連日こう暑いと、もう笑うしかないくらいです.
 ボクは汗をあまりかかないので、夏もそんなに嫌いではありませんが、さすがに今年の暑さは参ってしまいます.
 高齢者の熱中症が多いのも、十分わかります.





 少し前に書いた ホンタケ とは、ちょっとイメージの違う ホンタケ でも聴いてみましょう.






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  "In A Sentimental Mood / 本田 竹曠"




  1.  Mr. P. C.
          (J.Coltrane) ・・・・・ 4:16
  2.  Misty
          (J.Burke-E.Garner) ・・・・・ 6:17
  3.  A Night In Tunisia
          (J.Hendricks-F.Paparelli-D.Gillespie) ・・・・・ 5:41
  4.  Body And Soul
          (E.Heyman-R.Sour-F.Eyton-J.Green) ・・・・・ 7:36
  5.  Autumn Leaves
             (J.Prevent-J.Mercer-J.Kosma) ・・・・・ 5:59
  6.  Once I Loved
             (R.Gilbert-A.C.Jobim) ・・・・・ 12:01
  7.  In A Sentimental Mood
             (I.Mills-M.Kurtz-D.Ellington) ・・・・・ 4:50
  8.  Everything Happens To Me
             (T.M.Adair-M.Dennis) ・・・・・ 10:14





  本田 竹曠 (p), 井野 信義 (b), 森山 威男 (ds)
  Recorded at CBS・ソニー信濃町スタジオ , April 3 & 4, 1985.






 同日に録音された "My Funny Valentine" と同じく、スタンダード中心の選曲です.
 実はこの曲目を見た時には、買おうかちょっと考えてしまいました.
 というのは、こういったピアノ・トリオのアルバムで、全曲スタンダードのようなアルバムって、ちょっと柔な感じで、イージーリスニング的な感じを受けるからです.
 ジャケットも、アルバム・タイトルも、いかにも・・・・・という感じです.
 一曲あたりの演奏時間も、ほとんどが 5-6 分 ・・・・ 長ければいいというわけではありませんが、なんとなく物足りなさを感じてしまうような長さです.
 クロスオーヴァー (というか、フュージョンと言おうか) の "Native Son" を経て、録音したアルバムです.
 ボクの好きな ホンタケ は、 "Native Son" 以前の ホンタケ です.




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 だから、普通だったら Click せずに、そのままスルーなのですが.
 でも結果的にこの 2 枚を買ったのは、本田竹曠のピアノと、井野信義のベースという組み合わせによるトリオ演奏というところでした.

 井野信義は、ずっと昔、行きつけのジャズ屋で彼のグループの演奏を聴いたことがあります.
 風貌そのままの人柄で、とても優しそうな笑顔が印象的でした.
 演奏も、誠実という言葉が当てはまるような、ストレートな演奏です.
 こういうベーシストはいいですよね、大好きです.


 で、結果的にこの 2 枚を購入し聴いてみたのですが、正直物足りなさは "ありあり" です.
 "This Is Honda" のような感情を叩きつけるような演奏ではありません.



 でも ・・・・・・・・・・・・



 そこは ホンタケ です、甘っちょろいスタンダード・ナンバーの中にも彼らしさが、プンプン散りばめられています.
 一気に長いフレーズを弾いていくところが大好きです.
 お馴染みの、力強いタッチが大好きです.
 だから、あえて "A Night In Tunisia" です.



 1 曲目は、あの Coltrane の "Mr. P. C." なのですが ・・・・・
 この選曲するんだったら、もっと弾いてほしい、もっと聴きたいぞっ! と思うような演奏で、ちょっと物足りない.
 2 曲目の "Misty" も悪くはないけれど、やっぱり物足りない.
 そしてようやく "A Night In Tunisia"
 この曲の、ソロ途中からの長いフレーズを一気に叩いていくところだけでも十分なのです.
 ホンタケ の片鱗を窺うことができます.
 そうなると 6 曲目の "Once I Loved" もいいじゃないですか、こんな演奏を待っていたんですよ.


 そんな感じで、物足りなさいっぱいですが、でもいいんです、十分満足してます.
 最近は、これくらいのことは許容できるだけ大人になりました.
 ボクの聴き方も、昔のようなシリアスな聴き方じゃないんですから.


 ジャズの入門編的な感じで、スタンダードの演奏を聴いてみるにはお手頃なアルバムかもしれません.
 決して悪い演奏ではないのですから.
 ただ、70 年代あたりのちょっとギラギラしたような演奏を求める方には、ちょっと物足りないかなーというアルバムのような気がします.




 ほとんどフォローになりそうもないネガティブなことばかり書いてみましたが、 本田竹曠 のピアノは大好きです.