リオ・オリンピック

Evolution




 まだまだ残暑厳しい日が続いています.
 それでも月曜日の夜などはグッと涼しく、薄いタオルケット一枚では寒く感じるほどでした.

2016.8.21 003

 ちなみに ・・・・・ 日曜日の風景.



 Blu-ray 購入でお小遣いが底をついたため、 CD の購入も全くできない状態でしたが、ようやくお給料日を迎えたのでオークションで前から狙っていたアルバムを数枚購入.

 以前から言っているように、ボクは完全なるコレクターとは全然違うので、輸入盤でも構わないし、ボーナス・トラックの有無もそんなに気にしない ・・・・・・・

 とりあえず お金をかけないでそのアルバムが聴ければいい、 って感じなのです.

 今回は Blue Note の中でも結構マニアックなアルバムを 2 枚落札し、もう 2 枚は現在入札中.




 先日 Facebook である方が 「これで "Out to Lunch !" のメンバーで残っているのは Richard Davis だけになってしまった」 と言っていました.

 そう Bobby Hutcherson の死去に伴ってのコメントです.




Bobby Hutcherson 003

 8 月 15 日に ボビーハッチャーソン が 75 歳で亡くなりました.

 彼の演奏で一番好きなのは "Bobby Hutcherson Live: Cookin' with Blue Note at Montreux" に収められている "The Moontrane"


 ただし、彼の名前を聞いて真っ先に思い出すアルバムは、ピンクのジャケットで有名な "Happenings (BLP-4231)" なのです.





 そんな彼を偲んで、ピンクのアルバムを聴いてみます.
 今回オークションで落としたアルバムの一枚.
 今まで、何となくですが 1,500 円以上出してまで買おうと思わなかったアルバムなのです (笑)






4153








  " Evolution / Grachan Moncur III "






  1. Air Raid
            (Grachan Moncur III) ・・・・・ 9:19
  2. Evolution
            (Grachan Moncur III) ・・・・・ 12:24
  3. The Coaster
            (Grachan Moncur III) ・・・・・ 11:39
  4. Monk in Wonderland
            (Grachan Moncur III) ・・・・・ 7:54





  Grachan Moncur III (tb), Lee Morgan (tp),
  Jackie McLean (as), Bobby Hutcherson (vibes),
  Bob Cranshaw (b), Tony Williams (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, November 21, 1963.






 このアルバム、以前から何度 Amazon や HMV でクリックしてはキャンセルしたものか.
 どうしても最後の踏ん切りがつかなかったなぁ.

 今回もたまたまオークションで欲しかったアルバムを落札し、同じ出品者からこのアルバムも出品されていたのでそのついでに落としたような感じでした.





4153-3

 ボクはこういった演奏に対してアブストラクトという表現でみんな片づけちゃっています.
 ただ、最近はこういった演奏も結構しっかり聴くことができるようになったんだな.
 以前だったら一回聴いて 「もう十分 ・・・・」 って感じ.

 でもまぁルーキー向けではないでしょう.

 完全に 新主流派 と呼べる演奏です.
 ただ購入前に抱いていた トロンボーン の苦手感も全く気にならず、普通に聴くことができます.


 今までクリックできなかったのは Grachan Moncur III という名前と、演奏しているトロンボーン.
 申し訳ないけれど名前聴いただけで 超アブストラクティブ .
 おまけにトロンボーンは、どちらかというと苦手なイメージを持つ楽器.

 まぁ結果的には、いつもの完全なる聴かず嫌いだったんですがね.




Grachan Moncur 003
  (J.McLean, G.Moncur III, L.Morgan)

 アルバム・ タイトルでもある 2 曲目の "Evolution" ですが、とてもゆったりした静寂の中に混沌感や不安感ありありといった感じの音が行き来します.
 アルバム "Happenings" よりもこちらの演奏のほうが ・・・・・・・ ボクはカオス感じてしまうかな (笑).


 それに対して 3 曲目の "The Coaster" はアップテンポになり、すごくいい感じでワクワクしちゃいます.
 こういう曲のトニー・ウイリアムスは水を得た魚のように、自由奔放に泳ぎ回っている感じ.
 リー・モーガン のクールさの中のホットな演奏もすごきいい.
 こういうのはアドリブ云々って感じじゃなくって、全体の雰囲気がすごくいいのです.


 ボビー・ハッチャーソン も 「やっぱりこうでなくっちゃ」
 静寂間の中に響くヴァイブの透き通るような音もいいけれど、アップテンポの中で目まぐるしく転げ回るような音もいいなぁ.




Grachan Moncur 002

 聴いた時の気分なのか、はたまたボクが大人になったせいなのか ・・・・・・・
 こういった新主流派の演奏も難なくクリアできるようになっちゃいました.


 グレイシャン・モンカー三世 のアルバムですが、やっぱり ボビー・ハッチャーソン のインパクトもありますね.


 ・・・・・・・・・・ "Some Other Stuff" もいけそうかな (笑)











 オリンピックもあっという間に終わってしまいました.
 最初はあまり興味もなかったのに、連日のメダル・ラッシュでいつの間にか夢中になってました.


  水泳でしょ ・・・・・・・
  体操でしょ ・・・・・・・
  柔道でしょ ・・・・・・・
  卓球でしょ ・・・・・・・
  陸上でしょ ・・・・・・・

  ・・・・・・・・・・・・ 他にもいっぱい.




Rio 00656

 惜しくもメダルには届かなかったけれど、

  女子バスケットボール ・・・・・・・・
  ラグビー 7 人制 ・・・・・・・・

 この二つ競技の頑張りには、本当にビックリでした.


 これで一気に東京オリンピックへ加速って感じですね.
 エンブレムのことや、スタジアムのこと、 森 さんのこと ・・・・・・・・・

 なんかもう、みんな忘れちゃったような感じです (笑)




Rio 100036

 オリンピック最後はこの三人でしょ.


 この三人は、ものすごく一生懸命やっていてもちょっとゆるめな、何とも言えない雰囲気が漂っていいなぁ.



New Faces, New Sounds

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 木曜日は午後から豪雨で、ボクの住んでいる地域でも多くの水害が発生しました.
 幸いにも人的なものはありませんでしたが、久しぶりに降ったなぁって感じです.



F07A2832

 今日も午前中から曇ったり、雨が落ちたり、かと思うと写真のように青空がのぞいたり ・・・・・・

 今 14:00 頃ですがまた暗くなって雨も落ち始めてきました.

 明日の日曜日も、天気は今一つみたいです.
 夏が終わって、台風がやってきた感じですね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 Blue Note の古いアルバムを聴いてみますか.
 このアルバム、久しぶりに聴いてみたので 「あっ、こんな演奏だったんだ ・・・・・・」 でした.




5023






  " New Faces, New Sounds / Kenny Drew " 





  1. Yesterdays
          (O.Harbach-J.Kern) ・・・・・ 5:19
  2. Stella by Starlight
          (N.Washington-V.Young) ・・・・・ 2:27
  3. Gloria
          (Kenny Drew) ・・・・・ 3:32
  4. Be My Love
          (N.Brodzsky-S.Cahn) ・・・・・ 2:42
  5. Lover, Come Back to Me
          (O.Hammerstein II-S.Romberg) ・・・・・ 3:31
  6. Everything Happens to Me
          (T.Adair-M.Dennis) ・・・・・ 4:40
  7. It Might as Well Be Spring
          (O.Hammerstein II-R.Rodgers) ・・・・・ 2:47
  8. Drew's Blues
          (Kenny Drew) ・・・・・ 2:25





  Kenny Drew (p), Curly Russell (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, April 16, 1953.





 Blue Note の 5000 番シリーズの一枚.
 この 5000 番台は 10 インチサイズのモノラル LP 盤でした.



5023-2

 このアルバムもそうですが、この年から ニュージャージー州 ハッケンサック (Hackensack) にあった Rudy Van Gelder のリビングを改造したスタジオを使っての録音が行われるようになりました.
 このスタジオでは 1959 年 7 月 1 日まで録音が行われ、多くの名演奏がアルバムに収められました.

 その後さらに完成度の高いスタジオが イングルウッド・クリフス (Englewood Cliffs) にでき、最初のセッションが 1959 年 7 月 20 日に録音されました.

 この最後と最初の両セッションは アイク・ケベック の録音セッション.
 ちなみに イングルウッド・クリフス までミュージシャンの送迎をしていたのも アイク・ケベック というのは有名なお話ですね.




RVG studio0002
  (RVG Studio, Hackensack)

 アルバム・タイトル通り、このアルバムは ケニー・ドリュー 名義のデビューアルバムになります.
 Blue Note はこの "New Faces, New Sounds" というコピーで、多くの新人たちの録音を行っています.


 5018: Horace Silver Trio - New Faces, New Sounds
 5020: Gil Melle Quintet/Sextet - New Faces, New Sounds
 5021: Lou Donaldson / Horace Silver a.o. - New Faces, New Sounds
 5023: Kenny Drew Trio - New Faces, New Sounds
 5025: Wynton Kelly Trio - New Faces, New Sounds
 5029: Elmo Hope Trio - New Faces, New Sounds
 5030: Lou Donaldson / Clifford Brown a.o. - New Faces, New Sounds
 5031: Wade Legge Trio - New Faces, New Sounds
 5036: Urbie Green Septet - New Faces, New Sounds
 5043: Frank Foster Quintet - New Faces, New Sounds
 5044: Elmo Hope Quintet - New Faces, New Sounds, Vol. 2
 5053: Julius Watkins Sextet - New Faces, New Sounds
 5054: Gil Melle Quartet - New Faces, New Sounds, Volume 3
 5056: Jutta Hipp Quintet - New Faces, New Sounds from Germany


 ほとんどはその後もアルバムを残し、ボクにもなじみの深い人たちですが、中には全然聞いたことのない名前もあったりします.
 このあたりは アルフレッド・ライオン が気に入ればとりあえず録音って感じなのでしょうね.
 これがあったから Blue Note の今の評価があるという感じです.





kenny-drew002

 ケニー・ドリュー はその後も Blue Note をはじめいろいろなアルバムに演奏を残しますが、 アメリカ ではなかなか高い評価を得られませんでした.

 1961 年に パリ に渡り 1964 年から デンマーク の コペンハーゲン に活動の拠点を移し活動しています.
 ニールス・ペデルセン とは多くの秀逸なアルバムを残しています.

 彼の場合どちらかというとヨーロッパでの演奏に人気があるようで、ボクのイメージも "Dark Beauty" などの SteepleChase 時代を思い浮かべてしまいます.
 ヨーロピアン・リリシズム とでもいうのか、独特なリリシズムで演奏を行いますが、今日のアルバムではまだまだパップ・ピアニストといった演奏を聴かせてくれます.


 今回久しぶりに聴いたら、とても軽快な歌心溢れる小作品集という感じでした.
 


  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 雨降りの休日、何となくテレビを点けると オリンピック .
 ついつい観てしまいますねぇ ・・・・・・・ 感動しちゃいますねぇ.

 日本を応援するのはもちろんですが、日本人の出ていない競技でも感動しちゃいます.

 やっぱり一生懸命やっている姿は美しいなぁ.



20160820002

 これはビックリでした.

 まさかこの種目で銀メダルとは ・・・・・・・ あの アメリカ に勝ったんですから.

 今回のオリンピックでも何十年ぶりのメダルとか言われるものが多いのですが、まさか短距離でメダルとは.
 こういうのを びっくりぽん っていうのでしょうか (笑)


 為末 氏が記事に書いていましたが、ボクも成績の悪かった日本選手の謝罪が嫌い.
 なんで謝る必要があるのか意味不明です.

 最近どうもほんの一部のヘイトな発言ばかりが変にクローズアップされ、逆に大多数の意見が見て見ぬふり的な感じがいろいろなところであるように思います.
 この謝罪というのも、一部の批判に対しての謝罪なのでしょうか.

 一生懸命やっている姿は TV などでも十分すぎるほど伝わっています.
 その結果がどうであれ胸張っていいんじゃないのかなぁ.


Genevieve Lacaze
  Genevieve Lacaze

 キレイな人が頑張っている姿は感動です ・・・・・・・ ボソッ



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Ballads / John Coltrane

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 前回の スタンレー・タレンタイン の記事書いていて、昔のジャズ屋のことを思い出したのでちょっとそんなこと書いてみようか.
 タイミングよくとても懐かしいものも見つけましたし、お盆でもありますし昔を思いながら.



pappar005
 昔ボクが通っていたジャズ屋のマッチ写真
   ( 平塚市 の 福山 さまから提供していただきました)

 まさか当時のマッチを見ることができるとは ・・・・・・・ 感慨一入
 ちなみに 「Olwake」 と書かれていますが、正しくは 「Oiwake」 なんだな.


 あの頃はこういったマッチがほとんどのジャズ喫茶に置いてあり、それらを集めるのも楽しみの一つだったりします.
 ちなみにこの "Pa-ppar" の姉妹店ともいえるライブハウス "Furisode" のマッチはエッチングで描いたようなイラストでとてもよかったことを記憶しています.



 ボクとジャズの出会いについては、ず一一一一一一一一一一っと前数回にわたり 書きました

 そのジャズ屋も、当時全国にあったほとんどのジャズ喫茶がそうだったように、結構シリアスなジャズを追いかけていたジャズ屋.
 Blue Note といえど、 ジミー・スミス のアルバムなんて店内で聴いたのは数えるほどかなぁ.
 スタンレー・タレンタイン にしたって、初期の Blue Note のアルバムくらいが許容範囲という感じで、 CTI なんてもってのほかなのです (笑)


 そんな雰囲気の中で育ってきたのでかなり偏っちゃってます.
 例えば スタンレー・タレンタイン で気に入った CTI のアルバムがあったとしても、リクエストなんて ・・・・・・・・
 だから自分で買って密かに聴く感じになっちゃってました.
 「CTI のアルバム買った ! 」 なんて、とても言いにくいんだよね (笑)


 暗黙のルール ・・・・・・・・・・
 リクエスト禁止アルバム ・・・・・・・・・・
 会話厳禁 ・・・・・・・・・・


 こんな感じで、当時のジャズ喫茶には入り難い要素がいくつかありました.
 ものすごく閉塞的な小さな世界でしたから、ジャズを聴いている人たちでさえ、他の知らない店に入ったりするのは結構勇気がいります.

 はい、敷居高すぎます !!!


 逆にそういったことをまったく知らなかったりする人たちは、平気で話題性のあるようなアルバムをリクエストしてたりしましたが ・・・・・・・・・




Pappar006
 (この写真は比較的新しい写真です、入口の周りの木がかなり腐っていますので)


 よく言われますが、ジャズ喫茶は会話厳禁というのはかなり都市伝説っぽいですね.
 まぁ中にはそういうお店もあったかもしれませんが、ボクの通っていた場所は普通にカウンターに座ってマスターたちといろいろな話ができました ・・・・・・ 逆に常連なんかはそういう会話を求めて通っていたと言っても決して過言ではないかな.
 お酒も出していたので、ほろ酔いの常連たちがマスターやスタッフとカウンターでいろいろなことをワイワイ、ガヤガヤなんて毎晩のことです.


 ただし、自分でリクエストしたアルバムはしっかり聴く !!
 これはどこのお店に行っても同じでしょうね、ジャズ屋の最低限のマナーかな.
 最悪なのがカップルできて 「オレ、ちょっとジャズ聴いているから ・・・・」 って感じで コルトレーン のヘビーな演奏をリクエストしたまま、そのアルバムが流れても彼女とずっと喋っていたりするヤツでした.
 中にはリクエストしたアルバムの途中で帰っちゃう強者までいたりしました.


 ボクは一応仕事で平塚に出て行ったのですが、知らない土地だから友達もほとんどいない状態だったので、仕事が終わると夕方からはとにかく暇.
 だからこのジャズ屋に通い始めるようになって、ほぼ毎日通っていたと言っても決して過言じゃないです.
 そのお店のすぐ隣にあった定食屋で夕飯食べて、そのままジャズ屋が生活のリズム.
 パチンコ依存症の方の中には、とにかく一日に一回はパチンコ屋に行かないとダメという人が結構おいでのようですが、それと全く同じ感じでした (笑)


 そこに行けばいろいろな人たちと話もできたし、音楽も聴けた.
 通ううちに友達も増えてもきたし、いつしか恋人まで ・・・・・・・・

 今思うとボクの過ごしたこの数年間は、すべてジャズ屋を中心とした思い出ばかりです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 このアルバムも、そんなジャズ屋で知ってからアナログ盤をジャズ屋経由で購入しました.
 当時はなんとなく コルトレーン に傾倒していき、数十枚のアルバム集めましたが、このアルバムはそんな中でも確か 2・3 番目に購入したように覚えています.




Coltrane029






  " Ballads / John Coltrane "





  1. Say It (Over and Over Again)
             (F.Loesser-J.McHugh) ・・・・・ 4:16
  2. You Don't Know What Love Is
             (D.Raye-G.DePaul) ・・・・・ 5:12
  3. Too Young to Go Steady
             (H.Adamson-J.McHugh) ・・・・・ 4:21
  4. All or Nothing at All
             (J.Lawrence-A.Altman) ・・・・・ 3:35
  5. I Wish I Knew
             (H.Warren-M.Gordon) ・・・・・ 4:51
  6. What's New ?
             (B.Haggart-J.Burke) ・・・・・ 3:44
  7. It's Easy to Remember
             (L.Hart-R.Rodgers) ・・・・・ 2:45
  8. Nancy (With the Laughing Face)
             (J.V.Heusen-P.Silvers) ・・・・・ 3:11
  9. Up 'Gainst The Wall
             (John Coltrane) ・・・・・ 3:15





  John Coltrane (ts), McCoy Tyner (p),
  Jimmy Garrison (b: # 1-6, 8), Reggie Workman (b: # 7)
  Elvin Jones (ds)

  # 1 - 5 : 
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, November 13, 1962.
  # 6, 8, 9 :
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, September 18, 1962.
  # 7 :
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs,December 21, 1961.





 アナログ盤はすでになく、 10 年くらい前に CD を購入しました.
 オリジナル盤は 8 曲目までで、 9 曲目はボーナス・トラック.
 このアルバムを録音した頃は "Duke Ellington & John Coltrane ( 1962 年 9 月 26 日録音)" や "John Coltrane and Johnny Hartman ( 1963 年 3 月 7 日録音)" といった、スタンダードを中心とした比較的ルーキーでも聴きやすいアルバムが何枚かあります.



Coltrane029-6

 とにかく 1 曲目の "Say It (Over and Over Again)" の演奏が有名すぎますね.
 CM にも使われたので、普段ジャズに興味のなかった人たちもこの甘い演奏を聴いたことのある人は多いでしょう.
 あまりにもこの演奏がポピュラーな感じになってはしまいましたが、何度聴いてもこの演奏はステキです.


 ところが変にシリアスなジャズ・ファンを気取ってしまうと、 「こんな コルトレーン は違う ・・・・・」 なんて言い始めたりするわけですよ.
 
 コルトレーンだからいつもモーダルでフリーキーに突き進まなくちゃいけない訳ではないのですが、なにかストイックにわかったようなふりをしながら "My Favorite Things" に首を振ったりね.

 純粋にいいものをいいと言えない部分も少しあったりするわけ.
 今になってみると、本当にくだらないんですがね.

 でもまぁ、そういうシリアスなジャズを少しくらい追い求めるのも、それはそれでいい経験だったりもしますが、何事も極端すぎるのはよくない.



Coltrane029-7

 このアルバム、全曲がスタンダードなのです ・・・・・・・・・ ただし 9 曲目はボーナス・トラックなので除外.
 ちなみにこの 9 曲目の演奏は録音日こそ同じものの、、前の 8 曲とかなり違った演奏で雰囲気も全然違うので、どうしてこのアルバムに入れたのかボクはちょっと首をかしげてしまいます.


 スタンダードのバラード演奏なんかを聴くとミュージシャンの力量がわかるなどと言われております.
 そういえば コルトレーン のリーダー・デビュー・アルバム "Coltrane (Prestige 7105)" でも "Violets for Your Furs" のステキな演奏がありました.
 よく吹きすぎだとか言われちゃう コルトレーン ですが、こういったバラードなど吹くととても歌心あると思うんだな.
 そんな魅力がいっぱいのアルバムなのです.



 そして、 コルトレーン はもちろんですが マッコイ・タイナー のピアノがいいなぁ.
 マッコイ・タイナー はこのグループで結構アグレッシブな演奏行い、グループ脱退後もいろいろ新しい試みにチャレンジしていましたが、 "Nights of Ballads & Blues (Impulse)" でもわかるようにこういったスタンダードを歌心豊かに演奏するのがとても合っているようにも思えてしまいます.



 ちなみに ・・・・・・・ 昔から A 面の印象しかなかったので、今回久しぶりに B 面を聴いたという感じだったりします (笑)

 おまけにいろいろ昔のことを思い出させていただきました



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



Rio0063


 リオ・オリンピック 大盛り上がりですね.
 開催前からいろいろ問題ばかりが話題になっており、正直ここまでの好成績を思ってもいませんでしたが ・・・・・・・・

 ボクも開催前はほとんど興味なかったような状態でしたが、いざ始まってみると連日のメダル報道.
 ついつい結果に一喜一憂したりしております.


 後半に入り陸上も始まり、まだまだ観戦の楽しみは続きそうです.
 特に ベスト 8 に入った女子バスケット頑張ってほしいなぁ、相手 アメリカ だから勝つのはかなり難しそうだけれど ジャイアント・キリング ・・・・・ ほんの少し期待してます.



Darya Klishina003
 Darya Klishina 

 今回の大会、運営的な問題とともに大きな注目を浴びたのが ロシア のドーピング問題でした.

 唯一出場が期待されていた女子走り幅跳びの Darya Klishina も結局出場できなくなりそうな気配.
 スポーツ仲裁裁判所 に異議を申し立てたようですがたぶんダメだろうな.

 クリーンに頑張っている選手たちがほとんどだから、やっぱりきちんとしたルール上での制裁は止む無しでしょう.



Svetlana Shkolina002
 Svetlana Shkolina  

 オリンピックに限らずスポーツの映像観ていると、一生懸命頑張っている姿はやっぱり素敵だなぁと思います.
 そういうのが結果云々ではなく人を感動させるんだなぁなんて.
 自分の国はもちろんですが、国を越えて感動を与えてもらえるんだよね.


 ちなみに、キレイな人が一生懸命やっている姿は、もっともっとステキなのでした



  ・ ・ ・ ・ ・ ・
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

● Link ●
● 記事検索 ●
● PV Access ●
  • 累計:

● Photo Gallery ●
  • Time Out
  • Time Out
  • Time Out
  • Time Out
  • Time Out
  • Time Out
  • Time Out
  • Time Out
  • Time Out
  • Time Out
  • Time Out
  • SAYACAFE
  • SAYACAFE
  • SAYACAFE
  • SAYACAFE
  • SAYACAFE
  • SAYACAFE
  • SAYACAFE
● お願い ●
•このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することはしないでください. コメントはすぐに反映されない場合がありますのでご承知ください.
  • ライブドアブログ