キリ番

Blue Serge

 久しぶりに風邪気味.
 そういえば去年は一度も風邪で熱が出たりということがなかったので、本当に久しぶり.

 日曜日の夜ちょっとおかしいなぁ ・・・・・・ という感じで、早めにベッドへ.
 月曜日の朝起きたら喉の痛みが出ており、数日はっきりしない体調.

 幸い、熱が出ないのが救いですが、喉の痛み鼻水.
 本当に 「はっきりしない」 というのがピッタリの体調です.
 ようやく体調がよくなりつつありますが、もうちょっとかな.


 そんなんでこの一週間はかなりブルーな気分.
 ブルーなイメージのアルバムでも聴いて過ごします.







chaloff002





  " Blue Serge / Serge Chaloff "




  1. A Handful of Stars
       (J.Lawrence-T.Shapiro) ・・・・ 5:34
  2. The Goof and I
       (A.Cohn) ・・・・ 4:46
  3. Thanks for the Memory
       (R.Rainger-L.Robin) ・・・・ 3:47
  4. All the Things You Are
       (O.Hammerstein II-J.Kern) ・・・・ 5:25
  5. I've Got the World on a String
       (H.Arlen-T.Koehler) ・・・・ 6:44
  6. Susie's Blues
       (S.Chaloff) ・・・・ 5:09
  7. Stairway to the Stars
       (M.Malneck-M.Parish-F.Signorelli) ・・・・ 4:51
  8. * How About You ?
       (R.Freed-B.Lane) ・・・・ 5:24




  Serge Chaloff (bs), Sonny Clark (p),
  Leroy Vinnegar (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at Capitol Studios, LA, CA, March 14 & 16, 1956.
  * (# 8: not part of the original album.)






 アルバム・タイトルが Blue でジャケットも Blue な感じなのですが、聴いた感じはそんなに Blue な感じはありません.
 どちらかというとのびのびと演奏している感じ.
 まぁジャケット見てもらえばわかるとおり、隣にこんな美人がいればブルーな気分なんかどこかにいってしまいそうです (笑)

 バリトン・サックスと言うと、どうも音のイメージ的にアダルトチックな感じがしてしまうのですが、このアルバムでは朗々とした演奏です.
 スタンダードの "All the Things You Are" なんかもとても軽快.







chaloff002-2

 ジャケットが結構シャレています、有名なジャケット写真ですね.
 serge = 服地 、と彼の名前を掛け合わせたジャケットです.
 このジャケットですが、ボクが持っている数少ないアナログ盤の中の一枚でもあります.
 ジャケットが好きで、処分できずに持っています.

 今回よく見たら、ジャケットの合わせが逆ですね.
 サックスは逆になっていないので、女性用のジャケットなのかな ・・・・・・・・
 そうなると、この意味を知りたくなったりします.


 このアルバムではワン・ホーンによる演奏です.
 Capital レーベルには 1955 年に録音された "Boston Blow-up !" がありますが、そちらのアルバムは他のホーンが入っていますし、メンバーも白人中心です.
 前者はホーン・アンサンブルが聴きどころでしたが、このアルバムはそれぞれのソロをじっくり楽しむことができます.
 このアルバムの特徴として、バックのリズム・セクションに Sonny Clark と Philly Joe Jones がいることでしょうか.

 この二人が結構いい味出してます.
 肩の力の抜けたいい演奏なのです.




Serge Chaloff 001

 サージ・チャロフ は 1923 年 11 月 24 日 ボストン 生まれのサクソフォン奏者.
 楽器はジャズ・シーンでは珍しい バリトン・サックス .
 小さい頃、 デューク・エリントン楽団 のバリトンサックス奏者 ハリー・カーネイ の演奏に夢中になり、この楽器を演奏するようになったようです.

 チャーリー・パーカー の影響を受け、他のサックス奏者に先駆けてビバップ様式で演奏した ・・・・・ らしいのですが、いかんせんボクは バップ や ハード・バップ の区別がよくわからない (まぁこれだけ聴いているから何となくは区別できますが、知らない人たちにその違いを説明できないのです) ので 「へぇー、そうなんだ」 って感じです.

 彼も多くのミュージシャン同様、ヘロイン中毒のためにアルバム制作などは非常に限られたものだったようです.
 その後脊椎に癌を患い、 1957 年 7 月 16 日 33 歳で亡くなっています.


 このアルバム、内容的にはやっぱり地味な感じはしますが、たまに聴いてみるとホッとできるようなアルバム.






 アルバムの Blue に因んで、二つほどちょっとした話題など.




140000

 キリ番 ・・・・・・・・ アクセス数が 140000 です.
 前にも書きましたが、この数字にはビックリ.
 この 1 年くらいで 80000 アクセスくらいですので ・・・・・・・ まぁこれは Blue には関係ないのですが.


 実はもう一つ、少し前に Type R の走行記録が 111111 というキリ番だったのですが、ボケ〜っと運転していたら写真撮り忘れてしまいました.

 ・・・・・・・ ブルーな気分、増悪です.




 最後もブルー ・・・・・・・・・・・
 と言っても、こちらはとても素敵な空 .




DSC_011901

 放射冷却現象のせいでしょうか、毎日いいお天気が続いています.
 今日も快晴、のお天気


 明日も天気はいいのでしょうか ?

 感冒症状も無くなってくれればいいのですが ・・・・・・・・・

I Get A Boot Out Of You

 その昔、 Art Pepper の Contemporary 時代のアルバムをほとんど買い揃えて聴いていましたが、アナログ盤を処分し CD に移行してからは、まったくと言っていいほど聴かなく ・・・・・ 買わなくなってしまいました.
 これといった理由はないんだけれどねぇ ・・・・・・ . 
 同様なのが John Coltrane ・・・・・ この人の場合は、歳とともにボクが楽な聴き方に走っていったからかな (笑) .


 久しぶりに Art Pepper が参加しているアルバムをお買い上げ.
 と言っても、有名なジャケットなので、ほとんど ジャケ買い と言う感じでしたが.








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  " I Get A Boot Out Of You / Marty Paich "






  1. It Don't Mean A Thing :スイングしなけりゃ意味ないね
         (Ellington-Mills) ・・・・ 3:14
  2. No More
         (Camarata-Russell) ・・・・ 4:25
  3. Love For Sale
         (C.Porter) ・・・・ 4:29
  4. Moanin'
         (Hendricks-Timmons) ・・・・ 5:04
  5. Violets For Your Furs : コートにすみれを
         (Adair-Dennis) ・・・・ 4:09 
  6. What Am I Here For / Cottontail
         (D.Ellington) ・・・・ 5:35 
  7. Warm Valley
         (Ellington-Russell) ・・・・ 4:28
  8. Things Ain't What They Used To Be : 昔はよかったね
         (Ellington-Persons) ・・・・ 4:14





  Marty Paich (p.arr), Conte Candoli (tp), Jack Sheldon (tp), 
  Al Porcino (tp), Vince DeRosa (frh), Vic Feldman (vib),
  Bob Enevoldsen (valve-tb), George Roberts (b-tb),
  Art Pepper (as), Bill Perkins (ts), Bill Hood (bs), 
  Russ Freeman (p), Joe Mondragon (b), Mel Lewis (ds)

  #1-3 : Recorded in Hollywood, California, June 30, 1959.
  #4-5,7 : Recorded in Hollywood, California, July 2, 1959.
  #6,8 : Recorded in Hollywood, California, July 7, 1959.








Paich002-2

 演奏時間は、アルバム・ジャケットに記載がなかったので、 iTunes の時間を載せておきました.
 そのため、微妙に秒数が違っているはずです.


 Marty Paich を代表する ・・・・・・ あまりにもジャケットが有名な、アルバムですね.
 通称 「お風呂」 ・・・・・ と言っても、 Sue Raney じゃありませんよ. 
 でもボクは今回の購入が初めてです.
 購入したものは、今年の 9 月 12 日発売されたばかりのアルバム.
 過去に紙ジャケット盤をはじめ、幾度となく再販されていますが、どうもタイミングが悪く今まで購入することがありませんでした.
 今回は、同じく Marty Paich の有名なアルバム "The Broardway Bit" (通称 「踊り子」) と同時購入.



 一曲目からとってもゴキゲンです ・・・・・ "スイングしなけりゃ意味ないね" .
 今でこそあまり聴かなくなりましたが、スイング もボク大好きなのです.
  Benny Goodman の "Carnegie Hall Concert 1938" の、アナログ盤 (Box 仕様) は聴くことはできないのに今でも持っています.
 スイング独特のウェーブと言うようなアンサンブルが何とも言えないのであります ・・・・・ さすがにそんな演奏ばかり聴いていると飽きてしまいますが、たまに聴くとその古臭さが何とも言えません.
 全体的な印象は、ちょっと古い感じのウエストコースト・ジャズ ・・・・・・ 中間派 ともちょっと感じが違うかな.




paich-marty

 Marty Paich は 1925 年 1 月 23 日カリフォルニア州オークランド生まれの、ピアニストであり、作曲家であり、アレンジャーでもあり、プロデューサーでもあり、音楽監督であり、指揮者でもあります.
 1995 年 8 月 12 日、大腸がんのため 70 歳で死去.


 このアルバムが録音された 1959 年は、確かこのアルバムと 「踊り子」 の 2 枚だけしかアルバムが作られていなかったはずです (ワーナーへの吹き込みが 2 枚ということで、 Contemporary などには同年の録音があります) .
 そしてその 2 枚は Art Pepper をはじめとした、ほとんど同じようなメンバーで録音されています.
 「踊り子」 の録音が、このアルバムの一カ月前の 1959 年 5 月 13 日ですから、メンバーも演奏も同じような感じになってしまいますね.


 そんな Art Pepper ですが、 "Violets For Your Furs" の演奏がいいですね.
 元々この曲は好きな曲の一つなので、ちょっと変わったホーン・アンサンブルから Art Pepper が吹くテーマ部に ・・・・・ ガラリと変わっていくんですよね.
 結構淡々と吹く、 Art Pepper がいいんです ・・・・ くぅ〜〜っ .

 そう言えば、 "Marty Paich Quartet featuring Art Pepper" は以前持っていたなぁ、 "You And The Night And The Music" の演奏が好きだった記憶があります.
 この二人の相性は、やっぱりいい感じです.


 リーダーの Marty Paich は、ピアノも弾いているようですがどちらかというとアレンジに徹している感じがして、彼のソロ云々を語るようなアルバムではないでしょう.







 さて、今夜のもう一つの話題は俗に言う 「キリ番」 .
 「キリの良い番号」 の略で、一般的にウェブサイト上にあるアクセス・カウンタがキリの良い数字であることをいうようです ・・・・・・・・ みんな知っているとは思いますが.




60000

 めでたく 60000 アクセスです !!!
 訪問して下さったみなさま、本当にありがとうございました.

 ほぼ 100 日で 10000 更新です ・・・・・ 最近はずっとこのペースを維持です.
 
 まぁ、ブログの内容がジャズとか映画に引っかけた冴えないオヤジ日常のことを書いているだけなので、それを考えると十分すぎるほどのアクセスでしょうか.

 山ではありませんが、一歩一歩足を踏み出していればいつかは山頂にたどり着く ・・・・・・ これからもコツコツと書いていくことにしましょう.



 次の目標は ・・・・・・・・ やっぱり 100000 ですね !
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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