ほとんど書きあげたブログ記事を、つい消してしまいました ・・・・ orz.
 普段だとバックアップが効いているはずなのに、なぜかバックアップなし.
 一気にテンション・ダウン、気分はがっくり.



 気を取り直して、もう一度最初から ・・・・・・・ 記憶の糸を手繰り寄せます.




 今朝はまだ雨が降っていましたが、午後からは青空も広がり暖かな一日になりました.
 コートを脱いで街を歩けるくらいの暖かさでした.




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 "三丁目の夕日" ほどきれいではありませんが、今日の夕方の風景.
 左に見えるクリーム色の家は、ボクの後輩の家です.
 景色のいいボクの団地を紹介してあげて、昨年末に家が完成し入居.
 まだ若いのでこれからしばらく大変だとは思いますが、とりあえず毎日見る景色には満足のようです.

 ちなみに紹介料をボクがいただいたので、新築祝いにリトグラフを持っていってあげました.





 さてつい先ほど "Keith Richards 死亡説" が Twitter や Facebook などで、プチ炎上.
 事の発端は音楽評論家 湯川れい子 氏のところに届いたメールにその旨が書かれており、それをそのまま信じて Tweet してしまったため、いろいろなところに広がってしまったようです.
 しばらくすると、 「トリノでバイク運転中事故を起こして死亡・・・・」 というようなことまで流れてきました.
 ボクも一応 USA や UK のニュースをすぐに見てみましたがそんなことは一言も書かれておらず半信半疑 ・・・・・・・ でも、あの 湯川れい子 さんが発信していれば、大概の人は信じますよね.

 ボクも Facebook に シェア ・・・・・・・ 結果的に炎上の一端を担いでしまいました.
 でも、あの 湯川れい子 さんのお言葉ですよ ・・・・・・・・・ と、自己弁護.
 
 災害時のデマなどもこういう感じでどんどん広がっていくんだなぁと痛感しました.







 先日届いて山積みになっている CD から、一枚引き抜いて聴いてみましょう.
 先日の Grant Green 同様に、聴いてみたらボクの ツボ に完璧にハマってしまうような一枚です.






 
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    " One Flight Up / Dexter Gordon "  (BLP-4176)





   1. Tanya 
               (D.Byrd) ・・・・・ 18:15
   2. Coppin' The Haven 
               (K.Drew) ・・・・ 11:14
   3. Darn That Dream 
               (E.Delange-J.V.Heusen) ・・・・ 7:28
   4 *. Kong Neptune 
               (D.Gordon) ・・・・ 11:00

    * (#4 Not part of original LP)





   Donald Byrd (tp -1,2), Dexter Gordon (ts), Kenny Drew (p),
   Niels-Henning Orsted Pedersen (b), Art Taylor (ds)
   Recorded at Barclay Studios, Paris, France, June 2, 1964.







 デクスター・ゴードン (Dexter Gordon) 、 1923 年 2 月 27 日 ロサンゼルスで、医者の息子として生まれる.
 ビバップやハード・バップを代表するテナー奏者の一人.
 1940 年にプロデビューし、以後多くのアルバムに優れた演奏を残しているが、 1950 年代からドラッグに溺れ始め、刑務所にも二度入り、その間演奏活動から遠ざかっている.
 1960 年代、当時の多くのミュージシャン同様、演奏活動しやすい環境が整ったヨーロッパを中心に活動 ・・・・・ ヨーロッパに行ったもう一つの理由は、ドラッグから離れられる環境を求めたようです.
 1970 年代にアメリカに戻り、演奏活動はもちろん、映画 "Round Midnight" では デイル・ターナー 役を演じ アカデミー主演男優賞 にノミネートされました.
 1990 年 4 月 25 日腎不全のため フィラデルフィア で死去、 67 才.


 実はボク、彼の演奏をあまり聴きません.
 Blue Note の彼のアルバムは大半持っていますが、なぜか好んで聴くことがないんですよね.
 Sonny Rollins も同じような感じなので、二人ともちょっと似たところがあるということなのかなぁ.




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 久しぶりに Dexter Gordon のアルバムを購入して、聴いてみたら ・・・・・・・


 これがとてもイカした演奏の連続なんですよね.
 一曲目の "Tanya" なんて、どストライクです、こういう曲にはヘロヘロなんですよ ・・・・・ 相変わらず Donald Byrd はいい曲を書きます.
 このオリジナル版アルバムは、最初の 3 曲のみで 4 曲目の "Kong Neptune" は CD 化に伴うボーナス・トラック.
 で、この 3 曲の演奏がとてもいいんですよね.
 人によれば、ブローしなくて物足りないと思う方もいるかもしれませんが、ボクはこの 3 曲の落ち着いた感じの演奏がとても好きです.



 18 分を超える長い演奏の "Tanya" ですが、このアルバムの目玉でしょうね.
 Dexter Gordon はもちろん、 Donald Byrd と Kenny Drew のソロも素敵です. 

 ベースの Niels Pedersen は、この録音時まだ 18 歳.
 彼もその後多くの有名ミュージシャンたちと共演し、トップ・ベーシストに登りつめていきます.




 アルバム番号は、混沌の 4200 番台が目の前に迫っている BLP-4176 ・・・・・・・ でもこういった素敵な演奏があるんだよねぇ.
 この辺りが Blue Note の楽しいところでもあり、素人泣かせなところでもあります (たまに訳のわからないようなアルバムもあったりしますから ・・・・ 笑) .



 そうやって多くのジャズ・ファンが Blue Note という魅力の虜になっていってしまいます.


 ボクを含めて ・・・・・・・・・・・・・