Blue Note

On the Spur of the Moment

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 師走ですねぇ ・・・・・・ しみじみ


 年末はなにか気忙しく、何かとお金が出ていく時期です.
 なんで年末になるとお金が無くなっていくんでしょう.


 昨日も、たまたま Amazon を徘徊していたら、今までずっと欲しかった Three Sounds の CD を発見.


 このアルバムに関しては 1,000 円ちょっとだったので、何のためらいもなくクリック.
 このアルバム、Blue Note 4000 番台 100 枚うち唯一持っていなかったアルバムなので、見つけたときは結構うれしかった.
 おまけに在庫が最後の一枚だって ・・・・・ でも、この手の表記はちょっとあてにならないけれどね (笑)


 まぁこれだけだったらいいんだけれど、これ一枚だと送料無料にならない.
 結局もう一枚か、なにか違うものを買わなくちゃいけないわけ.
 こういうところが、微妙にお金出ていく原因の一つなんだよなぁ.




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 ● 我が家の攻殻 ・・・・ この裏にももう少しあったりで ●

 少し前にもある商品購入したかったんだけれど、価格が 1,000 円ちょっと.
 仕方ないからと、いろいろ探していて "Ghost In The Shell" の 1,000 円割っているものを発見して一緒に購入したばかり.


 まぁこの "Ghost In The Shell" に関しては、 スカーレット・ヨハンソン 大好きだし、日本語吹替版が超いいので、 1,000 円以下のものを購入できてラッキーって感じでした.


 こんな感じで ユニクロ・オンライン とかも、ついつい無理して 5,000 円分購入しちゃうんだよなぁ ・・・・

 爪で拾って箕でこぼす ・・・・・ って感じですかね(笑)




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 今日のアルバムは、そんな探していたアルバムの次の次のアルバム ・・・・・・ 次の次っていうのは Blue Note のレコード番号.

 内容的にはこちらのアルバムのほうがずっとジャズらしい ・・・・・ なんていうのはちょっと Three Sounds に可哀そうですが、とてもブルージーでアーシーなアルバムなのです.






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  " On the Spur of the Moment / Horace Parlan "





  1. On the Spur of the Moment
             (Horace Parlan) ・・・・ 5:53
  2. Skoo Chee
             (Booker Ervin) ・・・・ 10:57
  3. And That I Am So in Love
             (Harold Ousley) ・・・・ 5:06
  4. Al's Tune
             (Booker Ervin) ・・・・ 7:03
  5. Ray C.
             (Leon Mitchell) ・・・・ 6:56
  6. Pyramid
             (Roger Williams) ・・・・ 6:29






  Tommy Turrentine (tp), Stanley Turrentine (ts),
  Horace Parlan (p), George Tucker (b), Al Harewood (ds)

  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, March 18, 1961.






 "Speakin' My Piece"(BLP-4043) とまったく同じメンバーで吹き込まれたアルバムです.
 このメンバーでは、 "Comin' Your Way / Stanley Turrentine"(BLP-4065) も吹き込みを行っています.

 ちなみに スタンリー・タレンタイン の Blue Note 最初のリーダー・アルバム "Look Out !"(BLP-4039) でも、 ホレス・パーラン・トリオ が共演しています.
 トリオのほうは、これまた不動の三人です.




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 もう出だしから ホレス・パーラン らしいアルバムって感じです.
 特にこのアルバムでは、スタンリー・タレンタイン がすごくいい.
 というか、この人のテナーは ホレス・パーラン ととても合う気がします.


 スタンリーの弟 トミー も、悪くはないんだけれど結構地味な感じを受けます.
 トミー・タレンタイン は 1960 年に唯一のリーダー・アルバムを TIME レーベルに吹き込んでいます.
 ジャケット写真は知っていますが、残念なことに聴いた事はありません.
 調べてみたら、そちらのアルバムのピアノも ホレス・パーラン でした.


 ということでこのアルバムのメンバーは、みんな気心の知れたメンバー.
 そんなメンバーですから演奏のほうも、変に突っ張ったところがなく聴き易い.




Horace Parlan 003

 掛け声も楽しい "Skoo Chee" もいいけれど、やっぱりこのアルバムで一番好きな演奏は 5 曲目の "Ray C." .
 "The House of the Blue Light / Eddie Costa" のような感じで始まるマイナー・メロディ.

 "Skoo Chee" のピアノ・ソロではほんの少し "I Can't Get Started" のフレーズが流れ、思わずニヤリ.
 そういえば来週提出するフォトコン応募写真の一枚のタイトルが "言い出しかねて" なのです (笑)



 アルバム全体、こういう黒っぽい演奏がいい.
 タレンタインのテナーがピッタリとかみ合っています

 ジャケットの文字が、パーランとトミーの文字だけ白になっているところから、一応双頭クインテットという意味があるんじゃないかと推測している方もいます.

 3 曲目と 6 曲目ではホーンの一が逆になっています.
 6 曲目の "Pyramid" だけだったら、別テイクもあるので録りなおした方がアルバムに入れられたのかと思いましたが、 2 曲になるとどういう意味なのかちょっと分からないなぁ.




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 ポリオ のせいで不自由な手から繰り出されるフレーズは独特なので、ちょっと好き嫌いが分かれるかもしれません.
 ボクはそんな彼の泥臭いような演奏が好きです.

 ここでの演奏は、さらに同じようなテナーを吹く タレンタイン とのコンビネーションがバッチリ.

 決して派手なアルバムではありませんが、 「いかにも」 って感じのジャズ・アルバムです.




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 昨日も暖かかったなぁ.
 この暖冬のせいで、スキー場は雪がなくて大変そうです.
 おまけに冷え込みもそれほどでないから人工雪作るのも結構大変だろうな.




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 ● 電柱のある風景 ●

 夕焼けではなく、普通の夕暮れ時.



 暇を見つけては、撮影練習.
 下の写真は少し前のもので、かなり強い日差し、逆光の中でレフ板の練習.
 背景は完全に飛ばしてあります




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 ● 写真のある風景 004 ●

 モノクロ撮影の時、最近は結構フィルターも考えるようになっています.
 いつもコントラストをちょっと落として、 緑 フィルター使うことが多いのですが、この写真は下のマットが真っ赤で、黒くなりすぎてしまうのでフィルターなしで.


 レタッチしてないですが、結構柔らかい感じで撮れちゃった.
 そう、撮れちゃったというのが正しい感想だな.

 もう少し硬い感じで撮れそうな気がしてたんだけれど (笑)


 それにしても写真集などが増えてきたなぁ ・・・・・・・
 いろいろ見てきたけれど、マイブームは Bresson かな.



 さて今日は昼から屋外ポートレート撮影.
 いい天気ですが、もう少し雲が欲しい ・・・・・・・




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Sonny Clark Quintet

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 今年も残り何日という感じになってきて、師走らしい毎日.
 ここ数日は一気に冷え込みも厳しくなってきました.




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 ● 電柱のある風景 : F5.6 1/1000秒 ISO-100 AWB 16mm ●

 今日の空ですが、今日は昨日に比べると全然暖かい.
 ここ数日雲の中に隠れていた 蓼科山 も、今日は顔を出しています.

 日があたる部屋の中もポカポカなのです.




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 今日の青空じゃないですが、緑が印象的なアルバム.
 これで ソニー・クラーク の写真でも入っていれば言うことないんだけれどなぁ.





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  " Sonny Clark Quintet "





  1. Royal Flush
       (Sonny Clark) ・・・・ 9:01
  2. Lover
       (L.Hart-R.Rogers) ・・・・ 7:03 
  3. Minor Meeting
       (Sonny Clark) ・・・・ 6:51
  4. Eastern Incident
       (Sonny Clark) ・・・・ 8:12
  5. Little Sonny
       (Sonny Clark) ・・・・ 6:35




  # 1 & 2 :
  Art Farmer (tp), Jackie McLean (as), Sonny Clark (p),
  Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, January 5, 1958.


  # 3 - 5 :
  Clifford Jordan (ts), Kenny Burrell (g), Sonny Clark (p),
  Paul Chambers (b), Pete La Roca (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, December 8, 1957.




 BLP-1592 ・・・・・ というレコード番号までふられていながらオクラ入りになったアルバム.
 録音から 20 年後の 1976 年、東芝 EMI からリリースされようやく日の目を見ました.




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 かすかな記憶で正しいかわかりませんが、
 「"クール・ストラッティン" を知らないような人とはジャズの話をしたくない・・・・」というようなことを、 大橋巨泉 さんが言ってような気がします.


 そのくらい 日本 で、そして Blue Note のアルバムの中でも、"クール・ストラッティン" というアルバムは特別な感じがあります.
 もうあのジャケット写真だけでも秀逸すぎる.
 おまけに演奏もゴキゲンすぎる ・・・・ このタイトル曲は、いつどこで聴いても元気が出てきちゃう感じなのです.


 そんな有名アルバムと同じ日に同じメンバーで録音されたのが、今日のアルバム前半の 2 曲です.
 そのためかカタログには載っているものの、発売されなかったこのアルバムを多くのファンが待ち望んでいたようでした.

 ちなみにその後 "Cool Struttin' + 2" として、この 2 曲がボーナストラックとして入っているアルバムも発売されています.

 ちなみにいなみに、ボクはこの Cool Struttin' の CD を 2 枚持っています.
 1 枚は通常版、もう一枚は 24bit xrcd 版で、両方の CD に ボーナス・トラック 2 曲が収録されていました.
 この 2 枚ですが音の違いはかなりはっきりしてます.
 特に ポール・チェンバース のベースが全然違う.




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 ● Cool Struttin' (BLP-1588) ●

 そんなこともあり、最初の 2 曲は結構聴いた記憶があります.
 そのせいか、このアルバムの目玉は 3 曲目 (アナログ盤の A 面が最初の 2 曲、残り 3 曲が B 面でした) の "Minor Meeting" になっています.
 クリフォード・ジョーダン のちょっと太目なテナーがリズミカルにブローしてます.


 この曲の初演は "Tenorman / Lawrence Marable"
 あのアルバムでは James Clay のちょっと固めなテナーの音色が印象的でした.

 この曲は日本でも人気のある曲です.
 ソニー・クラーク の他のアルバムでも何回か取り上げられており、彼の代表曲の一つ.
 "Cool Struttin'" の2曲目 "Blue Minor" もすごくいい曲です.
 こんな感じのマイナーな曲書くのうまいですね.

 このあたりの曲は、日本人好み.




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 やっぱりいいなぁ、こういう演奏は.

 久しぶりにじっくり聴いてみたけれど、ホッとできます.
 多くの人が、どうしてこのアルバムがすぐにリリースされずオクラ入りになってしまったのか不思議と言っていますが、まさにそのとおり.

 とってもゴキゲンな半世紀以上も前の演奏なのです.




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 以前ボツになった仲間内でのモデル撮影会.
 来年 1 月に実行することになりました.


 いつも地方のボクを気にかけてくださり感謝、感謝.
 他のみんなは何度かボクに隠れて都内でやっていたようですが ・・・・・・ まぁ大目に見てあげよう (笑)


 経験値では圧倒的にかないませんが、 アムロ君 や 白さん には、まだまだ負けられない.




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 ● 2018.6.9 モデル: 木谷有里 (オスカー) ●

 まだ日程だけしか決まっていませんが、場所はいつもの場所辺りだろうな.

 モデルさんはどうしても撮りたいモデルさんがいて、ちょっとアポ撮ってみたら個人撮影会は NG だって ・・・・ 残念.
 でもこのモデルさん、こちらからの連絡に対してきちんと丁寧な対応してくださり、ますます好感度アップなのです.
 秋の 昭和記念公園 でも彼女を撮影したので、このモデルさんの写真が入賞すればいいなぁなんてね.




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 撮影終了後は 勝鬨橋 のすぐそばにあるフグとてんぷらの有名なお店で、夕食食べながらプチ新年会の予定です.

 前回は何となく中止になってしまったので、今回は実現できますように.


 これで 12 月 土屋組忘年会、 1 月個人撮影会、 2 月姪っ子の結婚式、 3 月 CP+ ・・・・・・


 お出かけばかりだなぁ.



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Swing, Swang, Swingin'

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 ちょっと前に本を購入しました、本買うのも久しぶりだな.




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 バスキア 大好きなので ・・・・・・


  ・・・・・ と言いたいところですが、正直 バスキア は好きじゃないし、全然いいとも思わない.
 ボクの目に留まったのが、下のほうにちょこっと書かれている第 2 特集.

 表紙から目に飛び込んできたのは、 バスキア ではなく ブルー・ノート の文字.
 これがあったので、買ってみました.




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 内容自体は、大体知っていることばかりなので、まぁこんなもんか.
 バスキアの特集の中で、結構ジャズのことが取り上げられており、そちらが何気に面白かった.

 Pen という雑誌を読むのも初めてなんだけれど ・・・・・ こういう感じなんだ.

 ちょっとボクの生活水準にはリンクしそうもありませんね (笑)




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 そんな ブルーノート のアルバム聴いてみます.
 とても軽快なマクリーン節が堪能できるアルバム.

 これから 10 年くらいすると、かなり違った方向に行ってしまうので、このあたりの時代が一番聴き易いかな.





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  " Swing, Swang, Swingin' / Jackie McLean "






  1. What's New?
         (J.Burke-B.Haggart) ・・・・ 5:16
  2. Let's Face the Music and Dance
         (Irving Berlin) ・・・・ 4:48
  3. Stablemates
         (Benny Golson) ・・・・ 5:45
  4. I Remember You
         (J.Mercer-V.Schertzinger) ・・・・ 5:14
  5. I Love You
         (Cole Porter) ・・・・ 5:08
  6. I'll Take Romance
         (O.Hammerstein II-B.Oakland) ・・・・ 5:46
  7. 116th and Lenox
         (Jackie McLean) ・・・・ 6:02





  Jackie McLean (as), Walter Bishop Jr. (p),
  Jimmy Garrison (b), Art Taylor (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, October 20, 1959.






 この 1959 年に、 ジャッキー・マクリーン は 3 枚のリーダー・アルバムを録音しています.

  BLP-4051: "Jackie's Bag" (1957.1.18 録音)
  BLP-4013: "New Soil" (1959.5.2 録音)
  BLP-4023: "Swing, Swang, Swingin'" (1959.10.20 録音)

 "Jackie's Bag" がリリースされたのは 1961 年でした.

 その後も 1960 年代後半まで、年間数枚のリーダー・アルバムを吹き込んでいるので、ブルーノート を代表するミュージシャンの一人と言っても決して過言ではありません.
 それ以外にも 1950 年代の Prestige 、 1970 年代の SteepleChase ・・・・・




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 ブルーノート の音といえば、 ルディ・ヴァン・ゲルダー の録音.
 アルフレッド・ライオン と ヴァン・ゲルダー が出会ったのが 1954 年.

 当時は ヴァン・ゲルダー の ハッケンサック にある自宅の居間スタジオで録音していました.
 その後、新たに イングルウッド・クリフ にスタジオを新築したのが 1959 年 7 月.
 このアルバムはそんな新しいスタジオができた二か月後に録音されています.


 ワンホーンのカルテット編成.
 リズム・セクションは名の知れた人たちで、特に ウォーター・ビショップ・ジュニア らしさがでてるなぁ.
 ただ、ここではリズム・セクションの一人として、そんなに目立った感じではありませんがいい感じ.
 まぁそんなちょっと控えめな感じが好きなんですが.

 ウォーター・ビショップ・ジュニア と ジミー・ギャリソン は、 3 年後にあの名盤 "Speak Low" で共演しています.




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 ● Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey ●

 スタンダードが何曲か入っています.
 全体には軽快な相変わらずの ジャッキー・マクリーン 節 ・・・・・ 全開とまではいかないようですが.
 ボクの持っている ジャッキー・マクリーン のアルバムは Blue Note 版が 13 枚に他数枚.
 そこそこあるほうでしょうか.

 ただ、以前からジャッキー・マクリーン ってそんなに好きじゃないんだなぁ.
 なんとなくだけれど、ボク的には結構お喋り系のアルトって位置付けなんだよね.

 このアルバムに入っているスタンダードも、結構軽快に吹いています.
 まぁそれがスタイルと言えば、彼らしいというのかな.

 ちょっとかすれたような音で、一部ではその音色が彼らしい哀愁感と言われているようです.
 まぁ彼の名前を一躍有名にした "Left Alone" なんかは、バリバリの哀愁って言ってもいいでしょうが.



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 後年モーダルで、時にはフリーキーな演奏が目立ってきちゃうので、そういったところもあまり好きになれなかった部分かもしれません.


 好き嫌いな別にして、 ブルーノート を代表するミュージシャンと言っていいでしょう.

 ちなみに、このアルバム 1 曲目の "What's New?"が有名ですが、ボクは "116th and Lenox" が一番かな.




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 冬の気配を感じられるようになりました ・・・・・
 と言っても、まだまだ日が差すと暖かい.

 紅葉もようやく下まで降りてきた感じです.



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 ● EOS 5D Mark lV + EF 16-35mm F4L IS USM: F5.6 1/500秒 ISO-100 モノクロ フィルタ−緑 16mm ●

 一本の薄明光線 ・・・・・ にしてはちょっとボヤケ過ぎ.

 最近はいつもの風景をはじめ、部屋でもいろいろモノクロ撮影の練習.
 まぁ昨年の撮影会から結構チャレンジしてるんですよね.

 フィルターの効果もだんだんわかってきたので、自分がどんな感じで撮りたいか決めて、それで設定をほんの少しはできるようになってきた.

ただフォトコンはそんなモノクロ・データを再度カラー現像しちゃったりしてるんです (笑)




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Out Of The Blue

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 ヤバいなぁ ・・・・・・

 Buddy Guy がカッコよすぎる.
 今頃〜〜っ、って感じですが、 You Tube で音源探しては聴きまくりです.


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 最初にいいなぁと思ったのが カルロス・サンタナ をフューチャーした "Where the Blues Begins" .
 サンタナ が入るとこうなるよなぁ、って感じのツボを得たような演奏です.

 他にも有名どころのミュージシャンと共演したアルバムも何枚かありました.

 こういうの聴いちゃうと欲しくなっちゃうんだよね ・・・・・ でも、ここはグッと我慢、我慢.




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 ということで、今日もブルース・フィール溢れる演奏を棚から出して.

 ボクが持っている ソニー・レッド のアルバムは、彼がサイドマンとして参加しているものが数枚、リーダー・アルバムに至ってはこの一枚だけですので、あまり聴くことのないミュージシャンです.





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  " Out of the Blue / Sonny Red "





  1. Bluesville
        (Sonny Red Kyner) ・・・・ 5:50
  2. Stay As Sweet As You Are
        (M.Gordon-H.Revel) ・・・・ 6:12
  3. I've Never Been in Love Before
        (Frank Loesser) ・・・・ 5:20
  4. Nadia
        (Sonny Red Kyner) ・・・・ 4:10
  5. Blues in the Pocket
        (Sonny Red Kyner) ・・・・ 6:29
  6. Alone Too Long
        (D.Fields-A.Schwartz) ・・・・ 2:58
  7. The Lope
        (Sonny Red Kyner) ・・・・ 5:13
  8. Stairway to the Stars
        (M.Malneck-M.Parish-F.Signorelli) ・・・・ 6:17





  # 1 - 6 :
  Sonny Red (as), Wynton Kelly (p),
  Sam Jones (b), Roy Brooks (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, December 5, 1959.  

  # 7 & 8 :
  Sonny Red (as), Wynton Kelly (p),
   Paul Chambers (b), Jimmy Cobb (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs,January 23, 1960.





 ちょうど 60 年前に吹き込まれたアルバムで、二つのセッションからなっています.
 オリジナル・アルバムは、この CD のとおり 8 曲ですが、後年 1960 年 1 月のセッションの未発表演奏 5 曲をボーナス・トラックとして追加した CD もあります.





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 2 曲目の "Stay As Sweet As You Are" はきれいな曲ですね.
 あまりなじみのない曲なのでちょっと調べてみたら、家にあるこの曲の他の演奏は ナット・キング・コール の演奏だけでした.
 どおりで印象にないわけです. 

 ナット・キング・コール の歌を聴いてみましたが、相変わらずこういう感じの曲はべらぼうにいい.
 今日のアルバムの ソニー・レッド の演奏もとてもステキな演奏になっています.


 ピアノがいいな、だれかと思ったら ウイントン・ケリー じゃないですか (笑)
 このアルバム、 ウイントン・ケリー のピアノがとてもいい.
 新人の ソニー・レッド をとてもうまくサポートしている感じです.




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 ● Wynton Kelly ●

 ソニー・レッド はこの頃のサックス奏者の多くと同じように、チャーリー・パーカー に影響を受けたミュージシャンです.
 ただ聴いていると、チャーリー・パーカー のような天才的な部分はありませんが、どこかモダンな雰囲気を持っているような気がします.
 無茶苦茶お喋りじゃないんだけれど、言いたいことはしっかり言う感じかな.

 おまけにとてもブルージーで、ボクの好み.
 アルバム全体がブルース・フィーリングに溢れてます.

 こういう演奏は、ずっとリピートしていても疲れないし、何気に気持ちいい.



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 ● Sonny Red ●

 期待の新人として登場した ソニー・レッド でしたが、Blue Note でのリーダー・アルバムはこれ一枚.

 セッションが二つで、演奏された曲が 13 曲だったということは、別々にアルバムを作る予定だったのかもしれません.

 でも結局、その後は Jazzland で数枚吹き込んで、そのまま消えていってしまいました.
 とてももったいない気がしますが、そんな感じで消えていったミュージシャンも星の数ほどいます ・・・・・


 それも人生か.




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 さて、 10 月の映画鑑賞.
 撮影会の後は、どうしても作品作ったりする時間が多くなるため、映画をゆっくり見るような感じじゃありません.

 おまけに今年は、 ラグビー・ワールド・カップ があったので地上波放映されているときは部屋で結構観てました ・・・・ ちなみにボクの部屋は BS 観れないんです (涙)




  硝子の塔
  翔んで埼玉
  王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン
  アリー / スター誕生
  蜘蛛の巣を払う女
  キングダム kingdom
  コールド・アンド・ファイヤー 凍土を覆う戦火
  暁に祈れ
  ボヘミアン・ラプソディ
  ボーダーライン
  セルピコ




 少ない割には結構いい映画もあったな
 "アリー / スター誕生" と "蜘蛛の巣を払う女" は両方ともに面白い映画.
 劇場で観ましたし、過去に記事にもしました



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 ● "ボーダーライン (Sicario)" ●

 "ボーダーライン" と "セルピコ" の二本も過去に観たことがあります.
 特に "ボーダーライン" は最初に観たときすごく強烈だった印象があります.
 一度くらいの鑑賞だと、内容を忘れてしまう作品も多くありますが、この映画に関してはほとんど覚えてたかな.

 ちなみに主演の エイミー・ブラント ですが、ボクは "プラダを着た悪魔" のエイミー役が大好きです.

 そんな中の一本は ・・・・・・




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 やっぱりこれかなぁ.

 クイーンは昔からそんなに好きなグループじゃなかった.
 あの頃の感覚としては、どうもハード・ロックとはほんのちょっと違う感じでした.
 ハード・ロックこうあるべき、なんて変な意識持っていたからちょっと違ったんだよな.

 映画としてはとても面白く、大ヒットしたのがわかります.
 ただストーリーはありがちなストーリー.

 ライブ・エイド の場面はちょっと感動的でもありました、 ボブ・ゲルドフ (役) も登場してたね.



Bohemian Rhapsody002

 こうやって映画などで音楽を聴くと、今まで聴いていた感覚とだいぶ違って聴こえます.
 クイーン 、結構いいじゃん (笑)

 主演の ラミ・マレック はとても個性的な顔で、ちょっと体の線が細いのは仕方ないとしても、とてもいい演技だったと思います.
 アカデミー賞主演男優賞 はちょっと出来過ぎかなぁ. 


 去年から今年にかけて大人した映画で、とても楽しめる映画でした.




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Feelin' The Spirit

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2019.10.26 0016
 ● 2019.10.26 家からの夕景 ●

 昨日の静かな土曜日の朝、のんびりアルバム聴きながらこの記事書いていたら、突然玄関のチャイム.
 こういうのすごく 「ううぅ〜〜ん、もう ・・・」 って感じ.
 また何かのセールスかと ・・・・・

 誰かと思ったら、あの 腐女子 殿でした


 電話しても出ないから、と海外旅行のお土産持ってきてくれました.
 ブログ書いてる時って、ほとんどが大きな音で音楽かけてるので、マナー・モードのスマホの着信は気づかないことが多々あります.




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 タイ と 台湾 のお土産です.
 キーホルダー、マグカップ、コーデュロイのトート・バック ・・・・
 実は他にもあったんですが、ちょっと写真に撮れないものなので (笑)

 最近、ちょっといろいろあって、珍しく落ち込んでいるようで、気分転換に引っ越しするとのこと.
 新しい転居先に落ち着いたら、みんなで覗いてみようか.

 盛大に焼肉パーティでも ・・・・・・ (笑)




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 ここ数日、プリント作業のバックにコテコテのブルースをかけ流し.
 ちょっとブルージーなジャズも聴きたくなったので Blue Note からブルースをテーマにしたアルバムなんか.

 行方均 氏が グラント・グリーン のアルバムの中でも一推しとありました.





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  " Feelin' The Spirit / Grant Green "






  1. Just a Closer Walk with Thee
        (Traditional) ・・・・ 7:23
  2. Joshua Fit the Battle of Jericho
        (Traditional) ・・・・ 8:00
  3. Nobody Knows the Trouble I've Seen
        (Traditional) ・・・・ 6:07
  4. Go Down Moses
        (Traditional) ・・・・ 7:25
  5. Sometimes I Feel Like a Motherless Child
        (Traditional) ・・・・ 9:01
  6. Deep River
        (Harry Burleigh) ・・・・ 8:55





  Grant Green (g), Herbie Hancock (p),
  Butch Warren (b), Billy Higgins (ds),
  Garvin Masseaux (tambourine)

  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, December 21, 1962.





 持っている CD は 6 曲構成ですが、オリジナルは 5 曲目まで.
 Blue Note にファースト・アルバムを吹き込んだのが 1961 年で、一年後には 10 枚以上のリーダー・アルバムを吹き込んだというのですから、 アルフレッド・ライオン がいかに気に入っていたのかわかります.

 ジャケット写真が "Along Came John / "Big" John Patton" (BLP-4130) に似てますね.





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 今回知りましたが、
  BST-84111  "The Latin Bit" (1962.4.26 & 9.7 録音)
  BST-84310  "Goin' West" (1962.11.30 録音)
  BST-84132  "Feelin' the Spirit" (1962.12.21 録音)
 この三枚が企画モノとして録音されていたようです.


 "The Latin Bit" がラテン、"Goin' West" はカントリー、そしてこのアルバムはジャズのルーツともいうべきブルースやゴスペルをテーマにしています.

 "Goin' West" が最初ピンとこなかったのですが、録音自体はこのアルバムの一か月前に行われていますが、内容的にいまいちだったのか、発売されたのは 1969 年になってからでした.

 そのため番号も 4300 番台、知らなかったわけです.




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 ● カルメン・マキ & OZ ●

 5 曲目は "時には母のない子のように"
 日本でこの題名を聞くと、ボクと同世代の方は カルメン・マキ を想像してしまうでしょう.

 先日も Facebook で、同世代の N 氏が カルメン・マキ のことを話題にしていて、「やっぱり同じだなぁ ・・・・」 と.
 ただその時の話題は カルメン・マキ & OZ だったんですが ・・・・・・ 今聴いても圧倒的なヴォーカルで大好きでした.
 ちなみに N 氏がお好きなのは "空へ" ・・・・ カルメン・マキ & OZ のサード・アルバムですね.


 こちらのアルバムも一応持っておりますが、ボクは "六月の詩" から始まる一作目かな.
 まぁこのあたりのアルバムについては、改めて書いてみようかな.




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 超脱線しました、 "Feelin' the Spirit" に戻します.
 このアルバムはゴスペルやブルースといったトラディショナルな曲で構成されています.

 いろいろな演奏で、何度か耳にしたような曲が並んでします.
 スロー・テンポな "Joshua Fit the Battle of Jericho" のような演奏がいい.
 この曲を初めて聴いたのは、確か "Hawkins! Alive!" の演奏だったと思う.
 あの Major Holley のアルコ + ハミングの演奏はとても印象的でした.
 ここでの演奏はゆったりしたリズムの中で淡々と、どことなくクールな感じのソロが続きます.

 このアルバム、リーダー・デビュー作を録音したばかりの ハービ−・ハンコック のブルージーなソロもゆっくり聴くことができます.




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 3 曲目は "誰も知らない私の悩み" という邦題のた黒人霊歌・スピリチュアルソング.
 多くのヴォーカル版もあります、歌詞の最後には "Glory, Hallelujah" と神を讃える内容.


 CD 版の最後にボーナス・トラックとして入れられた Deep River がいいですね.
 とても牧歌的なメロディラインで、これだけ聴いていても何かホッとできます.


 行方氏 が推すだけのことがあります.
 派手なアルバムではありませんが、単なる企画モノを超えた演奏の良さがあるかな.




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 フォトコンの印刷作業も、細かな修正を終えて A3 の最終プリント.
 改めて見ると A3 と A4 では全く違います、やっぱりいいですね.


 うん !? ・・・・・・・・・



  ぐぁぁ〜〜ん !!




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 髪の毛が ・・・・・・・・・ おまけに目もかかってます.


 試し刷りもモニターでも気にならなかったのに、やっぱり A3 だと目立ってしまいます.
 Photoshop など持っていないのでうまく修正できるかわかりませんが、いずれにせよこのままじゃ提出できませんね.


 A3 での刷り直しは、本当にガックリなのです (涙)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Bass on Top

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 今日は Facebook を 9 年前に始めた日だそうです.
 Facebook 開いたらそんなことが書かれてました、Facebook お得意の 「〇〇記念日」 .

 そんな 9 年前の写真に 唐松岳 の写真が登場、あの頃は登山にのめりこんでいた頃です.




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 ● 2011.8.10 八方尾根 丸山ケルン付近 : Nikon D60 ●

 今朝の 信濃毎日新聞 にこの 唐松沢雪渓 のことが書かれていました.
 上の写真中央の上部だけ見えている雪渓が 唐松沢雪渓 .
 実はこの雪渓が氷河だったと学術的に認定されたようです.
 氷河の定義は簡単に書くと流動性の氷塊から形成されているという感じかな.

 一昔前は日本には氷河がないと言われていたような気がしますが、最近はいくつかの雪渓が氷河と認定されているようです.




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 ● 2011.6.8 白馬大雪渓 : Nikon D60 ●

 雪渓と言って思い浮かぶのが 白馬大雪渓 ですが、こちらは氷が形成されていないため氷河とは言われないようです.


 昔の山の写真見てみるといいですねぇ、また山に登りたくなります.

 こういった山の写真をもっときれいに撮りたいと思ったところから、写真にハマっていきました.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・





 今日のアルバムは、今まで取り上げなかったのが不思議なくらい有名なアルバム.

 一昨年 立木義浩 氏の写真展のタイトルが "Yesterdays" で、会場にもステキな女性ヴォーカルが流れていました.


 今日のアルバムの "Yesterdays" の演奏もとっても有名な演奏なのです.






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  " Bass on Top / Paul Chambers "






  1. Yesterdays
         (O.Harbach, J.Kern) ・・・・ 5:53
  2. You'd Be So Nice to Come Home To
         (Cole Porter) ・・・・ 7:16
  3. Chasin' the Bird
         (Charlie Parker) ・・・・ 6:18
  4. Dear Old Stockholm
         (Traditional) ・・・・ 6:44
  5. The Theme
         (Miles Davis) ・・・・ 6:15
  6. Confessin'
         (D.Daugherty-E.Reynolds-A.J.Neiburg) ・・・・ 4:13
  7. Chamber Mates
         (K.Burrell-P.Chambers) ・・・・ 5:08





  Kenny Burrell (g), Hank Jones (p),
  Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)

  Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, July 14, 1957.






 マイルス・デイヴィス 黄金のクインテットのベーシスト、 ポール・チェンバース を代表するアルバム.
 ベーシストがリーダーとなった多くのアルバムの中でも、ベストなアルバムと言っても決して過言ではないかもしれません.

 オリジナルは 6 曲、最後の "Chamber Mates" は CD 化のボーナス・トラック.





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 この録音時、彼のベースがスタジオに届かず、置いてあった ダグ・ワトキンス のベースを使って録音したというのは有名なお話しです.


 このアルバムは、ホーンがいないカルテット演奏.
 このホーンが入っていないところがいいところです.

 まずギターの ケニー・バレル の存在がとても大きい
 このアルバムの ケニー・バレル がとにかくいいんです.

 "You'd Be So Nice to Come Home To" で ポール・チェンバース に続く ケニー・バレル はとてもとってもステキです.


 久しぶりにこのアルバム聴いてみたら、「あれっ、このピアノだれだったっけ ?」 (笑)




Paul Chambers 0021

 このアルバムの特徴としてアルコ弾き (ボウイング) .
 これは好き嫌いがすごくわかれるところです.
 正直ボクも、リズムカルなピチカート演奏のほうが好きかもしれません。


 ただこのアルバムはそんな二つの演奏方法をうまく一つのアルバムにしてあるところじゃないでしょうか.


 アルコ演奏と言えば、 "Stardust / Lionel Hampton" での Slam Stewart や、 "Hawkins Alive At the Village Gate / Coleman Hawkins" での Major Holley 、さらにはボクも大好きな "Blue City / 鈴木勲"' の "Play Fiddle, Play" の演奏などなど.

 まぁみんなハミングしながら弾いてるんですが.




Paul Chambers 001

 しっとりしたバースに続いて、メロディ部をギターと囁きあうように弾いていく "Yesterdays" はグッときちゃいます.
 そしてテンポを上げ、ピアノとドラムスのブラシが加わります.

 多くの "Yesterdays" の演奏の中でも代表的な演奏の一つでしょうね.



 こんな素敵なベーシストですが、 1969 年 33 歳で亡くなっています.
 多くのジャズ・ミュージシャン同様に、酒と薬物 ・・・・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて 9 月の映画鑑賞.
 邦画が 8 本と、内容的にかなり偏ってます (笑)



  眠狂四郎 人肌蜘蛛
  ブレイド
  アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
  ゾディアック
  ツナグ
  海峡
  動乱
  網走番外地
  昭和残侠伝 唐獅子牡丹
  ハリー・ポッターと賢者の石
  学校
  タンク・ソルジャー 重戦車 KV-1
  飢餓海峡




 高倉健 さんはすごいですねぇ、ずっと昔は単なるやくざ映画のスターなんていうイメージ持っていましたが、全然違いますね.

 さらにスゴイのは 吉永小百合 さん、昔の映画観ると、そのきれいさが半端ないです.


 そんな中、 9 月の一本は ・・・・・・・・・・・・・






海峡 002

 ストーリー的には、どこか "黒部の太陽" に近い気もしますが ・・・・
 映画的には絶対 "飢餓海峡" なんですが ・・・・
 吉永小百合 と初共演した "動乱" も大好きですが ・・・・


 それでもこちらの "海峡" には忘れられないシーンがあります.




海峡 004

 なんといっても終盤の酒を交わすシーンがとても良い.
 ほとんど無言シーンなんだけれど、この沈黙がいいんだな.


 最近、どうもこういう映画がないなぁ.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

At the Cafe Bohemia, Vol. 2

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 娘が連休取れたといって、 東京 から帰ってきました.
 火曜日ちょうどボクも休みだったので、二人でちょっと 戸隠 までドライブ.

 信濃町 の焼きもろこしと、間違いなく 戸隠 で一番人気のある うずら屋 のおそばをいただいてきました.




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 ● うずら屋 ●

 平日でも関係なく混んでいます.
 以前来た時も、あまりの混みようで他のお店に入った記憶があります.

 このお店の人気の一つが、とにかく接客がとても丁寧なこと.
 こういう接客されると、多少混んでいても許せちゃいますね.
 入口の予約表に名前書いて、待ち時間の間に 中社 参拝やお土産屋さんを覗いたりもできます.
 店の前には椅子ありますし、周りにも腰掛けられる場所があるので、一休みするのもありでしょう.




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 ● ざるそば 大盛り ●

 ざるそば大盛り・・・・・戸隠らしい控えめな盛りです.
 写真のようなそばの盛り方が ぼっち盛り といって、戸隠そばの特徴でもあります.
 1 ぼっち がおおよそ一口大のようですが、ちょっと一口ではきついかな.
 並盛で 5 ぼっち 、写真は大盛りなので 7 ぼっち .




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 ● お野菜いろいろ天ぷら盛り合わせ ●

 このお店の天ぷらも評判がいいので頼んでみました.
 評判通り、おいしいです.
 季節によって種類は変わるようで、この日は さつまいも、大葉、ズッキーニ、カボチャ、さやえんどう など.

 かなりのボリュームで、ボクは一人だったらちょっとムリだったかな.
 娘と半分にしましたがお腹いっぱいになりました.




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 ● Leica D-LUX7 F2.8 1/125秒 ISO 640 130mm ●




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて久しぶりに正統派のビバップ.
 Blue Note 流すのも本当に久しぶりって感じです.

 アルバム 2 枚で発売された 2 枚目のほうです.






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  " At the Cafe Bohemia, Vol. 2 / The Jazz Messengers "





  1. Announcement by Art ・・・・ 0:37 

  2. Sportin' Crowd
         (Hank Mobley) ・・・・ 6:53
  3. Like Someone in Love
         (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・ 9:15
  4. Yesterdays
         (O.Harbach-J.Kern) ・・・・ 4:18
  5. Avila and Tequila
         (Hank Mobley) ・・・・ 12:46
  6. I Waited for You
         (G.Fuller-D.Gillespie) ・・・・ 9:47
  7. Just One of Those Things
         (Cole Porter) ・・・・ 9:27
  8. Hank's Symphony
         (Hank Mobley) ・・・・ 4:43
  9. Gone with the Wind
         (H.Magidson-A.Wrubel) ・・・・ 7:27








  Kenny Dorham (tp), Hank Mobley (ts),
  Horace Silver (p), Doug Watkins (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at Cafe Bohemia, Greenwich Village, November 23, 1955.







 Vol. 1 については以前書いて、その時に カフェ・ボヘミア のことなんかも書きました.
 だから今日は全然違うことなんかも書いたりしてみよう.

 今日のアルバムもオリジナルは 6 曲目までで、残り 3 曲が CD 化のボーナストラックになります.





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 ● 15 Barrow Street, Greenwich Village, New York (昔あった場所) ●

 カフェ・ボヘミア はグリニッジ・ヴィレッジにあったようですが、 1960 年代に閉店してしまいました.
 このお店のことも、前の記事でちょっと書いています.


 グリニッジ・ヴィレッジ の Cafe で検索して結構ヒットするのが "Cafe WHA?" .
 こちらはジャズではなく、いろいろなジャンルのライブなどを行っているようです.
 一番有名なところでは ボブ・ディラン かな.

 彼は ニューヨーク に出てきて グリニッジ・ヴィレッジ に住んでいたこともあり、 "Cafe WHA?" でのライブも行っていました ・・・・ まだ売れる前.


 最初のヒット・アルバム "The Freewheelin' Bob Dylan" のアルバムジャケットも、そんな グリニッジ・ヴィレッジ で撮られたものです.
 当然、ボクも持ってます.




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 ● "The Freewheelin' Bob Dylan" ●

 話を The Jazz Messengers のアルバムに戻しましょう.
 このアルバムは (BLP-1507 と 1508) は唯一 The Jazz Messengers としてのアルバム.
 アート・ブレイキー 曰く 「全員がリーダーでサイドマン」 というコンセプトだったようです.
 まぁその後 ホレス・シルバー と別れて、どちらがこの名前を使うのかとか ・・・・・・


 でもこのアルバムはそんなことが起こる前の演奏です.そんなこともあってか、とてもリラックスした演奏になっています.
 お互いを触発しあって火花を散らすようなライブもいいですが、こういったのんびり感覚の演奏も悪くないです.

 演奏される曲はスタンダードに加えて ハンク・モブレー の曲が 2 曲 (ボーナストラックにはもう 1 曲) .

 特に 5 曲目 "Avila and Tequila" の演奏が好きだな.
 これは曲のメロディもとてもきれいで好きです、 ハンク・モブレー ってこういう曲書くのがうまいような気がする.




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 6 曲目の "I Waited for You" はグッとくるようなスロー・バラード.
 ここでは ケニー・ドーハム のちょっとかすれたようなトランペットが朗々とソロを吹いています.

 この曲の最後にはテーマ曲がフェードアウトされているので、この曲でセット終了かな.

 続くボーナストラックはスタンダードの歌もの "Just One of Those Things" ですが、かなりアップテンポにちょっと熱い演奏になっています.
 この演奏も悪くないと思うんだけれど、レコードの収録時間の制約などでカットされてしまったのでしょうか.





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 こういったアルバム聴くと、古き良き ブルーノート って感じです.
 今のように便利で快適な生活ではなかったはずなのに、いろいろな意味でいきいきしたバイタリティのようなものが感じられます.


 もうずっとずっと昔のホットな演奏なのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 一か月前に PV アクセス 777,777 のキリバンを撮りそこなったんですが、 25 日の日曜日、車のエンジンかけたら 7 が並んでました.




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 何かいいことあるかなぁと思ったものの、何事もなく一日がサラッと終わりました.

 まぁ何もないことが一番幸せということにしておこう.


 下のような夕陽が見れたのが、いいことだったのかも ・・・・・




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 ● 8/25 電柱の見える風景 (EOS 5D Mark lV) : F5.6 1/640秒 ISO 400 24mm ●




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Heavy Soul

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 少し前に ユニクロ に行ってきました.
 きっと一年ぶりくらいだったろうな.

 カゴに商品入れてレジに向かうと ・・・・・・・




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 レジがないんですが !!


 セルフレジって言うんですか.
 人生で初めてだったので、めちゃくちゃ緊張.


 一応店員さんがそばに一人いましたが、ちょっと声かけるのも恥ずかしかったので、とりあえずやってみたら ・・・・・・・ おや、全然簡単にできました.
 おまけにクーポンも自動的に読み取って、使用するか聞いてくれる.


 一番感心したのは、商品の入ったカゴを所定されたところに置くだけで、あっという間に確認されるのがスゴイ.




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 ただ自分で袋に入れて持ち帰らなければいけないので、あまりガッツリきれいにたたんでいると変な目で見られそうで、袋の中にポイポイ・・・って感じで入れてきました.


 それにしても、いろいろなものがどんどん便利になっていきますね.
 だんだんそういう流れに追いつけなくなっていく年代なのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 今日も梅雨空.
 どんよりしたお天気です、アーシーな演奏を聴いてみます.

 たまにこういう演奏聴くのがいい.




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  " Heavy Soul / Ike Quebec "





  1. Acquitted
        (Ike Quebec) ・・・・ 5:38
  2. Just One More Chance
        (S.Coslow-A.Johnston) ・・・・ 5:50
  3. Que's Dilemma
        (Ike Quebec) ・・・・ 4:29
  4. Brother, Can You Spare a Dime?
        (J.Gorney-Y.Harburg) ・・・・ 5:28
  5. The Man I Love
        (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 6:31
  6. Heavy Soul
        (Ike Quebec) ・・・・ 6:51
  7. I Want a Little Girl
        (M.Mencher-B.Moll) ・・・・ 5:22
  8. Nature Boy
        (Eden Ahbez) ・・・・ 2:44
  9. Blues for Ike
        (Freddie Roach) ・・・・ 5:54






  Ike Quebec (ts), Freddie Roach (org),
  Milt Hinton (b), Al Harewood (ds)

  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, November 26, 1961.






 アイク・ケベック のリーダー・アルバムは、 1961 年に 3 枚録音されています.
 1940年代から Blue Note での録音がありますが、実質的な初リーダー・アルバムとボクは捉えています (これについてはかなり反論ありそうですが).

 9 曲目は CD 盤のボーナス・トラックです.





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 この前に書いた "Dial "S" for Sonny" は全体がまったりした感じのアルバムで、それはそれで嫌いじゃないけれど、このアルバムの "Acquitted" のような演奏でアルバムが始まると、ついニヤッとしてしまう.
 アルバム・タイトルのように、こういう演奏が好きだなぁ.


 ずっと前まで アイク・ケベック の印象といえば、このアルバムの 2 曲目のような演奏のイメージを持っていました.
 まぁこういうのも悪くないけれど ・・・・ そんなためかあまり聴いた記憶がなかった.

 このアルバムの フレディー・ローチ も結構おもしろい.
 次は彼のアルバム聴いてみるか.




20190706

 上の写真のように、 Blue Note のアイク・ケベック の代表的なアルバムはこのあたりに集約されます.
 写真より 2 段ほど下には 1962 年録音の "Soul Samba" もありますが、それが最後です.
 1963 年に亡くなってしまったこともありますが、彼の場合は Blue Note でアルバム製作などにも関わっていたことから、録音自体もそれほど多くありません.
 レコーディング・スタジオまでミュージシャンの送迎をしていたというのも、有名なお話しです.

 いろいろな意味で、この人は Blue Note とは切っても切れないほど大事な人なのです.

 他には、 1950 年代からの未発表だった演奏が後年発売されています.




Ike Quebec 003

 出だしはホットな演奏で 3 曲目の "Que's Dilemma" もゴキゲンなんですが、後半はいかにも彼らしいムーディでブルージーな演奏が続いてしまいます.

 不遇な時代を過ごしてきた彼らしい演奏といえばいいのかなぁ.
 後半の演奏は、その昔ボクが思い描いていた彼の印象っぽい.
 そういう演奏も悪くはないけれど、ずっとそんなんだとやっぱり飽きてしまう.

 だからこそ 1 曲目のような演奏に拍手しちゃうんだな.

 ちなみに最後の曲もアップテンポな演奏ですが、こちらはあくまでボーナス・トラックなので.




Ike Quebec 006

 "Nature Boy" は ナット・キング・コール の歌でも有名です.
 作ったのは Eden Ahbez という人で、 ヒッピー ( 1960 年代後半に誕生した カウンター・カルチャー の一つ) のはしりのような人だったようです.

 この曲に関しては "The John Coltrane Quartet Plays" の演奏と聴き比べちゃう.
 どちらも深く重い感じの演奏ですが、 ケベック の演奏がソロらしい部分がなくベースとのデュオのためか、 コルトレーン のほうがずっと神経の糸が張り詰めている感じです.



 久しぶりに聴いてみましたが、 アイク・ケベック らしさがいっぱいの秀作です.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 ようやく我が家の紫陽花も色づき始めました.




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 Facebook などではかなり前から紫陽花の花がアップされています.
 信州 はやっぱり遅いのです.


 この花は思いっきりアンダーがよく似合います.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Dial "S" for Sonny

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 梅雨ですねぇ ・・・・・




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 ● 6 月 29 日 電柱のある風景 ●

 30 日の日曜日も、頼まれた写真の撮影.


 朝はガン降りで、 9 時ころから小雨になりその後は雨がやみましたが、湿度が半端ない.
 さらに 11 時頃には日差しが出てきて、気温は一気に 30℃ 超え.

 昼まで 2 時間ちょっと、本気で撮ってみました.




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 ● ソール・ライター っぽく撮ってみる (笑) ●

 めちゃくちゃ暑いし、おまけに湿度は高いし ・・・・
 全身汗ビッショで、熱中症ヤバいぞ状態.


 撮影後ごちそうになった 辛味噌ラーメン で、さらに汗だくなのでした.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・





 こちらの演奏はジメジメした演奏ではなく、どちらかというとサラリと エアリズム 系.
 ボクの年齢と同じくらい古いアルバムなんだけれど、いつまで経っても古臭さは感じません.

 



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  " Dial "S" for Sonny / Sonny Clark "





  1. Dial "S" for Sonny
          (Sonny Clark) ・・・・ 7:26
  2. Bootin' It
          (Sonny Clark) ・・・・ 5:17
  3. It Could Happen to You
          (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・ 6:59
  4. Sonny's Mood
          (Sonny Clark) ・・・・ 8:38
  5. Shoutin' on a Riff
          (Sonny Clark) ・・・・ 6:45
  6. Love Walked In
          (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 5:50
  7. Bootin' It [Alternate Take]
          (Sonny Clark) ・・・・ 5:15







  Art Farmer (tp), Curtis Fuller (tb),
  Hank Mobley (ts), Sonny Clark (p),
  Wilbur Ware (b), Louis Hayes (ds)

  Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, July 21, 1957.






 ソニー・クラークの初リーダー・アルバムです.
 彼がブルー・ノートにデビューしたのが、この録音のちょうど一か月前 "Hnk Mobley (BLP-1568"
でした.
 わずか一か月でリーダー・アルバムを吹き込むというのは、よほど アルフレッド・ライオン のお眼鏡にかなったのでしょう.






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 このアルバムから二か月後、同じ 3 管セクステット構成で "Sonny's Crib" (BLP-1576) を吹き込んでいますが、雰囲気は今日のアルバムのほうがのんびりした感じです.

 まぁ カーティス・フラー を除いてメンバーが代わっているので、当然演奏も変わっちゃいます.
 ましてや "Sonny's Crib" のほうは ジョン・コルトレーン も入っているんですから.

 ハンク・モブレー のテナーの感じもあるんでしょうが、このアルバムの モブレー もリラックスした感じで吹いていて、それがアルバム全体の雰囲気を柔らかくしているのかもしれません.
 "Sonny's Crib" と聴き比べてみると面白い.


 一曲目の "Dial "S" for Sonny" もちょっとブルージーなテーマから、がツーンと盛り上がるのかと思っていると、みんな淡々と演奏しています.
 「このアルバムは、みんなこんな感じの演奏だよ」 って、最初から断りを入れているようなリラックス・ムードですね.




Curtis Fuller 003

 カーティス・フラー は デトロイト 出身で、 ポール・チェンバース 、 ドナルド・バード は級友、 トミー・フラナガン 、 サド・ジョーンズ たちとも交流があったようです.
 彼もこの 1957 年 ニューヨーク に出てきて、いきなり Prestige や Blue Note にリーダー作を吹き込んでいます.
 こちらも、新進気鋭のトロンボーン奏者として、一躍脚光を浴びていた頃でしょう.


 なんと彼も、この年一気に 3 枚のリーダー・アルバムを Blue Note に吹き込んでいます.
 他のレーベルでも、それ以上のリーダー・アルバムを録音してますから、ものすごい新人だったんでしょう.




sonny clark003

 31 歳でこの世を去った ソニー・クラーク .
 死因は心臓発作になっているようですが、その原因となったのは薬物中毒.



 スタンダードで "Days of Wine and Roses" がありますが、ジャズの世界では "Days of Wine and Drugs" なのか.
 多くのミュージシャンが、このためにその才能を散らして逝っちゃいました.


 そういえば映画 "酒とバラの日々" の結末も ・・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて、 6 月の映画鑑賞ですが、本数的には 15 本だけだけれど結構面白い映画を観た感が強い.




  ALWAYS 三丁目の夕日 '64
  スカイライン−征服−
  スカイライン−奪還−
  グリーンマイル
  レオン 完全版
  アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
  イコライザー
  イコライザー2
  ミッション:インポッシブル / ローグ・ネイション
  ミッション:インポッシブル / フォールアウト
  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
  ボルグ / マッケンロー 氷の男と炎の男
  マイアミ・バイス
  パシフィック・リム
  スーサイド・スクワッド





 まず WOWOW の "グリーンマイル"
 これは何度となく観た映画でしたが、やっぱり面白かった.


 ちょっと残念感の漂う "ゴジラ キング・オブ・モンスターズ" とは対照的に、久しぶりに観た "パシフィック・リム" はやっぱり面白い.
 同じ怪獣映画ですが、映画としては後者が断然上だろうな.



 さて、そんな 6 月の一押しは ・・・・・・






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 実は スティング の "Shape of My Heart" を聴きたいと思って、全編通して観てみました.

 持っている DVD には通常版と完全版が入っており、今回は完全版.


 この映画って ロバート・ロドリゲス や クエンティン・タランティーノ たちが作るような、完全に B 級映画だよね ・・・・・・・ 制作側もそんなに期待していなかったようですし.
 でもそれが B 級をはるかに超えちゃったところがスゴイところだと思う.




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 ジャン・レノ はもちろんだけれど、やっぱり ナタリー・ポートマン .
 彼女の存在がなければ、この映画はきっと B 級映画のまま多くの映画の中に埋もれてしまったかもしれません.

 当時 13 歳、映画デビュー作品.
 本当にきれいな顔立ちしてます.




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 それでエンディングのギターがヤバいのです.

 これは好きなエンディングの一つ.
 スティングの歌が思いっきり映画の余韻に浸らせてくれます.


 そうそう、 ゲイリー・オールドマン も今ではアカデミー賞俳優だものな、この映画のクレイジーな演技もすごかった.



 "グラン・ブルー" 、 "ニキータ" 、 "サブウェイ" ・・・・ あの頃の リュック・ベッソン はどこに行ってしまったんだ.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Into Somethin'

・ ・ ・ ・ ・ ・




 どうも写真の記事が続いてしまいますね.
 EOS学園 に通うこの時期は、どうしても写真の話題が中心になってしまうのは仕方ないか.

 水曜日の EOS学園 の前に、 ヨドバシカメラ に寄って写真提出.
 微妙に時間があったので、ほんの少しだけ 上野恩賜公園 をぶらついてみました.




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● 5 月 29 日 上野恩賜公園から ●

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● 5 月 29 日 上野駅・御徒町 ●

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● 5 月 29 日 銀座 ●

 レンズは EF 16-35mm F4L IS USM .
 2014 年の夏に発売され、その年の 年末 手に入れました.
 その頃使っていた本体が EOS 70D .
 でもレンズを購入した一か月後、本体は EOS 7D Mark ll に変わりました (笑)



 このレンズ、やっぱり好きだ.

 F 値は 4.0 で、大三元 ならぬ 小三元 レンズなのですが、周辺まできちんとした描写がとても好きです.
 等倍しても、結構カリッとした感じで仕上がっていますし.
 なんと言っても、今まで一番撮っているレンズに間違いないので、使い勝手がいいというのかな.

 おまけに F2.8 に比べ 価格が 10 万円以上安いのがいい.


 もちろん F2.8 の lll 型は、逆光にも強いし、ボケも使えて、 EOS 5D Mark lV にピッタリなようですが ・・・・・・ 手持ちで夜の 銀座 スナップなどで IS があるのはすごく有り難い.
 まぁお金がないこともありますが、そういうことを差し引いても十分満足しているレンズなのです.



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 ● 5月30日 有楽町 ●

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 ● 5月30日 有楽町 ●

 ちなみに写真仲間の アムロ (仮名) 君も、 EOS学園 に来てからこのレンズを買いました.
 まぁこれはいい選択じゃないかな .



 「レンズ (モビルスーツ) の性能の違いが、戦力の決定的差ではないということを・・・教えてやる!」




  ・ ・ ・ ・ ・ ・





 さて今日も普段ほとんど聴かないアルバムを引っ張り出して ・・・・・
 次回の記事も明日の撮影実習になってしまうので、その合間をぬってアルバム取り上げます.

 本当に Blue Note はオルガン好きだよねぇ.





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  " Into Somethin' / Larry Young "





  1. Tyrone
        (Larry Young) ・・・・ 9:40
  2. Plaza De Toros
        (Grant Green) ・・・・ 9:39
  3. Paris Eyes
        (Larry Young) ・・・・ 6:42
  4. Backup
        (Larry Young) ・・・・ 8:40
  5. Ritha
        (Larry Young) ・・・・ 6:45





  Sam Rivers (ts), Grant Green (g),
  Larry Young (org), Elvin Jones (ds)

  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, November 12, 1964.






 このアルバム、ジャケットはいかにも ブルー・ノート って感じで大好きです.
 「ブルー・ノート アルバム・カヴァー・アート」 でも、 1 ページ使って大きく載ってます (下の写真) .

 ジャケットは前から好きだったものの、 BST-84187 というアルバム番号と、サム・リヴァース の名前で購入をためらっていました.
 数年前 ・・・・ と言っても、調べたら 10 年前でしたが、 ラリー・ヤング の大人買いで、廉価版購入しました.





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 5 曲構成で、最後の曲のみ サム・リヴァース が抜けたトリオ演奏.
 ただ、別テイクでカルテット演奏も残っており、ボーナストラックとして入っている CD もあるようですが、ボクの CD はオリジナルと同じ 5 曲構成です.

 ラリー・ヤング はこのアルバム以前に Prestige (New Jazz) レーベルでリーダー・アルバムを作っていますが、 Blue Note ではこのアルバムが最初のリーダー・アルバムになります.
 
 曲は 2 曲目のみ グラント・グリーン の曲で、残りは ラリー・ヤング .





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 演奏のほうは、そんなにビックリするような演奏ではありません.
 いかにも オルガン・ジャズ って感じです.

 危惧していた サム・リヴァース の演奏にしても、モーダルだけどそんなにピーキーな感じもなく、まぁ普通に聴けちゃうアルバムですね.
 ただ何となく印象が薄いというか ・・・・・


 そんなに聴いていないアルバムっていうのもあるんだろうが、今日も何度も繰り返して流しているものの、何かみんな同じような感じで聴こえちゃうんだな.


 彼のアルバムで、ジャケットが有名な "Unity" のほうが、後年の発売のせいかかなりアグレッシブな感じを受けます.




Larry Young 006

 ラリー・ヤング は ジョン・コルトレーン に大きな影響を受けたミュージシャンで、「オルガンのコルトレーン」 というキャッチフレーズも耳にします.
 でも、このアルバムはそんな感じがなく、とても聴き易いアルバムです.

 まぁ多くのオルガン奏者が ジミー・スミス の影響を受けていることを考えると、そんなミュージシャンとはちょっと違う感じはありますが.


 ジャズだけではなく、 "Nine To The Universe / Jimi Hendrix" で ジミヘン とも共演しています.


 なんと肺炎のため 37 歳という若さで亡くなっていました.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて 5 月の映画鑑賞です.
 ゴールデン・ウィーク、ずっと家にいたので前半は結構観れましたが、後半は EOS学園 が始まったこともあり、スローダウンでした.




  20 世紀少年 <第 1 章> 終わりの始まり
  20 世紀少年 <第 2 章> 最後の希望
  20 世紀少年 <第 3 章> ぼくらの旗
  オーシャンズ 8
  DEATH NOTE
  アトミック・ブロンド
  DEATH NOTE the Last name
  オンリー・ザ・ブレイブ
  ザ・マミー / 呪われた砂漠の王女
  ウォッチメン
  アベンジャーズ / エンドゲーム
  ランペイジ 巨獣大乱闘
  怪盗グルーのミニオン大脱走
  戦艦ポチョムキン
  WASABI
  天命の城
  言の葉の庭
  ダンケルク
  プラトーン
  ザ・マウンテン 決死のサバイバル 21 日間




 "20 世紀少年" はたまたま WOWOW でやっていて、 GW の暇に任せてシリーズを一気に観ましたが ・・・・・・ 結構人気あったんでしたっけ ?
 なにか微妙だったなぁ.


 "オーシャンズ" シリーズは、監督の スティーブン・ソダーバーグ が "フル・フロンタル" 観て大嫌いになったので、観てません.
 でも、この映画は監督も違ったせいかそれなりに楽しく観ました.



 さてそんな中の一本は ・・・・・・・・・・・・





Battleship Potemkin 001

 旧作です.
 "メトロポリス" とほとんど同じ時代.

 この映画も 超 が付くくらい有名な映画で、名作の誉れ高き一本.
 一応実話をベースにはしているものの、 「オデッサの階段」 などかなり脚色されているところもあります.

 この映画、ロシア第一革命 20 周年記念委員会 より セルゲイ・エイゼンシュテイン 監督が依頼されて製作した作品なんですね.
 昔の ソ連 って "ヨーロッパの開放" もそうだけど、プロパガンダ的な映画多いな.




Battleship Potemkin 003

 そんな、この映画で最も印象的とされる 「オデッサの階段」 の場面.
 後年 ブライアン・デ・パルマ の "アンタッチャブル" でも、乳母車が階段を下りていく場面が使われていました.

 単なる娯楽映画ではなく、共産主義的な内容を含んでいるため、日本では検閲によって輸入禁止になり、一般公開されたのは作品が作られて 40 年後の 1967 年だったようです.




Battleship Potemkin 002



 さて明日はまた 東京 、 EOS学園 の撮影実習.
 天気は夕方から雨のようです、夕方までは持ってほしいなぁ.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

City Lights

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 まずはカメラ・バッグのことから.



 先日の日曜日、撮影会の帰りに ヨドバシカメラ マルチメディア上野店 に寄ってきました.
 目的はカメラ・バックの購入.

 事前に在庫確認したところ、在庫なしということで他のお店から取り寄せてもらっての購入でした.




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 DOMKE (ドンケ) F-6


 ぶっちゃけ DOMKE ・・・・・ 価格が高いです.
 キャンバス製のバッグなのに、普通に 2・3 万円しちゃいます.
 これって、マジで高すぎるだろ.


 デザイン的に好きで以前から欲しかったものの、この価格がどうも障害になっていて.
 まぁいつかは Leica じゃないけれど、いつかは DOMKE って感じでした.


 今回購入する気になったのは、前回のフォトコンでいただいた入選の副賞の商品券があったから.
 DOMKE の輸入代理店は 銀一 ですが、商品券の関係から ヨドバシカメラ での購入.
 このあたり、 ヨドバシカメラ さん商売上手いなぁ.




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 今持っているバッグは、 Lowepro と Etsumi noデイバックが各一つで、これは A4 ファイルを入れるか入れないかで使い分け.
 ショルダーバッグは メイド・イン・チャイナ のものが一つ.
 交換レンズを何本も持ち歩くスタイルではないので、デイバックも比較的小さめです.



 今回も街歩き程度の撮影に使いたかったので、本体に標準ズーム付けて、望遠ズームの交換レンズが入ればいいかなと.
 第一候補は、デザインの良さと深さがある F-4AF .
 が、ほぼ同じくらいの容量の F-6 に比べ、約 10,000 円も高いんです.

 他のメーカーでは ポール・マリウス もよかったんだけれど、フタの止め方がちょっと気になったのでやめ.




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 ということで F-6 に落ち着きました.

 上の写真は EOS 5D Mark lV + EF 24-70mm F2.8L ll USM と交換の EF 70-200mm F2.8L IS lll USM を入れた状態です.

 深さがないのでちょっと上に出てしまいますが、この程度でしたらフタをかぶせれば問題なし.
 写真だとこれでいっぱいのような感じですが、まだまだスペースがあるのでいろいろな小物を入れることができます.
 ただもう一本レンズというのは厳しいかな.

 まぁこのバッグの使い方自体が、そんなに何本もレンズ持っていくって感じじゃないと思います.




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 こちらは SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM を入れたところです、 EF 70-200 mm に比べ 17 mm ほど短いので全く問題なし.


 色は サンド 、他にブラックとオリーブがありますが、ボクにとって DOMKE のイメージは サンド なので.

 Made in USA がなにげにいいな.





  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 
 さて、今日も Blue Note .
 神童と呼ばれた リー・モーガン のアルバム.
 まだ十代だった頃のアルバムで、それを考えるとびっくりだな.





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  " City Lights / Lee Morgan "





  1. City Lights
        (Benny Golson) ・・・・ 5:43
  2. Tempo de Waltz
        (Benny Golson) ・・・・ 6:22
  3. You're Mine You
        (J.Green-E.Heyman) ・・・・ 6:00
  4. Just by Myself
        (Benny Golson) ・・・・ 9:22
  5. Kin Folks
        (Gigi Gryce) ・・・・ 9:43







  Lee Morgan (tp), Curtis Fuller (tb),
  George Coleman (as.ts), Ray Bryant (p),
  Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)

  Recorded at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, August 25, 1957.






 リー・モーガン Blue Note での 4 枚目のリーダー・アルバム.
 前作の評価があまりに高いせいか、ボクの中では "vol.3 (BLP-1557)" と "Candy (BLP-1590)" の間のアルバムって感じで、陰に隠れているイメージがあります.

 それでも BLP-1575 ・・・・・ まぁこのあたりの作品はハズレなしでしょう.






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 前作でも一緒だった ベニー・ゴルソン は入っていませんが、彼の曲が 3 曲入っています.
 この録音の 1 年後、 ベニー・ゴルソン と リー・モーガン はジャズ・メッセンジャーズのメンバーになり、あの "Moanin' (BLP-4003)" を録音しております.


 このアルバムも前作と同じセクステット編成ですが、メンバーは ポール・チェンバース を除いてみんな変わっています.
  カーティス・フラー と ジョージ・コールマン に変わっています.
 このホーンの二人も、この当時は駆け出しって感じ.


 ジョージ・コールマン にあっては初レコーディングかな.
 彼は "Four & More / Miles Davis" 聴いてちょっと好きになりました.
 一応コルトレーンっぽいテナーですが、あんなに重くはないし、べらぼうに技巧派という感じではないんだけれど、何か引き付けるものがあるなぁ.

 この時代のミュージシャンにとって 「マイルスとやった ・・・」 というのは、たとえ一回だけのレコーディングだったとしても、一生の勲章になっているのかもしれません.




George Coleman 002

 ちょっと好きとか言っている割には、今までどんな顔しているのか知らなかった.
 今回これ書いて、写真探して、あっこんな顔だったんだ (笑)

 テナーの印象しかないんだけれど、このアルバムではあるとも吹いています.

 カーティス・フラー もこのアルバム録音の 2 か月前に、自身の Blue Note 初リーダー・アルバム "The Opener (BLP-1567)" を吹き込んでおり、この年だけで 3 枚ものリーダー・アルバムを録音していますから、こちらも期待の新人でした.




Lee Morgan 0036

 3 曲目の "You're Mine You" は、 Johnny Green と Edward.Heyman による曲.
 この二人は "Body and Soul" の作詞作曲でも有名です (ただし作詞は他にも数人関わっているようです) .

 この "You're Mine You" はスローバラードで、こういった曲での リー・モーガン もとても 10 代とは思えない.


 アップ・テンポの曲もありますが、アルバム全体としてはちょっとゆったり目に、のびのびと演奏している感じです.
 結構渋めのアルバムかな.




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 さて先週に引き続き、明日はまた 東京 .
 今度は EOS学園 の撮影実習です.

 一年間に一度このコースを受講しておかないと、忘年会の参加できませんので (笑)




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 夜な夜な先日の撮影会の写真を見ているんだけれど、どうも顔勝負の写真ばかりになってしまって、ホントにマズイ.
 これは、ってコンテストに出せるのは一枚くらい.
 その一枚にしても、どうしても思うような色が出てこなくて ・・・・・・


 あとは何とか作品として何枚作り上げられるかです.


 入選目指すどころか、早くも敗北宣言かな ・・・・・・ ぼそっ




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

The Real McCoy

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 超大型連休も今日で終わりです (ボクはもう一日ありますが) .
 結局この連休は何もしないで、ほとんど家に引きこもっていたって感じです.
 これから 6 月にかけて、出かける機会が増えてしまうのでじっと我慢.


 まぁさすがにこれはヤバいと思い、これからやるお仕事の膨大な資料に目を通したりしてましたが.




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 ● 5/5 電柱のある風景 ●

 連休前半は天気も今一つでしたが、後半からは温かく爽やかな青空が広がりました.
 ただ昨日の夜は突然雨が降ったりで、今日も夕方から崩れそうです.


 この連休、身体的にも精神的にもダルダルになってしまったので、

 「仕事行きたくねぇ」


 なんてならなきゃいいけど ・・・・・




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 最近は SEKAOWA の音がかなり家でも、車でも流れているので、なにかこういった演奏が無性に聴きたくなりました.
 特に、ちょっとアグレッシブなテナーが聴きたい.
 アルトじゃなくて、テナーなんだな.

 でも ジョン・コルトレーン はちょっと重すぎるし、 ビリー・ハーパー も微妙に感じが違う.


 そう ・・・・・ そういう時は ジョー・ヘンダーソン なのです.






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  " The Real McCoy / McCoy Tyner "





  1. Passion Dance ・・・・ 8:47

  2. Contemplation ・・・・ 9:12

  3. Four by Five ・・・・ 6:37

  4. Search for Peace ・・・・ 6:32

  5. Blues on the Corner ・・・・ 5:58


   ( All compositions by McCoy Tyner )




  Joe Henderson (ts), McCoy Tyner (p),
  Ron Carter (b), Elvin Jones (ds)
  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, April 21, 1967.







 マッコイ・タイナー が Blue Note に移籍して、初めてのリーダー・アルバムです.
 ジャケットが Blue Note っぽくていいな.
 タイトルは、 コルトレーン グループを脱退して、本当にやりたいことをこのアルバムで出すといったような意味から付けられたのでしょうか.




 

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 このアルバムが作られた 1967 年は大きな変換期でした.

 Blue Note レーベルは 1966 年 (一部には 1965 年との表記もあり) に、経営悪化から Liberty Records に買収されます.
 そして 1967 年の秋、創設者でもあった アルフレッド・ライオン が引退.
 フランシス・ウルフ と デューク・ピアソン が Blue Note 部門のトップに就いたものの、それまでの Blue Note らしさがどんどん失われていきました.

 演奏ももちろんですが、ジャケットなどを見ればその変化は一目瞭然.
 "Time For Tyner (BST-84307)" なんて、ジャケット見ただけで購入意欲無くなってます.
デザイン的にいい悪いじゃなく、それまでの Blue Note っぽさがなくなっていった感じ

 ロック・ジャズやクロスオーバーなど、ジャズが多様化していく過渡期でもあり、このあたりからジャズ界の暗黒時代が始まったともいわれています.
 そういえばこの録音から 3 か月後、 7 月には ジョン・コルトレーン も亡くなっています.


 ボクの Blue Note コレクションも、 4000 番台、 4100 番台は無理して集めましたが、 4200 番台になると激減 ・・・・ 数えてみたら 45 タイトルだけでした.
 ちなみに 1500 番台から 4100 番台までは、あと 10 枚ほどでコンプリートです.




Alfred Lion 062
 ● ⇒ Rudy Van Gelder , Alfred Lion ●

 アルバムの印象は、 コルトレーン 時代のアルバムのような感じがある.
 その意味では、先に書いたアルバム・タイトルのようにもっと今までとは違う演奏になるのかと思った人もいたかもしれません.

 全編モーダルな演奏で、 ジョー・ヘンダーソン が頑張っていますが、かなり コルトレーン にインスパイアされているような感じ.
 もちろん コルトレーン と ジョー・ヘンダーソン では似たような部分もあるものの、まったく違っていますが.
 昔は結構このアルバム抵抗あったように思うんだけれど ・・・・・

 昨日から作業中の BGM としてずっとリピートして、もう何十回と再生しまくっていますが、全然違和感なく、普通に聴き易いと思う.




McCoy Tyner 0032

 さて マッコイ・タイナー ですが、 1965 年 12 月に コルトレーン のグループを脱退.
 一般的にはコルトレーンの音楽性についていけなかったからのようです.

 インパルス 時代にもリーダー・アルバムを製作していたので、経済的にもやっていけると思ったのでしょうか.
 ところがグループを離れた途端仕事が激減し、タクシー・ドライバーなどして生計を立てていたというのは有名なお話しです.

 1967 年 Blue Note と契約し、リーダー・アルバムが7枚、ほかにサイドメンとしてレコーディングをしました.
 1971 年 Milestone に移籍、"Atlantis" など多くのアルバムを作っています.
 昔のジャズ屋でも "Atlantis" や "Fly With The Wind" は、本当によくリクエストがあった記憶があります.


 ただ、この頃からいろいろな楽器や、民族音楽なども取り入れるようになり、好き嫌いが分かれている気がします.




McCoy Tyner 0025

 これまであまり聴く機会のなかったアルバムですが、いろいろなところで彼の代表アルバムとして挙げられています.

 なるほど、今回幾度となくこの音楽を耳にしてみると、そんな評価も納得できるような気がします.


 でも 「一番好きなのは?」 って聞かれたら、間違いなく 「 Satin Doll ("Nights Of Ballads And Blues") 」 って答えちゃうでしょうけど ・・・・ (笑)






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 この連休、当然時間がたっぷりあったので Windows10 「October 2018 Update」 のアップデートをしてみました.
 通常アップデートは自動的に更新してくれますが、どうもこちらは手動でダウンロードしないとダメなようです.


 主な特徴としては、 エクスプローラー がダークモードに対応になったこと.
 下の写真のように UI が黒基調になるので、特に写真を趣味にしている人には好評のようです.

 そういえば、ボクの使っている DPP などの RAW 現像ソフトなんかもみんな黒ベースですね.




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 他にも Lightroom で 「ディテールの強化」 機能が使えるようになったみたいですが、ボクはこういったソフトを使っていないのでよくわかりません.

 それと モリサワ の UD フォントが追加になっていますが、これもボクにとってはそんなに関係しないかな.


 他にも新しい機能などあるのかもしれませんが、いまだに クラウド もピンとこないボクには、よくわかりません (笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Here 'Tis

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 「令和」 スタート.

 新聞やニュースの話題も、新元号で持ち切りです.
 でも、一か月前からわかっていたことなので、ボクにとっては違和感まったくないですね.


 昨日は 明治神宮 の御朱印貰うのに 10 時間待ちとか ・・・・・・
 おまけにそんな御朱印がすでにオークションに出されていたりして、参拝もしていないのにネットで御朱印買う意味が分からない.




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 ● 5/2 AM 8:30 令和 最初の 電柱のある風景 ●

 さらに出産や入籍を昨日済ませたという話題もたくさん.
 そういえば姪っ子も昨日入籍したようです.


 令和 最初の写真は、何ともどんよりしたお天気.
 おまけに 5 月 1 日でなくて 2 日 ・・・・・・・ これは昨日ちょっと雨も降ったりしていたから、と言い訳.




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 ● 5/2 令和 二番目の 電柱のある風景 上の写真の 1 時間後 ●


 天気予報の通り晴れてきました、連休後半は天気も回復するようです.
 連休終わってから撮影会や EOS学園 が始まるので、この連休は天気が良くてもひたすら家でガマン.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて映画ばかり観てボケっと過ごしていないで、少しはジャズも聴いてみよう.
 と言っても、あまりにもヘビーなのはちょっとツラい.


 ほど良い軽さのアルバムなのです.






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  " Here 'Tis / Lou Donaldson "





  1. A Foggy Day
       (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 6:38
  2. Here 'Tis
       (Lou Donaldson) ・・・・ 9:25
  3. Cool Blues
       (Charlie Parker) ・・・・ 6:53
  4. Watusi Jump
       (Lou Donaldson) ・・・・ 7:32
  5. Walk Wid Me
       (Lou Donaldson) ・・・・ 8:36






  Lou Donaldson (as), Grant Green (g), 
  Baby Face Willette (org), Dave Bailey (ds)

  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, January 23, 1961.






 ルー・ドナルドソン が初めてオルガン・トリオと録音したアルバムです.
 このアルバムにはボクの大好きな二人のミュージシャンも、新人として参加しています.





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 グラント・グリーン と ベビーフェイス・ウィレット の二人は、 ルー・ドナルドソン に見いだされたというのが通説です.

 ただ グラント・グリーン はこれ以前にサイドメンとしてのレコーディングもありますし、 Blue Note にリーダー作としての録音をしたようですが、なぜかそれがボツになってしまい現在はテープもないようです.
 ですのでこのアルバムが実質的なデビュー作と言ってもいいでしょう.


 この録音の 5 日後 "Grant's First Stand (BLP-4064)" が初リーダー・アルバムとして録音されていますが、発売されたのは "Grant's First Stand" のほうが先でした.




Grant Green0037

 もう一人の ベビーフェイス・ウィレット ですが、こちらは完全に初レコーディング.

 Blue Note にとっては ジミー・スミス に次ぐ二人目のオルガン奏者として、かなり期待もされていたんでしょう.
 このアルバム録音の一週間後に初のリーダー・アルバム "Face To Face (BLP-4068)" を吹き込んでいます.
 当時のオルガン奏者のだれもが ジミー・スミス の影響を受けているといっても間違いでないように、 ベビーフェイス もかなりの影響を受けたようですが、彼のベースは ゴスペル や R&B .
 演奏的には ジミー・スミス とはかなり違って、どこか泥臭さのようなものがあって、ボクは何気にそこが好きだったりします.


 期待されてはいたものの Blue Note でのリーダーアルバムは "Face To Face (BLP-4068)" と "Stop and Listen (BLP-4084)" の二枚だけ.
 サイドメンとしても今日のアルバムと "Grant's First Stand (BLP-4064)" の二枚だけ.

 その後 Argo レーベルから "Mo' Rock" と "Behind the 8 Ball" の二枚のリーダー・アルバムを発表しましたが、それきり.




Babyface 003

 ルー・ドナルドソン といえば、 ソウルジャズ や ファンキー という形容詞が付いてきます.
 元々はチャーリー・パーカー派のサックス奏者ですので、このアルバム以前のものを聴くとかなりバリバリって感じ.
 ボクはアルトでバリバリ吹かれるのがそんなに好きじゃないので、こんな感じのファンキーさのほうが楽に聴けるかな.


 このアルバムは、正直そんなに好んで聴くアルバムではありません.
 購入したのも、一応 Blue Note の 4000 番台ですし、大好きな ベビーフェイス・ウィレット がメンバーに入ってますし、買わないわけにいかないかなって感じでした.

 ただし、ジャケット写真のアルバム番号見てわかるように、輸入盤だけどね.




Lou Donaldson 0022

 チャーリー・パーカー の "Cool Blues" も、ちょっとイメージしていた感じとは違います.
 この録音が 4・5 年前だったら、きっと全然違う演奏になっていたんじゃないかな.

 もちろんメンバーも全然違っているだろうし.


 でも、このアルバムのようなファンキーさも十分 OK .
 気楽に聴くことのできるアルバムです.





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 四月の映画鑑賞です.
 "Game Of Thrones" を観始めてしまったので、映画のほうはちょっと少なめ.



  ポリーナ、私を踊る
  ホース・ソルジャー
  エンド・オブ・キングダム
  エンド・オブ・ホワイトハウス
  ヤマカシ
  禁断の惑星
  インディ・ジョーンズ 最後の聖戦
  メトロポリス
  恋におちたシェイクスピア
  ヴァレリアン 千の惑星の救世主
  クレイマー、クレイマー
  ハングマン



 "クレイマー、クレイマー" は久しぶりに観たけれど、あの ビリー がヤバすぎるだろ ・・・・ アカデミー助演男優賞 に最年少でノミネートはされましたが受賞には至りませんでした.

 "ハングマン" は途中まで結構面白かったんだけれど、終盤がちょっとでもったいない.

 "ヴァレリアン 千の惑星の救世主" になぜか ハービー・ハンコック が出ていて ・・・・ こちらも最初は面白かったんだけれどなぁ.


 ということで、平成最後四月の一番は ・・・・・・・





Shakespeare in Love 001


 実はこの映画、ずっと前から観よう観ようと思っていて、結局観なかったもの.
 やっと鑑賞できました.


 とにかくバランスがとてもいい映画だと思う.
 基本的にはコメディ・タッチなのですが、コミカルな部分とちょっと悲しい恋愛部分、それが絶妙のバランスで構成されています.


 笑ったかと思うと、ちょっとジーーーーンとなったり.




Shakespeare in Love 002

 グウィネス・パルトロー は、"セブン" で初めて観て、 "恋におちたシェイクスピア" と同じ年に公開された "大いなる遺産" ですごく好きになりました.
 あの映画の中の エステラ は本当にきれいだったな.

 でもこの "恋におちたシェイクスピア" のような演技がとても向いている気がします.
 特に トマス・ケント がヤバいくらい可愛い (笑)


 最近は アベンジャー シリーズの ペッパー・ポッツ 役が中心になってしまいました.
 もうちょっと違う映画も出てほしい.




Shakespeare in Love 003

 エンディングは人によっていろいろ受け取れるかな.

 ストーリーのベースとして 戯曲 "ロミオとジュリエット" と "十二夜" などがいろいろ入り混じっています.
 このあたりの脚本もとてもうまい ・・・・ アカデミー脚本賞 もしっかり獲ってます.


 久しぶりに映画の楽しさを味わえるような作品を観た、って感じなのです.




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Trompeta Toccata

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 この土日は ヨドバシカメラ で土屋先生のセミナーがあります.
 Facebook を見ると、いつもの写真友達の皆さんはすでに土曜日に聞きに行ったようですが、ボクは来週写真展に行くこともあり、さすがに毎週 東京 へ遊びには行けません.


 昨日の土曜日は天気も良く、春のような暖かさでした.
 セミナー聞けないので、せめて写真の練習にと山まで行ってきました.




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 ● Model: Tenpei Do S. ●

 ゲレンデにはほんの 2 時間ほどでしたが、結構顔が日焼け.
 おまけに、ここ数か月はデスクワークばかりなので、雪の上を少し歩いただけというのに足には疲労感ありありなのです.


 夜は地元の 海野宿 で雛祭りにちなんだイベントを開催しており、土曜日の夜だけ行灯に明かりを灯しているので、去年 に続いて撮影に行ってきました.




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 格子戸の向こう側に雛人形が飾ってあり、室内からライトアップ.

 昨年は三脚使って通りの写真など撮りましたが、今年は一脚だけ持参.

 19:00 頃出かけてみましたが、三脚持ったカメラおじさんたちがたくさんいてビックリ.
 昨年なんて、一般の見物含めても数人しかいなかったのに.


 通りが真っ暗なので、三脚立ててスローシャッター撮影しているのがわからないんですよね.
 結構三脚の前を観光客が平気で横切っていく風景があちこちに.




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 家の中の明かりもそれぞれなので、写真にするのは結構難しいなぁ.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 久しぶりにジャズ・アルバムの話題.
 あまり写真のことばかり書いていると、冗談抜きで "雨の日だからカメラでも勉強しよう" にブログ・タイトル変えないといけなくなっちゃいます.

 そんなに有名なアルバムじゃないけれど、聴きこんでいくと結構楽しめるアルバム.






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  " Trompeta Toccata / Kenny Dorham "





  1. Trompeta Toccata
         (Kenny Dorham) ・・・・ 12:21
  2. Night Watch
         (Kenny Dorham) ・・・・ 5:44
  3. Mamacita
         (Joe Henderson) ・・・・ 11:02
  4. The Fox
         (Kenny Dorham) ・・・・ 7:59





  Kenny Dorham (tp), Joe Henderson (ts),
  Tommy Flanagan (p), Richard Davis (b),
  Albert Heath (ds)

  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, September 14, 1964.









 ケニー・ドーハム 最後のリーダー・アルバムです.
 このアルバムの後も演奏は続けていましたが、サイドメンとしてわずかに演奏しただけのようです.

 リリースされたのは 1965 年、 BST-84181 ・・・・・・ ボクの中ではこのくらいの番号は、 Blue Note 後期と勝手に思っています.






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 ともすると "静かなケニー" のイメージばかりが付きまとってしまいがちですが、こういうのも ケニー・ドーハム だよね.

 結構いろいろなリズムを取り入れた演奏してますし.
 あの "Blue Bassa" の作曲者でもあります.

 ジョー・ヘンダーソン とは 1963 年録音の "Una Mas" (BST 84127) から一緒にプレイしています.


 いろいろなところに、過小評価されたミュージシャンということが書かれています.
 でも 日本 では "静かなケニー" によって、今でも根強い人気があります.




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 このアルバムでは特に ジョー・ヘンダーソン がいいなぁ.

 最近は CP+ などで、どうもガッツリ聴く暇もなかったので、このアルバムの ジョー・ヘンダーソン のようなアグレッシブな演奏がとても新鮮さがあるなぁ.
 昔だったら、ちょっと厳しいかなぁと思える部分も、今では全然いいじゃん.

 そんな演奏に触発されてか、他のメンバーも結構アツい演奏を繰り広げています.
 特に最後の "The Fox" が ・・・・・・ トミー・フラナガン のソロもアツい.

 まぁこの時代のこういった演奏に トミー・フラナガン が加わっていること自体も、ちょっと意外だったりもします.
 この時代の Blue Note だったら、圧倒的に ハービー・ハンコック や マッコイ・タイナー が加わった演奏が多い.

 アンドリュー・ヒル が台頭してきたのも、ちょうどこの頃でした.




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 ボクが好きな ケニー・ドーハム は、"'Round About Midnight at the Cafe Bohemia (Blue Note)" や "
Quiet Kenny (New Jazz)" といった定番ものになってしまいますが、久しぶりにこういう演奏を聞いてみると、他のアルバムも全然捨てたもんじゃないなぁと思います.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 ちょっと遅くなりましたが、 2 月の映画鑑賞.
 2 月も結構観たほうかな、 18 本でした.




  バトル・ロワイアル
  ブラックパンサー
  ボス・ベイビー
  リディック
  リディック:ギャラクシー・バトル
  インターステラー
  ドラゴン・タトゥーの女
  ワイルド・スピード ICE BREAK
  セッション
  ランボー
  キリング・フィールド
  アフリカの女王
  犬ヶ島
  心と体と
  ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜
  アリータ: バトル・エンジェル
  ラストエンペラー
  ONCE ダブリンの街角で



 この時期は WOWOW でも アカデミー賞 関係の名作が多く放映されるので、面白い映画がたくさん.



Black-Panther-003

 本年度の アカデミー賞 でも話題だった "ブラックパンサー" 、
 "インターステラー" も難しくてすべては理解できないけれど、かなり科学的な考証をベースにした作品ですし、
 "セッション" もようやく観ることができました、
 "キリングフィールド" は何年かぶり、

 名作 "アフリカの女王" や、結構好きな "心と体と" ・・・・・・


 そんな中での一番は ・・・・・・





The Last Emperor 001

 上質の歴史大作ですね.
 映像もいいし、音楽もいいし、登場する俳優たちが子役も含めて魅力的な人ばかり.
 ジョン・ローン もとてもよかった.

 映画だけに、若干脚色してある部分もあるようですが、歴史大作として十分に楽しめます.

 今でも当時の予告編を覚えていて、「世界はラストエンペラーにひれ伏す」 の言葉がとにかく印象的でした.




The Last Emperor 006

 ずっと前に 200 何分かの ディレクターズ・カット版 を観たんだけれど、観ていて面白いので、時間的に長いと感じなかった記憶があります.

 坂本龍一 の演技は置いておいて、音楽がとてもいい.
 あのメロディーを耳にすると、紫禁城の場面が浮かんできます.




Bertolucci003

 この映画の監督は、 ベルナルド・ベルトルッチ ・・・・・ といえば、なんたって 暗殺の森 !!

 一応 "ラスト・タンゴ・イン・パリ" も持っているけれど ・・・・・・
 他の作品も数作品観た記憶がありますが、あまり好きになれない.

 やっぱり "暗殺の森" 、 "ラスト・エンペラー" 、 "1900年" かな.


 昨年 11 月に 77 歳で亡くなっています
 今の時代、まだ若いのにねぇ ・・・・・ 合掌




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Goin' Up

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 年末年始の連休後の一週間は長かったなぁ.
 仕事もトップへのプレゼンなどあったので、精神的にもお疲れなのです.
 年末からちょっと大事な計画を 2 本並行で作っていたので、さすがに頭の中での整理が ・・・・・

 こちらの仕事は 2 月にはようやく完成になるのでもう少しの頑張りです.




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 いつもの 電柱のある風景 を Facebook にアップしたら、 「カラスがいない ・・・・」 なんて意見をいただいたので、今日は SIGMA 100-400mm で鳥を撮ってみた.
 結構鳥が集まる林のそばなので、カメラを用意して待ち始めてからほんの数分でやってきてくれました.
 ちなみに電線や電柱にとまるのは、どうも朝方が多いような気がします.


 直線距離で 30-50m くらいかな、そんなに離れてはいませんが鳥が小さいので、イメージとしてはフルサイズの 400mm じゃかなり厳しいて感じ.
 室内からのガラス越しで手持ちで撮影ですが、このレンズは結構手振れ補正いいような気がしています.


 ちなみにカラスではありませんでした (笑)




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 こちらは 1 月 2 日に撮ったものですが、気が付いたら電柱の上に.

 こちらのほうは正真正銘のカラス.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 年末から結構古い映画を何本か観てるんだけれど、その多くが 1950 年代のモノクロ映画.
 ジャズも映画も、 50 年代と 60 年代ってどうもかなり違う感じです.

 今日のアルバムは 1960 年の録音ですが、聴くたびに何か新しい感じを受けます.





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  " Goin' Up / Freddie Hubbard "





  1. Asiatic Raes
          (Kenny Dorham) ・・・・ 6:46
  2. The Changing Scene
          (Hank Mobley) ・・・ 5:49
  3. Karioka
          (Kenny Dorham) ・・・・ 6:15
  4. A Peck a Sec
          (Hank Mobley) ・・・・ 5:49
  5. I Wished I Knew
          (Bill Smith) ・・・・ 7:48
  6. Blues for Brenda
          (Freddie Hubbard) ・・・・ 6:59





  Freddie Hubbard (tp), Hank Mobley (ts),
  McCoy Tyner (p), Paul Chambers (b),
  Philly Joe Jones (ds)

  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, November 6, 1960.






 フレディー・ハバート の Blue Note での 2 枚目のリーダー・アルバム.
 最初のリーダー・アルバム "Open Sesame (BLP-4040)" がカルテットだったのに対して、このアルバムはテナーを加えたクインテット演奏.
 ・・・・・・・って書いたけれど、勘違いしてました、 "Open Sesami" には ティナ・ ブルックス がしっかり入っていました m(_ _)m





4056-2

 このアルバムは結構好きなアルバムの一枚です.
 有名な演奏しているわけではありませんし、そんなに派手さもないんですが、ボクはこのアルバムが好きです.
 これが Blue Note ・・・・ これがモダン・ジャズっていう雰囲気.


 1 曲目は ケニー・ドーハム の有名な曲で、 "Quiet Kenny" の中で "Lotus Blossom" というタイトルで演奏しています
 この曲は "Newk's Time / Sonny Rollins" でも "Asiatic Raes" というタイトルで演奏されています.


 でもボクがこのアルバムで好きな曲は、次の "The Changing Scene"
 街歩き用の ウォークマン にこの曲が入っているので比較的耳にする機会も多かったせいかな.
 でもどこかで違う演奏を聴いたような記憶もある ・・・・・

 ちょっと調べてみたけれどわからないから、きっと気のせいかもしれません.




Freddie Hubbard 0053

 ピアノは "Open Sesame" に続いて マッコイ・タイナー .
 ところどころに彼らしいところもありますが、それは事前に知っているからそう思うんだろうな.
 このアルバム初めて聴いて、ブラインドクイズなんかされたら、間違いなくわからないと思います.
 マッコイ・タイナー はたしか、この年に ジョン・コルトレーン のグループに加入したんだっけ.


 テナーの ハンク・モブレー が、当たり前だけれどいいですね.
 ハンク・モブレー はすでにこの時代には Blue Note を代表するミュージシャンの一人でしたが、 フレディー・ハバート の演奏も一歩も引けを取らないいい演奏です.

 最近は、ちょっとお気軽な演奏を聴く機会が多かったので、こういう正統派の演奏を久しぶりに聴くと、やっぱり Blue Note だなぁ.




Hank Mobley 0062

 6 曲目の "Blues for Brenda" .
 こういうマイナー・ブルースも好きだな.
 それぞれのアドリブも聴き応えあるし.


 高層ビルをバックに、Blue Note 新鋭のトランぺッターが微笑むジャケット.
 これからの彼を象徴するようなジャケット写真であり、アルバムでもあります.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 先に書いたように、最近ちょっと古めの映画を再鑑賞中.
 古いのでモノクロだったり、今どきの恋愛とはかけ離れたりしてますが、俗にいう名作はいつ観てもやっぱり楽しい.




0R9A3310

 我が家の オードリー・ヘプバーン です.

 "緑の館" は欲しいと思わないので、あと買うとしたら 3 本くらいかな.
 でも今のままでも十分だと思う部分もあったりして ・・・・・

 価格も DVD だと 1,000 円程度で買えるのがうれしい.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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