トニー・レオン

恋する惑星 / 4K

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 25 日の火曜日、行って来ました 高崎 へ.
 ウン十年前に行ったことがあるはずなんだけれど、全然記憶に残っていない.



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 ● EOS R3 + EF 16-35mm F4L IS USM : 1/640 秒 F6.3 ISO-400 ●
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 ● EOS R3 + EF 16-35mm F4L IS USM : 1/125 秒 F7.1 ISO-400 ●

 目的は "恋する惑星 / 4K" .
 そう、 ウォン・カーウァイ なのです.

 "天使の涙 / 4K" 観て、俄然見逃したこの映画を観たくなりました.
 この先は 栃木県 小山市 と 宇都宮市 で 11 月の上映があったので、思い切って 小山市 に行こうとも考えましたが、よく見たら 高崎 でも上映があったので、思い切って行ってきました.


 高崎 だったらそれほど遠くもないので、当初は車で行くことも考えてましたが、結果的には新幹線.
 目的地が駅のそばですし、高速代や時間考えると新幹線でのんびりがいいかなって感じ.



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 ● EOS R3 + EF 16-35mm F4L IS USM : 1/50 秒 F4.0 ISO-400 ●
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 ● EOS R3 + EF 16-35mm F4L IS USM : 1/125 秒 F4.0 ISO-400 ●
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 ● スマホ撮影 ●

 シネマテークたかさき

 上田映劇 と同じ、ミニシアター系の映画館.
 1 階にシアター1、 2 階にシアター2があり、ボクが見たのは1階のシアター1で客席数は 58 席.
 画面は少し小さめだったのが残念ですが、まぁミニシアターらしい映画館.
 座席が 上田映劇 よりははるかに新しくゆったりで、特に前後の間隔が広いので足元が十二分空いてるのがいいです.
 ホームページを観てみたら 2004 年に市民出資型映画館としてオープンしたようです.

 タブレット見せてもらって座席確保、 上田映劇 よりずっと近代的 (笑)



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 脱線しますが、 上田映劇 と言えば Aiko の新曲 "果てしない二人" の PV が丸ごと 上田映劇 でビックリ.
 映像の中で Aiko が座っていた席は、ボクが "天使の涙" を観た席かその前後.

 これだけ丸ごとだと、もう笑うしかないかな.



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  " 恋する惑星 / 4K "





  監督 : ウォン・カーウァイ
  脚本 : ウォン・カーウァイ
  原題 : "重慶森林"
  製作 : ジェフ・ラウ
  製作総指揮 : チャン・イーチェン
  出演 : トニー・レオン (警官 663 )
        フェイ・ウォン (フェイ)
        ブリジット・リン (謎の金髪女)
        金城武 (モウ 警官 223 )
        チャウ・カーリン (スチュワーデス)
  音楽 : フランキー・チェン 、 ロエル・A・ガルシア 、
       マイケル・ガラッソ
  挿入歌 : " Things in Life / デニス・ブラウン "
         " 夢のカリフォルニア / ママス&パパス "
         " 縁は異なもの / ダイナ・ワシントン "
         " ドリームス / フェイ・ウォン "
  撮影 : クリストファー・ドイル 、 アンドリュー・ラウ
  編集 : ウィリアム・チャン 、 カイ・キットウァイ 、
        クォン・チリョン
  配給 : アンプラグド
  オリジナル日本公開 :
        1996 年 6 月 29 日 
  リマスター 4K 公開 :
        2022 年 8 月 19 日
  上映時間 : 100 分




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 "雑踏ですれ違う見知らぬ人々の中に、将来の恋人がいるかもしれない
 僕は刑事のモウ、認識番号は 223
 その時彼女との距離は 0.1 ミリ、 57 時間後僕は彼女に恋をした"


 映画はここから始まります.
 この最初のセリフ、ほぼ完璧に覚えていました (笑)


 青と黒が締まった感じで、メリハリが効いています.
 ただ、ボクはレストアされた Blu-ray を持っているので、 "天使の涙" ほど大きなインパクトはなかったです.
 がっ、やっぱりキレイな映像を大きなスクリーンで観るのは、家で観るのとは全然違います.



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 色調をちょっと強めにした感じで、ストップモーション気味の流し撮り感覚で雑踏の中を走っていく映像はとてもスタイリッシュ.
 かと思うと後半ではゆっくりの動作の周りだけが速かったりする映像もあります.
 こういった映像や、臭いくらいシャレたセリフだけでも、この映画にヘロヘロになります.


 冒頭のバックに流れる "Baroque / Michael Galasso" がなんとも、いいんです.
 この音楽聴いただけでも "恋する惑星" の世界が頭の中一杯広がってしまいます.

 元々この場面は 九龍 を舞台に往年の女優 (ブリジット・リン) を追いかけている場面で、物語も全然違ったようなことを特典映像の中で ウォン・カーウァイ が話していました.

 かなりストーリーもしっかりした映像がカットされていました.
 これはこれで面白そうなので、スピンオフでも作ればよかったに ・・・・・



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 ちなみに今回のポスターにもなっているすぐ上の場面は、この映画のイメージを象徴する場面と言ってもいいのですが、何と映画ではこの場面がありません.
 ポスターでかなりのインパクトを持っているので、ついつい映画の一場面かと思ってしまいますが、本編には出てこないんですよね.

 実はこの場面も、上のアングルとはちょっと違いますが、撮影はしっかりされていました.
 ところがこの場面がみんなカット、 Blu-ray の特典映像にはその場面もしっかり収められています.

 今回の 4K 版公開でもこの場面のポスターになっているくらいなので、思い切ってここ入れちゃえばよかったのに、とふと思ったりします.
 ディレクターズ・カット なんてね (笑)



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 改めてストーリーなんか書くまでもありませんが、いろいろな男女のスレ違いの物語というのがいいでしょうか.
 基本ラブストーリーですが、都会の中ですれ違う男女の恋の物語は、どこに到着するのかわかりません.

 舞台が 香港 というと街なのがいいですね.
 昼と夜とは別の顔を持っているような雰囲気で、とても多国籍的な匂いがします.
 そんな街をとてもスタイリッシュな映像に仕上げてます.


 ロケ地については何年も前に、当時ボクの部下だった腐女子がリサーチに行ってますので そちら をご覧ください.



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 最初のタイトルの入れ方がちょっと依然と違っていたような気がします ・・・・ たぶん.
 エンドロールは全然変えてありました.
 以前は下からスクロールしていましたが、 4K 版はバックに色が着き、文字の入り方もちょっと小洒落れた感じかな.


 今回の 4K 版公開にあたって、スタンプラリーも開催していますが、ボクはこの二作だけの鑑賞で十分かな.
 久しぶりの ウォン・カーウァイ は最高でした.


 映画館を出たら、飛行機が飛んでいないか空を見上げたい気持ちになりました (笑)



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2046

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 今月の 10 日に デヴィッド・ボウイ が亡くなり、とても多くの人たちがショックを受けていました.
 ボクは彼の音楽をあまり聴かなかったので、特にショックを受けたわけではありませんでしたが、まだ 69 歳という年齢での死去にちょっとビックリはしました.


 そして今日飛び込んできたのが グレン・フライ 死去のニュース.
 アメリカ本国でもかなり大きく取り上げられています.

 ボクにとっても大ショックな事件です.



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 5 年前の 3 月 5 日 ・・・・・・ 東日本大震災 の一週間前.
 東京ドーム でのコンサートで超感激した思い出が蘇ってきました.

 これで完全に Eagles が無くなっちゃったなぁ、という感じなのです.

 享年 67 歳 ・・・・・・・・・・ 合掌.




 ということで、今夜は思い出の "Long Road Out Of Eden" を聴きながらブログ更新.





 ただ内容は全く関係なく映画のお話し.



 
  ・ ・ ・ ・ ・ ・




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   " 2046 "




  監督 : ウォン・カーウァイ
  脚本 : ウォン・カーウァイ
  製作 : ウォン・カーウァイ
  出演 : トニー・レオン (チャウ・モウワン)
       チャン・ツィイー (バイ・リン)
       木村拓哉 (タク)
       フェイ・ウォン (ワン・ジンウェン)
       コン・リー (スー・リーチェン)
       カリーナ・ラウ (ルル,ミミ)
       トンチャイ・マッキンタイア (バード)
       ドン・ジェ (ワン・ジェウェン)
       ワン・シェン (車掌)
       スー・ピンラン (ピン)
       マギー・チャン
  音楽 : ペール・ラーベン 、 梅林茂
  撮影 : クリストファー・ドイル 、 クワン・プンリョン 、
        ライ・イウファイ
  編集 : ウィリアム・チョン
  美術 : ウィリアム・チョン
  配給 : ブエナビスタ・インターナショナル
  日本公開 : 2004 年 10 月 23 日
  上映時間 : 129 分








 この映画は当然ですが以前から知っていたものの、今回の DVD 購入で初めて観ました.
 "欲望の翼" と "花様年華" ともリンクしており、この 3 作は 60 年代三部作というように呼ばれています.




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 以前から書いているように、 ウォン・カーウァイ 大好き.
 いろいろなところ ・・・・・・ ボクの好みの映像だったり、好みの音楽だったりで.
 今回の映画の中でも、屋上でタバコを吸う バイ・リン 、薄暗くなりネオンが点くといいなぁと思ったらちゃんと点くあたりがグッときちゃうのです.

 元々は "恋する惑星" にノック・アウトされたのが ウォン・カーウァイ との出会い. 
 あの映画はほんとに衝撃的だったなぁ、今でも、何度観ても色褪せないのだ.

 それで上のように彼の作品も集めたりして ・・・・・・・・


 ただ今回の "2046" はなぜか観たいと思わなくて.
 今年に入って "欲望の翼" と "花様年華" を観たら、以前とは全然違いかなりいい感じでした.
 それではと、今回ようやく購入.



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 チャン・ツィイー の魅力が全開の映画.
 もうこの一言に尽きるなぁ.

 彼女の清純さが全開した映画が "初恋のきた道" だとしたら、こちらの映画は彼女の 女 が全開した映画とでも言えばいいのかなぁ.
 それほどこの映画の中での彼女は際立っていると思います.
 ぶっちゃけ、彼女の映画といっても決して過言ではないくらい.


 究極のラブストーリー.

 撮影時 25 歳、とにかくキレイです.

 表情とか、とにかくうまい.
 タクシーの中のモノトーンの映像、ここも微妙な感情がうまく出ています.



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 今まで観なかった一つの理由が、この髭かもしれません (笑)
 この髭は トニー・レオン には似合わない.
 "恋する惑星" の爽やかさがまったくないもんね.


 ただ、この映画の役柄には微妙に似合っているなぁ.
 役柄的に言えば、決して好きなタイプではないんだけれど、なんとなくわかるような部分もある.

 ただあの目で甘えられたら、きっと女の子はイチコロなんだろうね.

 この映画、ボクにとっては思っていたよりはるかによかったので、 "グランド・マスター" も観てみようかと思います. 



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 今 Smap 解散騒ぎで日本で一番注目されている キムタク です.

 この映画では ・・・・・・・・・

 ボクの個人的意見としては 2046 の部分すべてカットで、全く違う恋の映画できたんじゃないかな.
 演技がいいとか悪いとかではなくて ・・・・・・・・

 劇中で仕上げていく小説 "2046" の中に主人公を映し出して言っているのはわかるんだけれど.
 極端なことを言うと、トニー・レオン と チャン・ツィイー の部分だけでも十分すぎる映画になってしまいそうです.



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 いろいろなところで "欲望の翼" と "花様年華" につながっています.

 本来は "花様年華" の続編的な映画だったようですが、撮影中に レスリー・チャン の自殺から "欲望の翼" の部分も加えていったようですが、男の気持ちや女の気持ちがとても "欲望の翼" に表現されたものと似ているので、後から付け足していったとは思えないほどです.


 正直この映画だけ観た人にはわからないことばかりで、感情移入なんてできないかもしれません.
 だからこの映画のことをボロクソに思う人もたくさんいるようです.
 逆に過去の作品をしっかり観ている人にとっては、おもわずニヤリとしてしまうような場面がたくさん散りばめられています.

 ボクは明らかに後者、ニヤケっぱなしです.



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 懐かしい顔がたくさん出てきます.


 出てくる人たちはいつものように多くありません.
 男と女の距離がとても微妙な距離です.
 ボクだったらちょっと引いてしまうくらいの微妙な接近なんだな.


 相変わらず音楽もいいね.
 ザラついたような映像もいいし、何よりもその色彩感覚.


 この冬はもう少し ウォン・カーウァイ にのめり込んでみよう.
 当然、あの 腐女子 にもどっぷり浸ってもらおうと思います.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて、雪がなく同じような風景ばかりと嘆いていたら昨日の 18 日にドカ雪.
 17 日深夜は、とにかく風が強くて
 高台にある我が家は吹き上げてきた風がもろにぶつかります.

 18 日は通勤時もまるで吹雪状態.
 そのせいか積雪はそれほどありませんでした.



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 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/320sec f/4 EV+0.7 ISO-100)

 この写真は 18 日ではなく、今朝 19 日の写真.
 幹線道路の雪は今日の日中ほとんど溶けてしまいましたが、今夜から明日の午前中にかけまた雪の予報.


 あまり降らなければいいんだけれど ・・・・・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

CTI Summer Jazz

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  (EF16-35mm F4L IS USM : 20mm 1/1000sec f/4 ISO-100)

 今朝も、完璧に 梅雨 空です.
 昨日から結構降りました.
 ちなみにボクの住んでいるこの地域は 南面傾斜 なので写真が斜めに見えてしまいます.


 昨日の土曜日はまたまたお仕事で休日出勤.
 長野市 まで行ってきましたが、 梅雨 の合間の青空という感じで本当によかった.
 昨日は屋外で写真を 1000 枚ほど撮ってきました.
 EOS 7D Mark ll の連写性能に改めてビックリです.


 10 秒くらいならシャッター押しっぱなしでもまったく問題なく 100 枚程度の写真が撮れてしまいます.
 さすがに 20 秒くらいだと途中でスピードが遅くなってしまうこともありましたが.


 一般的には AI サーボ AF + 65 点自動選択 AF という組み合わせかもしれませんが、昨日は敢えて 1 点 AF .
 普段動体をあまり撮らないので若干自信なかったのですが、まぁ十分納得できる結果かな.



 ただ、一つだけ難点が ・・・・・・・・・・


 それはこういう撮り方すると周りのみんながビックリして注目度アップなのです.
 屋外でも、あの機関銃のような連射音は破壊力あります (笑)



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 そんな昨日ですが、別部署の M 課長と話していたら、ボクのブログに登場する 腐女子 がえらく受けたようなのです (笑)
 今日もそんな 腐女子 とのお話しを一つ.


 少し前の休憩時間に彼女と次の傷心旅行について雑談.
 やっぱり トニー・レオン 所縁の地 香港 がいいという話になりまして ・・・・・・・・

 だったら "恋する惑星" 巡りしないとねぇ.




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 セントラル の ヒルサイド・エスカレーター 、
 ランカイフォン の カリフォルニア 、さらには SOHO ・・・・・・・

 マニアックな話題でプチ・盛り上がりです.


 さらに 香港 + トニー・レオン だったら "インファナル・アフェア" も観ないといかん !!!

 ということで、いつもお土産もらっているから仕方なく DVD の三部作を貸してあげました.
 やっぱりこの映画を見て 香港 に行くとさらに楽しめるのではないかと.



 そしてお土産は デルモンテ のイワシ缶だよなぁ.
 できれば違う味のものもゲットして欲しいし.


 お約束ですが、エスカレーターはこの格好で写真を一枚撮ってきてもらいたいものだ ・・・・・・・ 顔は後からいっぱい盛ってあげるので (笑)



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 梅雨空ですが、そんな "恋する惑星" の中で印象的に使われていた曲.
 ジャズ ・・・・・・ フュージョン でも多くのミュージシャンが演奏しています.
 ダイアナ・クラール 様の最新アルバムにも入っていました.


 そんな曲が入ったライブ・アルバムです.







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  " CTI Summer Jazz At The Hollywood Bowl Live One "





  1. Grits Bowl
       (Hank Crawford) ・・・・・ 8:09
  2. Inner City Blues / What's Going On
       (A.Cleveland-J.Nyxw-M.Gaye-R.Benson) ・・・・・ 8:09
  3. California Dreaming
       (J.Phillips-M.Phillips) ・・・・・ 8:36
  4. First Light
       (Freddie Hubbard) ・・・・・ 8:27





  Freddie Hubbard (tp), Hubert Laws (fl), 
  Hank Crawford (as), Stanley Turrentine (ts),
  Joe Farrell (ts), Grover Washington Jr. (sax),
  George Benson (g), Deodato (key), Bob James (key),
  Johnny Hammond (el-p.org), Ron Carter (b), 
  Jack DeJohnette (ds), Airto Moreira (perc)
  Recorded at Hollywood Bowl, July 30, 1972.






 このアルバム、 2 枚組のセル版もありましたがボクの持っているものはキャンペーンの特典で貰ったもの.
 確か、何枚か購入すると 1 枚プレゼントって感じだったと思います.
 ちなみに Live 3 までありますが、ボクは Live 2 までしか持っていません.





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 このアルバムは 1972 年の録音ですが、同じような CTI All-Srars による前年のライブもアルバムになっています.
 以前 簡単にそのアルバムのことを書きましたが、そちらのジャケットのほうが有名かな.


 アメリカではこういったレコード会社主催で契約ミュージシャン総動員的なコンサート結構あるようですね.
 こういったコンサートはファンへのサービスの意味合いも強そうなので、演奏される曲目なんかもいかにも的なものが多い感じです.


 まぁそれにしても豪華なメンバーですね.
 こういうメンバーを見ると、少し前までレーベル名だけで毛嫌いしていた CTI の凄さが改めてわかります.




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 ブロ友 NetHero さんがたまに行かれる Hollywood Bowl .
 こういう屋外でのライブ ・・・・・・ そしてこういうオール・スター集合的なライブは、演奏云々ではなく楽しめそうです.



 1曲目の "Grits Bowl" がいいです.
 いかにもこういうライブにピッタリという曲.


 さて "恋する惑星" に因んだ "夢のカリフォルニア" ですが、ここでは ジョージ・ベンソン がフューチャーされています.
 このライブの前年に録音され、翌年 (1972 年) 発売されたアルバム "White Rabbit" にも入っていました.

 "White Rabbit" の方は、ヒスパニックなメローな感じのアコースティック・ギターのイントロから始まりますが、こちらの演奏は最初からテンポのいい、いかにもライブに似合いそうな演奏です.




California-Dreamin-Mamas-and-Papas

 一般的には "California Dreamin'" という表記が多いのですが、このアルバムでは "California Dreaming" になっていました.


 Michelle Phillips と Cass Elliot の女声コーラスはインパクト大.
 この The Mamas & the Papas もドロドロしたゴタゴタの中で解散していっちゃいました.


 でもこの "California Dreamin'" はいつまでも名曲として輝き続けるんだろうな.





 さて、午後になってもカリフォルニアのような青空が出てこないので、今日も家で映画でも観てのんびりするとしましょう.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

恋する惑星




 今日は雨 ・・・・・・・・・・・・・・・
 昨日から、気温が上がらないちょっと肌寒い日が続いています.

 明日は回復しそうですが、この時期は晴れないと寒いです.




 さて、この映画大好きです ・・・・・・・・
 ただ、みんなが好きになるような映画ではなさそうです.
 ボクは、いろいろな部分がボクの感性とピッタリとマッチするのですが、まったく面白いと思わない方たちも、ボクの周りにはかなりいます.

 結構ポップな感じで、映画の中の雰囲気も前半と後半ではガラリ変わっています.
 都会で起こる男女の恋模様を描いているだけなのですが、 "スタイリッシュ" という言葉がピッタリするような映画なのです.







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   " 恋する惑星 "





  監督 : ウォン・カーウァイ
  脚本 : ウォン・カーウァイ
  原題 : "重慶森林"
  製作 : ジェフ・ラウ
  製作総指揮 :
        チャン・イーチェン
  出演 : トニー・レオン (警官 663 )
        フェイ・ウォン (フェイ)
        ブリジット・リン (謎の金髪女)
        金城武 (モウ 警官 223 )
        チャウ・カーリン (スチュワーデス)
  音楽 : フランキー・チェン 、 ロエル・A・ガルシア 、
        マイケル・ガラッソ
  挿入歌 :
        " Things in Life / デニス・ブラウン "
        " 夢のカリフォルニア / ママス&パパス "
        " 縁は異なもの / ダイナ・ワシントン "
        " ドリームス / フェイ・ウォン "
  撮影 : クリストファー・ドイル 、 アンドリュー・ラウ
  編集 : ウィリアム・チャン 、 カイ・キットウァイ 、
        クォン・チリョン
  日本公開 : 1995 年 7 月 15 日
  上映時間 : 100 分







 この映画のことも、 5 年前ブログを書き始めた頃に 一度書いています
 昨夜久しぶりに DVD を観てみたので、データも加えながら再登場です.



 全編に、素敵なセリフが散りばめられています.
 このことについては前に書いちゃっていますので ・・・・・・


 メインとなる登場人物は 4 人.




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 麻薬の密輸を試みるが裏切られて追われる女 ・・・・・・・
 平然と街中でも人を撃ち殺す、裏の社会で生きる女.

 このあたりの設定も普通に考えるとありえないのですが、映画に映し出される 香港 の雑踏を観ていると、こんなのもありかと思えてしまいます.
 金髪のカツラ、安っぽいサングラスそしてレインコート ・・・・・
 ほんの少し黄色っぽい T シャツのようなものがコートの襟から見え隠れしますが、レインコートの下はどんな服装なのか ・・・・・ 映画を観るたびに思ってしまいます.

 こんなレインコート、目立って仕方ないでしょうに.



 今回観て気がついたのですが、この金髪女がおもちゃ屋の前にいると、中から大きな ガーフィールド のぬいぐるみを抱いた フェイ が出てきます.
 このぬいぐるみは、後半にも登場してきます.

 そして モウ がエスカレーターを一気に駆け上る場面では、ちょこっと 警官 663 が映ったりもしています.




 "1 May 1994"

 ニシンの缶詰の賞味期限 ・・・・・・・
 パイナップルの賞味期限 ・・・・・・・
 モウ の誕生日 ・・・・・・・
 彼女に残された時間 ・・・・・・・

 ・・・・・ そして、恋の賞味期限.


 こういった数字の使い方がうまいなぁ.
 セリフにもたくさん数字が出てきたりしてね.




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 外見の爽やかでクールなイメージとは違い、終わった恋をいつまでも引きずる、イジイジした男.
 そして、昔の女に片っ端から電話しまくるような男を、 金城武 が好演してます.

 結構この モウ の行動って、同じ男として理解できちゃったりする部分があって ・・・・・ (笑)



 この二人のエピソードは、ほとんど夜の場面で、たまに出てくる昼間の場面も雲が立ち込め、雨が落ちている場面ばかり.
 そして、雑踏の中を走り抜ける疾走感のある場面も.

 音楽もストリングスを中心にしたちょっと重めのものや、バリトン・サックスを効かせたムーディな音楽が全編に流れます.




 後半の二人のエピソードは、それとは逆に昼の場面が中心で、音楽もガラリとカラフルになります.




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 ストーカーです、完璧です.
 でもどこかカワイイ感じがして、好感持てちゃいます.


 ママス & パパス の "夢のカリフォルニア" のような爽やかな感じがとてもいいなぁ.
 ママス & パパス は、結構不倫なんかでドロドロしていたようだけどね ・・・・・・・

 仕草の所々に、乙女チックな部分が現れています.


 そして彼女の歌う "Dreams" がいいんです.
 ドロレス・オリオーダン (The Cranberries) とは違う、透き通るような歌声がとてもこの映画の映像とマッチしています.




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 こちらの男性も、終わった恋をいつまでも引きずっています.
 ただ、こちらの方が モウ よりもちょっとばかり爽やかな感じがしてしまいます.

 この映画で トニー・レオン が大好きになりました.
 白いブリーフ姿が、時代を感じさせますねぇ.

 そうそう下着姿と言えば、 チャウ・カーリン の上半身下着姿は反則ですね.
 これはヤバい (笑)



 オープニングの映像とはまったく違うエンディングもいいです.
 この先どうなるのかはわかりませんが、なにかほんのりした感じ.
 そして流れる "夢中人" ・・・・・・・・・・・・・



 やっぱりこの映画は最高です.
 この映画の良さをわからない人は可哀そうだ ・・・・ なんてね (笑)





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 今日の雨です ・・・・・・・
 家の下にある桜の木は、ようやくつぼみ.
 今週末くらいから、ようやく開花でしょうか.


 そういえば、 モウ がグラウンドを走っている場面も、こんな雨の場面でした ・・・・・・


恋する惑星




 自販機に 1000 円札入れて、コーラのボタンを押す.
 おつりボタンを押したときに 100 円玉が立て続けに落下 ・・・・・・ ある意味シュールだけれど、すごく嫌な瞬間です.



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 ボクの好きな映画の一つに "恋する惑星" があります.
 すごく素敵な映画なんです.
 監督は ウォン・カーウァイ 、出ているのは 金城武 、 トニー・レオン 、 フェイ・ウォン 、 ブリジット・リン .
 ボクの中で、一番スタイリッシュな映画なのです.
 ところがいろいろな方にお勧めしてもどうも色よい返事が返ってきません ・・・・・・ グスッ
 どうもこの映画のよさが伝わらない ・・・・・・・ うるるん
 この良さは、本当にいい女、いい男にしかわからんのだ ! と思い込む今日この頃.

 映画は 4 人の恋物語、警官 2 人と、正体不明の女、女店員という奇妙な組み合わせで、二つのストーリーが交錯していきます.
 とにかくこの映画の良さはカメラワーク.
 最初の雑踏シーンのカメラワークが大好き、そしてナレーションがよくて、台詞が嫌になるくらいキザっぽいんだけれど、素敵です.



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 「雑踏ですれ違う見知らぬ人の中に、将来の恋人がいるかもしれない.その時、ふたりの距離は 0.1 ミリ 57 時間後僕は彼女に恋をした ・・・・.
  ふられた日はエイプリルフールだった ・・・・
  永遠に醒めない夢だってある ・・・・
  失恋くらいで泣く必要はないよ ・・・・
  君を知りたい ・・・・・ 知ってどうするの?
  パスワードは "一万年愛す"
  そして ・・・ 僕たちは 恋する惑星 に生まれた」

 金城 もいいけれど トニー・レオン がいい (この映画からすっかり トニー・レオン のファンになってしまいました) .
 そして フェイ・ウォン の変質的だけれど、ピュアな恋愛表現もいい.
 多国籍的な雰囲気がなんとも言えなく、いい.
 そして、パイナップルもいい (笑).



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 ストレートでいて、屈折している、奇妙な感覚が続きます.
 ちょっとした仕草や、ちょっとした場面が、妙に素敵な映画です.
 とっても素敵な恋の物語です.

 そして場面を彩る  California Dreaming, Dreams ……


 日本にはどうしてこういう映画ができないんだろう・・・・

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 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 更新がすっかり亀足になってしまいましたが、ようやく 1,000,000 アクセスまで到達しました.
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