ゆいや

4, 5 and 6




 最近 食 の話題がほとんどなかったので、久しぶりに ・・・・・・

 と言っても、らーめんですが.



 週に何度かある 「奥様、何かの会議やナイタースキーのため、旦那一人外食日」 ですが、仕事を終えてから遠くまで一人でご飯を食べに行くというのはなかなか気乗りしません.
 半分くらいはお惣菜買って家で適当に食べますが、残りの半分くらいは外食.

 ほとんどが帰り道に近いところで済ましてしまいます.



 今までの一押しが職場から数分の "ゆいや" というらーめん屋さん.




29 ゆいや 辛い中華そば
  (辛い中華そば)

 基本的にここのらーめんは、あっさり系の和風スープ.
 細めの麺の湯で具合がとてもいい食感でございまして.
 さらに焦がしたチャーシューが香ばしさを醸し出していて、とってもいい感じ.

 写真は "辛い中華そば" ですが、ビックリするほどの辛さではないので、基本的なスープのおいしさを味わうことができます.
 そしてこのお店の目玉が "替え飯"

 以前は餃子も提供していたようですが止めてしまい、その代わりにと考えたのが "替え玉" ならぬ "替え飯" だそうです.




12 ゆいや004
  (ピンボケです、替え飯を放り込みワサビと酢を入れるのがボクのお好み)

 開店当初は昼食時間帯だけの営業でしたが、昨年の 1 月から夕方の営業を始めたので、昨年はとてもお世話になりました.
 ところが昨年末から夕方の営業を辞めてしまったので、本当に残念.

 ちなみにこのお店、昼食時は駐車場もいっぱいで、店の前には行列もできる人気店です.



 そんな "ゆいや" の代わりになるところを探していたところ、見つけたのが "武蓮" と言うチェーン店.




26 武蓮 武蓮辛味噌らーめん
  (武蓮辛味噌らーめん)

 この店、ちょっと訳あり.
 というのも、このお店のある場所は、お店ができてはすぐに閉めて、また新しいお店という感じで、どんどん変わっていく場所です.
 今までは "晴家 (はれるや)" というらーめん店でした.
 お客さんはそこそこ入っていたと思うんですが、突然の閉店.

 決して儲かっていないので止めちゃうというんではなく、どうもオーナーの意向と言うことらしいのです.

 この "武蓮" は 新潟 (だったっけ?) を中心としたチェーン店で、ボクの以前の職場のそばにも一軒ありました.


 背油たっぷりのギトギトした感じで、ボクのようなメタボにはとってもよくないようなスープですが、特に味噌らーめんは微妙に好きだったりします.
 ただしゆずの味が付いているところはボク的にはちょっと減点.




DSC_0173

 らーめんの種類は圧倒的に "武蓮" のほうが多いです.
 夕方時々寄る身としてはメニューが豊富なのは助かります.

 店員さんがもう少しこぎれいな格好しているといいんですが ・・・・・・・

 ・・・・・・・・ ということで、ボクはやっぱり "ゆいや" かな.






 さって、本題に入りましょう.

 このアルバムもずっと前から知っていたし、当然耳にもしていました.
 ただ、演奏者のイメージがどうも Blue Note での後期のちょっとフリーキーな演奏を連想してしまいようやくの購入.





McLean001







  " 4, 5 and 6 / Jackie McLean "





  1. Sentimental Journey
        (B.Homer-B.Green-L.Brown) ・・・・・ 9:58
  2. Why Was I Born?
        (J.Kern-O.Hammerstein II) ・・・・・ 5:14
  3. Contour
        (Kenny Drew) ・・・・・ 4:59
  4. Confirmation
        (Charlie Parker) ・・・・・ 11:24
  5. When I Fall in Love
        (E.Heyman-V.Young) ・・・・・ 5:33
  6. Abstraction
         (Mal Waldron) ・・・・・ 8:03




  Jackie McLean (as), Hank Mobley (ts: # 4)
  Donald Byrd (tp: # 3, 4, 6), Mal Waldron (p),
  Doug Watkins (b), Arthur Taylor (ds)

  # 1-3: Recorded at RVG Studio, Hackensack, July 13, 1956.
  # 4-6: Recorded at RVG Studio, Hackensack, July 20, 1956.





 1956 年 Prestige で録音された、 ジャッキー・マクリーン のリーダー作としては 3 枚目のアルバム ( Prestige レーベルでは 2 作目) です.
 アルバムには二日間の演奏が入っており、 7 月 13 日の演奏はこのほかに ジーン・アモンズ が加わったものが 3 曲録音されており、そちらは "Jammin' with Gene" というタイトルで発表されています.





McLean001-2

 まずはこのジャケット.

 このジャケット写真は、ジャズっぽいっていうか、とてもカッコいい.
 ジャッキー・マクリーン の演奏は、音色がちょっとの部分と Blue Note の後期のちょっとフリーキー演奏の印象があったりで、そんなに好きとは言えないミュージシャンです.
 だから今まで持っていたリーダー・アルバムも、 Blue Note のアルバムは 13 枚だけで、この CD が初めての他レーベル作品になります.


 それでもこのアルバムのジャケット写真は別物.
 以前から大好きなジャケット・デザインです.



 アルバム・タイトルはジャズを聴いている人だったらすぐにわかると思いますが、カルテット (4) 、クインテット (5) 、 セクステット (6) という意味.

 1962 年に Prestige の傘下レーベル New Jazz から再販された時には、このデザインではない違うジャケットだったようです.




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  (Les Brown, Doris Day)

 ゆったりめの "Sentimental Journey" からこのアルバムは始まります.

 この曲は 1944 年 ドリス・デイ が歌って大ヒットしました.
 ドリス・デイ は レス・ブラウン の楽団の専属歌手.
 以前からこの曲を歌っていたようですが、 1942 から 1944 年の音楽業界のストライキのために録音できず、 1944年にようやく吹き込まれました.
 この ドリス・デイ の歌う "Sentimental Journey" は何度聴いてもいいんだなぁ.


 曲の内容は恋愛を歌ったものではなく、夢破れ故郷に帰るといったような感じのようですが、ヒットしたのがちょうど第二次大戦末期、多くの兵士たちがこの曲を聴きながら故郷を懐かしんだようです.




Jackie McLean 005

 マクリーンのアルバムに話を戻しましょう.

 聴かず嫌いだったボクのイメージとかなり違って、ストレートなハード・バップ.
 ソロもとても聴きやすいです.

 マル・ウォルドン 、 ダク・ワトキンス 、アート・テイラー のリズム・セクションがいい.
 派手じゃなく、しっかり仕事しているという感じが好感度アップです.


 アイラ・ギトラー が書いたオリジナルのライナーノーツの最後には

  "Thus ― 4,5 and 6 ... henceforth ― get your kicks"


 いろいろな意味で、なんとなくカッコいいアルバムなのです.





 さて、またまた 雪 ・・・・・・・




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 昨夜寝る前はほとんど降っていなかったのに、朝起きてビックリです.

 今夜は飲み会があるんですが、どうやって行こうか思案中.


 これから日が出て融けてくれればいいんですが ・・・・・・・・・・・


Introducing Johnny Griffin

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 先週の日曜日は大きなイベントの日だったので、雨が降らずでヤレヤレ.
 毎年この梅雨の真っ最中に行われる行事だけに、まずは晴れただけでも大成功と言ったところかな.

 今週末の土曜日には違う大きなイベント.
 こちらも屋外ですので、なんとかいいお天気になってほしいものです.


 ただ、ボクの住んでいる地域はもともと降水量の少ない地域だけに、この時期あまりに降らないと農作業などに大きな影響が出てしまいます.
 少しは梅雨らしい雨も降ってもらいたいのですが.
 そういえば昨年も水不足が騒がれていました.



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 この写真はちょうど去年の今頃の写真.

 最近、晴れた日になかなかタイミングが合わず写真にすることができません.
 今日もいいお天気でしたが、帰ってきたらすでにあたりは薄暗く.




 ブログ画面には 「新しい記事」 として 15 のサムネが出ていますが、それを見るとほとんどがジャズ以外.
 これはさすがにマズイので、今日はきちんと正統派ジャズのアルバムを取り上げます.



 この演奏もとてもホット、いかにも Blue Note です.

 そういえば Blue Note 1500 番台で欲しかったアルバムを、ようやくオークションでゲットできました.
 結構マイナーなものなので、これからの再販もいつになるのかわからないため思い切って落札・購入. 
 それについてはまたの機会に.




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  " Introducing Johnny Griffin "





  1. Mildew
        (Johnny Griffin) ・・・・・ 3:56
  2. Chicago Calling 
        (Johnny Griffin) ・・・・・ 5:38
  3. These Foolish Things
        (H.Link-A.E.Maschwitz-J.Strachey) ・・・・・ 5:12
  4. The Boy Next Door
        (H.Martin-R.Blane) ・・・・・ 4:57
  5. Nice and Easy
        (Johnny Griffin) ・・・・・ 4:22
  6. It's All Right with Me
        (Cole Porter) ・・・・・ 5:02
  7. Lover Man
        (J.Davis-R.Ramirez-J.Sherman) ・・・・・ 7:56





  Johnny Griffin (ts), Wynton Kelly (p),
  Curly Russell (b), Max Roach (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, April 17, 1956.







 ジャケットがいいですねぇ.
 アンディ・ウォーホル が描いたアロハ・シャツのジャケットもステキですが、このジャケットはいかにも Blue Note って雰囲気が出ています.

 この写真では額の部分でカットされていますが、それまでのこういった顔写真では、この写真のように顔を切ってしまうということがなかったようですので、それだけでも新しい雰囲気が出ています.




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 Inter FM で放送されていた 小川隆夫 氏の "Jazz Conversation" のテーマ曲だったのが、このアルバムの "It's All Right with Me" でした.
 だからこの演奏聴くたびに、いろいろな思い出が蘇ってきます.


 1 曲目の "Mildew" からアップテンポでブローしまくる、彼らしい演奏です.
 ただし、ボクはこういう感じでブローしまくりのハード・バップが最近どうも疲れてしまうので苦手.
 このアルバムのように久しぶりに聴いてみるぶんにはいいんですがね ・・・・・・

 このあたりのことは、以前 "The Kerry Dancers" でほとんど同じことを書いてました (笑)

 このアルバムはワン・ホーンのカルテット演奏で、スタンダードとオリジナルが半々といった感じ.
 スローなバラードも入っていますが、そこは "リトル・ジャイアント" ですのでただただ甘いだけではありません. 



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 こんな写真を見るとちょっととぼけたような雰囲気がありますが、演奏となるとバリバリの早吹き.
 とてもエネルギッシュなのです.

 そうかと思うと "Hush-A-Bye" などでは歌心ある演奏が聴けたりするのでファンも多いですね.
 ボクはそういった彼の、一癖あるバラード演奏が好きです.




 特にこのアルバムの中では "These Foolish Things"
 この曲って "思い出のたね" という邦題が点けられているのを初めて知りました.
 これはもう、ボク的にはアウトだなぁ.

 "ジーズ・フーリッシュ・シングス" のままで十分でしょう.



 作詞は Albert Eric Maschwitz ですが、彼のペンネーム Holt Marvell という表記が一般的かもしれません.
 彼は英国ショービジネス界の大者でしたので、こんなペンネームで作詞をしていたのでしょうか.
 作曲は Jack Stranchey で Harry Linkの名前もクレジットされています.


 この歌の内容は終わった恋を引きずるお話し.
 作詞した Maschwitz が アメリカ でいい中になった中国人女優 アンナ・メイ・ウォン と別れ、 イギリス に帰ったあとに書いたのがこの曲と言われています.



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 Anna May Wong (1905 年 1 月 3 日 - 1961 年 2 月 2 日)



  "口紅の付いているタバコの吸い殻"

  "ロマンチックな場所への航空券"

  "いまでも心はときめいている"

  "そんな馬鹿みたいなことでも君を思い出させる"



 震えがきちゃうほど甘いなぁ.
 今どきこんなこと口にしたら、間違いなくドン引きされます.


 まぁ古き良き時代だったからでしょうね.
 
 アルバムは軽快なおしゃべりによる "Lover Man" で締めくくられます.
 これだけ饒舌な演奏ができるんだから、きっと女性を口説くのもうまかったのかなぁ ・・・・・・・・

 逆に口下手だったからこそ楽器で饒舌になれたのかもしれません.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 最後はアルバムとは全然関係なくラーメンのお話し.



10 ゆいや ざるらーめん
 「ゆいや」 ざるらーめん 大盛

 先週の一人外食の日に食べてきました.
 ところが注文を聞き間違えられちゃって、最初に熱いラーメンが出てきました.

 この写真のラーメンは "ざるらーめん" というのですが、ボクが注文の時に 「つけめんのしょうゆ味で」 で注文しちゃったので間違っちゃったんでしょうね.
 でも、嫌な顔一つ見せずすぐにこちらを作ってくださいました.

 何かとてもこちらとしては恐縮なのです.

 味は ・・・・・・・・・ とっても Good !!
 サッパリ系の汁で、中に入っているサイコロ状の焼き豚の炙り加減がとてもいいんだな.
 そして中のネギもさりげなく白ネギと青ネギが混ざっていて、このあたりも憎いなぁ.


 量は大盛りで 300g ほどだったと思いますが、とても美味しくいただきました.

 ごまだれ もあり 登美ちゃん が絶賛していましたので、次回は ごまだれ だな.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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