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 新年明けましておめでとうございます.


 今年の元旦初日の出は、昨年のようないいお天気ではなく雲が多めでしたが、静かな元旦を迎えることができました.
 と言っても、朝起きた時にはすでにお日様はこの位置.



 いつものように今日も一人です ・・・・・ 奥様はお仕事で軽井沢にスキー.
 今日の午後はどうしても観たかった映画あったので、一人で気合を入れて観てました.
 いつもでしたら、元旦の午後はサッカーの天皇杯をゴロゴロしながら観戦するのですが、今年はちょっと観る気になれず.
 
 この Blu-ray は、昨年 12 月 23 日に届いたのですが、ちょうど東京へ行く日でしたので、通してゆっくりと観れるまでとっておきました.





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  "George Harrison: Living in the Material World"
 




    監督 : マーティン・スコセッシ
    製作 : オリヴィア・ハリスン
          ナイジェル・シンクレア
          マーティン・スコセッシ
    製作総指揮 : マーガレット・ボッド
    撮影 : ロバート・リチャードソン
    編集 : デヴィッド・テデスキ
    公開 : 2011 年
    上映時間 : 208 分




   **** Songs ****
   The Light That Has Lighted The World , Beware Of Darkness ,
   Blue Jay Way , Don't Bother Me ,
   If I Needed Someone , Love You To,
   Within You Without You , The Innner Light ,
   Savoy Truffle , Ski-Ing ,
   Party Seacombe , While My Guitar Gently Weeps ,
   Something , Here Comes The Sun ,
   What Is Life , All Things Must Pass ,
   Wah-Wah , Awaiting On You All ,
   My Sweet Lord , Isn't It A Pity ,
   Give Me Love (Give Me Peace On Earth) , Dark Horse ,
   Run Of The Mill , I'd Have You Anytime ,
   Marwa Blues , Brainwashed






 この映画は完全なるドキュメンタリーで、とても長い映画です.
 Part 1 と 2 に分かれており、 Part 1 は The Beatles の崩壊が始まる頃までで、 The Beatles の中の George Harrison という感じが強いです.
 Part 2 は、解散後から亡くなるまで ・・・・・ 多くの友人たちの証言や、当時の映像や写真を使い、 George Harrison という一人のミュージシャンの人生を追ったドキュメンタリー.


 ボクが George Harrison を知って、好きになったのは、写真集付き "Let It Be" のアルバムを兄が買ってきて、その写真集を見て George Harrison を知りました.
 "Let It Be" は The Beatles 崩壊の過程が描かれているような映画であり、同名のアルバムにしてもそれほどいい評価を受けていないような気がしますが、ボクにとってはこのアルバムが絶対です.

 そしてこのアルバムから、逆行するかのように The Beatles の他のアルバムも聴いていった記憶があります.
 だから聴き始めた頃は、 "Please Please Me" や "With The Beatles" といった初期のアルバムがあまり好きではありませんでした ・・・・・ 最近は、これらのアルバムのほうがいいんじゃないか、なんて感じたりもしていますが (笑) .


 そんな The Beatles の中でも、子供心にカッコイイと思ったのが、 George Harrison でした.
 彼の音楽がいいなぁと思ったのは、もっと先のことでしたが.




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 さて映画のお話へ ・・・・ この映画は完全なるドキュメンタリーですので、淡々と進みます.
 だからどういったように受け止めるかというのは、観た方の The Beatles ・・・・ George Harrison への思い入れの深さでずいぶん変わってしまうでしょう.
 ボクは Part 2 で語られている、 インド宗教 に George が傾倒していく部分が興味深く、 「ああぁ・・・・なるほどね」 っていう感じでした.
 ジャズに関しても、ライナーノーツや専門書を読まないのですから、 The Beatles についても全く同様.
 ようやく George がどうして インド宗教 にのめり込んでいったのか、その頃作られた曲の意味が、少しではありますがわかったような気がしました.
 The Beatles 解散後に発表したシングル曲 "My Sweet Lord" について、なるほどねでした.


 観る方によっては、赤裸々な証言に嫌悪感を示すかも知れませんね.
 ちなみに、 パティ・ボイド は今見てもキュートな感じがしますね.
 Part 1 の最後に流れる "While My Guitar Gently Weeps" が切ないです.
 そして Ringo Starr のコメントも ・・・・・ とっても切ないです.


 この映画は、 Blu-ray の他に DVD 、さらには限定となる Box 仕様が二種類あるのですが、この Box セットの評判がかなり悪いんですよね.
 もちろん 「いい」 というファンもいますが、どうもネガティブ意見のほうが多そうです.
 ネガティブ意見の多くは、 Box の開けにくさと、内容と価格のアンバランスというところです.
 ボクはお金もなかったから Blu-ray 単体でしたが、 1000 セット限定 Box でさえもまだ Amazon で購入できるようです.


 この映画を観て、 "All Things Must Pass" のアルバムを聴いてみると、今までと違った感じで聴こえてきます.
 少年の頃、なぜかお正月に The Beatles を聴くのが好きでした.
 窓の外は雪景色、ストーブを焚いた部屋で静かに流れる The Beatles が大好きでした.



 今部屋では George Harrison が流れています ・・・・・・・・・・・・・ All Things Must Pass .
 今年は災害の少ない、明るい年でありますように.