大観峰

一の越 から 黒部 へ

 前回のブログでも書いたとおり昨日は休日勤務の代休でお休み、 4 連休の最後の日は山歩きに行ってきました.
 ケガをして以来、初めての山歩きだったのでちょっと不安ではありましたが ・・・・・・

 ということで、今回は TBM のアルバム紹介をちょっと休憩し山歩きのお話しを.




 行ってきたのは 立山 .
 前回は 2 年前に一人で 立山縦走 にテント 2 泊で行きましたが、今回は新しい職場の仲間 6 名で日帰り.



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 スタート地点 扇沢 駅です.
 前回 同様に 7 時 30 分の始発に乗るべく7時前には列に並びました.
 連休明けの平日ですが、相変わらず人が多いですね.



 今回はそれぞれの行列風景でもアップしてみますか.
 これだけだったらとても山の記事とは思えなかったりします.




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 これが最初の トロリーバス 乗り場、始発は 7 時 30 分.




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 黒部ダム 駅からダムの上を歩き 黒部湖 駅に、ここから 黒部平 まで ケーブルカー .
 ちなみに帰りの ケーブルカー では、団体の観光客のオバさまたちか競って前に陣取っていましたが、すべてトンネル内のためまったく景色は観ることができません.




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 黒部平 駅から 大観峰 へは ロープウェイ .
 ここは絶景が観れるので位置取りが大事です、ボクらは急ぎ足で先頭をゲット (笑).




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 大観峰 から 室堂 まで最後の トロリーバス .




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 これが トロリーバス .
 昔はいろいろなところで走っていたようですが、現在はこの "黒部立山アルペンルート" の 2 路線のみ.


 ここからはちょっと山の写真など.
 広角 L レンズがアンプに変わってしまったので、 18-135 ズームでの撮影ですが、こういった広大な風景を目のあたりにすると、やっぱりステキな広角が欲しくなります.




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 まずは 黒部ダム .
 ほとんどトップ集団だったので、まだ写真の向こう側には誰もいません.
 黒部湖 も風がないのでキレイに風景が映っていますが、もう少し時間に余裕があればいろいろカメラの設定を変えたかったところです.




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 ロープウェイからの景色、この写真の左上から降りるのが今回のルート.




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 立山 到着です.
 到着時はかなり青空も見えましたが、少し歩くとガスってしまいまた青空がのぞくといった感じでしたが、午後はずっと晴れ.




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 他の 5 名は 立山 に来たのが初めてだったので、 ミクリガ池 を見てから.



 昨日のルートは 室堂 〜 浄土山・龍王岳 〜 一の越 〜 東一の越 〜ダンボ沢 〜 黒部ダム .
 今回は、登山というよりも下りがほとんどですので山歩きのほうがいいかな.

 と、軽い気持ちで出かけたのですが、終わってみれば超ハードな山歩きになってしまいました.


 

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 龍王岳 から 一の越山荘 へ下ります.
 右の斜面を横切っているのが、ボクらのこれから行くルート.
 よく見ればここからでもすでに 4 か所ほど残雪のトラバースがわかりますね.


 通常だと全行程 6 時間もあれば下れるはずでしたが、とにかく障害だらけ.
 まず、思いのほか雪が残っており、残雪のトラバース箇所がかなりありました.
 おまけに 東一の越 までのトラバース箇所は上の写真のような斜度があり、足を滑られたらほんとにシャレにならない.
 トレースはかすかに残っている程度で、まったくわからないところも.
 あまりにヤバそうなところは、雪を避けて行こうとしたのですが、こちらはこちらで濡れていて雪と同じくらい滑る状態で、危険度激高.




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 東一の越 までのルートはほとんどこのくらいの斜面.
 危険な場所もなく、雪さえなければまったく問題ないルートです.
 景色もすごくきれいですし.


 東一の越 まではほぼ一直線のルートなので、トラバースだけ気をつければよかったのですが、問題はその後です.

 東一の越 からの登山道が荒れていて、危険がいっぱい.
 残雪トラバースが数か所あったり、ロープのあるところもほとんど崩れているし、ハシゴも壊れてる.
 途中からはそれなりの登山道で問題なかったのですが ・・・・・・・・

 ですので 東一の越 からの写真は全くなしです m(_ _)m


 当初は余裕で 黒部ダム 17 時 35 分の最終便で帰る予定でしたが、ボクともう一名は 黒部ダム まで歩くと間に合わない可能性があったので 黒部平 にエスケープ.
 実は計画の段階から、もし時間どおりにいかない場合はここにエスケープする予定でした.
 残りの若手 4 名はほぼ駆け足で 黒部ダム まで.



 まだまだ残雪が多く、ルートによってはアイゼン持参した方がいいということを痛感させられました.




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 扇沢駅 売店で見つけた "ハサイダー" .
 ボクは知らなかったんだけれど、結構有名らしいですね.
 破砕帯 から流れ出している水を使ったサイダーのようです.
 破砕帯 については映画 "黒部の太陽" を観ていただくととても勉強になり、 黒部ダム そのものの見方も違ってくるんじゃないでしょうか.




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 最後はやっぱりこの山でしょう.
 ガスの中から顔を出した 立山 の象徴 雄山 .


 とりあえず、最終より一本前の トロリーバス で無事に帰ってくることができました.
 肉体的にも精神的にもかなり疲れた山歩きでしたが、 東一の越 での雄大な風景の中でみんなで食べた昼食は最高だったなぁ.

 だからまた山に行きたくなっちゃうんだよねぇ (笑)

雷鳥沢 でのキャンプ

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 立山 から帰ってきて、一日仕事してから、今度は 東京 でした.
 これは いつもの講習会 なのですが、さすがに先週はハードな一週間でした.

 おかげで金曜日の夜はお疲れと寝不足による睡魔で、途中ダウン.
 昨日の土曜日は一日中エアコンの効いた部屋での講習会だったので、夕方から今朝にかけて身体がだるく、絶不調でした.
 今日の午後辺りからようやく復調.



 それにしても東京は暑いですね.
 数日前の 立山 の涼しさを忘れてしまうようです ・・・・・・・・・
 忘れないうちに、縦走以外のことを少し記録しておくことにします.



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 ここが長野県側からのスタート地点でもある 扇沢駅 の駐車場.
 三段ある駐車場の奥二段はガラガラで空いているように見えますが、実は登山する人たちは、写真中央一番奥の林に囲まれた無料駐車場に停めるんです.
 手前のアスファルト駐車場は有料なので、後から来た人たちが停めるんですよね.
 この写真は帰りに駅の建物から撮った写真なのですが、結構な車が有料駐車場に入っていました.



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 そしてこちらが、 23 日の早朝 6 時 30 分ごろの無料駐車場ですが、ほとんど一杯状態です.
 ボクが着いた時には 10 台くらいの空きがあった程度です.
 危うく高額な駐車料金払うことになるところでした.
 若干駅からは離れていますが、歩いてのほんのわずかです ・・・・ 早めに家を出て大正解でした.



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 これが 扇沢駅 ・・・・・・ まだ始発前なので、人もまばら.
 ただ、建物の中に入ると、すでに始発を待つ登山者が 30 〜 40 人ほど並んでいました.



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 はい、並んでいます.
 扇沢 から 黒部ダム までがトロリーバスで 16 分、 黒部ダム から 黒部湖 まで 15 分ほど歩き、 黒部湖 から 黒部平 まで 5 分、 黒部平 から 大観峰 までロープウェイで 7 分、 大観峰 から 室堂 までトロリーバスで 10 分の行程です.
 往復料金で 8,800円 、 10kg 以上の手荷物料金が 1,200円 で、ちょうど 10,000円 でした.



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 この時間にいる人たちのほとんどは、 室堂 辺りまで行く人たちばかりなので、こんな景色を楽しむことも無く、ひたすら先を急いでいました.



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 幸い、すべて始発に乗ることができたので、 9 時ちょっとすぎに 室堂 に到着しました.
 雄山 方向はガスって全く見えませんでしたが、雲の間からはとっても青い空が見えています.
 ここから 雷鳥沢キャンプ場 まで、約 20kg の荷物を担いで歩きました.
 かなり応えて、疲労感ありあり、途中何度も停まっては息をつきました.
 でも、今日写真のデータを見て見たら、 1 時間かからないでキャンプ場に着いていました.
 歩いている時はとてもつらかったので、もっと時間かかったとばかり思っていたのですが ・・・・・ .



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 ミクリガ池.
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 ミクリガ池温泉 の建物

 雷鳥沢 までは、こういった整備された石畳の歩道を行くのですが、途中アップダウンがあるのでかなり疲労を感じちゃいました.




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 こちらは 地獄谷 ・・・・・・ こちらにも歩道はありますが、ガスの噴出が多いため本年度は通行不能になっていました.
 この硫黄臭はかなり離れても匂ってきます.



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 雷鳥沢ヒュッテ が見えてきました.



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 そしてようやく 雷鳥沢キャンプ場 が眼下に見えてきました.
 この最後の坂が ・・・・・・ 行きも帰りもキツかった.
 まだ時間が速かったので、数えるほどしかテントがありません.


 それでも、途中で見る風景の美しさや、心地いい風を感じながらのトレックなのです.



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 この 3 枚の写真、 1 枚目向かって右側の 一ノ越・雄山 から 3 枚目中央付近の 剱御前小舎 までの縦走 ・・・・・・ よく歩けたものだと、改めて感心してしまいます.
 ただ、距離的には 10km も無かったんですよね ・・・・・・ 時間が結構かかったので、体感的には 15km くらい歩いた気分でした.



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 最終日、早めにテントを撤収し 室堂 へ ・・・・・・・ この日は最初から ホテル立山 で朝食を食べようと思っていたのですが、ほんの数分の差でレストランのモーニングが終了.
 仕方ないのでティーラウンジで、アップルパイとコーヒーでした.
 何気なく外を見たら、かなりの雨が降っていました.

 そういえばこの三日間、まったく雨にあうことなく過ごせました.
 それだけでも、十分満足しないとね.




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 今回、折角だから夜の風景も撮ろうとバルブ撮影にチャレンジ.
 19:30 頃はまだ明るすぎてダメだったので、 20:00 過ぎに再チャレンジ.
 ところが、恐ろしいほど寒くなっていて、なんとか一枚だけ撮ったあとは早々にテントに入って、寝袋の中でぬくぬくしながら、 Blue Note を聴いていました.


 ということで、今日は 立山縦走 以外の事を書いてみました.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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