・ ・ ・ ・ ・ ・
寒い日が続いたかと思ったら、昨日はまるで春のような温かさ.
今朝も暖かな日が差してましたが、また寒波がやって来るようなことも言ってました.
まぁまだ 2 月だものねぇ、逆に昨日あたりの暖かさが異常.

● 2025. 2. 15. ポカポカ陽気の湯の丸スキー場 ●
・ ・ ・ ・ ・ ・
久しぶりにセル Blu-ray を購入.
2 月に EOS R1 のクレジット引き落としがあったので、いろいろ我慢してました.
正直部屋の棚もキャパオーバーな状態なので、絶対欲しいと思うようなもの以外は買わないようにしてました.

たまたま Amazon 眺めていたらこの Blu-ray が 24% Off .
ついつい押しちゃいましたねぇ.
わかっていてもこういうのに弱いです.
まぁこの映画は前から欲しいと思っていたので、正直 24% Off でラッキーなんですがね.
ということで、こちらも久しぶりの映画レビュー.
と言ってもこの映画に関してはあまりにも有名な名作なので、改めてボクなんかが書くようなこともないんですが.

" 赤ひげ "
監督: 黒澤明
脚本: 井手雅人、小国英雄、菊島隆三、黒澤明
原作: 山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
製作: 田中友幸、菊島隆三
出演: 新出去定(赤ひげ):三船敏郎
保本登:加山雄三
佐八(車大工):山��努
お杉(女中):団令子
おなか(佐八の恋人):桑野みゆき
狂女:香川京子
津川玄三(養生所の医師):江原達怡
おとよ:二木てるみ
おくに(六助の娘):根岸明美
長次:頭師佳孝
森半太夫(養生所の医師):土屋嘉男
五平次(むじな長屋差配):東野英治郎
和泉屋徳兵衛:志村喬
登の父:笠智衆
きん(娼家「櫻屋」の女主人):杉村春子
登の母:田中絹代
六助:藤原釜足
まさえ:内藤洋子
音楽: 佐藤勝
撮影: 中井朝一、斎藤孝雄
製作会社: 東宝、黒澤プロダクション
配給: 東宝
公開: 1965 年 4 月 3 日
上映時間: 185 分
黒澤明 作品は Blu-ray ボックス版も販売されていますが、結構な価格なのでボクは観たいものだけ購入してます.
20 年前に DVD が発売されたときに、有名どころを購入.
なぜか 赤ひげ は買わなかったなぁ、資金的な問題だったんだろうな.
あの頃は Jazz CD 買いまくっていた頃なので、定価が 6,000 円の DVD は簡単には買えませんでした.

内容は今さら書く必要もないくらい有名ですね.
「原作は山本周五郎の『赤ひげ診療譚』(新潮社ほか)で、江戸時代後期の享保の改革で徳川幕府が設立した小石川養生所を舞台に、そこに集まった貧しく病む者とそこで懸命に治療する医者との交流を描く。決して社会に対する怒りを忘れない老医師の赤ひげと、長崎帰りの蘭学医である若い医師・保本登との師弟の物語を通して、成長していく若い医師と貧しい暮らしの中で生きる人々の温かい人間愛を謳いあげた映画である。」 (Wikipedia からまんま引用)
貧しいながらもみんなで助け合って懸命に生きている姿が、ちょっとコミカルな部分も交えながら描いているんですが、そのバランスが絶妙.
こういうのが黒澤作品ですよね.
四人の賄いのオバチャンたちが最高にいい.
ひと昔前の日本ってこういう人たちいっぱいいたと思うんだけど、いつからこんなに世知辛くなっちゃったんだろうね.

おとよ (二木てるみ) の場面は原作にはなく、 ドストエスキー の 『虐げられた人びと』 をベースに加えられているのも有名です.
黒澤明 はかなり ドストエフスキー 文学に傾倒していたようで、 『白痴』 も映画化してましたが、こちらの作品は公開時にオリジナルの半分ほどにカットされて上映されたため評価はあまりよくないです.
『蜘蛛巣城』 や 『どん底』 などといった純文学も映像化してます.
ドストエスキー は、ボクも若い頃純文学に少しはまり何作品か読んだんだけど、キツかった.
まるで修行のようで、ページがとにかく進まない.
作家の みうらじゅん 氏が、文藝別冊 「ピンク・フロイド」 のインタビュー記事で、 「 "Ummagumma" がとにかくキツくて、修行だと思って聴いていた・・・」 と書かれてます.
ボクにとって ドストエフスキー がまさにそれ・・・・ "Ummagumma" は今でもキツいです.
特に "カラマーゾフの兄弟" が本当にキツかった.
宗教観が全く違っていることもあるんだろうな、頭の中で考えてもなかなか理解できない感じ.
『虐げられた人びと』 も評価の高い作品ですが、もう一度 ドストエフスキー にトライする気には全くならないので、未読のまま (笑)

そんな おとよ の場面ですが、映像的にもインパクトがありました.
ポートレート撮影で結構使うキャッチライトを、この場面でとても印象的な使い方をしています・・・・ポートレートの入れ方とは全然違ってはいますが.
目の周辺に強めのライトを入れて、精神の不安定さをうまく表現してます.
強いコントラストで、とってもインパクトがありました.
精神的な安定を取り戻していくと、当然こういった光の入れ方をせずに穏やかな日かりの入り方に変わっていきます.
モノクロならではの良さがいたるところにあります.
佐八 と おなか が出会う雪の場面も、とても日本的で美しい.

テーマ曲がいいですね、荘厳な雰囲気の中に、どこか希望をくれるような明るさがあって.
保本登 (加山雄三) の背中にピッタリです.
黒澤作品は映像の素晴らしさもありますが、その映像と一緒になった音楽がとてもよくて、いつまでも記憶に残る.
ただ、半世紀以上前の作品なのでしょう、音声があまりよくない.
特にセリフが聞こえづらいところが少しあります.
これは他の作品でも結構あります.
年代的にもちょっと厳しいのかなぁ、日本語字幕も選べるといいんだけど.

映像もモノクロしかなかった時代の作品が多いのですが、光と影のバランスを場面場面変化させていくことで、観客のイマジネーションを駆り立ててくれます.
色がないにもかかわらず、観ているほうが自然とカラーイメージングしていく感じです.
最近ポートレート撮影は基本モノクロで撮ってるので、こういう映像の中の光とかすごく勉強にもなります.
多くの黒澤作品は、観終わった後に満足感がとっても大きい.
この作品も何とも言えない満足感があって、希望が見える気がしました.
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寒い日が続いたかと思ったら、昨日はまるで春のような温かさ.
今朝も暖かな日が差してましたが、また寒波がやって来るようなことも言ってました.
まぁまだ 2 月だものねぇ、逆に昨日あたりの暖かさが異常.

● 2025. 2. 15. ポカポカ陽気の湯の丸スキー場 ●
・ ・ ・ ・ ・ ・
久しぶりにセル Blu-ray を購入.
2 月に EOS R1 のクレジット引き落としがあったので、いろいろ我慢してました.
正直部屋の棚もキャパオーバーな状態なので、絶対欲しいと思うようなもの以外は買わないようにしてました.

たまたま Amazon 眺めていたらこの Blu-ray が 24% Off .
ついつい押しちゃいましたねぇ.
わかっていてもこういうのに弱いです.
まぁこの映画は前から欲しいと思っていたので、正直 24% Off でラッキーなんですがね.
ということで、こちらも久しぶりの映画レビュー.
と言ってもこの映画に関してはあまりにも有名な名作なので、改めてボクなんかが書くようなこともないんですが.

" 赤ひげ "
監督: 黒澤明
脚本: 井手雅人、小国英雄、菊島隆三、黒澤明
原作: 山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
製作: 田中友幸、菊島隆三
出演: 新出去定(赤ひげ):三船敏郎
保本登:加山雄三
佐八(車大工):山��努
お杉(女中):団令子
おなか(佐八の恋人):桑野みゆき
狂女:香川京子
津川玄三(養生所の医師):江原達怡
おとよ:二木てるみ
おくに(六助の娘):根岸明美
長次:頭師佳孝
森半太夫(養生所の医師):土屋嘉男
五平次(むじな長屋差配):東野英治郎
和泉屋徳兵衛:志村喬
登の父:笠智衆
きん(娼家「櫻屋」の女主人):杉村春子
登の母:田中絹代
六助:藤原釜足
まさえ:内藤洋子
音楽: 佐藤勝
撮影: 中井朝一、斎藤孝雄
製作会社: 東宝、黒澤プロダクション
配給: 東宝
公開: 1965 年 4 月 3 日
上映時間: 185 分
黒澤明 作品は Blu-ray ボックス版も販売されていますが、結構な価格なのでボクは観たいものだけ購入してます.
20 年前に DVD が発売されたときに、有名どころを購入.
なぜか 赤ひげ は買わなかったなぁ、資金的な問題だったんだろうな.
あの頃は Jazz CD 買いまくっていた頃なので、定価が 6,000 円の DVD は簡単には買えませんでした.

内容は今さら書く必要もないくらい有名ですね.
「原作は山本周五郎の『赤ひげ診療譚』(新潮社ほか)で、江戸時代後期の享保の改革で徳川幕府が設立した小石川養生所を舞台に、そこに集まった貧しく病む者とそこで懸命に治療する医者との交流を描く。決して社会に対する怒りを忘れない老医師の赤ひげと、長崎帰りの蘭学医である若い医師・保本登との師弟の物語を通して、成長していく若い医師と貧しい暮らしの中で生きる人々の温かい人間愛を謳いあげた映画である。」 (Wikipedia からまんま引用)
貧しいながらもみんなで助け合って懸命に生きている姿が、ちょっとコミカルな部分も交えながら描いているんですが、そのバランスが絶妙.
こういうのが黒澤作品ですよね.
四人の賄いのオバチャンたちが最高にいい.
ひと昔前の日本ってこういう人たちいっぱいいたと思うんだけど、いつからこんなに世知辛くなっちゃったんだろうね.

おとよ (二木てるみ) の場面は原作にはなく、 ドストエスキー の 『虐げられた人びと』 をベースに加えられているのも有名です.
黒澤明 はかなり ドストエフスキー 文学に傾倒していたようで、 『白痴』 も映画化してましたが、こちらの作品は公開時にオリジナルの半分ほどにカットされて上映されたため評価はあまりよくないです.
『蜘蛛巣城』 や 『どん底』 などといった純文学も映像化してます.
ドストエスキー は、ボクも若い頃純文学に少しはまり何作品か読んだんだけど、キツかった.
まるで修行のようで、ページがとにかく進まない.
作家の みうらじゅん 氏が、文藝別冊 「ピンク・フロイド」 のインタビュー記事で、 「 "Ummagumma" がとにかくキツくて、修行だと思って聴いていた・・・」 と書かれてます.
ボクにとって ドストエフスキー がまさにそれ・・・・ "Ummagumma" は今でもキツいです.
特に "カラマーゾフの兄弟" が本当にキツかった.
宗教観が全く違っていることもあるんだろうな、頭の中で考えてもなかなか理解できない感じ.
『虐げられた人びと』 も評価の高い作品ですが、もう一度 ドストエフスキー にトライする気には全くならないので、未読のまま (笑)

そんな おとよ の場面ですが、映像的にもインパクトがありました.
ポートレート撮影で結構使うキャッチライトを、この場面でとても印象的な使い方をしています・・・・ポートレートの入れ方とは全然違ってはいますが.
目の周辺に強めのライトを入れて、精神の不安定さをうまく表現してます.
強いコントラストで、とってもインパクトがありました.
精神的な安定を取り戻していくと、当然こういった光の入れ方をせずに穏やかな日かりの入り方に変わっていきます.
モノクロならではの良さがいたるところにあります.
佐八 と おなか が出会う雪の場面も、とても日本的で美しい.

テーマ曲がいいですね、荘厳な雰囲気の中に、どこか希望をくれるような明るさがあって.
保本登 (加山雄三) の背中にピッタリです.
黒澤作品は映像の素晴らしさもありますが、その映像と一緒になった音楽がとてもよくて、いつまでも記憶に残る.
ただ、半世紀以上前の作品なのでしょう、音声があまりよくない.
特にセリフが聞こえづらいところが少しあります.
これは他の作品でも結構あります.
年代的にもちょっと厳しいのかなぁ、日本語字幕も選べるといいんだけど.

映像もモノクロしかなかった時代の作品が多いのですが、光と影のバランスを場面場面変化させていくことで、観客のイマジネーションを駆り立ててくれます.
色がないにもかかわらず、観ているほうが自然とカラーイメージングしていく感じです.
最近ポートレート撮影は基本モノクロで撮ってるので、こういう映像の中の光とかすごく勉強にもなります.
多くの黒澤作品は、観終わった後に満足感がとっても大きい.
この作品も何とも言えない満足感があって、希望が見える気がしました.
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