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 四月も二週間を過ぎました.
 いきなり風邪をひいてしまったものの、ここにきてようやく新しい仕事のリズムにも慣れてきた感じ.

 生活の中でのいろいろな時間の使い方も、なんとなくリズムが出てきたような感じなのです.


 そのせいか、今月は結構なペースで映画を観ています.


 今日は久しぶりに映画のことでも書いてみよう.



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 まず今気になっている映画から ・・・・・・


 "(500) 日のサマー" は、過去に同じような感じの彼女と付き合ったせいか、何となく好きな映画.
 その監督が マーク・ウェブ で、現在彼の新作が公開になっています.




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 "さよなら、僕のマンハッタン"

 この映画の中で使われている曲が "The Only Living Boy In New York / Simon & Garfunkul" で、映画の原題にもなっています.


 こういった映画で、こういった名曲を使われると、映画全体がちょっとノスタルジックで甘酸っぱい感じに想像できてしまう.
 予告編だけ観ても、まんまそんな感じでした.




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 ちなみにこの曲は サイモンとガーファンクル が 1970 年に発表したアルバム "明日に架ける橋 (Bridge Over Troubled Water)" の中の一曲.
 このアルバムは発売されるや世界各国のヒットチャートで一位を獲得.
 グラミー賞 では、最優秀アルバム賞 を含めた 6 部門で受賞しています.

 とにかく何度聴いても、いつ聴いてもこのアルバムは素晴らしい.
 俗に言う 「捨て曲がないアルバム」 なのです.


 当然ボクの部屋の棚にも 「あるよ」 !! (田中要次 風)




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 こちらはこの映画のアメリカ版ポスターですが、このポスター見ると何か全然違う印象を受けます.


 当然ですが、こういう映画はボクの地方にはやってこないので、数か月後に Blu-ray で観ることにします.




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 アメリカ では最近の映画興行成績で "ブラック・パンサー" が "タイタニック" を抜いて 3 位になったようですが、なんとなく劇場で観ようという気になりません.

 そして今、大ヒットしているのが "レディ・プレイヤー 1" .
 この映画は今週末から日本公開.




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 ただねぇ、どうなんだろ ・・・・・・

 たしかにいろいろテンコ盛りって感じで、楽しめそうではありますが.


 "ヴァレリアン 千の惑星の救世主" の予告編もとても面白そうでしたが、ボクの地方でも今週の金曜日で上映打ち切りになってしまいます.

 まぁ予告編に裏切られることはよくあるお話しですね.




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 さて、昨日家で観たのが "ワーテルロー" .
 1970 年の作品で、監督は セルゲイ・ボンダルチュク

 2016 年にやっと DVD が発売されました.
 価格も他の洋画と比べると決して安くありませんでしたが、昨年思い切って購入しました.





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  " ワーテルロー "





  監督: セルゲイ・ボンダルチュク
  脚本: セルゲイ・ボンダルチュク 、 H・A・L・クレイグ 、
      ヴィットリオ・ボニチェリ
  製作: ディノ・デ・ラウレンティス
  原題: "Waterloo"
  出演: ロッド・スタイガー (ナポレオン)
      クリストファー・プラマー (ウェリントン公)
      ジャック・ホーキンス (ピクトン将軍)
      オーソン・ウェルズ (ルイ 18 世)
      バージニア・マッケンナ (リッチモンド公爵夫人)
      ダン・オハーリー (ネイ元帥)
      セルゴ・ザカリアズ (ブリュッヘル元帥)
      アイヴォ・ガラーニ (スルト元帥)
  音楽: ニーノ・ロータ
  撮影: アルマンド・ナンヌッツィ
  日本公開: 1970 年 12 月 19 日
  上映時間: 133 分







 映画の写真があまりないことと、結構あの戦いの絵画が多くあることから、今回は Wikipedia から拾ったそんな絵画を並べながら.

 ちなみに映画の場面場面の描写や衣装などがとてもこれらの絵画に似ていますが、絵画をもとに映画が作られたというのが正解でしょう.




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● "Napoleon's return from Elba" Charles de Steuben ●

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● "The Duchess of Richmond's Ball" Robert Alexander Hillingford ●

 とにかく ナポレオン を演じている ロッド・スタイガー がスゴイ.
 この映画を観て以来、ナポレオンと言えば彼のイメージが湧いてきて、逆にいろいろな絵画に違和感を覚えてしまうほどです.

 アカデミー賞 を獲った "夜の大捜査線" の演技もよかったけれど、この映画での ナポレオン もすごくいい.



 ナポレオン に対抗するのは クリストファー・プラマー 演じる ウェリントン公.
 こちらもベテラン俳優ですので、感情表現などクサいくらいの演技です.




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● "Castle of Hougoumont during the Battle of Waterloo" ●

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● "Battle of Waterloo" William Sadler ●

 この映画のセリフはすべて英語ですが、 イタリア と 旧 ソ連 の合作映画です.
 戦闘場面は ソ連 軍の全面協力があり、実際の戦場さながらのとても奥行きのある映像が撮影されています.
 CG なんてない時代で、これだけの映像を撮るのは並大抵ではないでしょう.

 同監督の "戦争と平和" や "ヨーロッパの解放" のような超大作も、 ソ連 という国のバックアップがあってこそできた映画ですね.




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● "Scotland Forever!" Elizabeth Thompson ●

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● "Wellington at Waterloo" Robert Alexander Hillingford●

 この映画は 旧ソ連 の監督 セルゲイ・ボンダルチュク .
 1967 年の "戦争と平和" に続く映画です.

 ちなみに "戦争と平和" 四部構成になっており、総上映時間が 400 分を超える超大作で、さすがに長すぎて観るのが修行のようでした.
 おまけに映像がかなり悪くて ・・・・・ リマスターされて Blu-ray 発売とかないかなぁ.

 ちなみに "戦争と平和" ですが、 セルゲイ・ボンダルチュク 監督の 4 枚組や、 オードリー・ヘップバーン 主演の DVD も 「あるよ」 !!

 "ナポレオン" ( アベル・ガンス 監督) も 「あるよ」 !!




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● "Panorama of the Battle of Waterloo" Louis Dumoulin●

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● "The Sunken Road of Ohain" Stanley Berkeley ●

 音声が微妙に聴きづらい.
 遠近感をつけようとしてあるのか、会話の中でもメインの人物の声だけがはっきり聞こえ、すぐ横の人物の声がものすごく離れているような感じがあります.

 ひょっとするとボクの再生環境がよくないのかもしれません.
 ボクの DVD はいざ戦闘開始の場面でいつも完全フリーズ.

 ボクは部屋で PC 再生していますが、注意書きには PC では再生できない場合があるとあります.
 また SHARP 製のデッキでも同様に再生できないことがあるとされています.




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● "The storming of La Haye Sainte" Knotel ●

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● "Charge of the French Cuirassiers at Waterloo" Henri Felix Emmanuel Philippoteaux ●

 映像的には 50 年近く前の映画ですからかなりの劣化があります.
 やっぱりリマスター希望だなぁ.

 こんな映画はこれから作られることはないだろうから、きれいな映像と音声で残してほしいものです.

 そういえば "ヨーロッパの解放" は HD リマスター 版が発売されています.
 この再販には ガルパン 人気が大きく影響したようです.

 この映画は 5 部構成で、トータル 7 時間 48 分というモンスター映画.

 一応リマスター前の DVD ボックスがボクの部屋に 「あるよ」 !!





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● "Dernier carre de la Garde-gen Hill" Robert Alexander Hillingford●

 ということで最後はまたまた違う方向のお話しになってしまいましたが、 "ワーテルロー" はまさに歴史大作と呼べる映画なのです.






 今夜も昔の映画でも観ようかな ・・・・・・・





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