フェルメール

聖プラクセディス ・・・・・

  ・ ・ ・ ・ ・


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 土日と 東京 に行ってきました.
 とても春らしい、気持のいい二日間でした.



 今回の 東京 は、特に土曜日 行きたいところをびっしり詰め込んであったのですが、とてもステキな土曜日になりました.
 ただし、大どんでん返しが待ってはいましたが ・・・・・・・・


 一番のメインは 小川隆夫さんの "ON ゼミ" なのですが、たくさん書くことがあるので、とりあえず "ON ゼミ" については次回とします.


 今日は土曜日の昼のことだけでも結構なヴォリュームになってしまいそうです.


 土曜日はとてもあたたかく、気持のいい日になりました.


 新幹線は 上野 までにして、そのまま 上野公園 へ.
 目的は フェルメール !!



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 上野駅 の 公園出口 が、とにかくすごい人なんです.
 改札出口が大渋滞 !!


 このお天気で、この時期 ・・・・・・ といえば、やっぱりお花見なのでしょうか、日本人的には.
 ちなみにボク、お花見にはまったく興味ありませんので、桜の木の下でビニールシート広げて飲むというのが今一つ理解に苦しむのであります (笑)


 ボクの目的は 国立西洋美術館 だったのですが、こちらは上の写真のように混雑はありませんでした.
 数年前の フェルメール展 (場所は 東京都美術館 でしたが) は建物の外まで並んでいて、観るまでに数時間かかった記憶があります.



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 これが今やっている常設展示のテーマ.
 お目当ては当然このポスターの フェルメール .

 ちなみに昨日は第 4 土曜日、ここでは第 2 と第 4 土曜日常設展示の入館は無料なんですね.
 事前情報で知っていたので、今回行こうと思った次第です.



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 常設展示は基本的にカメラ撮影が OK ですが、一部の作品は撮影不可です.

 今回の目玉 フェルメール も撮影不可なのです.
 この数枚の写真は、たまたま ・・・・・・・・
 たまたま、会場風景に フェルメール が映っていたのでアップしました.


 館内にはスタッフが大勢立っていますが、このくらいの撮影でしたら何も言われません.
 ただ、ストロボ撮影するとすぐに注意されます、外人の方が誤ってストロボ使ってしまいすぐに注意されていました.
 ボクは今回、ガッツリ一眼レフ持っていって撮ってきました.



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 順路通りに進みますが、少し歩くともう フェルメール が見えてきたのでビックリ.
 もっと勿体つけて後のほうかなとも思ったのですが、よく考えると年代順に見れるようになっているので最初のほうになるんですね.



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 たまたま ・・・・・・・・・ フェルメール が中心で、ピントもいっちゃっていますね (笑)


 ここまで フェルメール の作品と書いてきましたが、実はこの作品まだ フェルメール と確定されている訳ではありません.
 結構反対の意見も多いようです.
 まぁこれが確定されると、それこそ世界的にもとても大きな意味があるので鑑定も大変なのでしょうね.

 そのため作品には 「帰属」 という表現が用いられています.


 作品は フェルメール がまだ若い頃、フェリーチェ・フィケレッリ というイタリアの画家の描いた "聖プラクセディス" を模写したものとされています.
 案内のフライヤーにはそのオリジナルと言われる絵の写真も掲載されていますが、本当にそっくり.
 一部十字架のように違うものが加わっていたり、空の表現が違ったりしているものの、とてもよく模写されています.



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 カルロ・ドルチ "悲しみの聖母" ( 1655 年頃)


 ブロ友 の マリア♪ さんはルネサンス時代の笑顔好きのようですが、ボクはどちらかというとちょっと苦手だったりします.
 スゴイ作品がとても多いのですが、どうも宗教色が強いような感じがあって今一つ好きになれませんでした.


 今回久しぶりにこの時代のものも含め、いろいろな作品をゆっくり観ると ・・・・・・・・・・・・・・
 やっぱりいいなぁ.
 時間が経つのが本当に速く感じます.


 ちなみに上の絵が書かれたのは 1655 年頃なので ルネサンス とは言わないですね.



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 マリー=ガブリアル・カベ "自画像" ( 1783 年頃)

 このあたりの作品、描写力ハンパありません.
 まぁこういった美術館に収蔵されるくらいだから当然ですが.



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 コルネリス・ド・ヘーム "果物籠のある静物" ( 1654 年頃)

 この葡萄が ・・・・・・・・・・・・・・
 ありえないくらいスゴイ.

 本当にビックリするくらいの描写なのです.



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 ギュスターヴ・ドレ "ラ・シエスタ、スペインの思い出" ( 1868 年)

 大きな絵の一部分ですが、この部分の光の描き方がヤバいっす.
 フェルメール も光の使い方がとてもうまいんだけれど、この絵もすごいなぁ.
 立体感もハンパない.



 ボクの大好きな A.ミュシャ のオリジナル・リトグラフ "ロレンザッチオ" もありましたが、このリトグラフについては ・・・・・
 精度の高いリクリエーション・リトグラフを持っているボクとしては大きな感動が無かった.
 所詮ポスターなんだよね ・・・・・・・
 どうせだったら彼の油彩画や装飾品辺りを観たいところなのです.

 でも ミュシャ 展じゃないから仕方ないな.

 ・・・・・・・・・・・・・・・・



 他にもステキな作品がたくさん.
 写真もたくさん撮りましたが、このくらいでやめておきましょう.



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 久しぶりの美術館で、何とも言えない満足感に浸りながら美術館を後にしたのですが ・・・・・・

 外に出ると人ばかり.



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 こんなに並んでまで スタバ でコーヒー欲しいのかねぇ ・・・・・・・

 なんて、 スタバ 大好きなボクが言うのも変ですが.


 
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 桜です.

 満開に近いでしょうか.
 東京 はすごく暖かだったので、 1 週間もすれば散り始めるのかなぁ.



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 それでこれだけの人.

 大渋滞です.

 公園を出るまで、超 ノロノロ 歩き.
 歩道わきでは昼から大宴会で酒臭い.

 日本人は理解できないなぁ ・・・・・・・ (笑)



 その後ホテルにチェック・インしてから "ON ゼミ" .
 でしたが、そちらについては次回改めて書くことにします.



  ・ ・ ・ ・ ・



 終了後、今回のもう一つの目的、 9 月解体予定のホテルを撮りに行きました.
 ただ時間が早いとちょっと混んでいるので、しばし le sept で歓談しながら時間調整.



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 そこへやってきたクラシック・ピアニスト 安田英主 (ヤスダ ヒデカズ) 君.
 ボクはまったく存じ上げませんでしたが、若手ピアニストのホープのようです.

 クラシック業界もかなり厳しい状態のようなことを言っていました.

 フランス在住ですが、 5 月までは日本にいるようです.
 PR お願いされましたのでブログで PR ・・・・・・ あまりいい PR にはなりそうもありませんが (笑)

 腰の低いとても素直そうな好青年です.
 みなさん CD 購入してあげてくださいね.



  ・ ・ ・ ・ ・



 さて最後は土曜日最後の目的、ホテルの写真撮影です.



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 ホテル オークラ 東京 です.

 8 月いっぱいで本館の営業停止し、取り壊しが決定しています.
 建てられたのが 1962 年ですから、その時も 東京オリンピック が関係していたんでしょうね.
 今も 2020 年東京オリンピック の関係で、都内ではいくつものホテルがスクラップ & ビルド.



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 このロビーも日本的なテイストが漂っていてステキです.
 庭園もステキですが、さすがに夜はね.



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 実は娘がこのホテルで働いているので、ついでに顔も見てきたということなのです.



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 ・・・・・・・・・ と、とても有意義な土曜日だったのです.




 ・・・・・・・・ がっ、

 実はこのホテルに行く途中 iPad を落下させてしまいました.



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 その時は辺りも暗かったのでまったく気が付きませんでしたが、今朝画面を見るとなにか筋が入っている.

 さらによく見ると、角の部分がかなり激しく損傷してます.

 機能的には問題なさそうですが、細かな割れたガラスが結構ヤバそうです.



 ということで、急きょ 銀座 のApple Store へ.
 結果、修理代 3 万円になってしまいました.

 修理と言っても、実質修理できないので新しいものと交換です.
 新品購入だともっとお金がかかってしまうので、やむやむ ・・・・・・・・ 涙



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 それにしても Apple Store ヤバいです.
 10:00 開店なのに、開店前には店の前に行列.


 修理・サポート関係は 4 階の Genius Bar なのですが、並んでいたほとんどの人が 4 階.
 ボクも開店 10 分前には並んでいましたが、結局 4 階で受け付けしてから 1 時間待ち.

 交換品はすぐに出てきましたけれどね (笑)



 ということで、 第一部とも言える 東京 のことはここで終了です.
 次は ONGAKU ゼミナール についてガッツリ書きます.




  ・ ・ ・ ・ ・

The Division Bell : 対

  ・ ・ ・ ・ ・



 暖かな日曜日になりました.
 日差しも春のような感じで、吹く風の冷たさも少しは柔らかになった感じですね.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/3200sec f/4.5 ISO-100)

 日曜日はとにかく家でまったりするのが、ボクの基本的なスタイル.
 遅めの朝食とって、音楽流しながら、お友達のブログ読んだり、本を読んだり ・・・・・・・
 まぁ、仕事も少しはしてますがね.


 テレビを点けたらいきなり Pink Floyd が流れ出してビックリ.
 テレビ番組で BGM として Pink Floyd が使われることは珍しくありません. 
 ただ今朝の番組は WOWOW の 「洋楽主義」 !!



 この番組では、きっと過去にも Pink Floyd の特集はあったはずですが、今朝の番組は最新版.
 昨年発表された "The Endless River" についてもかなり触れられていました.



  ・ ・ ・ ・ ・



 ということで ・・・・・ 今日は Pink Floyd のアルバムをかけまくろう.

 ということで ・・・・・ 今日はジャズのお話しは一休み.





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  " The Division Bell / Pink Floyd "





  1. Cluster One (Instrumental) ・・・・・ 5:58
  2. What Do You Want from Me ・・・・・ 4:21
  3. Poles Apart
             (極) ・・・・・ 7:04
  4. Marooned (Instrumental)
             (孤立) ・・・・・ 5:29
  5. A Great Day for Freedom
             (壁が崩壊した日) ・・・・・ 4:17
  6. Wearing the Inside Out ・・・・・ 6:49
  7. Take It Back ・・・・・ 6:12
  8. Coming Back to Life
             (転生) ・・・・・ 6:19
  9. Keep Talking" ・・・・・ 6:11
  10. Lost for Words ・・・・・ 5:14
  11. High Hopes
             (運命の鐘) ・・・・・ 6:50




  David Gilmour (vo.g.b), Richard Wright (key.p.vo),
  Nick Mason (ds.perc)

  Dick Parry (ts), Tim Renwick (g), Jon Carin (p.key), 
  Bob Ezrin (key.perc), Guy Pratt (b), Gary Wallis (perc), 
  Sam Brown (vo), Durga McBroom (vo), Carol Kenyon (vo),
  Jackie Sheridan (vo), Rebecca Leigh-White (vo)







 1994 年にリリースされた Pink Floyd のアルバムで、日本語タイトルは "対" .
 発売とともに各国のチャートで 1 位に輝き、世界で 1,000 万枚以上のセールスを記録したアルバムです.
 Pink Floyd のファンは世界に何百万人といそうですので、この数字はまぁ納得できます.


 ちなみに昨年発売された "The Endless River" も多くの国でチャート 1 位になっています.





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 ぶっちゃけ、このアルバムの演奏はそんなに好きではありません.
 機会あるごとに書いてきたけれど、ボクは ロジャー・ウォーター がいるのが Pink Floyd という考え.
 いろいろあって、名前だけ残り、こういうアルバムが作られたことに対して否定はしませんが、ボクにとっての Pink Floyd はやっぱり 4 人揃わないと.


 2011 年 9 月に発行された 河井出書房 文藝別冊 "ピンク・フロイド - 深遠なる迷宮への誘い" の中で、 祖父尼淳 氏がこのアルバム解説の結びに 「"狂気" 、 "炎 - あなたがここにいてほしい" とともにロック史に燦然と輝く時代を超越した作品として後世に語り継がれるだろう」 と言っています.


 歴史的な価値 ・・・・・・・・・ 正式に リック・ライト が復帰し、三人揃って作り上げたということではとても歴史的な価値はあるのかもしれません.
 2005 年の "Live 8" で 4 人が揃ったと同じくらい.


 でも、好き嫌いはそういうことからはちょっとかけ離れたところにあります.



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 4 曲目の "孤立" は、 グラミー賞 ベスト・ロック・インストゥルメンタル部門 を受賞しており、 Pink Floyd にとっての初 グラミー受賞 となっています.

 2 曲目 "What Do You Want from Me" は、いかにも デヴィッド・ギルモア しているものの、何となく Pink Floyd っぽさが残っているような印象をボクは受けます.
 ただアルバム全体は、その昔の Pink Floyd という印象が消えかけています.


 このアルバムから 20 年の歳月を経て発表されたのが
"The Endless River" でした.
 "The Endless River" は "The Division Bell" 録音時残っていた膨大な演奏を組曲に再編集して作り上げたもので、それこそこの二枚は "対" と言ってもおかしくない物なのです.


 TV 番組後半の部分で デヴィッド・ギルモア が "The Endless River" について、 「このアルバムを聴こうとするムードを作ってから聴くアルバム ・・・・・ 世界にはそういう聴き方をしている人々がたくさんいる」 というようなことを言っていました.

 なるほどなぁ ・・・・・・ なのです.



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 その昔の Pink Floyd は、メロディが流れてきただけで Pink Floyd の世界に否応なく引きずりこまれてしまう感覚でした.
 良くも悪くも、それが Pink Floyd だったような気がします.

 でも "The Division Bell" や "The Endless River" といったアルバムは、少しこちらが構えててから聴くのが正しいのかもしれません.


 そうやって Pink Floyd らしさを見つけていくのが ・・・・・・・



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 レコードや CD は時を巻き戻すことが簡単にできます
 だから古き良き時代に戻りたくなったら ・・・・・・・・


 "Echoes" でも聴けばいいだけのことです.



  ・ ・ ・ ・ ・



 さて、気がつけば 15:00 ・・・・・・・・・

 お休みも数時間になってきた (笑)



 ちょっと古い映画でも観ながらのんびり過ごすとしますか.





 ビッグ・ニュースを一つ書き忘れてしまった.




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 ヨハネス・フェルメール の作品とされ、数少ない個人所有の作品 "聖プラクセディス" が、なんと 3 月 17 日から 国立西洋美術館 で常設展示されます.


 こりゃ、行かない訳にはいかないね.



  ・ ・ ・ ・ ・

真珠の耳飾りの少女

 昨日から今日の午前中までは、梅雨らしいお天気でした.
 特に昨日は、半袖だとちょっと肌寒い感じの一日.
 今日の午後は青空が広がり、気温も一気に高くなりました.


 昨日の夕方家に帰ると、久しぶりに Amazon から二つのパッケージ.
 さらにオークションで購入したアルバム一枚.
 ・・・・・・・・ まとめて届いちゃいました.



 そんな中の映画です.
 公開当時も結構人気のあった映画のようですが、ボクはこれを観るのは初めて.
 1500 円の廉価盤 Blu-ray がようやく出たので購入しました.





真珠の耳飾りの女 0011






   "真珠の耳飾りの少女"





  監督 : ピーター・ウェーバー
  脚本 : オリヴィア・ヘトリード
  原作 : トレイシー・シュヴァリエ 「真珠の耳飾りの少女」
  製作 : アンディ・パターソン 、 アナンド・タッカー
  原題 : "Girl with a Pearl Earring"
  出演 : コリン・ファース (フェルメール)
       スカーレット・ヨハンソン (グリート)
       トム・ウィルキンソン (ファン・ライフェン)
       キリアン・マーフィー (ピーター)
       エッシー・デイヴィス (フェルメール夫人)
       アラキーナ・マン (コルネーリア)
  音楽 : アレクサンドル・デプラ
  撮影 : エドゥアルド・セラ
  編集 : ケイト・エヴァンス
  配給 : ギャガ
  日本公開 : 2004 年 4 月 10 日
  上映時間 : 100 分






 ヨハネス・フェルメール の絵画 "真珠の耳飾りの少女" をベースにした トレイシー・シュヴァリエ の小説の映画版です.
 自称 フェルメール 好きとしては、観逃せない映画 ・・・・・ と言っても今頃ですが (笑)

 とてもいい映画でした.





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 映画の冒頭から (上の写真は冒頭部分ではありません) 、とにかく フェルメール の世界が全開という感じ.
 とにかく映像が美しい.

 光の入れ方が、本当に フェルメール の世界という感じで、彼の絵画が立体的に映像となって蘇ったと言ってもおかしくないでしょうか.
 フェルメール が好きな方は、この冒頭の場面の光の使い方で一気に映画にのめり込んでしまうハズです.
 この映像を観るだけでも、この映画の価値があります.


 彼の描いた何枚かの絵画やその場面が映画の中に登場します.
 そして、彼が描いていないにも拘らず、映像の中でこんな場面の絵もあったような ・・・・・・ と思ってしまうような場面が、たくさんあるのがスゴイ.


 そんなことを思い始めると空想はどんどん膨らみ、女中の タンネケ は "牛乳を注ぐ女" のモデルじゃないかなんて ・・・・・ (笑)




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 映画全体の色調がとても素敵なんだけれど、カメラワークもとてもいい.


 最初に登場するのが "真珠の首飾り" (ベルリン国立絵画館) .
 全体が黄色の色調でまとめられたこの絵、映画では木製の人型をモデルに見立てていました.
 ここでは独特な黄色 ・・・・・ インディアンイエロー のことがセリフでも語られていました.
 この インディアン・イエロー と呼ばれる鮮やかな黄色の顔料はベンガル地方の特産品で、マンゴーの葉だけを飼料として雌牛を育て、その尿を集めて蒸発させることで非溶解性のオイキサンチン酸マグネシウム塩を主成分とする顔料を作っていたようです.
 確か映画の中では 糞 というような表現がされていたように思います.



 さらには "二人の紳士と女" (アントン・ウルリッヒ公美術館) .
 映画の中では、 フェルメール のパトロンとしても有名な ファン・ライフェン 夫妻がモデルとなっていましたが、どうなんでしょ.
 ちょっと調べた限りでは、どこにもそのことについて書かれていませんでした.


 グリート がバランスが悪いと感じ、置いてあったイスを動かした絵が "水差しを持つ女" (メトロポリタン美術館) .
 この絵に最初に書かれていた椅子と同じようなデザインの椅子が、何枚かの絵の中に登場しています.

  "眠る女" (メトロポリタン美術館)
  "窓辺で手紙を読む女" (アルテマイスター絵画館)
  "兵士と笑う女" (フリック・コレクション)
  "紳士とワインを飲む女" (ベルリン国立絵画館)
  "稽古の中断" (フリック・コレクション)
  "リュートを調弦する女" (メトロポリタン美術館)
  "手紙を書く女" (ナショナル・ギャラリー・オブ・アート) ・・・・・・

 これだけ同じようなデザインの椅子が描かれているということは、彼の持っていたお気に入りのイスだったのか、はたまたその当時流行のイスだったのか ・・・・・・
 こういったことに思いをはせるのも楽しいものです.



 最後の場面で腰かけて繕いをしているところの撮り方なんて、まるで "小路" (アムステルダム国立美術館)
 繕いをする姿は向かって右側の感じですが、スクリーンの構図は左側のような感じで、これも面白かった.


 こんな感じで観ていくと、いろいろな発見があって楽しい映画です.
 どんどんイマジネーションが増幅していく感じなのです.




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 フェルメール をまったく知らないと、きっとこの映画のよさを半分もわからないかもしれません.
 その反対に、フェルメールを少しでも知っていると、思いっきり楽しめてしまうでしょう.


 この映画に出ている有名どころは、 スカーレット・ヨハンソン 、 コリン・ファース 、 キリアン・マーフィー あたりかな.
 なんといっても スカーレット・ヨハンソン の透明感がいいですねぇ.
 それでいて、現実的な恋もしたりしているこのバランスがいい.

 エンディングも、途中悲劇的なエンディングを予想させたりしますが、結果は ・・・・・・・・ .


 主演の スカーレット・ヨハンソン 、最近は ブラック・ウィドウ 役で マーヴェル 御用達になった感がありますが、やっぱりこういう演技の方がボクは好きかな.

 東京 を舞台にした "ロスト・イン・トランスレーション"
 怪しげな女性を演じた "ブラック・ダリア"
 ウディ・アレン の "それでも恋するバルセロナ"

 この辺りがボクのお気に入り ・・・・・・ でしたが、今回の映画がイチオシになりました.




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 こうやって見ると フェルメール の絵とはかなり違いますが、映画を観ていると本当に彼女がモデルのように見えてくるのが、とても不思議です.

 そういえばこの フェルメール の絵は、 "青いターバンの少女" 、 "ターバンを巻いた少女" などと呼ばれていましたが、この映画のヒットにより "真珠の耳飾りの少女" の名が一般化したというようなことが書かれていました.



 まだ一度観ただけですが、いろいろ楽しめます.
 場面の隅々まで、何度も何度も観てみると、きっと新しい発見や疑問がいっぱい出てきそうな映画です.



 また フェルメール を見たくなりました.

View of Delft / Vermeer

 今日はいろいろなニュースが飛び込んできた一日でした.

 突然、友人女性から久しぶりにメールが ・・・・・・
 なんと 「北アルプス登った・・・」 とか、写メが!!
 おいおい、最近連絡ないと思っていたらこんなにも健康的なことしてたのか.


 さらに 24 日に消息を絶ち転覆した 「第一幸福丸」 から 4 日ぶりで乗組員 3 人が無事救出されたという奇跡的生還のニュースも.


 そしてボクにとって今日一番のビッグ・ニュースが ・・・・・・・
 来年、また フェルメール に会えそうなことです.



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 それも、かの有名な ・・・・・・・・


 "Girl with a Peal Earring : 真珠の耳飾りの少女"


 昨年、行列の長さに霹靂とし、 "小路" を見て大感動した、あのフェルメールです.


 朝日新聞社 と マウリッツハイス美術館 とが、合意書に調印したようです.
 期間は 7 月から 12 月、東京と神戸 ・・・・・・・ となると、期間的にはかなり短いので 2 - 3 時間待ちですかね.
 ただ、まだ詳細は明かされず、現時点で "真珠の耳飾りの少女" が見れるというのは、憶測の域を出ないようですが、ここが目玉なので間違いなく大丈夫でしょう.
 昨年の "絵画芸術" のように、直前に出国不能にならない限りは ・・・・・・.

 でも、昨年 フェルメール の "小路" を見て、どうしても実物を見たいという思いを強くしたのが ・・・・・・



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  "View of Delft : デルフト眺望" です!!


 この絵も マウリッツハイス美術館 に所蔵されています.
 "真珠の耳飾りの少女" ももちろん見てみたいのは確か.
 あのフェルメール・ブルーと呼ばれる鮮やかな青 ・・・・・・ 実物見てないので、ほんとに鮮やかなのかは不明ですが.
 真っ暗な背景に浮かび上がる少女、あの瞳、ふくよかな頬 ・・・・・・・・
 間違いなく、感動物でしょう.


 でも、それよりも見たいのは "デルフト眺望"
 これを見るためだったら、 3 時間まで並べる ・・・・・・ でも、以前大阪かどこかで "真珠の耳飾りの少女" の公開があった時、 5 時間並んだというような話を聞いた記憶が (・・・まったく、不確かですが).
 ここに貼り付けた写真とは、絶対に全く違う色のはずです.
 フェルメール の作品は写真と実物ではまったく違うということを、昨年の "小路" で痛感しています.
 それだけ、実物は感動を与えてくれます.

 "デルフト眺望" ・・・・・・・・・・・・ 待ってます!!
 たったこの一枚だけの展覧会でも 3 時間並びますので ・・・・・!!



 追記 :
 実はよく見たら、来年ではなく 2012 年のようでした.
 それまで 3 時間並ぶ体力があればいいのですが ・・・・・・ 汗

フェルメール展・・・

 12 月 5 日、小雨降る肌寒い天気の午後、二度目の フェルメール 展に行ってきました.
 天気も悪く、金曜日の午後ということもあり、それほど混んでいないだろうなって、余裕で行ったのですが、 40 分待ちの行列でした.
 相変わらず フェルメール 人気はすごいなと、周りに大勢いる、おおよそ絵画とは関係なさそうなオバチャンたちを見ながら思っていました.



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 二回の感想を適当に書き綴ってみます.
 今回の フェルメール展 の一番の目玉は、 "小路" と "絵画芸術" だったのですが、 "絵画芸術" は直前に出国不能になり、 "手紙を書く婦人と召使い" が変わりに出展されました.

 また、 フェルメール の 7 作品と共に、デルフト派と呼ばれる同時期の作品が多く出展されたことでしょう.
 実はこれらの作品については、あまり多くの期待も情報もなく見たのですが、いやーそれが素晴らしい.
 まずはこの辺のお話しからしていきましょう.



 展示会場の最初は ファン・デア・ヘイデン の 2 枚並んでいます.
 その 2 枚は同じ風景を書いたものですが、書かれた時期は 15 年くらいの開きがあります.
 特に後期の "アウデ・デルフト運河から見た旧教会の眺望" が素晴らしい.
 まずはその描写の繊細さに圧倒されます.
 近くで見ると本当に細かな部分まできっちり書かれています.
 2 枚見比べると、似ているようで似ていない部分がかなりあり、見方によっては別の人の作品と言われても納得してしまうかも.
 絵に描かれた空間の奥行きの深さも素晴らしいです.
 この 2 作品を見ているだけでも時間が ・・・・・・・


 そして カレル・ファブリティウス です.
 レンブラント の弟子の中でも最も有名かもしれません.
 ボクが好きなのは "歩哨" ・・・・・・・
 もうここまで見ただけでも、当時のデルフト派と呼ばれる絵描きたちの、その卓越した描写に圧倒され、すごいなーとしか思い浮かびません.


 さらに ピーテル・デ・ホーホ が続くのですが、これもまたすごい.
 ただ顔の表現などは フェルメール と比べると ・・・・・・・ ちょっとと感じてしまいますが、その空間の表現、窓や後ろの部屋から差し込む光などの描写は、素晴らしいです.



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 そして フェルメール ・・・・・・

 まずは "マルタとマリアの家のキリスト" ですが、この大きさに驚きです.
 確かにいろいろな本にはその大きさが書かれてはいますが、イメージ的にもっと小さいものといった感覚があったため、その大きさに圧倒されます.
 属に言う フェルメール らしさはないような感じですが、わずかな光の中に書かれる鮮やかな色調などは、やはりと言う感じでしょうか.


 そして、ボクが一番見たかった絵 ・・・・・・・ そして一番感動した絵 ・・・・・・・
 それが "小路" です.
 一番驚いたのはその色調です.
 写真や雑誌で見たものとは、全く違う、鮮やかなレンガ壁と白い漆喰、鮮やかな赤とくすんだ青い雨戸 ・・・・・・・ この鮮やかさには本当に驚きました.
 この絵は、よく描写についての素晴らしさがいろいろなところで書かれています.
 もちろんその描写も素晴らしいものです ・・・・・・ うずくまり遊ぶ黄色い服の女の子、縫い物をする女、奥のほうにいる女、遠くの街並み、そして空 ・・・・・・・

 そんなに大きくはない一枚の絵ですが、そこに描かれている風景には、ものすごく多くのものが凝縮されています.
 こんなにも、実物と写真が違うと感じた絵はありませんでした.
 それほど、この絵は素晴らしいものでした.
 この絵を見て、改めて "デルフト眺望" を是非見たいと思いました.
 きっと写真では絶対表現できない素晴らしさがあるんでしょうね ・・・・・・・・・
 
 フェルメール のおかげで、久しぶりに美術館に足を運びましたが、よかった!

フェルメール

 とにかくここ数週間は仕事に追われっぱなしで、かなりお疲れモード.
 気が付けばブログもまったく更新なしで ・・・・・・・


 最近仕事に追われていたので、気分転換に大好きな フェルメール に関する本を読んでいました.
 朽木ゆり子 著 「フェルメール全点踏破の旅」 です.
 要は世界に散らばっている 30 数点の フェルメール 作品をすべて見るというものですが、読みやすく写真も素敵なものが多くて、とても気に入っています.
 フェルメール が大好きとは言うものの、私自身は各作品のことをそんなに詳しくは知りませんでしたので、文章を読みながら「ふむふむ・・・」
 写真を見て「なぁるほど・・・」


 改めて、素敵な作品のいろいろなことを知りました.



delfut4

 そんなフェルメールがまた日本にやってきます.
 なんという偶然でしょうか.

 8 月 2 日から 東京都美術館 で、 7 点展示されます.
 特にボクの大好きな 「小路」 と 「絵画芸術」 がやってくるので、是非見に行こうと思っています.
 欲を言えば、今回やってくる 「取り持ち女」 と同じ アルテマイスター絵画館 にある 「窓辺で手紙を読む女」 が見たかったのですが ・・・・・・・


 そんなことをいい始めると、全点踏破の旅に出なければいけなくなりそうです.
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 大好きなジャズ・アルバムの紹介を中心としたブログだったのでこんなタイトル付けていますが、最近は写真やカメラの話題が中心になっています.

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