今日はお休みだったので、確定申告をしてきました.
 給与以外の所得 ・・・・・・・ わずかな いつもの講習会 報酬についてです.
 この報酬はすでに源泉徴収されているのですが、必要経費 (交通費等) にまで全額税金がかかっているためその分を戻してもらうため、毎年申告しています.

 朝 7 時 30 分からの受付なのですが、ボクが数分前に行って受付をした時にはすでに 23 番目でした.
 一度家に帰り 9 時 30 分頃出直し、申告手続き自体は 10 分程度で無事修了しました.
 今年もわずかですが、戻ってきます.

 2 月は バレンタインデー よりも、ボクにとってはこちらのほうが一大イベントなのであります (笑) .


 そんな申告終了後、気持ちもスッキリと久しぶりの映画です.





 第 82 回アカデミー賞で 6 部門を獲得した "ハート・ロッカー" は決して嫌いではないのですが、 アカデミー賞作品賞 ということに関しては、今でも首を傾げていたりもします.
 そんな "ハート・ロッカー" と同じ監督の話題作です.

 この映画はどうしても映画館で観たかった.






zero-dark-thirty1






  " ゼロ・ダーク・サーティ "




  監督 : キャスリン・ビグロー
  脚本 : マーク・ボール
  製作 : マーク・ボール 、 キャスリン・ビグロー 、
        ミーガン・エリソン
  製作総指揮 :
        コリン・ウィルソン 、 グレッグ・シャピロ 、
        テッド・シッパー
  出演 : ジェシカ・チャステイン (マヤ)
        ジェイソン・クラーク (ダン)
        ジョエル・エドガートン (パトリック)
        マーク・ストロング (ジョージ)
        クリス・プラット (ジャスティン)
        カイル・チャンドラー (ジョセフ・ブラッドレイ)
        テイラー・キニー (ジャレッド)
        マーク・デュプラス (スティーヴ)
        フランク・グリロ (レッド中隊司令官)
        スティーヴン・ディレイン (国家安全保障顧問)
        エドガー・ラミレス (ラリー)
        ハロルド・ペリノー・ジュニア (ジャック)
        レダ・カテブ (アマル)
        ジェニファー・イーリー (ジェシカ)
        ジェームズ・ギャンドルフィーニ (レオン・パネッタ)
        スコット・アドキンス (ジョン)
  音楽 : アレクサンドル・デスプラ
  撮影 : グレイグ・フレイザー
  編集 : ウィリアム・ゴールデンバーグ 、 ディラン・ティチェナー
  原題 : "Zero Dark Thirty"
  配給 : ギャガ
  日本公開 : 2013 年 2 月 15 日
  上映時間 : 157 分





 本年度 アカデミー賞 5 部門 (作品賞・主演女優賞・脚本賞・音響編集賞・編集賞) にノミネートされています.
 アメリカでの批評家の受けもかなりいいようです.

 ぶっちゃけ、ボクは作品賞を獲るような映画ではないと思うんですが ・・・・・・ 前作の "ハート・ロッカー" もそうですが.
 確かに映画としてはドキュメンタリー・タッチで緊迫感が漂い、特にクライマックスは自分自身がその場にいるようにも思えるほどのリアリティでしたが.

 でも、どうも見終わった後にスッキリしない ・・・・・・・




zero-dark-thirty002

 9・11 後から ビンラディン 殺害までを、 CIA 女性分析官 (・・・・だったのね) の執念とも言える追跡劇を描いている作品です.
 とにかく重い映画です.
 最初からドドーーーンと沈んで行っちゃう感じ.
 でもそこは映画ですので、手に汗を握るようなサスペンス要素も至る所に散りばめられています.


 主人公の女性ですが、非常にクールに獲物を追っていくような感じで、まったく知らない俳優さんでしたが、とてもいい感じの演技でした.
 ただ、自分の身の危険を犯してまでなぜ執拗に追跡していくのか、そのあたりが今一つはっきりしません.
 単に仕事でそこまでやっていくのか ・・・・・・
 それは彼女の私生活部分がほとんど映像に映されていないからでしょうか.
 もう少し彼女の過去や生活がわかると、もっと違った感情移入ができたようにも思います.


 いきなりの拷問シーンも、拷問されている人たちの背景が少しわかり辛い ・・・・・・ 話が進むにつれ少しずつはわかってくるんだけれどね.
 この拷問シーンについては賛否両論.
 ボクもここまで描く必要あるのか ??? でした.
 前半に出てくるテロリストたちの情報ももう少し欲しいなぁ





zero-dark-thirty-003

 映像が望遠レンズを使いわざと手ぶれを出しているような映像で、この映像によってドキュメンタリー・タッチが引き立っています.
 最近こういった撮り方の映画が多いような気がします.



 そしてこの映画のクライマックス、 SEALs の急襲シーンの映像はスゴイです.
 この戦闘場面には、 リドリー・スコット 監督の "Black Hawk Down" (この映画もボクは大好きなのですが ・・・・・ ) が引き合いに出されていますが、ボクの感想はこちらの映画のほうが格段上.
 たしかに "Black Hawk Down" の映像も凄かったけれど、どこか客観的に映画として捉えて観ることがききました.
 ところがこの "Zero Dark Thirty" は、観客が完全に戦闘場面に放りこまれてしまうようなリアリティがあります.
 観ている側も緊張感ありあり ・・・・・・・ 突然襲いかかってくる発砲などは本当にびっくりしてしまいます.
 この戦闘場面も観るだけでも、この映画を観る価値があると言っても過言ではないかな.

 ただ、倒した相手に平然ととどめの発砲をしている場面は、ちょっとリアリティすぎますね.


 どうでもいいことですが SEALs の一員 ジャレット を演じているのは テイラー・キニー という俳優で、あの Lady GaGa のボーイフレンドみたいです.




Zero-Dark-Thirty004

 この映画に関しては、 日本 と アメリカ ではかなり受け止め方が違うと思います.
 だからアカデミー賞がどうなるのか興味津々なのです.


 2 時間 30 分以上の長い映画ですが、結構映画の中に引き込まれるので、あまり長さを感じません.
 特に終盤は先にも書いたように息もできないくらいの緊張感で、あっという間でした.
 そういう意味ではうまく作られている映画です.

  でも、観終わってから満足感があまりない、さりとて絶望感が漂っている訳でもなく ・・・・・・ このあたりが最初にも書いたように今一つスッキリしない原因なのかもしれません.


 
 さすがに作品賞は厳しいんじゃないでしょうか ・・・・・・ まだ観ていませんが "リンカーン" の評判もかなりいいので、ボクはきっと "リンカーン" じゃないかと、勝手に想像しているのであります.
 ただ、あの "アバター" を倒したのが "ハート・ロッカー" ですからねぇ ・・・・・・・・
 ジェームス・キャメロン の元奥様 キャスリン・ビグロー が一躍トップに躍り出た映画でしたから.





DSC_006211

 映画を観る前にいつもの スタバ で少しばかりお勉強.
 エンボス・ロゴ・マグ が欲しかったのですが、 28 日入荷とのこと.
 欲しかった パープル はこの時期にはなく、 アイボリー のみのようです.

 とても素敵な店員さんに、懇切丁寧に説明していただきました.
 でも取り置きはしてもらえないとのことで ガックリ .

 このお店の店員さんは、ちょっと落ち着いた年代の女性たちがほとんどですが、まぁこういう感じの スタバ も悪くないかなと、オヤジ的には思えてしまうのです (笑) .