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 土曜日から東京でした.
 今日は "いつもの講習会 (BLS)" があったのですが、土曜日は "いつもの小川さん" の "ONGAKU ゼミナール" があったので、昨日から東京入りでした.
 
 今夜は "ONGAKU ゼミナール" だけに焦点を当ててみます.
 今回のテーマは "ジャズの名門グループ" 、場所はこれまたいつもの 銀座 6 丁目 Bar le sept .




 今回は箇条書き形式で、紹介された曲とトークの内容をアップしてみます.



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 1. "Frenesi" (from "Gerry Mulligan Quartet")
   Gerry Mulligan Quartet
 当時の West Coast Jazz シーン (映画との関わり) のこと.
 Gerry Mulligan と Chet Baker の出会い.
 West Coast Jazz (ホーン・アンサンブル) のこと.
 麻薬のお話しなど ・・・・・・・


 2. "Joy Spring" (from "Clifford Brown & Max Roach")
   Clifford Brown & Max Roach Quintet
 西海岸での録音だったこと.
 Clifford Brown の交通事故死のこと.
 Max Roach の人権運動から "We Insist !" のジャケットのお話しなど ・・・・・・・



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 3. "Django" (from "Django")
   Modern Jazz Quartet
 Kenny Clarke から Connie Kay へのドラマー変更のこと.
 40 年近く同じメンバーで活動したこと.
 グループ内で各自の役割があったこと.
 バロックなどをいち早く取り入れたこと.
 東海岸のグループなのにアンサンブル重視だったことなど ・・・・・・


 4. "Your're My Everything" (from "Relaxin'") 
   Miles Davis Quintet 
 1955 年のニューポート出演まで専属グループが持てなかったこと.
 本当は S.Rollins 、 A.Jamal 、 J.Cobb を入れたかったこと.
 その三人が入らなかったことにより、結果的に黄金のクインテットが誕生したこと.
 二重契約からマラソン・セッションのこと.
 この曲でシングルトーンの演奏を "Block ・・・" とブロック・コードでやり直させたことなど ・・・・・・・



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 5. "O Sole Mio" (from "Introducing The Three Sounds")
   The Three Sounds
 最初の頃の活動はサックスが入った "Four Sounds" だったこと.
 ニューヨーク にでて H.Silver や A.Lion との出会いのこと.
 ジューク・ボックスからの人気で、 Blue Note のドル箱スターになったこと.
 日本のジャズ喫茶での不人気のこと.
 レパートリーに マンボ や カンツォーネ などがあったことなど ・・・・・・・
 

 6. "Lonely Woman" (from "The Shape of the Jazz to Come")
   Ornette Coleman Quartet
 O.Coleman とフリー・ジャズのこと.
 J.Lewis が見つけてきたことなど ・・・・・・・


 相変わらずフリー・ジャズはキツイなぁ ・・・・ 特に D.Cherry がキビシイ.
 ここで休憩 ・・・・・・ 19:00 をちょっとまわったくらいかな.
 まぁいいペースです.



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 7. "Take Five" (from "Tome Out") 
   Dave Brubeck Quartet
 アルバム・タイトルのこと.
 "Take Five" のことなど ・・・・・・・


 8. "My Foolish Heart" (from "Waltz For Debby") 
   Bill Evans Trio
 Miles グループ脱退からトリオ結成のこと.
 特に Village Vanguard でのライブの話をたっぷりと ・・・・・・・
 ここの話が、今回ボクは一番よかったかな ・・・・ Complete 盤を買う気になりました.



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 9. "Moon River" (from "Buhaina's Delight")
   Art Blakey & The Jazz Messengers
 H.Silver と A.Blakey との関係やそれぞれのグループのこと.
 A.Blakey が才能のある若手を見つけるのが得意だったこと.
 60 年代に入り 3 管編成に変わっていったこと.
 アルバム・タイトルについてなど ・・・・・・・


 10. "What's New" (from "Ballads")
   John Coltrane Quartet
 Miles グループから自身のグループのこと.
 このアルバムとマウスピースの関係のこと.
 このアルバムに対する J.Coltrane の評価など ・・・・・・・



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 11. "Monk's Dream" (from "Monk's Dream")
   Thelonious Monk Quartet
 J.Coltrane と M.Davis のケンカのこと.
 T.Monk グループでのテナー奏者の遍歴のこと.
 独特な演奏スタイルのこと.
 T.Monk のお葬式のことなど ・・・・・・・


 12. "Corcovado" (from "We Get Request")
   Oscar Peterson Trio
 O.Peterson のカナダ生活のこと.
 N.Granz との関係.
 JATP 、 デュオからトリオに.
 その当時の日本での評価について.
 このアルバムの録音のよさなど ・・・・・・・



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 13. "Mercy, Mercy, Mercy" (from "Mercy, Mercy, Mercy!")
   Cannonball Adderley Quintet
 1955 年 Cafe Bohemia で O.Pettiford のバンドに飛び入りしたこと.
 その後の演奏スタイル.
 J.Zawinul のことなど ・・・・・・・


 以上で、ほぼ予定していた 20:30 無事終了でした.
 上には書きませんでしたが、今回のテーマは グループ なので、各グループのメンバー紹介は当然ありました.
 今回紹介のあったアルバムは、ほとんどが CD で持っており、それ以外のアルバムもアナログ盤を持っていたものですので、紹介された曲すべてが知っているものになりました.
 ふだん慣れ親しんだ曲も、こういったウンチクを聞きながら聴いてみるとまた違った味が出てきます.


 上にも書いたように、今回は Bill Evans のお話しがボクは一番楽しかった.
 "Complete Village Vanguard Recordings, 1961" は購入することにしました ・・・・・・・・ っていうか、すでに Amazon にて Click 完了です.


 
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 小川隆夫 氏です ・・・・・・ この写真は記念撮影用のやらせ (笑) です.
 それにしても、こういうことをさらりと決めてしまうところがただ者ではありませんねぇ.


 ボクが小川さんと話したのは、なぜかメレルの靴の話だけ ・・・・・ 相変わらずボクと小川さんは話がどうも弾みません (笑) .
 スタッフの美女軍団が、どうも最近のボクのお目当てになっているような気がするのは ・・・・・・・・・・・・

 今回もとても楽しい 2 時間半でした.