
 ● カルメン・マキ & OZ ●

 5 曲目は "時には母のない子のように"
 日本でこの題名を聞くと、ボクと同世代の方は カルメン・マキ を想像してしまうでしょう.

 先日も Facebook で、同世代の N 氏が カルメン・マキ のことを話題にしていて、「やっぱり同じだなぁ ・・・・」 と.
 ただその時の話題は カルメン・マキ & OZ だったんですが ・・・・・・ 今聴いても圧倒的なヴォーカルで大好きでした.
 ちなみに N 氏がお好きなのは "空へ" ・・・・ カルメン・マキ & OZ のサード・アルバムですね.


 こちらのアルバムも一応持っておりますが、ボクは "六月の詩" から始まる一作目かな.
 まぁこのあたりのアルバムについては、改めて書いてみようかな.




Grant Green 0015

 超脱線しました、 "Feelin' the Spirit" に戻します.
 このアルバムはゴスペルやブルースといったトラディショナルな曲で構成されています.

 いろいろな演奏で、何度か耳にしたような曲が並んでします.
 スロー・テンポな "Joshua Fit the Battle of Jericho" のような演奏がいい.
 この曲を初めて聴いたのは、確か "Hawkins! Alive!" の演奏だったと思う.
 あの Major Holley のアルコ + ハミングの演奏はとても印象的でした.
 ここでの演奏はゆったりしたリズムの中で淡々と、どことなくクールな感じのソロが続きます.

 このアルバム、リーダー・デビュー作を録音したばかりの ハービ−・ハンコック のブルージーなソロもゆっくり聴くことができます.




grant-green-1961-3

 3 曲目は "誰も知らない私の悩み" という邦題のた黒人霊歌・スピリチュアルソング.
 多くのヴォーカル版もあります、歌詞の最後には "Glory, Hallelujah" と神を讃える内容.


 CD 版の最後にボーナス・トラックとして入れられた Deep River がいいですね.
 とても牧歌的なメロディラインで、これだけ聴いていても何かホッとできます.


 行方氏 が推すだけのことがあります.
 派手なアルバムではありませんが、単なる企画モノを超えた演奏の良さがあるかな.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 フォトコンの印刷作業も、細かな修正を終えて A3 の最終プリント.
 改めて見ると A3 と A4 では全く違います、やっぱりいいですね.


 うん !? ・・・・・・・・・



  ぐぁぁ〜〜ん !!




2019102600501

 髪の毛が ・・・・・・・・・ おまけに目もかかってます.


 試し刷りもモニターでも気にならなかったのに、やっぱり A3 だと目立ってしまいます.
 Photoshop など持っていないのでうまく修正できるかわかりませんが、いずれにせよこのままじゃ提出できませんね.


 A3 での刷り直しは、本当にガックリなのです (涙)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・
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 更新がすっかり亀足になってしまいましたが、ようやく 1,000,000 アクセスまで到達しました.
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