'Four'_&_More

'Four' & More

 もう 8 月も終わりますね.
 いろいろあったけれど、過ぎてみれば毎年同じようにあっという間です.

 結果的には毎年同じことの繰り返し ・・・・・・ なんだかなぁ.
 "いつもの小川さん" 的な表現を借りるとすれば、 「いつも通りが一番」 といったところでしょうがね.


 それにしても時の流れが速すぎますね.
 1 秒の間隔は昔から変わっていないのに、流れが本当に速く感じられます.
 もっとゆっくり生活できればいいのですが、どうも社会の流れが時の流れを速く感じさせているようです.
 山にでも登って、ゆったりした時間を過ごさないといかんですね (笑) .




 この時間の速さ ・・・・・・・・・ まるで Tony Williams のビートのようです.





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   " 'Four' & More / Miles Davis "




   1. So What
   2. Walkin'
   3. Joshua
   4. Go-Go (The Theme)
   5. Four
   6. Seven Steps To Heaven
   7. There Is No Greater Love
   8. Go-Go (The Theme)




  Miles Davis (tp), George Coleman (ts), Herbie Hancock (p),
  Ron Carter (b), Tony Willams (ds)
  Recorded live at Philharmonic Hall, Licoln Center, February 12, 1964.






 昔から大好きなアルバムです.
 同じ日のコンサートの模様は、 "My Funny Valentine" というタイトルでもアルバムが発売されています.
 静の "My Funny Valentine" 、動の "'Four' & More" というような感じ.
 ジャズ聴き始めた頃は、 "My Funny Valentine" のほうが聴きやすい感じで好きだったのですが、いつの間にか "'Four' & More" を聴く機会がグンと増えてしまいました.




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 誰も文句を言う人がいないくらいの豪華メンバーですので、演奏も当然素晴らしいのは当たり前.
 中でもボクがこのアルバムで好きな理由が、 Tony Willams と George Coleman かな.
 いつからか、 Tony Willams の刻む高速 4 ビートが心地良く聴こえるようになりました.
 Tony Willams と Miles の掛け合いが何とも言えない緊張感なんですよね ・・・・・ ちなみにこの録音時、 Tony Willams はまだ 18 歳です.


 George Coleman については、 "マイルス・デイヴィスの真実 (小川隆夫著、平凡社)" にもあまり書かれてはいません.
 John Coltrane が脱退してからの数年間、テナー奏者は目まぐるしく変わっていましたから、 George Coleman にしてもその中の一人、程度.
 でもこの演奏を聴いている限り、ボクは結構いいと思います.
 ただ後任の Wayne Shorter が、これまたすごいのでどうもイメージが霞みがちになってしまいます ・・・・・ ちょっと可哀そうです.


 Miles はこの後、もっともっと高速で独自の道を突き進んでいきます.
 ボクが好きな時代はこの辺りから数年間 ・・・・ "At Plugged Nickel, Chicago" あたりまでだったのですが、今年また気になるアルバムが発売されます.




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 "Miles Davis Quintet-live In Europe 1967"

 1967 年 11 月のヨーロッパ・ツアー音源が 4 枚組 (3CD + DVD) ボックスセットでリリースされます.
 以前から海賊盤として出回っていた 11 月 4 日ベルリン公演、同月 6 日のパリ公演などの演奏のようです.
 この時の演奏は、一部映像でも残っており、 "The Complete Columbia Album Collection" にも 11 曲が DVD に収められていたいました.
 曲目などを見ると、まったく同じようなのでこの DVD はきっと同じものでしょうね (推測) .
 9 月発売ですが、 "とりあえず Click" 対象商品ですので注文済みです.

 9 月発売の欲しいものがたくさんあって、 10 月支払いが心配なのであります ・・・・・・・ 涙



 さて、昨日は珍しく打ち合わせなどというものをしました.
 実は来週ラジオ出演が決まりまして、その打ち合わせ ・・・・・・ ただ、ラジオと言ってもコミュニティFM放送なので、まったくもってローカル.
 約 1 時間ほど対談形式での出演ですが、生放送なので不適切な言葉を連発しないか、我ながら心配です.
 内容は ・・・・・・・ シークレットですが、結果は機会があれば書いてみようかな.


 お話し大好きなので、止まらなくなったらどうしようかと ・・・・・・・・・ Miles のように言葉少なめに、リリカルな放送になればいいのですが (笑).

At Plugged Nickel, Chicago

 土曜日です ・・・・・ 超 まったりの一日です.
 午前中は髪の毛を切りに、基本的に短い髪 (それもベリー・ショート) が好きなので、耳に髪がかかってくると気になって仕方ありません.

 朝方は雲が多かったのに、昼頃からお日様がサンサンと暖かな日差し.
 それでも 3 時頃になると、風がかなり冷たくなってしまいました.


 午後は、何もしないで例の Miles Davis です.





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  " At Plugged Nickel, Chicago, Vol. 1 "




  1. Walkin' ・・・・・ 11:03
  2. Agitation ・・・・・ 10:50
  3. On Green Dolphin Street ・・・・・ 11:14
  4. So What ・・・・・ 13:38
  5. The Theme ・・・・・ 0:17




  Miles Davis (tp), Wayne Shorter (ts),
  Herbie Hancock (p), Ron Carter (b),
  Tony Williams (ds)





 まずは、一番聴きたかった "At Plugged Nickel, Chicago"


 このアルバムは、昔日本で最初に発売された時 (いつもの曖昧な記憶によると) にアナログ盤を買った、思い出のアルバムです.

 このアルバムを買う少し前まで、どちらかというと Prestige のアルバムや ・・・・ Columbia でも "Kind Of Blue" あたりまでしか聴かなかったのですが、 "'Four' & More" がそれまでの殻を見事に打ち破ってくれました.
 "My Funny Valentine" はそれまでも何度か聴いており、結構好きだったと思います.
 もちろん "'Four' & More" も当然ジャズ屋でかかっていたはずなのですが、きっと気にも止めていなかったのでしょうね.


 ジャズ屋で聴いている連中って、自分のお気に入りはしっかり聴いているのに、他人のリクエストなんてほとんど聴かない傾向が強いんですね.
 「だれだ、こんなつまらないアルバムをリクエストして・・・・」 なんていう感じ.
 こういった連中が、俗にいう "シリアスながジャズ・ファン" 
 「 CTI なんてジャズじゃねーよ ・・・・・・
  おいおいまた "Blue City" かよ ・・・・・・
  またピアノかよ、流れを読めっていうの ・・・・・・・
  リクエストしたらちゃんと聴けよ、彼女と話しているんじゃねーの ・・・・・・
    ・・・・・・・・・・  」


 暗い店内で "シリアスなジャズ・ファン" はこんな感じで生息しています. 
 だから知らない店でリクエストするなんて ・・・・・ この辺りは、新人ママの公園デビューと同じでしょうね.
 また話の方向が違う方向にいってしまいました (笑)


 ジャズの出会いも、人との出会いと一緒で、ちょっとしたきっかけや運命的なものがあると思っていますが、この "'Four' & More" もほんのちょっとしたきっかけで、突然いいと思って聴き始めたんでしょうね、きっと.

 このボックスに付いてきた DVD に、 1967 のヨーロッパ公演の映像があります.
 "'Four' & More" が 1964 年、
 "At Plugged Nickel, Chicago" が 1965 年、
 そして DVD のヨーロッパ公演が 1967 年 ・・・・・・・
 その間にはさらにいくつのも作品が ・・・・・




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 "At Plugged Nickel, Chicago" で特に好きなのが "Agitation"
 正直 Wayne Shorter はこのアルバムでも、 1967 でもそんなにいいとは思わないし、 Herbie Hancock も物足りないところがかなりありますが、演奏全体としてみると、緊張感がピリピリ伝わってきます.
 特にライブって、演奏だけでは評価できないいろいろな要素が、複雑に絡まっていますからねー.

 そういえば "Complete Live At Plugged Nickel 1965" なる 8 枚組ボックスもあるようですが、これって日本でも発売になったのかなー・・・・
 と調べてみたら日本では何枚にも分散されてしまったようですね.


 これ、欲しいわっ!!
 きっと数年後には発売されるんだろうな ・・・・・・・
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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