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24 日の夜は 京橋 でジャズのイベントに参加.
開始時刻は 18:30 でしたが、ちょうどそのころから雨が落ちてきました.
雨降りだからジャズではないんですが ・・・・・


今回参加したイベントは 京橋 にある BAG-Brillia Art Gallery で 4 月 9 日まで開催されている "POINT OF JAZZ" というイベントに合わせた "POINT OF JAZZ ギャラリーツアー" .
展示されているジャケットを、それにまつわる蘊蓄を聞きながら観ていくというものです.
開催日がちょうど CP+ と重なってくれたので、速攻で申し込みました.
銀座 でジャズと言えば、ボクにとっては 小川隆夫 さんとなりますが、たまには他の方の話を聞くのもいいでしょう.
特に最近はブログも名前ばかりになってますので.

● BAG+1 ●

● BAG+2 に展示されている鉄筋彫刻 ●
このギャラリーは BAG+1 と BAG+2 の二つあり、イベント会場でもある BAG+1 にはアナログ盤ジャケットがテーマ別に展示されています.
お隣りにある BAG+2 では、 徳持耕一郎 氏の鉄筋彫刻や、 阿部克自 氏のオリジナルプリント、関連書籍やイベントに合わせたアナログ盤などの販売も行っていました.
そう言えば、 阿部克自 氏の 写真 は以前 リコーイメージングスクエア銀座 で観たことがあります.
徳持氏 の鉄筋彫刻もどこかで一度観た記憶があるのですが ・・・・ 気のせいかなぁ.
二次元が立体化されたような彫刻なので、観る角度によっていろいろ変わってくるのが面白うです.

● 向かって左から 原田和典 氏、 塙耕記 氏 ●

● 猫が写っているジャケット ●
今回の MC は、この展示の仕掛け人でもある 塙耕記 氏とジャズジャーナリスト 原田和典 氏.
特に 塙 氏には 10 年ほど前から SNS 上でいろいろ繋がりを持たせていただき、 TBM の情報などもいろいろいただいた記憶があります.
一度ご挨拶したいと思っていたのでいい機会でした.
まだ Disk Union にお勤めだった頃、二度ほどお店に寄ったことがありましたが、アポなしだったので会えず仕舞い.
実は今回の申し込みでも、いろいろご足労おかけしてしまって感謝なのです.
原田氏 はライナーノーツの執筆もかなり多く、再販 Blue Note 盤などでもよく目にしますが、お話しは少し Punk でとても面白かったです.
お話しはステージにも飾られていた アンディ ・ ウォーホル の描いたジャケットのことから始まり、ジャケットやジャズについての面白トークが続き、その後みんなで各テーマごとのジャケットを見て回りました.
ちなみにこのイベント、なんと無料です.
ボクは正直少しお金取ってもいいんじゃないかと思うんだけどな.
申し込み順に 20 名だけ.


● David Stone Martin によって描かれているジャケット ●
Verve レーベルでよく目にしたのが、 David Stone Martin によって描かれているジャケットです.
実はボク、なんとなく Verve レーベルが好みじゃないんですよね.
だから、彼が書いたこれらのジャケットもド・ストライクという感じではありません.
そうはいっても、展示してあるアルバムの半分くらいは聴いたことがありますし、特に "Jam Session / Norman Granz" などは昔かなり聴いたアルバムなので思い出もあります.
塙 氏所有の、 David Stone Martin のオリジナル作品が展示され、それについてもちょっと触れていました.
ジャケットのオリジナルと言えば、 Rock になってしまいますがボクの持っている Roger Dean も、 Disk Union のオークション出品されたものを購入しました.
そんなこともあり、なんとなく繋がっているのかと思う今日この頃 ・・・・ (脱線)


● Prestige & Riverside ●

● Blue Note ●
こちらは三大レーベルといった感じののジャケット ・・・・・ ボクのイメージとしては、ちょっと Riverside が格下だろうか (笑)
まぁ Verve は別のコーナーに展示されてますし、 Columbia も Miles Davis のところで展示されてるし ・・・・・ そうそう Atlantic なんていう大手もありますね.
Atlantic は金にものを言わせて、 ソール・ライター といった超有名な写真家を使ったりしてます.
そんなこと言い始めたらキリがないのがジャズの世界.
Riverside に "Blue's Moods / Blue Mitchell" が入っているのがうれしい.
ボクの愛聴盤です.
Barry Harris の "Lolita" のお話も登場しましたが、できれば "Magnificent !" だったら完璧、あのアルバムの "You Sweet and Fancy Lady" 大好きでいろいろ思い出もあるので ・・・・・・ でもあちらは Prestige でした (笑)
このあたりのレーベルだと、以前持っていたアナログ盤や聴いたことのあるアルバムがぐっと増えます.

● Blue Note Uncom promising expression から ●

● 部屋の King 盤 "Candy" ・・・ 隣はジャケ買いした 纐纈歩美 ●
やっぱり Blue Note は圧巻です.
Ornette Coleman のお話しや、中古市場での "Candy / Lee Morgan" のお話なども面白かったですね ・・・・ Ornette Coleman の写真は家に帰ってから調べちゃったくらいです.
"Candy / Lee Morgan" が市場では高価ということもおっしゃってましたが、ボクが飾っているのは キング盤 なのでダメでしょう.
ちなみに上の写真の 纐纈歩美 のアルバム、確か 塙氏 が関わっていたように思います.
アナログ盤聴けない環境にもかかわらず、ついついジャケ買いしてしまうジャズ・オタのサガ.
壁に並んだアルバムの半分くらいはアナログ盤で持っていましたが、現在はすべて CD で持ってます.
今になって思えば、もう少しアナログ盤残しておいてインテリアとして使えばよかったと大・大後悔.
今回展示してあったアルバムの中に、隅をちょっとだけカットしてあるものがありました.
その昔まだアナログ盤を買い漁っていた頃、輸入盤コーナーでよく見かけました.
そんなあたりが変に懐かしかったり.
昔 小川さん から聞いた アルフレッド・ライオン の話の中に、創設当時こんな黒人のジャケットじゃ売れないと周囲からは言われたらしいのですが、今になればこれがいいんですよね.
Blue Note は本当に正義だな.



● Miles Davis 、奥は 阿部氏の写真を使ったジャケット ●

● Bill Evens & John Coltrane ●
そして 阿部氏 のコーナーがあって、最後は Miles Davis 、 John Coltrane 、 Bill Evans の三人のアルバムたち.
まぁこのあたりは何も言うことないですね、
個人的にhentaiチックな意見を言わせていただければ、 "Ascension" も欲しかった.
あのジャケットは、もまるで 矢吹ジョー が燃え尽きたような感じでボクは好きなんですが ・・・・ 内容が内容だけに (?) ありませんでした.
Bill Evans の "On Green Dolphin Street" は 阿部氏 のところに入っているかとも思いましたが、ミュージシャンのほうで飾られてました.
とにかくこれだけのスペースに見やすく飾るってすごく大変だと思います.
何といってもアルバムの数は膨大ですから、個人の好みになるのは仕方ないですよね.
だから何か自分と似たような感じだとつい微笑んでしまいます.
ジャズ・オタはこういうのを眺めたり、話を聞きながら、頭の中でそれぞれ自分なりの何かを感じ取ってるんだろうな、きっと.

● まるで "School of Rock" ●
一回りした後、それぞれのお気に入り・秘蔵のアルバムからさわりだけ流していただきました.
原田氏 のお勧めは 1950 年代の 渡辺貞夫 氏の演奏.
まだ渡米する前ですので、ちょっと尖った感じがしましたが、他のメンバーの演奏が結構よくて面白かったです.
なにより、音が思ったより良くてビックリ.
塙氏 が選んだのは "Dippin'" から "Recado Bossa Nova" 、モノラル盤です.
これがねぇ、このモノラルというのが、感動もの.
やっぱりこうだよね ・・・・・ Blue Note は、 ジャズは !
音響的には小さなスピーカーでしたが、されど Blue Note .
このあたりは、大きなスピーカーで聴くイベントどこかでやって欲しいな ・・・・ "Recado Bossa Nova" もずっと聴いていたかった.
ちょっと爆音に飢えている、今日この頃 (笑)
家の 4311 でも十分ですが、やっぱりアナログ盤なんですよ.
全然違うもんなぁ ・・・・・・ でも、今からアナログには戻りません.

●"Dippin' / Hank Mobley " (BLP-4209) ●
改めてステキなジャケットを観ながら、それに関係したエピソードを聞いていると、まだアナログ盤を聴いていたころの記憶が蘇ってきました.
今よりも全然お金もなかったけれど、そんな少ない給料で購入したアナログ盤はとても大事に聴いた思い出があります.
あの頃はジャケット手に持ったり、眺めたりしているだけでも幸福感に浸れました.
1 時間半のイベントでしたが、なにか心がホッコリ.
終了後、 塙氏 にご挨拶して会場を後にしました.
なおこのイベントはあと数回、テーマを変えて行われるようです.
無料でこんな楽しいひと時を過ごせるので、ちょっとジャズに興味のある方はギャラリーの ホームページ 覗いてみてください.
ギャラリーを出ると外は冷たい雨、でも気分はちょっとイイ感じで 銀座 を歩いてみました.
雨の日だからジャズでも勉強しよう ・・・・・

● 2023.2.24 20:31 銀座 2 丁目 ●

● 2023.2.24 京橋で見つけた桜 ●
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24 日の夜は 京橋 でジャズのイベントに参加.
開始時刻は 18:30 でしたが、ちょうどそのころから雨が落ちてきました.
雨降りだからジャズではないんですが ・・・・・


今回参加したイベントは 京橋 にある BAG-Brillia Art Gallery で 4 月 9 日まで開催されている "POINT OF JAZZ" というイベントに合わせた "POINT OF JAZZ ギャラリーツアー" .
展示されているジャケットを、それにまつわる蘊蓄を聞きながら観ていくというものです.
開催日がちょうど CP+ と重なってくれたので、速攻で申し込みました.
銀座 でジャズと言えば、ボクにとっては 小川隆夫 さんとなりますが、たまには他の方の話を聞くのもいいでしょう.
特に最近はブログも名前ばかりになってますので.

● BAG+1 ●

● BAG+2 に展示されている鉄筋彫刻 ●
このギャラリーは BAG+1 と BAG+2 の二つあり、イベント会場でもある BAG+1 にはアナログ盤ジャケットがテーマ別に展示されています.
お隣りにある BAG+2 では、 徳持耕一郎 氏の鉄筋彫刻や、 阿部克自 氏のオリジナルプリント、関連書籍やイベントに合わせたアナログ盤などの販売も行っていました.
そう言えば、 阿部克自 氏の 写真 は以前 リコーイメージングスクエア銀座 で観たことがあります.
徳持氏 の鉄筋彫刻もどこかで一度観た記憶があるのですが ・・・・ 気のせいかなぁ.
二次元が立体化されたような彫刻なので、観る角度によっていろいろ変わってくるのが面白うです.

● 向かって左から 原田和典 氏、 塙耕記 氏 ●

● 猫が写っているジャケット ●
今回の MC は、この展示の仕掛け人でもある 塙耕記 氏とジャズジャーナリスト 原田和典 氏.
特に 塙 氏には 10 年ほど前から SNS 上でいろいろ繋がりを持たせていただき、 TBM の情報などもいろいろいただいた記憶があります.
一度ご挨拶したいと思っていたのでいい機会でした.
まだ Disk Union にお勤めだった頃、二度ほどお店に寄ったことがありましたが、アポなしだったので会えず仕舞い.
実は今回の申し込みでも、いろいろご足労おかけしてしまって感謝なのです.
原田氏 はライナーノーツの執筆もかなり多く、再販 Blue Note 盤などでもよく目にしますが、お話しは少し Punk でとても面白かったです.
お話しはステージにも飾られていた アンディ ・ ウォーホル の描いたジャケットのことから始まり、ジャケットやジャズについての面白トークが続き、その後みんなで各テーマごとのジャケットを見て回りました.
ちなみにこのイベント、なんと無料です.
ボクは正直少しお金取ってもいいんじゃないかと思うんだけどな.
申し込み順に 20 名だけ.


● David Stone Martin によって描かれているジャケット ●
Verve レーベルでよく目にしたのが、 David Stone Martin によって描かれているジャケットです.
実はボク、なんとなく Verve レーベルが好みじゃないんですよね.
だから、彼が書いたこれらのジャケットもド・ストライクという感じではありません.
そうはいっても、展示してあるアルバムの半分くらいは聴いたことがありますし、特に "Jam Session / Norman Granz" などは昔かなり聴いたアルバムなので思い出もあります.
塙 氏所有の、 David Stone Martin のオリジナル作品が展示され、それについてもちょっと触れていました.
ジャケットのオリジナルと言えば、 Rock になってしまいますがボクの持っている Roger Dean も、 Disk Union のオークション出品されたものを購入しました.
そんなこともあり、なんとなく繋がっているのかと思う今日この頃 ・・・・ (脱線)


● Prestige & Riverside ●

● Blue Note ●
こちらは三大レーベルといった感じののジャケット ・・・・・ ボクのイメージとしては、ちょっと Riverside が格下だろうか (笑)
まぁ Verve は別のコーナーに展示されてますし、 Columbia も Miles Davis のところで展示されてるし ・・・・・ そうそう Atlantic なんていう大手もありますね.
Atlantic は金にものを言わせて、 ソール・ライター といった超有名な写真家を使ったりしてます.
そんなこと言い始めたらキリがないのがジャズの世界.
Riverside に "Blue's Moods / Blue Mitchell" が入っているのがうれしい.
ボクの愛聴盤です.
Barry Harris の "Lolita" のお話も登場しましたが、できれば "Magnificent !" だったら完璧、あのアルバムの "You Sweet and Fancy Lady" 大好きでいろいろ思い出もあるので ・・・・・・ でもあちらは Prestige でした (笑)
このあたりのレーベルだと、以前持っていたアナログ盤や聴いたことのあるアルバムがぐっと増えます.

● Blue Note Uncom promising expression から ●

● 部屋の King 盤 "Candy" ・・・ 隣はジャケ買いした 纐纈歩美 ●
やっぱり Blue Note は圧巻です.
Ornette Coleman のお話しや、中古市場での "Candy / Lee Morgan" のお話なども面白かったですね ・・・・ Ornette Coleman の写真は家に帰ってから調べちゃったくらいです.
"Candy / Lee Morgan" が市場では高価ということもおっしゃってましたが、ボクが飾っているのは キング盤 なのでダメでしょう.
ちなみに上の写真の 纐纈歩美 のアルバム、確か 塙氏 が関わっていたように思います.
アナログ盤聴けない環境にもかかわらず、ついついジャケ買いしてしまうジャズ・オタのサガ.
壁に並んだアルバムの半分くらいはアナログ盤で持っていましたが、現在はすべて CD で持ってます.
今になって思えば、もう少しアナログ盤残しておいてインテリアとして使えばよかったと大・大後悔.
今回展示してあったアルバムの中に、隅をちょっとだけカットしてあるものがありました.
その昔まだアナログ盤を買い漁っていた頃、輸入盤コーナーでよく見かけました.
そんなあたりが変に懐かしかったり.
昔 小川さん から聞いた アルフレッド・ライオン の話の中に、創設当時こんな黒人のジャケットじゃ売れないと周囲からは言われたらしいのですが、今になればこれがいいんですよね.
Blue Note は本当に正義だな.



● Miles Davis 、奥は 阿部氏の写真を使ったジャケット ●

● Bill Evens & John Coltrane ●
そして 阿部氏 のコーナーがあって、最後は Miles Davis 、 John Coltrane 、 Bill Evans の三人のアルバムたち.
まぁこのあたりは何も言うことないですね、
個人的にhentaiチックな意見を言わせていただければ、 "Ascension" も欲しかった.
あのジャケットは、もまるで 矢吹ジョー が燃え尽きたような感じでボクは好きなんですが ・・・・ 内容が内容だけに (?) ありませんでした.
Bill Evans の "On Green Dolphin Street" は 阿部氏 のところに入っているかとも思いましたが、ミュージシャンのほうで飾られてました.
とにかくこれだけのスペースに見やすく飾るってすごく大変だと思います.
何といってもアルバムの数は膨大ですから、個人の好みになるのは仕方ないですよね.
だから何か自分と似たような感じだとつい微笑んでしまいます.
ジャズ・オタはこういうのを眺めたり、話を聞きながら、頭の中でそれぞれ自分なりの何かを感じ取ってるんだろうな、きっと.

● まるで "School of Rock" ●
一回りした後、それぞれのお気に入り・秘蔵のアルバムからさわりだけ流していただきました.
原田氏 のお勧めは 1950 年代の 渡辺貞夫 氏の演奏.
まだ渡米する前ですので、ちょっと尖った感じがしましたが、他のメンバーの演奏が結構よくて面白かったです.
なにより、音が思ったより良くてビックリ.
塙氏 が選んだのは "Dippin'" から "Recado Bossa Nova" 、モノラル盤です.
これがねぇ、このモノラルというのが、感動もの.
やっぱりこうだよね ・・・・・ Blue Note は、 ジャズは !
音響的には小さなスピーカーでしたが、されど Blue Note .
このあたりは、大きなスピーカーで聴くイベントどこかでやって欲しいな ・・・・ "Recado Bossa Nova" もずっと聴いていたかった.
ちょっと爆音に飢えている、今日この頃 (笑)
家の 4311 でも十分ですが、やっぱりアナログ盤なんですよ.
全然違うもんなぁ ・・・・・・ でも、今からアナログには戻りません.

●"Dippin' / Hank Mobley " (BLP-4209) ●
改めてステキなジャケットを観ながら、それに関係したエピソードを聞いていると、まだアナログ盤を聴いていたころの記憶が蘇ってきました.
今よりも全然お金もなかったけれど、そんな少ない給料で購入したアナログ盤はとても大事に聴いた思い出があります.
あの頃はジャケット手に持ったり、眺めたりしているだけでも幸福感に浸れました.
1 時間半のイベントでしたが、なにか心がホッコリ.
終了後、 塙氏 にご挨拶して会場を後にしました.
なおこのイベントはあと数回、テーマを変えて行われるようです.
無料でこんな楽しいひと時を過ごせるので、ちょっとジャズに興味のある方はギャラリーの ホームページ 覗いてみてください.
ギャラリーを出ると外は冷たい雨、でも気分はちょっとイイ感じで 銀座 を歩いてみました.
雨の日だからジャズでも勉強しよう ・・・・・

● 2023.2.24 20:31 銀座 2 丁目 ●

● 2023.2.24 京橋で見つけた桜 ●
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