今週末は、とにかく家でのんびり.

 でも冬への準備も早めにしてしまいたいので、曇り空の下午前中にスタッドレス・タイヤ交換.




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 1 時間もかからず終わってしまいましたが、昼頃からは上の写真のような青空が広がりました.
 あらら ・・・・・・・・・・ でもまぁ、そんなに寒くなかったのでいいとしましょう.

 多少交換は早くても、雪が降る中でするのはさすがにツラいので、暖かい日に交換するのが一番なのです.
 嫌なことは後回しにしないのがボクのモットーでもありますので.






 さて先日は音楽的センスに乏しい職場の愛読者に敬意を示してロックの話題でしたが、今日もジャズの話題は一休み.
 久しぶりに映画のことでも書いてみましょう.

 最近どうも観たいと思う映画がないのですが、以前観たかった映画が Blu-ray になって発売されました.







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  " グランド・ブダペスト・ホテル "




  監督 : ウェス・アンダーソン
  脚本 : ウェス・アンダーソン
  原案 : ウェス・アンダーソン 、 ヒューゴ・ギネス
  原題 : "The Grand Budapest Hotel"
  製作 : ウェス・アンダーソン 、 スコット・ルーディン 、
        ジェレミー・ドーソン 、 スティーヴン・レイルズ
  出演 : レイフ・ファインズ (ムッシュ・グスタヴ・H)
        F・マーリー・エイブラハム (スター・ムスタファ)
        マチュー・アマルリック (セルジュ・X)
        エイドリアン・ブロディ (ドミトリー)
        ウィレム・デフォー (ジョプリング)
        ジェフ・ゴールドブラム (コヴァックス)
        ハーヴェイ・カイテル (ルートヴィヒ)
        ジュード・ロウ (若き日の作家)
        ビル・マーレイ (ムッシュ・アイヴァン)
        エドワード・ノートン (ヘンケルス)
        シアーシャ・ローナン (アガサ)
        ジェイソン・シュワルツマン (ムッシュ・ジャン)
        レア・セドゥ (クロチルド)
        ティルダ・スウィントン (マダム・D)
        トム・ウィルキンソン (作家)
        オーウェン・ウィルソン (ムッシュ・チャック)
        トニー・レヴォロリ (ゼロ)
  音楽 : アレクサンドル・デスプラ
  撮影 : ロバート・D・イェーマン
  編集 : バーニー・ピリング
  配給 : 20 世紀フォックス
  日本公開 : 2014 年 6 月 6 日
  上映時間 : 100 分






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 この映画もミニシアター上映.
 当然ですがボクの住んでいるような田舎のシネコンでは上映されませんでした.
 だから Blu-ray 発売が発表になった時にすぐに予約.


 ちなみにボクの娘が 虎ノ門 にあるちょっと有名なホテルで ベル・ガール をしているので、なんとなく映画に出てくる微妙な ロビー・ボーイ とダブったりしちゃいました.
 映画では ロビー・ボーイ という表現をしていましたが、仕事の内容は ベル・ボーイ と同じかな.


 物語はドラマチックなコメディ.
 まずは色彩がとてもキレいなのです、こういった感じの色彩感覚は大好き.

 最初のところをちょっと観ただけでもわかりますが、上質な絵本から映像が飛び出してくるような感じ.
 なんとなく ティム・バートン 作品のようでもあります.




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 登場する方たちですが、有名どころがズラリ.
 みんな一クセも二クセもありそうな人たちばかりです.

 主役は レイフ・ファインズ ・・・・・・ ボクの中では今でも "イングリッシュ・ペイシェント" と "愛を読むひと" .
 他にも変な役や、アクション映画などたくさん出演していますね.
 "ハリー・ポッター" シリーズも出演しているようですが、このシリーズはまったく観ないので ????

 この映画の中では偏屈だけれど魅力的な コンシェルジュ を演じています.


 そんな コンシェルジュ グスタヴ を慕って付いていくのが ゼロ・ムスタファ .




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 この映画は アスペクト比 (画面の幅と高さの比率) を、物語の舞台となる 3 つの時代ごとに変えています.
 Blu-ray でも画面の大きさが当然変化します.

 基本は回顧録なので、いろいろ時代が飛んだりするのでそれをわかりやすくしているのでしょうか.
 でもそんなに難しくはないので、画面の大きさを観なくてもどの時代のことを言っているのか理解できるはずです.


 詳しく調べてはいないけれど、歴史的な出来事も映画の中に登場します.

 1932 年 10 月 19 日 (新聞の日付も同じ) にはナチスと思われる軍隊が国境封鎖し列車を停める場面がありますが、これについての歴史的な事件はちょっとわかりませんでした.
 ただこういった時代背景は、ちょっとコミカルなこの映画の中でも、変にシリアスな感じでもあります.




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 こういった映画は、単純にストーリーを追いかけていくような映画ではないので万人受けしないかもしれません.
 変にマニアックな観方をする人にはたまらなく魅力がたくさんある映画かもしれません.

 ボクは間違いなく後者なので、場面場面のちょっとしたところでニヤッとしたりしちゃうのです.
 例えば数枚上のエレベーターの場面.
 みんなの視線、服装、カラフルな色 ・・・・・・・


 映画を二度観ると、さらにニヤリが増大.

 最初の場面でもあの絵が飾ってあるじゃないか ・・・・・・
 最初に観た時には、そんなところ気にもしなかったのに.




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 こういった映画のストーリーは、絶対書かないのがいい.
 これはもう、予告編など見て何となく素敵そうだなと思った方が、ドップリ映画の世界観に浸りながらストーリーを追いかけるのがいいかと.


 上の写真の場面にしたって、最初からわかっちゃっていると面白くも何にもない.


 ストーリーはちょっとミステリー的な要素もありますけれど、いろいろな要素がごちゃ混ぜになってます.
 そしてこのごちゃ混ぜ感が、ボクは好きだったりもします.

 ちょっとした暇つぶしに何度でも観てしまいそうな映画です.


 ただこの Blu-ray ボクの PC では再生ができませんでした.
 PC では WinDVD BD の最新版を使用しているというのに、アップデートのメッセージが出てそれきり.
 PC のほうもアップデートしっかりしてるんだけれどなぁ ・・・・・・・




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 監督の ウェス・アンダーソン の映画は今まで観たことがない.
 唯一知っているのが "ザ・ロイヤル・テネンバウムズ"

 この映画は予告編などを観て、ちょっと不思議ちゃん系の映画かな、と思い興味あったんだけれど観るタイミングを逸してしまいました.
 そちらの映画も "グランド・ブダペスト・ホテル" 同様にクセのありそうな感じです.


 でも、ボクにはなんとなく合いそうな感じもするので今度観てみよう.

 今日の映画 "グランド・ブダペスト・ホテル" はかなり評判がよかった映画ですが、ボクが観た感じとしてはかなり好き嫌いの分かれるような気がしました.


 もちろんボクは好きですが ・・・・・・・・・








 昨日、仕事帰りにいつものスタバで、何気なくブログ見ていて感じたんだけれど ・・・・・
 ブログの右側にある人気記事が、最近ジャズのブログらしくなっています.




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 でも、まだジャズに関係のない話題の記事が君臨してたりします.

 一つは家に関係した記事で、どうしてこの記事がいつまでもこんなところにあるのかよくわからない.
 三井ホーム の関係者でも読んでいるのかねぇ ・・・・・・ そうだとしたら記念品くらい欲しいのだが (笑)


 それともう一つの話題が映画.
 それも "Kick-Ass" !


 まぁ映画のことも結構書いていたので、人気記事になるのはいいとしても ・・・・・


 ・・・・・・ なぜにこの映画、力が抜ける.


 少し前までは "暗殺の森" と言った硬派な映画が君臨していたというのにね.
 最近はちょっと硬派な映画を見る機会も少なくなったからかなぁ.



 そう思いながらも  "グランド・ブダペスト・ホテル" なんていう 不思議ちゃん系の映画 を観ているのでありました.