ナタリー・ポートマン

Dial "S" for Sonny

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 梅雨ですねぇ ・・・・・




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 ● 6 月 29 日 電柱のある風景 ●

 30 日の日曜日も、頼まれた写真の撮影.


 朝はガン降りで、 9 時ころから小雨になりその後は雨がやみましたが、湿度が半端ない.
 さらに 11 時頃には日差しが出てきて、気温は一気に 30℃ 超え.

 昼まで 2 時間ちょっと、本気で撮ってみました.




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 ● ソール・ライター っぽく撮ってみる (笑) ●

 めちゃくちゃ暑いし、おまけに湿度は高いし ・・・・
 全身汗ビッショで、熱中症ヤバいぞ状態.


 撮影後ごちそうになった 辛味噌ラーメン で、さらに汗だくなのでした.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・





 こちらの演奏はジメジメした演奏ではなく、どちらかというとサラリと エアリズム 系.
 ボクの年齢と同じくらい古いアルバムなんだけれど、いつまで経っても古臭さは感じません.

 



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  " Dial "S" for Sonny / Sonny Clark "





  1. Dial "S" for Sonny
          (Sonny Clark) ・・・・ 7:26
  2. Bootin' It
          (Sonny Clark) ・・・・ 5:17
  3. It Could Happen to You
          (J.Burke-J.V.Heusen) ・・・・ 6:59
  4. Sonny's Mood
          (Sonny Clark) ・・・・ 8:38
  5. Shoutin' on a Riff
          (Sonny Clark) ・・・・ 6:45
  6. Love Walked In
          (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 5:50
  7. Bootin' It [Alternate Take]
          (Sonny Clark) ・・・・ 5:15







  Art Farmer (tp), Curtis Fuller (tb),
  Hank Mobley (ts), Sonny Clark (p),
  Wilbur Ware (b), Louis Hayes (ds)

  Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, July 21, 1957.






 ソニー・クラークの初リーダー・アルバムです.
 彼がブルー・ノートにデビューしたのが、この録音のちょうど一か月前 "Hnk Mobley (BLP-1568"
でした.
 わずか一か月でリーダー・アルバムを吹き込むというのは、よほど アルフレッド・ライオン のお眼鏡にかなったのでしょう.






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 このアルバムから二か月後、同じ 3 管セクステット構成で "Sonny's Crib" (BLP-1576) を吹き込んでいますが、雰囲気は今日のアルバムのほうがのんびりした感じです.

 まぁ カーティス・フラー を除いてメンバーが代わっているので、当然演奏も変わっちゃいます.
 ましてや "Sonny's Crib" のほうは ジョン・コルトレーン も入っているんですから.

 ハンク・モブレー のテナーの感じもあるんでしょうが、このアルバムの モブレー もリラックスした感じで吹いていて、それがアルバム全体の雰囲気を柔らかくしているのかもしれません.
 "Sonny's Crib" と聴き比べてみると面白い.


 一曲目の "Dial "S" for Sonny" もちょっとブルージーなテーマから、がツーンと盛り上がるのかと思っていると、みんな淡々と演奏しています.
 「このアルバムは、みんなこんな感じの演奏だよ」 って、最初から断りを入れているようなリラックス・ムードですね.




Curtis Fuller 003

 カーティス・フラー は デトロイト 出身で、 ポール・チェンバース 、 ドナルド・バード は級友、 トミー・フラナガン 、 サド・ジョーンズ たちとも交流があったようです.
 彼もこの 1957 年 ニューヨーク に出てきて、いきなり Prestige や Blue Note にリーダー作を吹き込んでいます.
 こちらも、新進気鋭のトロンボーン奏者として、一躍脚光を浴びていた頃でしょう.


 なんと彼も、この年一気に 3 枚のリーダー・アルバムを Blue Note に吹き込んでいます.
 他のレーベルでも、それ以上のリーダー・アルバムを録音してますから、ものすごい新人だったんでしょう.




sonny clark003

 31 歳でこの世を去った ソニー・クラーク .
 死因は心臓発作になっているようですが、その原因となったのは薬物中毒.



 スタンダードで "Days of Wine and Roses" がありますが、ジャズの世界では "Days of Wine and Drugs" なのか.
 多くのミュージシャンが、このためにその才能を散らして逝っちゃいました.


 そういえば映画 "酒とバラの日々" の結末も ・・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 さて、 6 月の映画鑑賞ですが、本数的には 15 本だけだけれど結構面白い映画を観た感が強い.




  ALWAYS 三丁目の夕日 '64
  スカイライン−征服−
  スカイライン−奪還−
  グリーンマイル
  レオン 完全版
  アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
  イコライザー
  イコライザー2
  ミッション:インポッシブル / ローグ・ネイション
  ミッション:インポッシブル / フォールアウト
  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
  ボルグ / マッケンロー 氷の男と炎の男
  マイアミ・バイス
  パシフィック・リム
  スーサイド・スクワッド





 まず WOWOW の "グリーンマイル"
 これは何度となく観た映画でしたが、やっぱり面白かった.


 ちょっと残念感の漂う "ゴジラ キング・オブ・モンスターズ" とは対照的に、久しぶりに観た "パシフィック・リム" はやっぱり面白い.
 同じ怪獣映画ですが、映画としては後者が断然上だろうな.



 さて、そんな 6 月の一押しは ・・・・・・






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 実は スティング の "Shape of My Heart" を聴きたいと思って、全編通して観てみました.

 持っている DVD には通常版と完全版が入っており、今回は完全版.


 この映画って ロバート・ロドリゲス や クエンティン・タランティーノ たちが作るような、完全に B 級映画だよね ・・・・・・・ 制作側もそんなに期待していなかったようですし.
 でもそれが B 級をはるかに超えちゃったところがスゴイところだと思う.




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 ジャン・レノ はもちろんだけれど、やっぱり ナタリー・ポートマン .
 彼女の存在がなければ、この映画はきっと B 級映画のまま多くの映画の中に埋もれてしまったかもしれません.

 当時 13 歳、映画デビュー作品.
 本当にきれいな顔立ちしてます.




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 それでエンディングのギターがヤバいのです.

 これは好きなエンディングの一つ.
 スティングの歌が思いっきり映画の余韻に浸らせてくれます.


 そうそう、 ゲイリー・オールドマン も今ではアカデミー賞俳優だものな、この映画のクレイジーな演技もすごかった.



 "グラン・ブルー" 、 "ニキータ" 、 "サブウェイ" ・・・・ あの頃の リュック・ベッソン はどこに行ってしまったんだ.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Norah Jones




 昨日の土曜日の午後、仕事の関係で市民の皆様に 2 時間弱のプレゼン.
 ボクにとっては今月の大きなイベントの一つでしたが、まぁ好評のうちに終了.
 昨年 5 月頃から準備していたので、ようやく終わった感です.



 ということで、今日は朝から気分的にものんびりなのです.
 普段聴かないアルバムを BGM にブログ更新です.





 休日の朝はこういったちょっと緩めのアルバムがマッチするなぁ.
 ただし、今日のメインはこのアルバムではなくて、映画のことです.





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  " The Fall / Norah Jones "




  Disk 1
  1. Chasing Pirates
  2. Even Though
  3. Light As a Feather
  4. Young Blood
  5. I Wouldn't Need You
  6. Waiting
  7. It's Gonna Be
  8. You've Ruined Me
  9. Back To Manhattan
  10. Stuck
  11. December
  12. Tell Yer Mama
  13. Man Of The Hour



  Disk 2  "Live at The Living Room"
  1. It's Gonna Be [Live]
  2. Waiting [Live]
  3. You've Ruined Me [Live]
  4. Jesus, Etc. [Live]
  5. Cry, Cry, Cry [Live]
  6. Strangers [Live]






 2009 年に発表した彼女自身 4 枚目のアルバム.
 作曲はほとんど ノラ・ジョーンズ で、演奏者は演奏ごとの変わっているので今回はすべて割愛しました.





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 このアルバムは なんとなく買った 感のとても強いアルバム.
 さらにどうしてわざわざ 2 枚組のデラックス・エディションなのか ・・・・・・・ よく覚えていません.

 普通のアルバムだったら、輸入盤で 1,000 円前後で購入できます.
 
 きっと "Live at The Living Room" とサブタイトルの付いたライブ演奏を聴いてみたいと思ったからだろうか.


 2002 年のデビュー・アルバム "Come Away with Me" が大ヒットし、それではと思い購入し聴いてみたら、ジャズとはちょっと違うかもしれないけれど思いのほかよかった.
 それでこのアルバムも購入したような感じだったかな.


 で、その 2 枚目のライブが微妙にいいんですよね.
 3 曲目までは "The Fall" からで、残りの 3 曲は誰か (笑) のカバー.
 ボクは特に最後の "Strangers" が好きです.



 このアルバムもおおよそジャズとは言い難いけれど、彼女独特のホンワカした雰囲気が漂っています.
 のんびり過ごす休日には微妙にマッチするのです.






 今日の本題はここから.
 彼女の主演した映画のお話しです.
 おまけに監督がボクの大好きな ウォン・カーウァイ .





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  "マイ・ブルーベリー・ナイツ"




  監督 : ウォン・カーウァイ
  脚本 : ローレンス・ブロック 、 ウォン・カーウァイ
  原案 : ウォン・カーウァイ
  製作 : ジャッキー・パン 、 ウォン・カーウァイ
  原題 : My Blueberry Nights
  出演 : ノラ・ジョーンズ (エリザベス)
       ジュード・ロウ (ジェレミー)
       ナタリー・ポートマン (レスリー)
       レイチェル・ワイズ (スー・リン)
       デヴィッド・ストラザーン (アーニ)
  音楽 : ライ・クーダー
  撮影 : ダリウス・コンジ
  編集 : ウィリアム・チャン
  配給 : アスミック・エース
  日本公開 : 2008 年 3 月 22 日
  上映時間 : 95 分





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 映画の中で初めて彼女を観たのは "トゥー・ウィークス・ノーティス (Two Weeks Notice)" でした.
 映画は サンドラ・ブロック と ヒュー・グラント が共演したロマンティック・コメディで、まぁ普通の映画でしたが、そのワンシーンでピアノの弾き語りをしていたのが ノラ・ジョーンズ .
 この時はまさかこんな映画に出ているとは思ってもいなかったので、ビックリ.

 こちらの "マイ・ブルーベリー・ナイツ" はそんな端役ではなく、堂々たる主演.
 彼女の音楽のような独特の雰囲気を持った演技です.

 ただし映画自体は万人受けするような感じじゃないかな.
 公開当時は印象的なキス・シーンのポスターなどで女性客がかなり入ったようですが、そこは ウォン・カーウァイ ですので ・・・・・・・・ .




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 この映画の中で、ボクが変に気に入っているところがヘア・スタイル.
 特に ジュード・ロウ 、 ナタリー・ポートマン 、 レイチェル・ワイズ のヘア・スタイルがいいなぁ.

 ジュード・ロウ は結構好きな男優.
 何といっても一番は "コールド・マウンテン" .
 ああいったシリアスな演技だけではなく、この "マイ・ブルーベリー・ナイツ" のようなもう少し軽めの演技もでき、そっちのほうがボクは好きです.

 シャーロック・ホームズ の ワトソン 役もよかった ・・・・・・ そういえばもう続編はないのかな.




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 この映画の ナタリー・ポートマン 、とてもキレイです.
 一番輝いている時期じゃないかなぁ.
 おまけにこのヘア・スタイルがとてもいい.
 こういったショートヘアが似合うのも、きれいな顔立ちだからでしょうね.

 着ている服なんかはちょっとチープな感じなんだけれど、彼女が着ると全然ステキに見えちゃいます.




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 レイチェル・ワイズ も微妙な役柄でした.
 演じた スー・リン のヘア・スタイルも、ボクは何気に気に入っています.

 ステキなヘア・スタイルではなく、どこかボサッとした感じで生活が何となく見えてくるような感じ.
 このあたりのちょっとしたところが、ボクはグッとくるんだなぁ.

 ちなみに レイチェル・ワイズ は、 007 シリーズの ダニエル・クレイグ の現在の奥さんだそうです.



 
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 ジェイソン・ボーン シリーズで ノア・ヴォーゼン を演じている デヴィッド・ストラザーン .
 最初なかなか思い出せませんでした.

 ボクのイメージだと、彼の場合は白髪の混じった知的な紳士のイメージだったので.

 結構なダメダメぶり.
 それでもとても印象に残る演技です.




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 ウォン・カーウァイ の映画は、登場人物がとても少ない.
 この映画でも他の登場人物が数人いるのですが、メインとなるのはこの 5 人.
 言葉だけではなく微妙なしぐさや視線、そういった映像の表現がボクのお気に入りです.


 映画の中では ウォン・カーウァイ 独特な色彩感覚や映像表現を観ることができるのですが、過去の一連作品で撮影を担当していた クリストファー・ドイル ではないので、そのあたりの表現が以前の映画とはちょっと違うかなぁという感じなのです.
 ボクは クリストファー・ドイル の表現がずっと好きだったので ・・・・・・・・ もうちょっと違う映像でもよかったのかなぁ.


 ロード・ムービーと言えばいいのかな.
 ビックリしたのは "モーターサイクル・ダイアリーズ" の主題曲 "De Usuahia a la Quiaca"が途中で堂々と使われていたことです.
 これにはビックリ.
 とても印象的なシーンにあの曲なんだもの.
 イントロ流れ出した時に 「うっそー」


 エンディングのテロップにもきちんと出ています.
 当然許可は取っていると思うんだけれど、あの曲はすごくインパクトがある曲なので "モーターサイクル・ダイアリーズ" の映像がついついオーバーラップしちゃいますね.


 映画全体としては好き嫌い ・・・・・・・ はっきりしないイメージを受ける映画かもしれません.
 ボクのように とりあえず ウォン・カーウァイ 的な人には受け入れられそうですが、そうでない人にはどうなのかな.





 ということで ノラ・ジョーンズ にちなんだ二つの話題でしたが、以前 "Come Away With Me" のアルバムのことを書いたのが、今日と同じちょうど 4 年前の 2 月 7 日でした.


 これは完全なる偶然の一致でした.



Black Swan

 職場の後輩女子がブログを始めました.
 ボクと同じ Livedoor Blog なので、ボクが少しずつ教えてあげて、一応ブログらしくなりました.
 そう言えば、ボクも数年前にブログ始めた時は、わからないことだらけ ・・・・・ 彼女にいろいろ教えながら、そんなことをふと思い出しました.

 それにしてもそのブログの文章がぶっ飛んでいて ・・・・・・ 笑えちゃいます.
 そんな始めたばかりのブログなのですが、なぜか拍手の数がボクと同じくらい ・・・・・・・・ 結構ショックだったりして (涙) .





 どうも最近、いい映画がないなぁ ・・・・ と感じてしまう今日この頃なのであります.
 お金もたくさんかけて、 CG なんかも使ってとてもきれいな映像だったりするのですが、なんとなく観終わってしまった、という感じの映画が多い.

 
 昨年発売された "死ぬまでに観たい映画 1001 本 (改訂新版) " の最初に出ている映画は、先日観た "Hugo" にも登場した ・・・・・ というか、あの映画の本題でもある ジョルジュ・メリエス の "月世界旅行" 、そしてこの本の表紙カバーを飾り、最後のほうに紹介されているのが "ブラック・スワン" .
 ちなみに、この本で紹介されている映画の 1/3 くらいは観たいとも思わない映画でした (笑) .
 この本のコンセプトは、「単に名画を選び出して紹介するのではなく、読者を刺激して映画への興味を書きたてることを目指している・・・・・」 と、総編集の スティーヴン・ジェイ・シュナイダー が書いています.
 でも、どうみても 「二度と映画を観たくなくなるような映画」 も紹介されているんですよね.
 なんだかんだ言いながらも、暇があるとついパラパラめくってしまう本なのです.




 "ブラック・スワン" ・・・・・・・・ 2011 年を代表する映画の一本.
 ボクはこの映画 ・・・・・ ちょっと好きかも.
 ただ、公開時はあまり観たいと思わず、劇場にももちろん行きませんし、映画に関しての情報も予告編程度しかありませんでした.

 ついこの頃、 Blu-ray 購入してようやくこの映画を観ましたが、ほとんど白紙の状態からの鑑賞です.
 こんな感じの鑑賞が、映画を観ながらワクワクできるので本当はいいんですが、最近はあまりにも情報過多 ・・・・・ まぁそれだけにつまらない映画を観ることも少なくなるというメリットもあることはあるのですがね.






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        " Black Swan "




   監督 : ダーレン・アロノフスキー
   脚本 : マーク・ヘイマン、 アンドレス・ハインツ、
         ジョン・J・マクローリン
   原案 : アンドレス・ハインツ
   製作 : スコット・フランクリン、 マイク・メダヴォイ、
         アーノルド・メッサー、 ブライアン・オリヴァー
   製作総指揮 :
         ジョン・アヴネット、 ブラッド・フィッシャー、
         ピーター・フラックマン、 アリ・ハンデル、
         ジェニファー・ロス、 リック・シュウォーツ、
         タイラー・トンプソン、 デヴィッド・スウェイツ
   出演 : ナタリー・ポートマン (ニナ・セイヤーズ)
         ヴァンサン・カッセル (トマス・ルロイ)
         ミラ・キュニス (リリー)
         バーバラ・ハーシー (エリカ・セイヤーズ)  
         ウィノナ・ライダー (ベス・マッキンタイア)
   音楽 : クリント・マンセル
   撮影 : マシュー・リバティーク
   編集 : アンドリュー・ワイスブラム
   配給 : フォックス・サーチライト・ピクチャーズ、
         20 世紀フォックス
   日本公開 : 2011 年 5 月 11 日
   上映時間 : 108 分


   アカデミー賞主演女優賞受賞 ・・・ ナタリー・ポートマン
   アカデミー賞 撮影賞ノミネート ・・・ マシュー・リバティーク   
   アカデミー賞監督賞ノミネート ・・・ ダーレン・アロノフスキー
   アカデミー賞編集賞ノミネート ・・・ アンドリュー・ワイスブラム
   アカデミー賞作品賞ノミネート ・・・ "ブラック・スワン"







 ボクはバレエまったくわかりません ・・・・・ 観たこともないし、バレエ音楽も聴いたこともなし.
 映画冒頭、夢の中でのバレエ・シーンの手の表現の美しさ ・・・・・・ 一気に映画に引き込まれていきます.
 この映画全編に映し出されるバレエ・シーンはとても素敵です.
 そして音楽もまた素敵です.


 上質のスリラーのように、精神的にジワジワと恐怖感を煽ってきます.
 そう ・・・・・・・・ サスペンスというよりは、スリラーのほうが合っているかな.
 このあたりのいろいろな要素のバランスが、何とも言えず絶妙なのです.




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 主役の ナタリー・ポートマン は "スター・ウォーズ エピソード 1-3 " の "パドメ・アミダラ" の役で有名.
  ・・・・・・ ですが、ボクの印象に残っているのは "レオン" での マチルダ であり、南北戦争を背景にした "コールド・マウンテン" での サラ .
 特に "コールド・マウンテン" は、映画自体が暗く重めの映画で、好んで観ようとは思わないのですが、なぜか心に残っています.

 
 そしてもう一人 ・・・・・ ヴァンサン・カッセル ですが、彼の映画は結構観ました.
 "ドーベルマン" 、 "エリザベス" 、 "クリムゾン・リバー" 、 "ジェヴォーダンの獣" 、 "アレックス" ・・・・ そんなに多くの映画に出ている訳ではないので、それを考えると結構観ているほうかな.
 一番印象深いのは、 "ドーベルマン" ですね.
 この映画、映像もストーリーもぶっ飛んでいました.
 彼は何本かの映画で、実際の奥さん モニカ・ベルッチ と共演しており、この "ドーベルマン" でも一緒に出ています.
 この モニカ 演ずる "ナット" が、これまた強烈な個性でした.



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 "ブラック・スワン" に話を戻しましょう ・・・・・・・
 アカデミー主演女優賞を獲得したことでもわかるように、とにかくこの映画での ナタリー・ポートマン は素晴らしい.
 バレエのシーンはもちろんですが、女優としての演技も素晴らしい.


 精神的な崩壊を、うまく映像にしています ・・・・・ 引っかき傷や、交差する現実と幻想など.
 そして映像的には、カラーなのにどこかモノトーンに近いような感じを受けてしまいます.
 ただ、彼女の部屋だけはピンクを主体とし、縫いぐるみなど少女趣味的なものが置いてあるというのが結構キーポイントだったりもします.


 一人のバレリーナの姿を描いてはいるものの、単なるバレエ映画ではもちろんありません ・・・・・ 逆に言うと、どんな職業だってこのテーマで問題なく映画にできたようにも思えます.
 最初から最後まで、一気に物語に引き込まれてしまう映画です. 
 暗くて、重い映画なんですが、観終わっての不快感というものは、ボクにはあまりなかった映画でもあります.




Black Swan 006

 監督は ダーレン・アロノフスキー ・・・・・・ そう言えば、彼の監督作品 "レスラー" をまだ観ていませんでした.
 たまにはレンタルでもして見て観ようかな.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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