千本桜

Milvus de SaKuRa

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今回は EOS R3 に Milvus 35mm を付けての撮影.
 28 日の火曜日、すでに開花宣言が発表になっていた 上田城跡公園 に行ってみました.

 マウントアダプター付けての Milvus 装着なので、結構な重量を感じます



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 ● マニュアル 1/800 秒 f10 ISO-250 WB-AUTO ●

 花は三分くらいでしょうか、公園の中で一番早く咲く枝垂れ桜は満開.
 そのためか、お堀の周りのカラフルな露天もほとんどがお休み.
 それでも櫓門付近にはカメラを構える人たちがそれなりにいました.


 見るからにカメラ教室といったグループもいました.
 地元のフォトサークルのみなさんでしょうか、みんなキヤノンに赤ハチマキのレンズつけてました.

 ボクはと言えば、わかる人にはわかる赤ハチマキならぬ、青シーリングゴム.
 なんかこの満足度半端ないんですが (笑)



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 ● マニュアル 1/60 秒 f10 ISO-200 WB-AUTO ●

 子供を三人連れたママが、中望遠ズーム RF 70-200mm F4L IS USM で撮影していたのにはちょっとびっくり.
 きっと旦那さんがカメラ趣味なのでしょうか、もしママの趣味だったらそれはすごいな.
 駐車場あたりからほとんど同じようなところ歩いていたので、自然と気になっちゃいました.

 桜を撮るよりも子供たちを撮っていたようなので、その意味でのレンズチョイスは正解でしょう.

 でもさすがにこの白玉は目立ちます.



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 ● マニュアル 1/10000 秒 f2.5 ISO-200 WB-太陽光 ●

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 ● マニュアル 1/10000 秒 f2.5 ISO-200 WB-太陽光 ●

 今回はミラーレス機にマニュアルフォーカスの Milvus を着けての撮影.
 特に MF ピーキング の初体験なのです.

 フォーカスピーキングなんて言葉、今まで全然気にもしてませんでした.
 正直、なんだそれっ? って感じです.
 そりゃそうですよね、今の時代、便利で精度の高い オートフォーカス (AF) 使えるのに、わざわざマニュアルで撮る必要なんてないわけですから.

 使ってみるとこれがかなり便利.
 上の写真のようにピント位置を変えるのもすごくやりやすい.
 EOS R3 には 視線入力 機能も付いていますが、思うようにいかないこともあったりして ・・・・・ 何かマニュアルのピーキングのほうが使い勝手いい気がするのは気のせいかな.



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 ● マニュアル 1/80 秒 f6.3 ISO-250 WB-AUTO ●

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 ● マニュアル 1/1000 秒 f6.3 ISO-250 WB-AUTO ●

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 ● マニュアル 1/1000 秒 f6.3 ISO-250 WB-AUTO ●

 ピーキング表示を赤色にしているため、桜の木にピント合わせしていると一気に赤い花が咲いたような感じになります.
 ピーキング表示は他の色 (黄色と青色) にも変更できますが、わかりやすいのは赤かな.

 これがファインダーでわかるのは、やっぱりミラーレス機ですね.
 これは本当に便利で助かりました.


 ボクの目がおんぼろなこともありますが、ピントがあったと思ったところからほんの少しワイド単のほうに回してやった時が、後で見るとクリアになっているような気がします.
 ただこれはあくまで感覚的なので、失敗しないためにはほんの少しずつ回して 3 枚くらい撮ればカリッときているものが必ずあるような気がします.
 枚数は増えますがそこはデジタル、いらないものはどんどん捨てればいいだけです.



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 ● マニュアル 1/3200 秒 f3.2 ISO-200 WB-AUTO ●

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 ● 上の写真を拡大 ●

 上の写真は拡大したスクリーンショットですが、これくらいだったら大きなトリミングしても問題なさそうですね・・・・かなり邪道ではありますが
 流石にピーキングで小さな花のしべにピント合わせは難しいので、この写真も少しずつピントリングを回して 3 枚続けて撮った中の一枚です.

 絞って撮ったものはピーキング使ってもほぼ無限大ですのでそれほど恩恵はないかもしれませんが、近距離などの場合どこにピントを合わせるか簡単にできるのでとてもいい.
 こういうのがあると、もっとマニュアルとなってしまうので危険ですね.


 でもさすがに EOS R3 で街スナップはヘビーすぎるので、やっぱり R か RP 欲しいなんて、またまた危険な思いがむくむく.



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 ● マニュアル 1/3200 秒 f2.0 ISO-200 WB-AUTO ●

200228
 ● 上の写真を拡大 ●

s-IMG_4490
 ● マニュアル 1/5000 秒 f3.2 ISO-250 WB-AUTO ●

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 ● マニュアル 1/12800 秒 f2.2 ISO-250 WB-太陽光 ●

 さて Zeiss レンズですが、切れがいいですね.
 特にピントがしっかり合った時のシャープさはさすが.


 ボケについては開放にして近くに被写体持ってくれば当然ボケますが、どういうボケがキレイなのかボクにはどうもピンとこない.
 ボクの場合、基本的にポートレートでも広角系を使って全身入れ、エッジ利かせてカリカリに仕上げる、ファッション系っぽい写真が好きなので、前ボケとかほとんど使わないので.

 上の写真のように開放付近だと周辺光量の落ちがわかります.
 f4.0 くらいから全く気にならないかな.



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 ● マニュアル 1/800 秒 f10 ISO-250 WB-AUTO ●

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 ● マニュアル 1/1600 秒 f10 ISO-250 WB-AUTO ●

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 ● マニュアル 1/640 秒 f2.0 ISO-200 WB-AUTO ●

 レンズではありませんが、ダイナミックレンジがそれほど広くないといわれる (一部では広いともいわれており、ボクはどちらが正しいのかわからない) EOS R3 ですが、こういったアンダー気味の写真でも潰れないで頑張っている気がします ・・・・・ やっぱりダイナミックレンジ広いのかなぁ

 今回は撮影モードがすべてマニュアルでしたので、ほとんどの写真が 1/3 から 1 段階くらいアンダーで撮っています.

 やっぱりきれいな青を出したいのですが、空だけ撮っているわけではないのでなかなか難しい.



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 ● マニュアル 1/2000 秒 f7.1 ISO-250 WB-AUTO ●

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 ● マニュアル 1/1250 秒 f8.0 ISO-250 WB-太陽光 ●

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 ● マニュアル 1/1600 秒 f8.0 ISO-250 WB-太陽光 ●

 Carl Zeiss Milvus 35mm f2 ZE での撮影も三回目です.
 今回は EOS R3 に装着しての撮影でした.
 正直桜を撮るにはヘビーすぎますが、でもとても楽しい撮影でした.
 35mm 単焦点も、以前から EF 16-35mm F4L IS USM 使っているので、まぁ問題なしです.

 何よりも、マニュアルフォーカスで撮るという行為はほんとにハマります.
 写真撮っている感、本当に半端ない.

 そしてミラーレス機に電子接点付きのマニュアルレンズでの撮影は、マニュアルレンズということを忘れるくらい楽と言ってもいいでしょうか.


 夏のボーナスは EOS RP 購入になっちゃうのかなぁ ・・・・・・ 散財予定.



IMG_3756
 ● EOS R3 + Milvus 35mm + 美味だれ焼き鳥丼 (スマホ) ●

 櫓門のところで営業していた焼き鳥のお店でランチ購入.
 ちょっと高い気がしますが、やっぱりこういう場所では露店で買って公園のベンチでゆっくりがいいですね.
 お天気も良かったし.



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 ● マニュアル 1/60 秒 f10 ISO-200 WB-AUTO ●

 真田神社 境内にある自販機 ・・・・ これって高すぎだろ.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Piano Interpretations

 今日はいい天気になったので 上田城跡公園 の桜を撮りに行ってきました.
 家の下の桜がまだ少し咲いたばかりなので、ちょっと早いかなぁ ・・・・・ と思っていましたが、案の定七分から八分咲きといった感じでした.


 普通の桜写真では面白くないので、ちょっと違う感じの写真を.



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 キレイな桜 ・・・・・・ と言いたいところですが、主役は 鳥 .
 ただ、鳥には全く詳しくないのでこの鳥が何なのかは ????

 ちなみにこの鳥たちは他の木にもたくさんとまって蜜を啄んでいました.
 写真はトリミングなし、 70 mm ですがこれだけそばで撮ることができました.



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 東虎口櫓門 の しだれ桜 はほぼ満開 ・・・・・・・・

 この写真では真ん中あたりの長いポールに注目です.
 これだけ伸ばして一体どんな写真を撮りたいのでしょうか (笑)

 これであのポールがグニャってなったら笑えたのになぁ.



0R9A7693-1003

 最近どうも人様の持っているカメラやレンズが気になっちゃうなぁ.
 今日は圧倒的に Nikon が多かったような気がします、白玉は数人しか見なかった.

 ボクは 24-70mm と 70-200mm 持っていきましたが、望遠のほうは IS のないものなので一脚もバックパックに付けていったところ、知らない人から 「ステキな一脚ですね」 って言われました.

 カメラや写真好きな人は、やっぱり人の機材気になるんだなぁと実感.



0R9A7705-1003

 こちらのみなさんはお堀にやってくる カワセミ を狙っている方々.
 この時期、桜とともに カワセミ がやってきて、こういうカメラおじさんもたくさんやってきます.

 この人たちも 上田城 の風物詩的な存在です.



0R9A7787-1003

 おなじみ 信州上田おもてなし武将隊 の記念撮影風景.
 幸村公 と並んでの記念撮影ですが、これかなりの人気です.
 幸村公 に至ってはローカルテレビの取材などもたくさん受けているので、昔に比べるとはるかに観光客への対応もうまくなっています.

 ちなみに撮っているのは 猿飛 和緋 佐助 .



0R9A771800003

 こういった露店といえば、ちょっとやんちゃなお兄さんお姉さんが多いのですが、全然普通のオバサンの露店って逆に違和感あったりで.
 折角ですのでポートレート撮らせていただきました.

 もちろん 広島風お好み焼き を購入して.
 こういう写真もただ撮っておしまいじゃなくて、何かちょっとしたものでも買ってあげるってのが大事 ・・・・・ と、とあるカメラマンから教わりました.

 このお好み焼きですが、何気にうまかった (笑)


 ということで、桜のあまり写っていない花見写真は終了.



0R9A78070003

 最後にちょっとそれっぽい写真を.

 満開は土曜日から日曜日頃かな.

 今日も平日というのにかなりの観光客がいました.
 自家用車用駐車場はすべて一杯で駐車するまでにかなりの時間がかかります.
 今日も公園南、公園北、体育館のすべての駐車場が満車状態で、駐車場に入るため並んだ車の渋滞も発生していました.

 ほんの少し歩きますが、城跡公園南側にある大型商業施設 アリオ上田 の駐車場に車を入れ歩いたほうが絶対正解です.
 駐車場西側の道路も、新たに 城跡公園 へ抜けるようになったので数分で行くことができます.






 さて以前にも取り上げたアルバムですが、データ記載なかったのでもう一度.
 ジャケットのイラストが、なぜか桜の木のように見えてしまいます.





5025






  " Piano Interpretations / Wynton Kelly "





  1. Cherokee
         (Ray Noble) ・・・・・ 3:07
  2. Crazy He Calls Me
         (B.Russell-C.Sigman) ・・・・・ 3:13
  3. Blue Moon
         (L.Hart-R.Rodgers) ・・・・・ 3:09
  4. Born to Be Blue
         (M.Torme-R.Wells) ・・・・・ 3:22
  5. Moonlight in Vermont
         (J.Blackburn-K.Suessdorf) ・・・・・ 3:21
  6. There’ll Never Be Another You
         (M.Gordon-H.Warren) ・・・・・ 2:59
  7. I've Found a New Baby
         (J.Palmer-S.Williams) ・・・・・ 2:50
  8. Goodbye
         (Gordon Jenkins) ・・・・・ 2:45





  # 1. 3. 4. 7 :
  Wynton Kelly (p), Oscar Pettiford (b),
  Lee Abrams (ds.conga)
  Recorded at WOR Studios, NYC, July 25, 1951.


  # 2. 5. 6. 8 :
  Wynton Kelly (p.celeste), Franklin Skeete (b),
  Lee Abrams (ds.conga)
  Recorded at WOR Studios, NYC, August 1, 1951.





 日本でも人気のあるピアニスト ウィントン・ケリー の初リーダー・アルバムです.
 BLP-5025 、 10 インチ (SP 盤) として発売されました.
 5000 番台には "New Faces-New Sounds" というシリーズがあり、このアルバムのその中の一枚.




5025-2

 さてこのアルバムにも未発表テイクがたくさんあります.
 オリジナルが 10 インチ (SP 盤) なので、収録時間の制限もあったのでしょう.

 その後発売された "The Immortal Session From Blue Note / Sonny Clark, Wynton Kelly" (LNJ-70079) という LP の片面が ウィントン・ケリー の未発表曲で、今日のアルバムと同じ日の演奏の未発表曲 8 曲が入っていました.

 さらに "Piano Interpretations (BLP-5025)" の 8 曲と "The Immortal Session From Blue Note (LNJ-70079)" の 8 曲を合わせ、さらにさらに未発表だった 3 曲を足した 19 曲のアルバムになったものが "Piano Interpretations by Wynton Kelly" (BNJ-71001) .

 アルバム・タイトルもほぼ同じでジャケットも全く同じなので、非常にややこしいですね.
 現在発売されている CD はこちらの方がメインかな.




Wynton_Kelly

 ウィントン・ケリー はこの録音をするまで、 R&B のバンドからスタートし、さらには当時の多くのピアニストのようにヴォーカルの伴奏をしていたようです.

 歌心あふれる 転がる ようなフレーズが特徴でしょうか.

 
 1 曲目の "Cherokee" でもそんな軽快なピアノを聴くことができます.

 中でも 2 曲目 "Crazy He Calls Me" と 5 曲目の "Moonlight in Vermont" が好きです.
 比較的短い演奏なのが残念ですが、若干 19 歳とは思えないような演奏です.



 未発表曲の入ったアルバムも購入しようかな.









 長野県 東御市 の風景 その 2

 明神池 という農業用ため池です.
 この北御牧地区にはこういったため池がいくつもありますが、そんな中でも一番大きなものがこの池です.



20151015 Torushin003

 この写真は以前 NHK 長野放送局 "撮るしん。" に採用されたもの.
 こうやって見るととても幻想的ですが、行ってみると何のことはないため池.

 ただ池の周りが遊歩道になっているので、ボクはここでウォーキングをしています.




0R9A7632003

 池の隣にある "明神館" という宿泊型温泉施設.
 少し前にリニューアルしましたが、そこは小さな田舎町の施設ですので、今一つ田舎の香りが匂っております.
 奥に見える雪のかぶった山が 浅間山 .

 ちなみにこの施設、日帰り入浴もできますので近所の高齢者が軽トラックや電動シニアカーでガンガンやってきます.


 まぁ農村地帯にポツンとある施設ですので、ある意味で地域の皆さんが使っているのはとてもいいことなのです.




 4/14 追伸
 一番上の写真の鳥は ヒヨドリ というそうです.
 ボクの昔の上司で、今では完璧な野鳥写真家になった shima さんが教えてくださいました.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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