朝から強い日差しだったけれど、昼頃からは曇り空.
夕方からは遠くで "ゴロゴロ" ・・・・・ 少しですが雨も落ちていました.
夕方 4 時頃にはもう薄暗くなってしまいました、なにかはっきりしない一日です.
そして夕立とはちょっと違う、大量の雨が.
そういえば数日前、こんなニュースもありました.
「北極圏のグリーンランドにある氷河から、ニューヨークのマンハッタン島 4 個分に相当する巨大な「氷の島」が海上に崩落したことが分かった。・・・広さは 260 平方キロ、厚さがエンパイアステートビルの半分に相当する。・・・」
・・・・・ あまりに大きなスケールで、まったくピンとこないですね.
でも、なんとなく異常気象や地球温暖化といったことに密接に関係していることには間違いのなさそうな気がします.
話は変わりますが、このブログは 2008 年 2 月から、なんとなく始めました.
始めた頃は当然、アクセス数も少なく、内容的にも ・・・・・ まぁ、内容は今でも ???? ですが.
ここ 2 年間は、仕事の内容が毎年大きく変わり、とてもブログどころではなかったこともあり、幾度となく中断期間もありましたが、昨年 8 月からは更新ペースも安定し、自分的にはブログらしいブログになりつつあるかなーなんて感じています.
きちんと更新しているせいか、はたまた単に更新数が多いだけなのかはわかりませんが、アクセス数も徐々に増えてきました.
そこで、以前にちょこっとアップしたアルバムなども、機会を見てもう一度、できるだけデータも載せて紹介していこうかと思います.
また、カテゴリー欄にも "for rookies" を作り、できるだけボクも含めた Jazz Rookie の皆さんに優しいブログを目指していこうかと思っています.
なにか、所信表明演説のようです(笑) ・・・・ これからも、軽く、できるだけ屈折しないようにいきましょう.
とりあえずの目標は、継続です.

"Concierto / Jim Hall"
1. You'd Be So Nice To Come Home To
2. Two's Blues
3. Answer Is Yes
4. Concierto De Aranjuez
Chet Baker (tp), Paul Desmond (as), Jim Hall (g.arr),
Roland Hanna (p), Ron Carter (b.arr), Steve Gadd (ds),
Creed Taylor (Producer), Don Sebesky (arr)
Recorded on April, 1975.
2 年以上前のブログに、ボクがジャズと出会ったことに絡めて、簡単に紹介したアルバムです.
ただ以前のアルバム紹介は、本当に簡単すぎたので、もう少しきちんとデータもアップしようと再掲載です.
先日の "Wave" と同じ CTI レーベルですが、内容的にはまったく違います.
とにかく、このアルバムを語る時には、タイトルの "Concierto De Aranjuez" ばかり注目を浴びてしまいます.
昔のジャズ屋でも、リクエストはほとんど B 面ばかりだったような気がします.
そのたびに、以前からこういったジャズ屋に生息している、ボクのような自称 "シリアスなジャズ・ファン" の冷たい視線を投げつけられます.

がっ!
1 曲目を聴いてみてください、どうでしょう ?
あの Steve Gadd の軽快なリズムの乗って繰り広げられる演奏は、決してヘビーではありませんが、とてもスインギーです.
理論的、技術的なことはまったくわかりませんが、ボクは Steve Gadd のスネアの叩き方というか、入り方が大好きです.
アップ・テンポはもちろんですが、ミディアム・テンポでも、なにか急所をついてくるような叩き方に、「ううぅーーーん」と唸ってしまいます.
3 曲目の "Answer Is Yes" もどうしてどうして ・・・・ CTI らしからぬ (と言っては失礼ですね) ストレートなジャズが堪能できます.
ここでの Ron Carter も素敵です.

そして白眉は "Concierto De Aranjuez" でしょう.
ボクの Jim Hall のギターに対するイメージは、歯切れのいいシャープな音というよりも、ちょっと輪郭にボカシの入った、温かみのある音じゃないかな、なんて感じています.
シングル・トーンでちょっと間を取りながらの演奏は、疲れた心にジワーーーッと染み込んでくるようです.
Steve Gadd と Ron Carter がグイグイ引っ張りながらも、演奏はしっとりとした演奏です.
もちろん、Chet Baker, Paul Desmond, Roland Hanna のそれぞれの演奏が素敵なのは言うに及びません.
それぞれのメンバーを個人的にみると、決して全員が好みとは言えませんが、このアルバムからみると、最高のメンバーで、最高の演奏となるんでしょうね.
なんだかんだ言っても、いいアルバムには間違いありません.
ジャケットも結構イカしてます.
Miles の "Concierto De Aranjuez" とはまったく方向性の違う演奏ですので比較云々は意味がなさそうですが、聴き比べてみるのも一興でしょう.
ちなみにこのアルバム、米国版 Remaster 盤では別テイクなど 5 曲が追加されているものもありますので、今度 Click してみようと思います.