連休も今日まで ・・・・・・
今朝は、すでにいろいろなところで帰省の渋滞が始まっているようです.
朝、ちょっと買い物に出たのですが、青空が広がり、とても気持ちのいいお天気.
なので、ボクは一日のんびり過ごす予定です.
ボクの休日は、仕事のためのお休みなのでのんびり身体を休めます.
ボクのブログによくコメントをいただく、映画大好きの ちゃぴちゃぴ さんが、先日 自身のブログ で紹介していた映画です.
この映画はボクも大好き.
観るたびに、ほんわかとした感動を与えてくれる映画です.
" ニュー・シネマ・パラダイス "
監督: ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本: ジュゼッペ・トルナトーレ
製作: フランコ・クリスタルディ
製作総指揮:
ミーノ・バルベラ
原題: "Nuovo Cinema Paradiso"
出演: フィリップ・ノワレ (アルフレード)
サルヴァトーレ・カシオ (トト 少年期)
マルコ・レオナルディ (トト 青年期)
ジャック・ペラン (トト 中年期)
アニェーゼ・ナーノ (エレナ)
アントネラ・アッティーリ (中年期)
プペラ・マッジオ (壮年期)
レオポルド・トリエステ (神父)
エンツォ・カナヴェイル (スパッカフィーコ 支配人)
レオ・グロッタ (イグナチオ 劇場の案内人)
音楽: エンニオ・モリコーネ 、 アンドレア・モリコーネ
撮影: ブラスコ・ジュラート
編集: マリオ・モッラ
配給: 日本ヘラルド
日本公開: 1989 年 12 月 16 日
上映時間: 123 分
なぜかこの映画は、 1988 年に公開された "グラン・ブルー" と同じような印象をボクは持っています.
描かれている内容はまったく違うのですが、観終わるとなぜか同じような感動があります.
なんでだろう ・・・・・・・・
映画 というものを題材にした作品では、昨年公開された "ヒューゴの不思議な発明" があります.
監督は マーティン・スコセッシ で、映画への愛情を表現している ・・・・・ 云々とよく評されていますね.
でもあの映画は ジョルジュ・メリエス の伝記を中心にしたファンタジー要素の強い佳作.
批評家たちにも好意的に受け取られ、 アカデミー賞 11 部門ノミネートで 5 部門受賞しています.
こちらの "ニュー・シネマ・パラダイス" は、町の映画館を中心に一人の少年の成長、 アルフレード との友情、そして映画館を訪れる人々の姿を描いています.
日本での公開は 銀座 4 丁目にある座席がわずか 200 席の シネスイッチ銀座 というミニシアター.
そこで 40 週のロングラン、観客動員数約 27 万人、売上げ 3 億 6900 万円、という単館興行成績 No.1 を収めた映画でもあります.
1989 年カンヌ国際映画祭審査員特別賞、 1990 年アカデミー賞最優秀外国映画賞 など、多くの賞を獲得しています.
この映画には 3 つのバージョンがあることは有名です.
イタリアで公開された "オリジナル版" が 155 分.
その後世界で公開された "劇場公開版" が 123 分.
そして 2002 年には、 173 分の "ディレクターズ・カット版" .
本国 イタリア で公開された時は 155 分バージョンだったのですが、どうも公開時の評判がよくなく、世界公開に合わせ再編集した 123 分バージョンになったようです.
ボクの持っている DVD は、上の写真の "ニュー・シネマ・パラダイス 15 周年メモリアル・コレクション" .
フィルム缶のような円形のケースに、 DVD 、ポストカード、ピンバッジ、冊子などが入っています.
肝心の映像は、 "劇場公開版" と "ディレクターズ・カット版 (完全オリジナル版)" の 2 作がそれぞれ 1 枚にディスクに収められています.
その "劇場公開版" は、 "SUPER HI-BIT EDITION デジタル・リマスター版" と銘打ってあり、そこそこキレイな映像です.
だから Blu-ray に買い替えようとは、今のところ考えていません.
購入した動機は、単純に "劇場公開版" と "ディレクターズ・カット版" がセットになっているから ・・・・・ それだけのことで、ピンバッチやフィルムなどは全く拘っていませんでした.
昨夜は "劇場公開版" 、そして今日 "完全オリジナル版" (あえて日本語吹き替え版) と、 久しぶりに 2 作観ちゃいました.
この写真は今ひとつよくないですね.
もう少し薄暗く、青みがかっていると映画の場面そっくりになるんですが ・・・・
"劇場公開版" は、映画館を中心に描かれていますが、 "完全オリジナル版" のほうは特に後半 トト の恋愛部分が大きくクローズアップされ、映画自体の印象もかなり違っています.
このあたり、好き嫌いがはっきり出ており、多くのレビューでは "劇場公開版" のほうに軍配が上がっています.
ボクも今までは、 "劇場公開版" が好きだったのですが、二日にわたり 2 作品を観てみたら "完全オリジナル版" もいいじゃないかと ・・・・・.
この手の映画って、観るたびにいろいろなことを思い出させてくれたり、新しい感動を与えてくれるような気がします.
そこが名画と呼ばれる所以ではないでしょうか.
ボクの愛読書 "死ぬまでに観たい映画 1001 本"にも紹介されています ・・・・・ が、扱いはかなり小さく写真も有りません.
隣のページにはなぜか "AKIRA" が丸ごと 1 ページ紹介されていました (苦笑)
まぁそれはそれで、この本のマニアック性の強いところなのですが.
"完全オリジナル版" で追加されている トト と エレナ のお話しも、これはこれでちょっといいかな.
今日久しぶりに観て、少し クサイ 感じはありますがこういう郷愁もありでしょう.
この映画は、いつしか観る者が トト になって、幼かったころの想い出や、初恋のことなどを思い出させてくれる映画でもあります.
"三丁目の夕日" と似た感じでしょうか.
とかく トト と アルフレード に焦点がいきがちですが、その周りにいる人たちがとても個性的で、暖かく、面白い人たちばかりです.
この個性的な人たちの存在が、この映画の魅力の一つ.
時代は大戦直後の厳しい時代、みんな貧しく (アルフレード のシャツの袖が虫食いだらけだったり)、仕事がなかったり (共産主義への差別) 、戦争の爪痕も残っていたり (ニュースや破壊された建物の前を親子で歩いたり) もするんだけれど、映画館で見せる笑顔はみんな幸福感たっぷり.
このあたりも "三丁目の夕日" とカブっちゃうんだよねぇ.
そしてボク自身、高校生の頃は暇さえあれば映画館に入り浸っていましたから.
この映画に物凄く共感できちゃう訳です.
ボクが入り浸った映画館は "パラダイス館" ではなく、 ニューパール劇場 という駅のそばの映画館.
列車が通るたびに音が聞こえたりするような映画館です.
それでも通りの名前に映画館の名前がつくくらい、地元では有名な映画館でした.
当時は 1 回入るとずっといることができたので、同じ映画を 3 回くらい観たり.
おまけに、今のように映画 1 本だけの公開ではなく、 2 本が当たり前だったので、暇つぶしにはピッタリ.
だから当時の映画で 5 - 6 回くらい観た映画は、ザラにあります.
今ではこの映画館も無くなり、ボクは TOHO シネマズ というシネコン通いをしていますが、狭い椅子で、列車の音が聞こえ、所々光が漏れているようなオンボロ映画館がとても懐かしく思えます.
そういえば、昔は映画交換のサイン ( ○ 印) がフィルムに付いていました.
たまに、画面が突然真っ白になったり ・・・・・ (笑)
やっぱり トト だよね.
青年期や中年期の トト も、ボクは悪くないと思います.
でも少年期の トト がスゴイ.
この笑顔はとても素敵です.
やっぱりこの映画、この子在りきですね.
父親の死よりも、 "風と共に去りぬ" のポスターに笑顔してしまうような.
そして エンニオ・モリコーネ の音楽は言うまでも有りません.
この映画に、この音楽 ・・・・・・・・ "ラ・ミゼラブル" とおんなじか.
エンニオ・モリコーネ って本当にスゴイ.
ボクが彼の音楽を初めて知ったのは "荒野の用心棒" ・・・・・・ 口笛がとても印象的な曲でした.
この時代、一連のマカロニ・ウエスタンの曲はどれもいい曲でした.
"ウエスタン" での息詰まるような曲も印象的ですし、かと思うとこの映画や "Once Upon A Time In America"
のように心にしみるような曲もあります.
何度観ても、見どころいっぱいで、感動もいっぱい.
やっぱり Blu-ray 買おうかなぁ ・・・・・・・・・・
今朝は、すでにいろいろなところで帰省の渋滞が始まっているようです.
朝、ちょっと買い物に出たのですが、青空が広がり、とても気持ちのいいお天気.
なので、ボクは一日のんびり過ごす予定です.
ボクの休日は、仕事のためのお休みなのでのんびり身体を休めます.
ボクのブログによくコメントをいただく、映画大好きの ちゃぴちゃぴ さんが、先日 自身のブログ で紹介していた映画です.
この映画はボクも大好き.
観るたびに、ほんわかとした感動を与えてくれる映画です.
" ニュー・シネマ・パラダイス "
監督: ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本: ジュゼッペ・トルナトーレ
製作: フランコ・クリスタルディ
製作総指揮:
ミーノ・バルベラ
原題: "Nuovo Cinema Paradiso"
出演: フィリップ・ノワレ (アルフレード)
サルヴァトーレ・カシオ (トト 少年期)
マルコ・レオナルディ (トト 青年期)
ジャック・ペラン (トト 中年期)
アニェーゼ・ナーノ (エレナ)
アントネラ・アッティーリ (中年期)
プペラ・マッジオ (壮年期)
レオポルド・トリエステ (神父)
エンツォ・カナヴェイル (スパッカフィーコ 支配人)
レオ・グロッタ (イグナチオ 劇場の案内人)
音楽: エンニオ・モリコーネ 、 アンドレア・モリコーネ
撮影: ブラスコ・ジュラート
編集: マリオ・モッラ
配給: 日本ヘラルド
日本公開: 1989 年 12 月 16 日
上映時間: 123 分
なぜかこの映画は、 1988 年に公開された "グラン・ブルー" と同じような印象をボクは持っています.
描かれている内容はまったく違うのですが、観終わるとなぜか同じような感動があります.
なんでだろう ・・・・・・・・
映画 というものを題材にした作品では、昨年公開された "ヒューゴの不思議な発明" があります.
監督は マーティン・スコセッシ で、映画への愛情を表現している ・・・・・ 云々とよく評されていますね.
でもあの映画は ジョルジュ・メリエス の伝記を中心にしたファンタジー要素の強い佳作.
批評家たちにも好意的に受け取られ、 アカデミー賞 11 部門ノミネートで 5 部門受賞しています.
こちらの "ニュー・シネマ・パラダイス" は、町の映画館を中心に一人の少年の成長、 アルフレード との友情、そして映画館を訪れる人々の姿を描いています.
日本での公開は 銀座 4 丁目にある座席がわずか 200 席の シネスイッチ銀座 というミニシアター.
そこで 40 週のロングラン、観客動員数約 27 万人、売上げ 3 億 6900 万円、という単館興行成績 No.1 を収めた映画でもあります.
1989 年カンヌ国際映画祭審査員特別賞、 1990 年アカデミー賞最優秀外国映画賞 など、多くの賞を獲得しています.
この映画には 3 つのバージョンがあることは有名です.
イタリアで公開された "オリジナル版" が 155 分.
その後世界で公開された "劇場公開版" が 123 分.
そして 2002 年には、 173 分の "ディレクターズ・カット版" .
本国 イタリア で公開された時は 155 分バージョンだったのですが、どうも公開時の評判がよくなく、世界公開に合わせ再編集した 123 分バージョンになったようです.
ボクの持っている DVD は、上の写真の "ニュー・シネマ・パラダイス 15 周年メモリアル・コレクション" .
フィルム缶のような円形のケースに、 DVD 、ポストカード、ピンバッジ、冊子などが入っています.
肝心の映像は、 "劇場公開版" と "ディレクターズ・カット版 (完全オリジナル版)" の 2 作がそれぞれ 1 枚にディスクに収められています.
その "劇場公開版" は、 "SUPER HI-BIT EDITION デジタル・リマスター版" と銘打ってあり、そこそこキレイな映像です.
だから Blu-ray に買い替えようとは、今のところ考えていません.
購入した動機は、単純に "劇場公開版" と "ディレクターズ・カット版" がセットになっているから ・・・・・ それだけのことで、ピンバッチやフィルムなどは全く拘っていませんでした.
昨夜は "劇場公開版" 、そして今日 "完全オリジナル版" (あえて日本語吹き替え版) と、 久しぶりに 2 作観ちゃいました.
この写真は今ひとつよくないですね.
もう少し薄暗く、青みがかっていると映画の場面そっくりになるんですが ・・・・
"劇場公開版" は、映画館を中心に描かれていますが、 "完全オリジナル版" のほうは特に後半 トト の恋愛部分が大きくクローズアップされ、映画自体の印象もかなり違っています.
このあたり、好き嫌いがはっきり出ており、多くのレビューでは "劇場公開版" のほうに軍配が上がっています.
ボクも今までは、 "劇場公開版" が好きだったのですが、二日にわたり 2 作品を観てみたら "完全オリジナル版" もいいじゃないかと ・・・・・.
この手の映画って、観るたびにいろいろなことを思い出させてくれたり、新しい感動を与えてくれるような気がします.
そこが名画と呼ばれる所以ではないでしょうか.
ボクの愛読書 "死ぬまでに観たい映画 1001 本"にも紹介されています ・・・・・ が、扱いはかなり小さく写真も有りません.
隣のページにはなぜか "AKIRA" が丸ごと 1 ページ紹介されていました (苦笑)
まぁそれはそれで、この本のマニアック性の強いところなのですが.
"完全オリジナル版" で追加されている トト と エレナ のお話しも、これはこれでちょっといいかな.
今日久しぶりに観て、少し クサイ 感じはありますがこういう郷愁もありでしょう.
この映画は、いつしか観る者が トト になって、幼かったころの想い出や、初恋のことなどを思い出させてくれる映画でもあります.
"三丁目の夕日" と似た感じでしょうか.
とかく トト と アルフレード に焦点がいきがちですが、その周りにいる人たちがとても個性的で、暖かく、面白い人たちばかりです.
この個性的な人たちの存在が、この映画の魅力の一つ.
時代は大戦直後の厳しい時代、みんな貧しく (アルフレード のシャツの袖が虫食いだらけだったり)、仕事がなかったり (共産主義への差別) 、戦争の爪痕も残っていたり (ニュースや破壊された建物の前を親子で歩いたり) もするんだけれど、映画館で見せる笑顔はみんな幸福感たっぷり.
このあたりも "三丁目の夕日" とカブっちゃうんだよねぇ.
そしてボク自身、高校生の頃は暇さえあれば映画館に入り浸っていましたから.
この映画に物凄く共感できちゃう訳です.
ボクが入り浸った映画館は "パラダイス館" ではなく、 ニューパール劇場 という駅のそばの映画館.
列車が通るたびに音が聞こえたりするような映画館です.
それでも通りの名前に映画館の名前がつくくらい、地元では有名な映画館でした.
当時は 1 回入るとずっといることができたので、同じ映画を 3 回くらい観たり.
おまけに、今のように映画 1 本だけの公開ではなく、 2 本が当たり前だったので、暇つぶしにはピッタリ.
だから当時の映画で 5 - 6 回くらい観た映画は、ザラにあります.
今ではこの映画館も無くなり、ボクは TOHO シネマズ というシネコン通いをしていますが、狭い椅子で、列車の音が聞こえ、所々光が漏れているようなオンボロ映画館がとても懐かしく思えます.
そういえば、昔は映画交換のサイン ( ○ 印) がフィルムに付いていました.
たまに、画面が突然真っ白になったり ・・・・・ (笑)
やっぱり トト だよね.
青年期や中年期の トト も、ボクは悪くないと思います.
でも少年期の トト がスゴイ.
この笑顔はとても素敵です.
やっぱりこの映画、この子在りきですね.
父親の死よりも、 "風と共に去りぬ" のポスターに笑顔してしまうような.
そして エンニオ・モリコーネ の音楽は言うまでも有りません.
この映画に、この音楽 ・・・・・・・・ "ラ・ミゼラブル" とおんなじか.
エンニオ・モリコーネ って本当にスゴイ.
ボクが彼の音楽を初めて知ったのは "荒野の用心棒" ・・・・・・ 口笛がとても印象的な曲でした.
この時代、一連のマカロニ・ウエスタンの曲はどれもいい曲でした.
"ウエスタン" での息詰まるような曲も印象的ですし、かと思うとこの映画や "Once Upon A Time In America"
のように心にしみるような曲もあります.
何度観ても、見どころいっぱいで、感動もいっぱい.
やっぱり Blu-ray 買おうかなぁ ・・・・・・・・・・