ボサノヴァ

Getz Au Go Go

 ゴールデンウィークも終了です.

 連休中は、昨日こそ小雨が降ったりの曇り空でしたが、概ねいいお天気でした.



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  (土曜日の朝)

 それにしても暖かくなった ・・・・・・・ というか、外の日差しは暑いくらいでした.


 4 月はほとんど家に引きこもり細々と家のことなどしていましたが、 5 月からは少しばかり外に出ようかと.






 最近、久しぶりにオークションで 10 枚ほど CD を購入しました.
 ボクの場合はオークションでも 1,000 円前後のものしか探さないので、 10 枚買っても 10,000 円ちょっと.
 最近は相手と一言の連絡も交わさないでオークションが終了してしまうパターンが多いので、いろいろ煩わしくないのですが ・・・・・・・・ 長短いろいろのようです.


 このアルバムは今回ではなく、何年も前に数 100 円で手に入れたアルバムです.
 強い日差しを避けながら、爽やかな風を受けて聴くにはこういう音楽も十分ありでしょう.






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  " Getz Au Go Go / Stan Getz "





  1. Corcovado
          (Antonio Carlos Jobim) ・・・・・ 2:53
  2. It Might as Well Be Spring
          (R.Rodgers-O.Hammerstein II) ・・・・・ 4:27
  3. Eu e Voce
          (C.Lyra-V. de Moraes) ・・・・・ 2:32
  4. Summertime
          (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 8:12
  5. Only Trust Your Heart
          (B.Carter-S.Cahn) ・・・・・ 4:34
  6. The Singing Song
          (Gary Burton) ・・・・・ 3:43
  7. The Telephone Song
          (R.Menescal-R.Boscoli-N.Gimbel) ・・・・・ 2:05
  8. One Note Samba
          (A.C.Jobim-N.Mendonca) ・・・・・3:12
  9. Here's That Rainy Day
          (J.V.Heusen-J.Burke) ・・・・・ 6:12
  10. 6-Nix-Pix-Flix
          (Gary Burton) ・・・・・ 1:06





  # 1 - 3, 7 :
  Stan Getz (ts), Astrud Gilberto (vo),
  Gary Burton (vibes), Kenny Burrell (g),
  Gene Cherico (b), Helcio Milito (ds)
  Recorded Live at "Cafe au Go Go", NYC, October 9, 1964.


  # 4, 8, 9 :
  Stan Getz (ts), Astrud Gilberto (vo:# 8 only),
  Gary Burton (vibes), Chuck Israels (b), Joe Hunt (ds),
  Recorded Live at "Cafe au Go Go", NYC, August 19, 1964.


  # 5, 6, 10 :
  Stan Getz (ts), Astrud Gilberto (vo: # 5 only),
  Gary Burton (vibes), Gene Cherico (b), Joe Hunt (ds),
  Recorded Live at "Cafe au Go Go", NYC, August 19, 1964.







 アストラッド・ジルベルト との共演は 1963 年に録音された "Getz / Gilberto" 以来.
 同じ ボサノヴァ をメインにしたアルバムですが、 "Getz / Gilberto" よりも今日のアルバムのほうが好みです.

 ただし "Getz / Gilberto" には 1 曲目の "イパネマの娘" という超強力な曲が入っており、シングルカットされたその曲は グラミー賞 まで獲得しています.
 確かにこの曲の アストラッド・ジルベルト はいいなぁ.





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 今でこそ "People Time" での演奏を好んで聴いていたりしますが、ボクにとっての スタン・ゲッツ と言えばこのアルバムになっちゃうかな.

 その昔ジャズ屋で幾度となく聴いたこのアルバムの印象をずっと引きずっていました.
 初めて スタン・ゲッツ という名を意識したのが確かこのアルバムだったと思います.

 その当時、通っていたジャズ屋ではかなりゴリゴリした演奏が比較的多く流れていたので、最初にこの演奏聴いた時には 「なんだこれっ」 でした (笑).


 ちょっとした静寂から始まる "Corcovado" の演奏.
 この曲はやっぱりこの演奏 ・・・・・ このアルバムだよねぇ.


 ただこんなボサノヴァ・チックな演奏が以前はそんなに好きじゃなかったので、このアルバムの印象を引きずったまま スタン・ゲッツ は最近までそんなには聴いていませんでした.
 当然、彼が発表しているアルバムの数に比べたらボクの持っているものは本当に少ない.






 スタン・ゲッツ の ボサノヴァ といえば "Getz / Gilberto" がまず一番に思う浮かんできます.
 ただスタートは 1962 年に吹き込まれた "Jazz Samba" から.
 残念ながらこちらのアルバムは持っていないし、あまり聴いた記憶がないので、どんな演奏かわかりません.

 それ以前は結構ブローするテナー演奏だったようですが、ボサノヴァ演奏するようになってだいぶスタイルが変わりました.


 ボサノヴァ 自体がソフトでメローでどこかアンニュイ感が漂う感じで、何かとらえどころがない感じをボクは受けています.
 だからこういった演奏のようにジャズ・テイストが混ざったものはまだ聴けますが、完全なボサノヴァはどうも苦手だなぁ.

 じつは ON ゼミ の 銀座 会場になっている Bar le sept でも年に数回 中村善郎 氏のアコースティク・ライブがあり、必ずお誘いを受けます.
 とても小さな空間でどっぷり ボサノヴァ の世界に浸れるのですが ・・・・・・・・

 そんなだからボクはまだ聴きにいったことがありません.
 次回こそ参加しようと思ってはいるんですがね ・・・・・・・






 今回から Getty Images の画像を埋め込んでみます.

 若干余白部分や 「Expand」 が気になったりしますが、これだったら堂々と埋め込みできますし、とにかくいろいろなミュージシャンの写真を拾うにはとても便利.
 マイナーなミュージシャンの写真も結構あったりしますのでありがたい.

 これらの画像は非商用なら無料で埋め込み (ここがポイント、あくまで埋め込み) 可能になっています.

 この写真もそうですが、データもしっかり記載されているのがいいですね.
 写真の大きさなど変更できないのでうまくブログの記事に合うかちょっと心配でしたが、とりあえずは同じくらいの大きさに収まっているようです.
 しばらく使いながら様子を見てみよう.

 ちなみに上の 2 枚の写真は、このアルバムが録音された 1964 年 8 月 19 日の写真です.



 今のボクの生活はとても時間がゆっくりした感じの生活なので、こういった ボサノヴァ も変にマッチしていたりします.

 たまにはこんな音楽聴きながら居眠りしていくのもいいかも






 長野県 東御市の風景 その 9 .

 今日は家から徒歩 5 分くらいの場所にある 和 (かのう) 学校記念館 です.


 どこの地域もきっとそうだったと思いますが、明治時代に 学制 が施かれ各地域で学校教育の推進が図られたようです.
 ボクの住んでいるこんな田舎の地域も同じで、その時代から勉学に力を入れていた地域と言われています.



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  (和学校記念館)

 この記念館は、明治 15 年に 和学校 として建設された建物.

 学制制定後の建物で県内に現在も残っているものは、 開智学校 (松本市) 、 中込学校 (佐久市) 、 格致学校 (坂城町) とこの記念館になります.
 開智学校などの三校が明治時代の欧米化の影響で洋風なのに対して、この 和学校 は 「心は和 (日本) 、知識は西洋 (欧米) 」という "和魂洋才" という教育理念により和洋折衷の 入母屋造り になっています.

 昭和 56 年に長野県の 県宝 に指定されています.
 普段は内部の一般公開をしていませんので、見学希望の場合は事前に教育委員会へ予約をして職員に開錠してもらう必要があります.



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 こちらは現在の和小学校.
 記念館のすぐ東側に位置しています.

 ボクもこの学校出身で、その頃は実家から約 2 km の道のりを徒歩で通学をしていました.
 ボクが通っていた頃はまだ木造の建物で、昭和 50 年代に現在の建物に新築されました.


 昔からの伝統をかなり重んじているせいか、今でもクラスの呼び方が 松・竹・梅 といった昔ながらのクラスの呼び方をしています.
 中学校は 4 つの小学校区に一つの超マンモス校で、 和小学校 出身者は中学に入ってこのクラスの呼び方でからかわれることがよくありました.
 ボクも中学で、そのことをからかわれるのが嫌だった記憶があります.

 この呼び方については以前から変えた方がいいというような意見も出ていますが、いまだにこの呼び方が続いています.
 ひょっとすると大人の都合だけでまだ同じ呼び方しているんじゃないのかなぁ ・・・・・・


 昔からこの 和小学校 の先生に来る方は選ばれた方たち ・・・・・・ というようなことが、ボクの通っていた頃もまことしやかに言われていました.
 まぁそんなことはないと思うんだけれどねぇ.



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  (和学校記念館)

 長野県 は教育県という印象が強いのですが、こういう田舎だからこそ地域で団結して教育に力をそそんでいたんでしょうね.

 今のようにとても経済的には豊かでなかった時代、地元の人たちが少しずつお金を出し合って作った学校が今もこうして残っているのはとてもいいですねぇ.


 昔小学校に通っていた頃は、そんな有難さを全く感じていませんでしたが (笑)

Trovador ll Primavera

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて 去年 に引き続き、今年も撮ってきました緑色の桜 "御衣黄" .
 やせ細った木に、今年も頑張って咲いてくれました.


 満開にはまだほんの少し早かったのですが、まぁこの一週間が見ごろかな.



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 今年はボクも去年とはちょっと違うので、できるだけきれいな緑色を出すように頑張ってみました.

 昨年に比べ、少しは写真の技術も上がったかなとちょっと自己満足のはずだったのですが ・・・・・・・



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 空にぼんやり七色の帯がかかっています.
 実はこれ、 彩雲 という現象.

 ファインダー覗いていて 「おっ、虹がかかった」 と思い設定も適当に慌てて撮ったよくない写真です (笑)
 今日の新聞見て 彩雲 だったと ・・・・・・・・

 この時は 70-200 mm の望遠ズーム装着で、広角は車に置きっ放し.
 おまけに撮影した場所も視界が開けているとは言えない場所だったので ・・・・・・・・

 こんな珍しい現象だと知っていたら、場所移動して広角で全体撮っていたのに.


 折角のチャンスを無知だったために台無し.
 今日になってショックがやってきました.

 ここぞという時に強くならないとダメなぁ ・・・・・・ シミジミ.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて今日はよくわからないお天気、霞んじゃってスゴイ日曜日.
 晴れているのか曇っているのかどうなのかもはっきりしないような、これって黄砂なのかなぁ.


 とりあえず今日まではグズグズした生活を送ろうと思ってます.
 明日からはまたいろいろ仕事でバタつきますし、来週末は少し草刈り作業でもする予定なので.



 そんなグズグズの休日の我が家、静かにボサノヴァが流れております.





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  " Trovador ll Primavera / 臼田道成 "





  1. Samba do aviao
            (Antonio Carlos Jobim)
  2. As praias desertas
           (A.C.Jobim-V. de Moraes)
  3. Carinhoso
           (Pixinguinha-J.de Barro)
  4. Isto aqui o que e
           (Ary Barroso)
  5. Rosa
           (Pixinguinha-O. de Souza)
  6. Retrato em branco e preto
           (A.C.Jobim-C.Buarque)
  7. Chora tua tristeza
           (Oscar Castro Neves)
  8. Manha de carnaval
           (Luiz Bonfa)
  9. Canto de Ossanha
           (B.Powell-V. de Moraes)
  10. Choro bandido
           (E.Lobo-C.Buarque)
  11. Mas que nada
           (Jorge Ben Jor)
  12. Primavera
           (C.Lyra-V. de Moraes)





  臼田道成 (g.vo)
  Recorded at Studio Argo, Karuisawa, July & August, 2013.





 中学の同級生 T 君から頂いたアルバムです.
 実はこのミュージシャンと T 君は親戚とのことで ・・・・・・・・・
 前回の "One On One" に続いてまたまたちょっと微妙なプレゼントです (笑)




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 折角いただいてなんですが ・・・・・・・・・


 ぶっちゃけ、ボサノヴァかなり苦手.
 このアルバムでも前半は結構キツかった (笑)

 ジャズとボサノヴァって結構接点があり スタン・ゲッツ などは特に有名です.
 また、 アストラッド・ジルベルト 、 アントニオ・カルロス・ジョビン 辺りはジャズのジャンルに加えられるようなアルバムも多くあります.
 まぁこういったジャズ・テイスト溢れるものはそれでも聴いていたのですが ・・・・・・・・


 本格的なボサノヴァはねぇ ・・・・・・・・ 俗に言うところの 聴かず嫌い !!
 いつも ON ゼミ が開催される 銀座 "le sept" でも 中村善郎 氏の演奏が開催されますが、苦手意識ありありなので一度も参加したことありません.


 何とも言えない甘〜〜い歌声がどうもダメなんです.


 さらに、曲がみんな同じような感じに聴こえちゃう.


 だから 8 曲目の "Manha de carnaval (カーニバルの朝)" や "Mas que nada" などがかかると、何となくホッとするのです.
 特に "Manha de carnaval (カーニバルの朝)" はいろいろなジャズミュージシャンが演奏しているので、プチなじみの曲です.



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 前半のちょっと修業的な感覚が 7 曲目の "Chora tua tristeza" でちょっと変わりました.
 演奏がいいのか悪いのかは全くわかりませんが、この曲はとても聴きやすい.

 そして "Manha de carnaval (カーニバルの朝)" に続くので ・・・・・・・

 なんだ、普通に聴けちゃいます (笑)


 臼田道成 氏ですが、とても変わった経歴でございまして、 日本医科大学在学中 音楽学者 小泉文夫 氏の著作に感銘を受け大学中退し、民族音楽学者となるべく 東京大学 に入学し 文学部美術史学科 を卒業.
 その後ブラジル音楽と出会い、歌手として生きることを決意したというのですから ・・・・・・・・

 これだけの経歴だけでも、ある意味でスゴイ人です.


 ボサノヴァの世界でどのくらいの実力があるのかボクは全く知りませんが、名前で検索するといろいろ映像なども出てくるのでそれなりの知名度がある方のようです.


 最初聴いた時は声がボクには合わない ・・・・・・・・

 と感じたのですが、途中から何かまったく違和感なく空間の中を泳ぎ始めました.
 この何とも言えない浮遊感こそがボサノヴァかもしれませんね.


 たまにはこういった音楽もありかも.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 これが今日の風景.
 一応晴れてはいるようなのですが ・・・・・・・・ モヤってます.



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 それにしてもすっかり春になりましたねぇ.
 いつの間にかポカポカ陽気になった感じです.

 今日も外は半袖でもいいくらい ・・・・・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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